冬の米坂線・旧型気動車と酒と温泉の旅(5)
2009年 01月 17日 (土) 23:38 | 編集
- 高畠ワイナリーでワイン買い漁り -

昼食を終え、米沢駅へと戻る。時間は14時位。

ここから、次の目的地の高畠へと向かうのだが、時刻表を見たところ、次の列車(特急「つばさ」)はなんと高畠通過!!


…しまった。うっかりしていた。

そうだ、「つばさ」は米沢?山形間全ての駅を停車するワケじゃあ無いんだ。高畠や赤湯には停車する列車と通過する列車とあるんだった。


その次の列車となると、今から50分ほど待たなくてはならない。


…ええいそんなに待てるか!!と、タクシーを利用することに決定。

米沢から高畠まで、列車でわずか2駅。料金はほんの190円。なら、タクシーでも10分程度で行けるだろう。



だが…そう考えたのが甘かった。



白く雪化粧した山々を遠くに望みながらのドライブ。タクシー運転手さんとの会話も弾み、楽しい移動のひと時…などと思ったのもつかの間。

10分経っても目的地には一向に着く気配は無く、メーターはぐんぐん上がって行く。




結局、高畠の駅まで行くのに時間にして約30分。

料金はなんと6000円オーバー!?
…あ痛たた…思わぬ出費orz



そうだ。地方の2駅は、都会の2駅とは違うのだ。

確かに、東京近郊なら2駅なんて大した距離じゃあ無い場合がほとんどだ。しかし、地方へ行けば行くほど、駅と駅の間の距離は長くなる。たった1駅の間が10キロ近く離れている、なんてケースだってある。

たった2駅、たった190円だからってナメちゃあいけない。そんなローカル線の基本をすっかり忘れていた。


更に更に、冬季の間は山形県内の特定地域は(おそらく積雪の為だろうが)タクシー運賃が2割増になっているのだ。それで余計に料金が上がってしまった、と言うのもある。
まあドライブ自体は本当に楽しかったんだけどね。運転手さん面白い人だったし。



まあ、痛い出費なのは確かなのだが、そうは言っても仕方が無い。とにかく高畠の駅までやって来た。

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この駅、なんと構内に浴場があったりする。ここでひとっ風呂…もイイのだが、僕には行きたいところがあるので、駅に荷物を預けて先を急ぐ。


向かうは「高畠ワイナリー」。駅から雪道を10分少々歩くと辿り着く。

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大きな洋風の建物が、平原の中にぽつんと建っている。

この高畠ワイナリー、僕はあまり知らなかったのだが、山形を代表するワイナリーらしく、せっかくこの辺りまで来るのだからまあ、覗いてみようと言うことに。


受付を済ませ、中へと入る。ワインの製造工程を見学出来る様になっているのだが、しかし今はシーズンオフの為かほとんど稼働してなく、ハッキリ言ってあまり何も観るものは無い。

さっさと見学を済ませ、一番奥の売店兼試飲コーナーへ。

試飲出来るワインは十数種類。ほとんどが甘口のものや、いかにも「お土産ワイン」と言った雰囲気のものだったが、2,3種ほど辛口のものもあり、それをテイスティング。

ピノブランのワインなんかは、サッパリとしていてなかなかに感じが良い。本場アルザスのものと比べれば幾分甘いかな?と言う気もするのだが、日本産ピノブランでこれだけのものが出来る、と分かっただけでも収穫。


…が、これらは買わずw


試飲出来るワインとは別に、本格的な造りのワインが何種もあり、その中の樽貯蔵シャルドネ種のワインを3本。うち1本はこのワイナリーの中で今現在一番高い1本(約5000円w)


更に実家の土産用にスパークリングワインを1本の計4本。

更に更に会社の土産にとお菓子買ったりでいつの間にか1万5千円以上使ってたwww
先程のタクシー6000円出費のせいで自分の中で何かが吹っ切れたらしい。


買ったシャルドネのワイン3本は、今後、ゆっくり家で楽しむとしよう。一体どんな味なのか。とても楽しみで興味がある。

しかし…どうしてこれらのワインに試飲が無かったのだろう。ワイナリーを訪れる客は、単なる観光客だけじゃなしに、ワイン好きだって多いだろうに。

そう言った客は、お土産ワインよりも本格的なワインを試してみたい、と、きっとそう思うハズなんだけどなぁ。


冬の米坂線・旧型気動車と酒と温泉の旅(4)
2009年 01月 17日 (土) 09:10 | 編集
- 米沢鯉を食べる -

米沢駅を出て、まずはここで昼食タイム。

さて、米沢と言えば有名なのは米沢牛。実際、街中には何件も、牛肉料理を看板にした店が並んでいる。



…が、実を言うと、僕は肉が嫌いでほとんど全く食べられない。



米沢まで来て米沢牛を食わずに一体何を食うんだwと言う気もしなくも無いが、とにかく、牛以外で米沢の名物は何か?を事前に調べたところ、鯉が有名だと言うことが分かった。

そこで鯉料理の店へ行ってみることにする。「鯉の六十里」と言う店が駅から徒歩10分少々のところにあるらしいので、そこへ向かう。


駅からそんなに遠くないから…と、歩いて行くことにする。今日の米沢は、風もなく穏やかな晴天で、白い世界の中を暖かな日差しを浴びて歩くのはとても気持ちが良い。


…などと思ったのもつかの間、見事に道に迷う。



ああ…またか。まただ!!!


僕と言う人間は、かなりの方向音痴と言う旅好きとしては致命的な欠陥を抱えていて、旅に出る度に毎回必ず1回はどこかで道に迷う。

それで時間をロスしてしまい、行きたかった場所に行けず終いになる…なんてコトもしょっちゅうだ。


ただでさえ、慣れない雪道で歩くのに難儀する中、道が分からなくなりほとほと困る。

途中にあった、「宮坂考古館」で場所を尋ね(受付の人が親切で地図まで渡して説明してくれた)、それでようやくたどり着いたのだが、結局1時間近くうろうろしていた様な…。


「鯉の六十里」はちょっと裏通りの分かりにくいところにあった。確かにこれでは、僕がたどり着けなかったのも無理は無い。

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結構大きな建物で、すぐ近くには池があり、そこで鯉を泳がせている模様。

中に入ると、1階では鯉を使った食品などが売られ、2階が食事処になっている。

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和風の、結構立派な部屋に通される。お客も他におらず、独りでこの空間を占有するのはちょっとイイ気分。


昼のメニューは、定食が3種類あったのだが、この中から僕が選んだのは「鯉丼定食」。

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味噌汁と鯉丼をメインに、奥には鯉の洗いに刺身。手前の皿には鯉煎餅に鯉の煮こごり、鯉の燻製の3点セットと、もう鯉づくし鯉三昧。そこに山形郷土料理の「冷や汁」が花を添えている。

これで2100円。料金だけ見ればちょっと高い気もするが、この内容なら納得だ。


さて、肝心の味の方だが、これが美味い!! とにかく美味い。

鯉丼は、鯉の切り身を蒲焼の様にして焼いたものを載せてある、言わば鰻丼の鯉版と言った感じ。この鯉が香ばしくて柔らかく、また臭みもクセも何も無いのには驚いた。

川魚には、海の魚には無い独特の泥臭さの様なものがあるものなんだが、それが全く感じられない。これは鯉が良いのか料理法が良いのか…多分その両方なんだろうな。

昔、信州で鯉の「甘煮」を食べたことがあり、その時は身が固い魚と言う印象を受けたのだが、この鯉丼の鯉は全く違っている。しっとりとして、トロリと口の中で溶ける。脂も適度に乗っているが、しかし決してクドくは無い。

洗いに刺身はコリコリした歯ごたえで、さっぱりとしている。鯉煎餅や燻製、煮こごりも変わった感じで面白い。

郷土料理「冷や汁」は、「汁」と名が付いているものの、実際にはおひたしの様な感じ。これも他にはなかなか無い、いかにもその土地ならではの料理と言った感じで楽しい。

更に最後はデザートが出てきたのだが、このデザートが和風ゼリーの中に鯉の卵が入っていて、デザートまで米沢鯉を満喫!!なまさに鯉フルコース、と言った感じで大満足の昼食だった。


…米沢の美味いものは、やっぱり米沢牛だけじゃあ無かった。



食後は駅へと戻りがてら、先ほど道案内をしてくれた「宮坂考古館」を訪ねてみる。

親切にしてくれたから、と言うのもあるが、僕はもともと博物館や美術館の類が好きで、地方にあるこういった小さな「○○館」と言うのを見かけるとついつい立ち寄ってしまいたくなる。

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「宮坂考古館」は本当に小さな博物館で、上杉家関連の展示だとかが色々されていた。武将達の甲冑なんかも置いてあり、中にはあの「かぶき者」として名高い前田慶次の鎧なんかもあった。


そう言えば今年の大河ドラマが直江兼続と言うことで、上杉家ゆかりの地である米沢はあちこちで盛り上がりを見せていたが、結局今回の旅行中、上杉家関連で訪れたのはこの「宮坂考古館」だけだったと言う…。


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冬の米坂線・旧型気動車と酒と温泉の旅(3)
2009年 01月 17日 (土) 02:00 | 編集
- 旧型気動車達とたわむれる -

米沢駅に着き、まずは記念撮影。

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今まで乗って来たキハ52と一緒にパチリ。セルフタイマー使っての自分撮りも我ながら手慣れたものだw
独り旅ばかりしているとこういうどうでもいいスキルばっか上がるのな。



…と、ホームを見渡すと。

あちらにも、こちらにも旧型気動車達が!!!


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真ん中のキハ52は国鉄色で、前面強化タイプ。と言うことは恐らく、僕が一昨年に乗ったコだ。


国鉄色のキハ52がもう一体いて、そちらは前面強化じゃないスッキリ顔。

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ああっ何と言うハンサムさん!! と言うかカワイイ!!! 萌え?!!!!!
(テンション上がり過ぎて若干壊れるw)


こうして見るとやっぱりキハ52には国鉄色がよく似合うなぁ。

僕は、キハ58には国鉄色よりもむしろJR各社オリジナルカラーの方が似合うと思っているのだが(よねしろ色と南三陸色は本当にハマり過ぎだった)、でもキハ52はJR色よりも国鉄色の方が良いかもしれない。



そしてこのキハ52。やはりキハ40と組んでいるのだが、その40の方も凄いことに…。





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なんと 首 都 圏 色 !!!
(通称:タラコ)



実を言うと今まで、キハ40なんて52や58に較べればどうでもイイ車両だなんてバカにしてたんだが、正直スマンかった。

なんかすっごいカッコイイんですけどこのタラコ40。朱色一色と言う単純極まり無い塗装なんだけれど、そのシンプルさがこのキハ40と言う車両の魅力を最大限に引きだしていると言うかなんというか。


…ああっ、後光がさして見えるよ…まぶしい、まぶしいぜキハ40。
(単に日光が反射しているだけ)


キハ52国鉄色+タラコなキハ40と言うこの恐るべき萌え編成。

12時16分米沢発の運用に入ると言うことで、とても乗りたいと後ろ髪引かれる思いだったのだが、この後のスケジュールに響くからと、泣く泣く僕はその場を去ったのであった。


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