三浦半島・海と美術館の日帰りぶらり旅。
2009年 05月 14日 (木) 11:51 | 編集
昨日は京急の「三浦半島1DAYきっぷ」を使ってぶらりと日帰り旅に。

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この切符を使うと金沢文庫以遠の京急線電車・京急バスが乗り降り自由になるのだ。料金は発売駅によって異なるが、品川からの場合だと1900円。


この切符を使って、三浦半島の美術館だとかを中心にあちこち回ってみることにした。



まずは汐入の駅で降りて、衣笠行きのバスに乗り換え。金谷バス停下車で歩いて数分の「カスヤの森現代美術館」へ。

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閑静な住宅街の中にある、こじんまりとした個人美術館。裏庭には竹林があって野鳥の声が聴こえてきたりと素敵なロケーション。小さな美術館なので収蔵品も決して多くはないけれども、個性的な現代芸術の数々に目も心も奪われる。

個人的には、昔、愛知県の豊田の美術館で見た「宥密法」の作品に再び出会ってしまったのが結構衝撃的だった。あれ、本当に意味分かんないんだよなぁ…。

地方の個人美術館って、オーナーの個性が前面に押し出されて、規模こそ小さいけれども建物やロケーション、展示方法が凝ってて楽しめるところが多い。


続いて、バスで汐入駅へと戻り、電車で馬堀海岸の駅へ。ここから観音崎行きのバスで「横須賀美術館」へ。ここが今日のメイン。

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広大な芝生の中にかなり大きなガラス張りの建物が姿を現す。見るからに開放的な造り。

この日は企画展で「花」にまつわる絵画や美術品の展示が行われていた。最初の方は花を写実的に描いた絵の数々があり、その辺りは特に感銘を受けなかったのだが、最後の方は花をモチーフにしながらも何がなんだか分からなくなっている様な現代アート的なアプローチの作品が色々とあって、この辺りは観ていて本当に面白かった。

どうも自分、ぱっと見てそれと分かる絵(例えば風景画だったり写実的な人物画だったり)よりも、難解で前衛的と言うかちょっとおかしい位の作品の方が好きらしい。


美術館屋上は展望スペースになっているのだが、その一角にこんなプレートが。

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「恋人の聖地」、だそうな。



…独りで訪れて悪かったなwほっといてくれwww
つか、俺思いっきり映ってるなw


この美術館、別館で谷内六郎館と言うのがあり、こっちは昔、週刊新潮だか何かの表紙絵をずっと描いていた人の展示がされていたが、それがなかなか良かった。昭和中期の情景と子供をテーマにした絵の、一つ一つに本人の文章が添えてあり、これがユーモアたっぷりでクスリとさせられる。


さて。美術鑑賞の後は館内併設のイタリアレストラン「アクアマーレ」で。実を言うとこの昼食こそが真の意味での本日のメインw 美術館のレストランってなかなか美味しいところが多いし、ここのレストランは平日だと言うのにかなりの盛況で期待できるのでは?と思ったのだ。

奮発して3800円のコースを注文。前菜5種の盛り合わせに、3種のパスタの中から1種をチョイス、そしてメインは肉か魚のどちらかを選ぶと言うメニュー。食後にはデザートとコーヒー付き。

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前菜はカツオの西洋風たたきにスペイン風オムレツ、サワラのマリネに、何かの魚(何か忘れた)のカルパッチョ風。そして豚肉。肉嫌いなので豚肉は食べなかったが、他はどれも美味い。ひんやりと冷やされ、酸味のきいた味付けのものが多く、これからの季節にはピッタリだ。

パスタは生シラスのオイルソースを。これも美味。パスタがしっかりとしたコシがありながらももっちりとして、なにより小麦の味がきちんとする。ソースに負けていない。 しっかり「麺を味あわせる」パスタだ。

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メインはスズキと野菜のソテー。これが本当に美味かった。スズキの身はナイフを入れるとサックリホロリと崩れて、口に入れるとしっとり滋味が広がる。そして付け合わせの野菜がこれまたとても美味しい。大地の旨みがぎゅっと凝縮されていて、かみしめる度にそれが口中に広がる。スズキの海の風味と野菜の土の香り。そのマリアージュ。ああ、まさに口福。

スズキなんてあまり大した魚じゃあないイメージがあるけれど、フレンチだったりイタリアンだったり西洋料理の技法にはホント良く合うんだよなぁ。元々の身が淡泊なだけにオリーブオイルやクリームソースとの相性がイイんだろうな。

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デザートもやばかった。イチジクのタルトに薔薇か何かの花びらをあしらったパンナコッタ。このパンナコッタが美味過ぎる。トロットロにミルキーでクリーミィ。

そして昼間っからワインを飲む。イタリアの白。品種はピノ・グリージョをカラフェで。青リンゴの様な香りのスッキリ白。飲み干すとほんのり蜂蜜の香りを感じるものの、味わいの大半が青リンゴ的な雰囲気の爽やかテイスト。同じ品種でもアルザスのピノグリとは全然違うよなぁ。

しかしイタリアの白ってどの品種飲んでも基本的にこんな味だよなぁ。大体が青リンゴや、ややもするとヨーグルトみたいな甘酸っぱい香りで、でも飲んでみると香りほどに酸が鋭いワケでも無くって酸も甘みもほどほどで軽ーい雰囲気のお食事ワインって言うか。


大満足のランチの後はバス終点の観音崎へ。灯台とか見てぶらぶら。て言うか灯台が何気に坂道登らないと辿り着けず、昼間から酒あおった身には少々辛かった…。

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その後は観音崎からバスで浦賀へ。ここから京急電車。金沢八景経由で新逗子へ。

この時、金沢八景~金沢文庫間の東急車輛工場に、新型成田エクスプレス259系の姿が見えたので一人大興奮。


そして再びバス。新逗子~葉山~長井~三崎口へ。これは単にこのルートのバスに乗ってみたかったから。それと東京近郊のリゾートとして有名な葉山と言うのも見ておきたかったし。葉山バス停のすぐまん前に葉山御用邸があった。

葉山~長井間はバスは海沿いを走るのでなかなかに風情がある。それ以外の区間は…まあ…普通、かな。でもこのバスが、どの区間も本数がかなりあるので助かった。田舎の方へ行くとバスも一日に数本とかざらにあるけど、さすがに神奈川県は東京圏と言うかなんと言うか。乗り継ぎもほとんど待たずにスムース。


最後は三崎口から京急線に乗って帰路…となるのだが、ここで最初に乗った三崎口発の快特が使用車両は2100形で申し分無いものの久里浜どまりで、久里浜で乗り換えの車両が1500形で絶対に乗りたくない!wのでもう一度三崎口まで引き返し、ここで600形使用の品川行き快特で改めて帰路につけると言うなんとも最後が締まらない結末w

まあ、この締まらなさがなんとも僕らしいと言えばそうなんだが。


しかし、春~初夏の日差しが心地良い、なかなかに充実した旅だった。
まあ昼間っから贅沢して酒飲んでただけな気もするんだがw


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