「わかば*ガール」。
2013年 10月 31日 (木) 21:11 | 編集
では、今月26日発売のKRコミックスの中から、原悠衣先生「わかば*ガール」の感想っぽいものを。


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原悠衣先生と言えばご存じ「きんいろモザイク」を描かれた作家さん。その原先生が2010年ごろに描かれた作品ですね。

この「わかば*ガール」、芳文社からKRコミックスレーベルの1作品として発売されましたが、実はきららの作品ではありません。

なんでも「乙女通信」と言うアンソロジーシリーズに掲載されていたものですが、「乙女通信」自体が休刊となってしまった為に未完となったままだったのを、今回芳文社の方でコミックス化した…と言うことらしいです。

僕は「乙女通信」のことは全然知らなかったのでこの作品のこともほとんど何も知らないと言う感じでしたが、でも原先生の作品、しかも「きんモザ」と同じく4コマと言うことで買ってみました。


さて。登場人物は4人。女の子仲良し4コマとしては4人組と言うのは割と定番的な人数と言えばそうかもしれませんね。

登場人物を一人ずつ紹介していきますと…

中央下の黒髪ロングの美少女が小橋若葉ちゃん。本作の主人公ですね。
中央上のメガネの美少女が真柴直ちゃん。
右側のふわふわ髪の美少女が時田萌子ちゃん。
左側のピンク髪の美少女が黒川真魚ちゃん。

と、4人全員がとても美少女です。言うまでもないですが。


でも、原先生の作品だから登場人物みんな可愛いのは当たり前。そして原先生の作品だから当然、かわいいだけで終わるハズが無いんです!!


この作品…一言で言えばハッキリ言ってかなり頭おかしいです!!(褒め言葉)


主人公の若葉ちゃんはかなりのお嬢様。なのにお嬢様学校に行かずに普通の高校にやって来ています。その理由が「頭が悪くて入れなかった」と言うあんまりなモノ。

そしてそのあんまりな理由が物語始まって早々、本編の2ページ目にオチとして明かされると言う始末。

基本的にはその若葉ちゃんの、お嬢様なところから来る世間知らずなズレっぷりと、それに対する周りの反応とで話が進んで行く感じでしょうか。

一応本人としては「ギャルになりたい」と言う願望がある様ですが、実際にはギャルになりたいと言うよりは普通の女子高生らしく生きたいと言うだけっぽいですね。

もっとも、お嬢様故に「世間の普通」を知らないのでそれがズレとして生じてしまうのですが。


ズレっぷりにも色々なエピソードがありますが、個人的にツボったのは皆に遊んでもらったお礼にと若葉ちゃんが現金を差し出そうとするシーン。

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これ、勿論彼女は全く悪意も他意もなく、純粋にお礼としてやろうとしているのでしょうが、結果的になんだか物凄く「黒い」行為になってしまってますw

この辺りの、ピュアな少女がズレた思考から真っ黒な行為をしてしまうのは「きんモザ」のシノにも通じるところがあってなかなか興味深いです。


あとの3人のうち、萌子ちゃんは見た目通りにふわっとした感じ。4人の中で最も常識的でまともなイメージがあります。

真魚ちゃんは元気っ娘でいわゆるトラブルメイカー的な役回り…かと思いきやそうでもない。原先生の作品の場合、「きんモザ」なんかもそうですが全員が全員ちょっとずつズレてるので明確なトラブルメイカーとか存在しないんですよねw


問題はメガネっ娘の直ちゃん。外見的にはいかにもクールで理知的なメガネ美少女と言ったたたずまいなのですが、もしかしたらこの作品中で一番おかしいのは彼女かもしれません。

大体、メガネっ娘な上にボクっ娘でスポーツ少女でその上おっぱい大きいのに実はオタクで腐女子とか色々と属性詰め込み過ぎだと思うんです!! でもこんだけ詰め込んできちんとキャラが成り立っているのが恐ろしいw


そんな4人の楽しくもちょっと(かなり)ズレたおかしな学園生活や日常が描かれた4コマと言った感じですね。このやり取りの雰囲気は「きんモザ」の原作を読んでいる方々ならなんとなく想像付くかと思います。

ただ、正直「きんモザ」よりもちょっと上級者向けかもしれません。ぶっ飛び具合と言うか頭のネジの外れっぷりと言うかが…w

逆にギャグ漫画としてはむしろ「きんモザ」よりもストレートに爆笑できる要素が強い様にも感じました。どちらにせよ、「かわいい」と「おかしい」をこれだけ自然に同居させられると言うのは本当に凄いことだと思います。


さて、今回の「わかば*ガール」もつい、特典集めをしてきてしまいました…w

いやだって、原先生だもの…ねぇ。


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上から順にゲーマーズのブロマイド、HMV通販のブロマイド、メロンブックスのポストカード。

それぞれ、真魚ちゃん・萌子ちゃん・直ちゃんのソロのカットとなっていますね。これ、コミックス表紙の絵が元になっている様ですね。デザインは全て共通。


アニメイトのポストカード。

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4人全員集合。絵柄自体はコミックス冒頭の登場人物紹介の部分が元になってるっぽいですね。

しかしこうして、それぞれの名前が書かれていると分かりやすくて良いですね。あと、それぞれの名前の字の書き方なんかにそれぞれの個性が凄く良く出ていると思います。


こちらはCOMIC ZINのポストカード。

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4人集合の絵ですが、色の塗り・絵のタッチが表紙イラストや他の特典類とちょっと異なった雰囲気になっていますね。

どちらかと言うと、少し前の原先生の絵っぽい感じでしょうか。それこそ、「きんモザ」連載開始直後位の絵と言いますか。


最後にとらのあなの掛け替えカバー。

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表は4人全員集合、裏は若葉ちゃん一人と言う絵ですね。表の絵はCOMIC ZIN特典と同じ絵柄となっていますね。


せっかくなのでセットしてみましょう。

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オリジナルの表紙とは一味もふた味も異なる雰囲気の表紙となっています。絵柄の違いもですが、背景の色やデザインなど全てが異なっていて、両者を見較べるのもとても楽しいですね。


そんな「わかば*ガール」、ギャグ要素も強いですが普通に可愛らしい日常系作品としても読めますし、根底には仲良し女の子同士のお互いを思いやる優しい気持ちや友情やぎゅっと詰まってて、読んだ後でとっても暖かい気持ちになれます。

値段も通常のKRコミックスよりも安いですし、「きんいろモザイク」にハマった方には是非一度こちらも買って読んでて頂きたいなぁ…と、そう思います。


Comment
この記事へのコメント
なんか読んでいてどう「頭おかしいか」を具体的にこれでもかというほど書いてくれてて、いい記事だと思います。わたしもただの日記帳じゃなく、こういう読ませる記事を書いてみたいものです。
2013/ 11/ 02 (土) 13: 32: 06 | URL | minami # 22hNL7Yc[ 編集 ]
>minamiさん
ありがとうございます。そう仰って頂けるととても嬉しいです!! 書いた甲斐がありますw

しかし、「頭のおかしさ」って言語的と言うよりは感覚的なものなので、文章に起こすのは難しいですよね…。
2013/ 11/ 02 (土) 18: 11: 13 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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