2014年2月・岡山と広島の旅(2)
2014年 02月 25日 (火) 07:41 | 編集
- 一日目(中編)・水島臨海鉄道の旧型キハ -

さて、カキオコの町・日生を後にし岡山方面へと向かいます。

やって来た列車はなんと、国鉄色の115系!!

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しかも、車内もオリジナルのボックスシートそのまんまです。JR西日本には113・115系が未だたくさん残っていますが、その多くが車内リニューアル改造等受けて原形をあまり留めなくなっているのでこれはかなり貴重…かも。

さて、この列車で岡山へと向かい、そのまま乗り換えて倉敷へと向かいます。倉敷に到着したのは15時半くらい。


倉敷まで来たのは水島臨海鉄道の旧型気動車に乗る為なのですが、お目当ての旧型気動車の出発時刻までは一時間ちょっとあります。

と言うワケで倉敷の町をちょっとぶらぶらと散策。


やって来たのは倉敷の駅から歩いて10分程の美観地区と呼ばれる街並み。

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白壁造りの建物が立ち並んでいます。昔ながらの街並みが保存されている地区ですね。大きな通りにはお土産物屋さんだとか食べ物の店もたくさんあります。

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川べりに立ち並ぶ昔ながらの建物たち。なんだかタイムスリップしたみたい。

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大通りよりも一本路地裏に入ってみた方がより雰囲気があります。お店などはなく、普通に民家(?)と思しき建物たちが並んでいますが、どれもが昔ながら姿のまま…。

本当は時間があれば色々お店を覗いたり何か食べてみたり、また美術館などもあったりしたのですがあいにくそこまでの時間は取れないので散策するだけ…。

でも、ぶらぶら歩いているだけでも風情があってなかなかに良かったですね。


さて、駅へと戻ります。水島臨海鉄道の倉敷市駅はJR倉敷駅のすぐ隣にあります。

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JRの倉敷駅と比べたら小さなものですw

ここでお目当ての旧型気動車が来るのを待ちます。僕の乗りたい列車は倉敷を16時40分発。ちなみに水島臨海鉄道の旧型気動車の運用は決まっていて、また時間も公式サイトに載っているので分かりやすくて良いですね。


さあ、お目当ての旧型気動車がやって来ました!!

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これが水島臨海鉄道の誇る旧型気動車・キハ20形です!!

水島臨海鉄道のキハ20形は国鉄色に塗られているものと水島臨海鉄道オリジナルのカラーのものとがあるのですが、今日はオリジナルカラーの方がやって来ました。


車内にはずらりと並んだボックスシート。

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ブルーのシートモケットとグリーンの化粧版とがなんとも時代を感じさせます…ああ、昔の車両ってどれも皆こんな内装でした…。


天井には文字通りの網棚。

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それに扇風機。またこの扇風機に「JNR」マークが残っているのが泣かせます…。


ところでこの水島臨海鉄道。終点は「三菱自工前」と言う駅なのですが、つまり工場の前。

終点が大きな工場前と言う路線は他にも色々ありますね。JR西日本の和田岬線や名鉄の築港線、JR東日本の鶴見線なんかもそうですね。

そう言った路線に共通しているのが「工場の勤め人の為の路線」と言うこと。つまり、通勤時間帯は終点の工場へ通う人で満員になるけれどそれ以外の時間帯・また逆方面の列車はほとんどガラガラと言うことです。

この水島臨海鉄道もそう言った路線だと僕は思いこんでいました。が、なにやら様子が違います。

と言うのも夕方の三菱自工前行きの列車であれば、先の理論から言えばお客なんてほとんどいないハズなんです。が、結構たくさんのお客が始発の倉敷市駅から乗ってくるんですよね。それも客層はまるでバラバラ。学生や若者から老人までいます。

(上の車内写真が誰も乗っていないのは終点近くで撮っているからです)

工場輸送の路線だと思っていたのですがどうやらそうでは無い様子ですね…。


さて、定刻になってキハ20形は倉敷市を出発。床下からはカラカラ…とDMH17エンジン特有の軽快なアイドリング音が聞こえてきます。これこれ…このサウンドが良いんですよね。

そしてエンジンを噴かすと軽快なアイドリング音から一転、ブォオオと勇壮な唸りへと変わります。この音の切り替わる瞬間もなんとも言えません。

でも…全然スピードは出ていませんw

どうでしょう…全線通じて30キロ~40キロくらいで走っているのではないでしょうか。


しかしサウンドと言い走り方と言い、乗っていると茨城のひたちなか海浜鉄道の旧型車両を思い出しますね。まあ、元の車両が同じ系列なので当然と言えば当然なのですが。


この水島臨海鉄道、車窓は正直言うとあまり面白くはありません。「臨海」と言う位だから海に面して走るのかと思いきやそんなことは無く、ずっと街の中を走って行きます。

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そして高架線を走っている区間が多いのが特徴的。旧型気動車と言うと緑の多いローカル線を走っているイメージが強いのですが、こんな風に街中を高架線でキハ20がゆっくり走っていると言うのもそれはそれで味わい深い光景かもしれません。

たくさん乗っていた乗客は途中駅からちょくちょく降り出して次第に減っていきます。そして終点の一歩前の水島駅でほぼ全員のお客が降りてしまいました。残っていたのは僕とあともう一人くらいでしょうか…。


そして倉敷市を出て約30分。終点の三菱自工前へと到着しました。

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一本のホームにレールが2本の無人駅です。駅のすぐそばには大きな工場。

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また、駅の手前に大きな踏切があるのが印象的。駅の小ささと比較するとやたらと踏切が大きく見えるほど。工場への入り口につながっている道路なので幅が広くなっているんですよね。


しかし意外だったのが終点まで来ても、工場での仕事を終えた勤め人の姿が駅に全く見られないんですよね。以前乗った和田岬線みたく、てっきり勤め人達がたくさんホームに溢れているかと思ったのですが…。

やはりこの水島臨海鉄道、工場の勤め人を輸送するための路線と言うワケでは無さそうです。


ちなみに僕の乗って来た列車。折り返しまでの間が20分ほどあるので、その間はホームで写真撮り放題だ…なんて思っていたら違ってました。

なんとこの列車、客を降ろすとさっさと引き込み線に入ってしまうんですよね。三菱自工前駅はホーム自体は小さいのですが、そのずっと奥まで線路が続いていて…その線路の遥か向こうへと行ってしまわれるのです…。

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おかげで三菱自工前ではキハ20のまともな写真、この一枚しか撮れませんでした…ああ、なんて鉄っちゃん泣かせなことをしてくれるのでしょうか水島臨海鉄道さんは…w


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