気まぐれディスクレビュー・HEIKO LAUX「THE OLDSCHOOLSTREET」。
2013年 12月 06日 (金) 00:00 | 編集
えっと…。

数ヶ月前に「ブログ本来の趣旨に立ち戻るべく(?)たまにはディスクレビューやろう」なんて言ってたのにこのところずっと全く何も音楽ネタ書いてなかったのですが久々に気まぐれなディスクレビュー行ってみますw


今回はガッチガチなテクノを取り上げてみたいと思います。


HEIKO LAUX/THE OLDSCHOOLSTREET


theoldschoolstreet00s


HEIKO LAUX(ハイコ・ラウ)はドイツのテクノアーティストでKANZLERAMTと言うテクノのレーベルを運営している人物ですね。

実はこのKANZLERAMTと言うレーベル、僕が昔テクノに一番ハマって頃に物凄く好きだったレーベルで、当時は出る盤はCDもアナログも全て買い集めていました。実際、CDは確かこのレーベルのはコンプリートしたハズ…。

(そして現在、CDをリリースしていないので未だにコンプしたままのハズ?)


KANZLERAMTと言うレーベルは初期の頃はかなりダークでミニマルな音を中心にリリースしていましたけど、途中からはデトロイト直系の流麗なサウンドに変わっていった印象がありますね。

ドイツならではの硬質なリズムにデトロイトの流れを汲む美しい上音。その組み合わせが織りなす唯一無二なサウンドがとても大好きで、本当にハマってよく聴いていました。

その音の転機となったのは、DIEGOそしてALEXANDER KOWALSKIの2大アーティストによるものが大きいのかな…と思うのですが、それは今回のこのレビューの趣旨とはちょっとズレちゃいますのでここでは割愛しますw


さて。このアルバムなのですがリリースは1998年。なので、KANZLERAMTと言うレーベルをハイコさんが始めてそんなに間も無い頃の作品かと思います。

ちなみにこのアルバム自体はKANZLERAMTからのリリースではありませんが、裏ジャケットを見ると同レーベルにゆかりのある名前が見られますね。

JOHANNES HEILやANTHONY ROTHER…二人ともKANZLERAMTの立ち上げに尽力した人物ですね。今はこのレーベルをほとんど離れてしまっている感じですが…。


このアルバムなんですが、収録全9トラックのうちほとんどが他アーティストとの共作によるものの様ですね。そして特筆すべきは各トラックには曲名がありません!!

本来曲名が書かれるべきところにはただ、共作者の名前が記されているだけだったりしますw

まあ、これってテクノとかクラブミュージックではそんなに珍しいことでも無いんですけどね。


9つのトラックはどれもがとてもディープで非常にミニマル。BPMはややゆったり目で、クラブでハードに踊らせると言った感じではないのだけれど、でも太いキックの効いた硬質な音はやっぱりドイツテクノならでは。

KANZLERAMTからリリースされているハイコさんのトラックや、また彼のDJプレイなんかはレーベルのカラーに近い、デトロイティッシュで流麗なサウンドが基調ですが、このアルバムで聴ける音はそれとはかなり雰囲気が異なりますね。


それは一見「地味」とも取れます。どのトラックを取っても曲中で劇的な展開や分かりやすい印象的な上音があるワケではありません。

が、繰り返されるリズムパターンの中で、少しずつ、静かに変わっていく世界。それこそがテクノと言う音楽の持つ、本質的な面白さだと言うことに改めて気付かされます。


全編に渡るサウンドの緊張感がとても心地良いです。この緊迫した空気感は、冬の朝の張りつめた空気を思わせるものがあります。

と言うワケで、個人的には冬になると無性に聴きたくなるアルバムの一枚だったりもします。


「冬になると聴きたくなる一枚」と言うのはこの作品とは全く別アプローチで他にもあったりするので、そのうちまたこうして取り上げたいなぁと思います。


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