ストライクウィッチーズ劇場版。
2013年 12月 15日 (日) 12:50 | 編集
さて、二期BDの感想から更にまたかなり時間経ってしまいましたが…ストライクウィッチーズ劇場版のBD、今朝がた幾度目かの視聴を終えたので感想らしいもの行ってみようと思います。


20131215sw01s


思えばこのストライクウィッチーズ。

元々リアルタイムで放映していた時は全く観ていなかったのが(存在は知ってた)、ツイッターのフォロワーさん達に勧められて一期をレンタルで借りて観てみたのが今年の春くらい。


物の見事にハマってしまって一期のブルーレイBOX、二期のブルーレイ全巻、そしてこの劇場版のブルーレイと立て続けに揃えてしまう程に…。

この劇場版の方も買ったの自体は初夏だったのですが、結局最初に観たのが8月くらい。そして、それからは一ヶ月に一回ずつ位のペースで観直してますが何度観ても本当に素晴らしいですね…。



さて。

この劇場版なんですが、芳佳が目的地へ向けて旅をするロードムービー的な側面だったり、テレビ版で登場したウィッチ達それぞれに美味しい見せ場のあるファンムービー的な部分だったり、色々な要素がある作品だとは思います。


でも、一言で言えばこの作品は「主人公・芳佳の為の物語」だと言えるのではないでしょうか。

それは勿論、二期のラストでウィッチとしての力を使い果たした芳佳がウィッチとして復活する…と言うストーリーの大筋から来るところもあります。

が、しかしそれよりも何よりも彼女の「守りたい」と言う信念が全編に渡ってブレることなく描かれていて、それによって宮藤芳佳と言うキャラクターがどんな存在なのかハッキリと提示され、彼女の考え・行動が観る人の心を大きく揺さぶるんですよね。


僕はこの劇場版を観て、「ああ…ストライクウィッチーズの主人公は芳佳ちゃんなんだ」と改めて深く思い知らされた感があります。


正直言うと、テレビ版を観ている時は芳佳ちゃんに対してそんなに想い入れはありませんでした。ストライクウィッチーズと言う作品は魅力的なキャラクターが多く存在し、主人公の芳佳以外のウィッチ達に大きくスポットが当てられる話が多かったからと言うのがあります。

また、芳佳の行動自体に対して心から賛同・共感出来なかったからと言うのもあるでしょう。

テレビ版においても彼女の行動原理の根底には常に「守りたい」と言う一つの大きな想いがあったのは間違い無いのですが、しかしテレビ版においてはそれがややもすると無鉄砲で自分勝手な行動に見えてしまったのも事実。

彼女の行動によって他のウィッチ達を危険に晒してしまう場面もありました。


しかしそれがこの劇場版ではすんなりと心に入って来ます。無鉄砲さと言う点では変わらないハズなのですが、彼女の「守りたい」と言う想いの大きさ・深さがテレビ版よりもより強く、しっかりと伝わってくる様に感じられます。

彼女がテレビ版の頃よりも少しだけ年齢を重ね、精神的に成長したからと言うのもあるかもしれません。

でもそれよりも何よりも、今作ではウィッチとしての力を失った、いわば生身の人間でありながらも「守りたい」と言う一心だけで自らの危険も顧みずに周りを救ってみせた…その行動が観る人の胸を打つのだと思います。


序盤の戦艦火災での捨て身の救出劇、中盤の村での献身的な医療…彼女のひたむきな行動にただただ心を揺さぶられます。その積み重ねがあるからこそ、終盤の皆がかけつけるシーン、そして復活する魔法力…。

もうこの辺りの展開は何度繰り返し観ても涙無しでは観ることが出来ません。


観終えた後には何とも言えない、爽やかで清々しい余韻が残ります。

芳佳に魔法力が戻り、そして501の皆が空に帰って来た…まさに大団円とも言える終わり方で、映画と言うのはやはりこうでなくては!! そう思わされる作品ですね。


さて。

この劇場版のブルーレイも色々と付いてきました。

20131215sw02s

まずこちらがブルーレイ本体。

ジャケットには大きく描かれた主人公の芳佳ちゃんと、そしてもう一人この劇場版のキーパーソンとなる服部静夏ちゃんですね。

劇中ではこの二人の掛け合い、特に芳佳に対する静夏の心の動きが大きな見どころの一つとなっています。静夏が芳佳の行動に対して感じたもやもやした想い、それはテレビ版(特に一期)で芳佳の行動を観た時に感じた僕ら視聴者の気持ちと似ているのかもしれません。


こちらは劇場版パンフレット(コンパクトサイズ版)

20131215sw03s

サイズこそコンパクトなものの中身はしっかりボリューム満点。実際に当時劇場に行った者で無くともこうしてパンフレットを手に入れられると言うのは嬉しいですね。


「第501統合戦闘航空団活動写真全記録」

20131215sw04s

要するに設定資料集。ストライクウィッチーズのブルーレイにはこの資料集が付いてきますけど毎回毎回本当に物凄いボリュームなんですよね…。キャラクターは勿論、武器、世界観に至るまでの詳細な記述がぎっしり。

しかし、劇中に直接登場しない部分までこれだけきちんと設定が定められているからこそ、ここまで濃密で面白い作品に仕上がっているのでしょうね。


こちらは「応援画集」。上下巻と2冊付いてきます。

20131215sw05s

様々な絵師さんによる魅力的な絵がたっぷり。個人的に反応してしまったのは、仏さんじょ先生の名前があったこと。ええ…前にきららMAXで「カレーの王女さま」連載されてた作家さんですね。

まあ、きらら作家さんにストライクウィッチーズ好きは結構多そうなのであまり意外な組み合わせでも何でも無いことかもしれませんが…w


この劇場版。上に書いた様に「芳佳の為の物語」ではあるのですが、でも勿論それ以外にも見どころたくさんありますね。

501部隊の面々に関してはそれぞれに見せ場が用意されているのが心憎いです。中でもシャーリー&ルッキーニのコンビは出番が多く、かつカッコ良く描かれていた様に思いますね。

あと、細かいところなんだけれどエーリカ&バルクホルン、エイラ&サーニャそれぞれのコンビにおいて片方がくしゃみして鼻をかむ場面があったのですが、そこにそれぞれの関係性が表されていて非常に面白いなぁ…と。

エーリカさんとバルクホルンさんは本当に腐れ縁の戦友(悪友?)て感じですし、エイラさんとサーニャちゃんは本当に何と言うかうん…百合百合してますねw

百合と言えば芳佳ちゃんとリーネちゃんも相当なもの。劇中で出会う度に抱き合ってますし、明らかに戦場であること忘れてますよねこの二人は。と言うかさっさと結婚すれば良いと思うよこの二人は!!

テレビ版と一番大きく印象変わったのはペリーヌさん。テレビ版(特に一期)ではツンツン尖った部分が目立っていましたが、この劇場版ではその部分がほとんど無くなってとても優しい、まるで女神か聖母様の様な雰囲気でした。

だけど、印象変わったと言ってもまるで違和感無いのはきっと、テレビ版の方でも表面はツンツンしながらも内面に秘めた優しさがところどころで見え隠れしていたから…なんですよね。


501の面々以外に赤ズボン隊やブレイブウィッチーズなど、これまでは設定資料集や外伝的なものでしか触れられてこなかったキャラクター達が何人も登場してくるのもこの劇場版の面白いところ。

その中では僕はもう、ダントツでハイデマリーちゃんがお気に入りです。銀髪に赤い瞳にメガネ、あのミステリアスでそれでいて守ってあげたくなっちゃう雰囲気とかもうたまりません。超ストライク!! 使い魔がシロハヤブサと言うのも個人的にポイント高いですね。


しかしこの劇場版を幾度も繰り返し観てつくづく思ったのですが、こんなに素晴らしいコンテンツに何故リアルタイムで出会えていなかったのか…それが残念で悔しくてなりません。この興奮と感動は劇場の大スクリーンで体験したかった…。


ただ。

どうやらストライクウィッチーズのアニメは三期(新シリーズ?)が製作される…と言う話も出ていますし、今度はリアルタイムでしっかり追いかけたいと、そう思います。


Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
comment :
password :
secret : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) 酒と音と鉄旅と。 all rights reserved.
designed by polepole...