2014年2月・岡山と広島の旅(4)
2014年 03月 10日 (月) 22:02 | 編集
- 二日目(前編)・原爆ドーム、平和への祈祷 -

今回の岡山・広島旅行二日目の19日(水)。事前の天気予報ではこの日、雪が降るかも…と言われていましたが外を見ると青空が見えていて、とりあえずはそんな心配はなさそうで一安心。

ホテルで朝食をささっと済ませ、岡山駅へと向かいます。

まず、岡山駅から8時06分発の新幹線「さくら」へ乗車。

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ええ、これは「さくら」です。のぞみやひかりではありません。よくよく見ると車体がほんのりと青っぽい感じがしますよね?w

しかし、さくらの指定席は快適で良いですね。なにしろ2+2の座席配置ですから、実質グリーン車とたいして変わりません。わずかな指定席料金払うだけでこの座席に座れるのですから、逆に自由席の需要ってあるのかしら…と言う気もしてしまいます。

岡山から広島まではほんの40分ちょっと。もっと乗っていたかったなぁ…と思っている間に到着。


さて、広島でのプランですが午前中は原爆ドームと平和記念公園、午後からは宮島と決めています。と言うわけで荷物を駅のコインロッカーへ預け、早速、路面電車に乗って原爆ドームの方へと向かうことにします。


これが広島の路面電車。

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おおぅ…なんだか近代的だ…!

昨日乗った岡山の路面電車に較べるとずっと近代的で、いかにも最新の路面電車と言った雰囲気が漂っています。いや、昨日乗った岡山のも車体はそれなりに新しかったのですが足回りが旧式の釣りかけだったんですよね。

だけどこの広島のは違います。足回りも勿論釣りかけなどではなくカルダン。VVVFのヒュイーンと軽快な音を響かせながら走ります。また、単車ではなく連接タイプの車両が多く走っているのが印象的ですね。


さて。路面電車に揺られること10分ちょっと。原爆ドームへやって来ました。

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ああ…これが…。

僕は見た瞬間、言葉を失ってしまいました。


一つの建物がこんなになってしまう程の爆弾の威力。それは一体どれ程のものだったのか…。


先の世界大戦、そして原子爆弾が広島に落とされたと言う事実。それは日本人なら当然、誰しもが学校でも学び知っていることです。でも…それが一体どんなことなのか。それはここへ来て初めて理解できる…そんな気がしました。

とりあえずこの場で僕は目を閉じ、手を合わせて祈らずにはいられませんでした…。



ドームの周りを一周し、他の角度からも観てみます。

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近くから観ると、本当に酷く倒壊しているのだと言うことがよく分かります。長方形の空洞になっているところは元は窓ガラスがあったのでしょうか。下の方は建物が残っていますが、上の方の一部分はえぐられた様な形で吹き飛んでしまっています…。

この原爆ドーム、元は広島の産業奨励館と言う建物で、その当時の写真を見るともっとずっと大きいことが分かります。つまり、元あった建物の大半が原爆によって吹き飛んだのか燃えてしまったのか…。


原爆ドームから150メートルほど歩いた場所には原爆の爆心地があります。

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街中の一角ですが、こうして看板が立てられ、かつてここで何があったのかが伝えられています。


この原爆ドームのある一体が平和記念公園として整備され、今では町の人たちの憩いの場にもなっている模様です。観光客だけでなく、散歩をしていると思しき地元の人々も見かけました。


川を挟んで眺める原爆ドーム。

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川のほとりには人々が憩い、こうして観るとドームもまるで何かのオブジェの様です。

しかし、そうやって思えるのも平和あってこそのこと。物凄く当たり前のことなんだけれど、やはり平和と言うのは何事にも代えがたい、本当に大切なことなんだと…僕はここに来たことで改めてそう思わずにはいられませんでした。


平和記念公園内にある、原爆の子の像と千羽鶴。

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こちらは平和記念資料館。

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ここまで来たのなら、原爆ドームだけでなくこの資料館は必ず見学しておくべきだと思います。

展示室は大きく二つ。片方の展示室では原爆投下に至った経緯や歴史についての展示がなされ、そしてもう片方の展示室。こちらは実際に原爆で被害を受けた方の写真や、遺品、損壊した建物の一部などが展示されています。

その中には正直、目を覆いたくなるようなものも幾つかありました。例えば原爆のあまりの高熱で溶けて人の骨の欠片と入り混じったまま固まったコンクリート片の様なもの。例えば酷い火傷を負った方々の写真。例えば原爆の後遺症で不幸にも亡くなられた方の身体の一部。


しかし…これが全て実際に起こったことなのです。それらから目を背けてはいけない。

そして…こんな悲劇は二度と繰り返してはいけないのです。二度と…絶対に…。


改めて、平和と言うものの尊さを噛みしめる…そんな、ちょっとほろ苦い広島訪問でした。


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