「スロウスタート」1巻。
2014年 08月 30日 (土) 14:43 | 編集
では今月27日発売のKRコミックスより、篤見唯子先生の「スロウスタート」1巻の感想っぽいの行ってみたいと思います!!


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この「スロウスタート」、きらら誌の中でもまんがタイムきらら-いわゆる無印きらら(あるいは本誌とも呼ばれている)に連載中の作品ですね。

ウチのブログのきらら感想読まれている方なら分かっていらっしゃると思いますが、現在きらら誌の中では僕の中で最も評価が低いのが無印きららだったりします。

が、そんな中で唯一の希望の星とも言えるのがこの作品かな…と、そんな風に最近は思っていたりもします。


表紙には4人の女の子達が仲良さげに笑顔で寄り添っているカット。きらら系コミックスにはよくある光景ですね。話の主役となるのはもちろん彼女たち4人。皆、高校1年生ですね。

その中でも主役は真ん中のショートカットの花名ちゃん(「はな」ちゃんと読む)。


裏表紙を見てみるとこんな感じ。

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裏表紙のこのおっぱいの大きい大人っぽい女性は志温さん。花名ちゃんの従妹で、花名ちゃんが今住んでいるアパートの管理人を勤めていたりします。

そして帯には表の4人と志温さん合わせて5人の人物紹介が載っています。表に載っていた花名ちゃんのクラスメートは栄依子ちゃん(えーこちゃん)、たまてちゃん(たまちゃん)、冠ちゃん(かむちゃん)の3人。

そしてここには載っていませんが、1巻のラストの方ではもう一人、アパートの住人で現在浪人中の大会さん(「ひろえ」さんと読む)も主要キャラとして話に加わって来ます。


さて、このスロウスタート。一見きららによくある仲良し女子高生達の物語と言った雰囲気で、実際そういった側面があるのも間違いないです。

が、この作品。実は裏に結構重たいものを抱えていたりもします。

と言うのが主人公の花名ちゃん。実は高校受験の時に病気にかかって試験を受けられなかったせいでいわゆる中学浪人になっています。つまり、クラスメート達より実は一つ年上。

彼女が親元を離れて志温さんのアパートで独り暮らしをしているのも、その辺りが関係していたりします。

中学の同級生達より一年遅れてしまうことで嫌になっていじけていた花名ちゃんに対し、自分のことを知ってる人間のいない場所で再スタートし直すことを母親に勧められたんですよね。

そして遠くの地で、誰も知らない高校に入って人よりもちょっと遅めのスタートを切った花名ちゃん。そんな彼女が主人公の物語なんです。

彼女が中学浪人しているのは今のところ皆には内緒にしています。それゆえの葛藤を感じさせる描写なんかもあって、ちょっとこう胸に来る、なんとも切ない空気が作中に漂っていたりすることも。


とは言え、全体としてはそんな重苦しい話ではありません。表紙の絵を見れば分かる通り女の子達は非常に可愛らしく、作者の篤見先生の画力・キャラ作りにも確かな実力を感じさせます。

基本としてはそんな可愛らしくも個性的なキャラクター達のやり取りを見て時にほっこりと和んだり、時にクスリと笑わせられたり…そんな感じで読める作品だと思います。


個性と言う点ではどのキャラも本当に個性的でキャラが上手に立っていると感じます。とりわけ花名ちゃんのクラスメートの3名は良いキャラしています。

えーこちゃんは物凄く高いコミュ力をもったクイックスターター。クラスの誰とでもすぐに打ち解けられるそのコミュ力を武器にクラス内の女の子達を陥落しまくっています(かなり誇張表現)。

たまちゃんはマイペースな感じなのですが周りとのやり取りを見るに彼女もかなりコミュ力は高め。だけど恐らく…と言うか確実にオタク趣味の持ち主ですねw
(イベントがどうこうと言う描写が作中にあります)

また単行本にはまだ収録されていないエピソードですが、実は部屋着が着物だったりとかなり謎な面もあるキャラだったりもします。

そしてかむちゃん。この作品内で僕のイチオシキャラです。小っちゃい身体に大きなリボンともうそれだけで非常に愛くるしいのですが性格と言うか性質・属性がまたヤバいです。

彼女はえーこちゃんやたまちゃんと違ってコミュ力はかなり低め。主人公の花名ちゃんもコミュ力低い人見知りさんですが彼女はその遥か上を行っています。

普段は単なる無口キャラっぽい感じなのですが、頼りにしているえーこちゃんが自分の視界から消えてしまうと途端におどおどビクビクした感じになって…。

あの外見でそれをやられてしまうと見ているこちらとしては何と言うか非常に犯罪じみた気分と言うか…新たな何かに目覚めそうでヤバいのですw


また、この作品の大きな要素と言うかある意味最大の個性とも言えるのが志温さんのおっぱい芸。

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こんな感じで、しばしばコマのふちなんかにおっぱいを乗せていたりするんです!!w

志温さんの初登場は3話目(2話目で1コマだけ登場していますが)。そして3話目以降、彼女が出てくる回は必ず何らかの形でこうした「おっぱい芸」が披露されているのです。

コマのふちに乗せるのが基本パターンなのですが、それもダブルで乗せている時もあれば片方だけを乗せている時もあったり…また荷物に乗せてみたり、更に無印きらら最新話ではコマぶち抜きで乗せると言う荒技も披露してくれてました。

とことんまでおっぱい芸を突き詰める、作者の篤見先生のおっぱい魂にはただただ敬服するしかありません。


楽しげなキャラの個性だったり、志温さんのおっぱい芸があったりするおかげで、花名ちゃんの中学浪人と言う重たいものが背景にありながらも、話が暗くなり過ぎることもなく良質なガールズ4コマとして楽しめる作品に仕上がっていると思います。


さて、今回のスロウスタートなんですがまた特典目当ての複数買いやらかしてきました!!w


まずはWonderGOOのポストカード。

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絵は花名ちゃんソロですね。コミックス内ではまだ披露されていない夏服姿が新鮮です。また手に持った2体のぬいぐるみ(人形?)がポイント。

これにちなんだエピソードはきちんとこのコミックス1巻に収録されていますので、気になった方は是非とも買って読みましょう!!


続いてアニメイトのイラストカード。

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絵は花名ちゃんと志温さんのカップリングコンビ。しかしアニメイトのイラストカードは絵柄は良いのに紙質が…ホントこれどうにかならないもんでしょうか。普通にポストカード用の紙使えば良いと思うんですけどどうなんでしょう>アニメイトさん

紙がアレなので正直スルーしようかとも思ったのですが、志温ちゃん絵の特典はこれしかなかったのでスルー出来なかった…。


次はとらのあなのポストカード。

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絵はえーこちゃんとかむちゃんのカップリングコンビ。いやでもこの2人は百合的にはかなり美味しい2人だと思いますよ。なにしろ前述の通り、かむちゃんはえーこちゃんがいないと不安になってどうしようも無い位に依存しているワケですし…。

もっともえーこちゃんは高いコミュ力を活かしてクラスメート全員に声かけまくってますし最近は担任の先生に夢中の様ですし…(百合脳的感想)


そしてゲーマーズのブロマイド。

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ぐわぁぁかむちゃんはみ出してる!!!

ヤバい…ヤバいですこれ。ちょっと本気でやばいよやばいってば!! 完全におしりはみ出しちゃってるじゃないですか!!!

このかむちゃんのロリロリした幼い見た目でこんなことされてしまうと犯罪の匂いしかしません。

全くなんてことを…なんてことをしてくれるんだ篤見先生は…本当に、本当に恐ろしいお方だ!!


最後にメロンブックスのクリアファイル。これが表裏別絵柄のダブル仕様となっているんです。

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表は花名ちゃんとたまちゃんのコンビ。

そして裏はコミックス表紙と同絵柄の4人集合絵となっていますね。メロンブックスはしばしば特典でクリアファイル付けてきますけど、こんな風に表裏で二度楽しめるものだとなんだか得した気持ちになります。


…と、これでカラ―特典に関してはコンプリートと言いたいところなのですがあと一つ、COMIC ZINのポストカードがあるんですよね。

ただCOMIC ZINの通販がどうしたことが発売初日(27日)の時点で既に売り切れになっちゃってて購入出来ない状態になってるんですよね。それもこの作品だけじゃなくって27日発売のKRコミックスの大半がそうなってます。

こんなこと初めて…いや、今までも発売初日に一時的に在庫切れと言うのはありましたけど、翌日以降には在庫復活してましたし、一体どうしたんでしょう…。

とりあえず今日時点でまだ復活していないので一旦は諦めますが、でもまだしばらくはしつこく通販サイト見て在庫復活したら発注しようと思ってますw


と、そんな「スロウスタート」1巻。

最後まで読んでみて気が付いたのですが、実は連載時の話で1話収録されていない話があるんですよね。このコミックスのラストに万年さん絡みの話を持ってきているのですが、恐らくその流れの関係でカットされたんじゃないかな、と。

その話をカットすることで万年さん関係の話が2話続くことになってストーリーの流れ的には非常にスッキリして読みやすいものになりますしね。


とは言え、そのカットされた話自体は非常に「美味しい」エピソードなので単行本2巻には間違いなく掲載されるだろうとは思っていますが(気が早い)。


そして万年さんと言えば、コミックスの最後の話で花名ちゃんが万年さんには自分が中学浪人であることを打ち明けているんですよね。相手が浪人生である万年ちゃんだからこそ打ち明けられることが出来たのでしょうけど、でも相変わらずクラスメートには秘密のまま。

その辺りがどうなっていくのか。いつかクラスメート達にも本当のことを言える日が来るのか…そんな花名ちゃんの心の成長も含め、今後が非常に楽しみな作品だと思います。



※10/1追記

ようやくCOMIC ZIN特典のポストカードも入手出来ました。

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絵柄はたまちゃん1人。なんだけど、ミニたまちゃんによる制服解説付きと言うとっても楽しい絵柄に仕上がっていますね。タイトル文字のカラフルさも楽しさを引き立てています。

しかしこうしてカラ―特典全て揃えた上で改めて見てみると、特典で主要キャラも全員押さえていたりと非常にサービス精神溢れているのがよく分かります。

(万年さんだけいないけれど彼女は1巻ではあまり出番無いので…2巻特典に期待)


Comment
この記事へのコメント
作者によると例の回はカラーページの関係上で単行本収録時は16話となるようですね
自分も今現在無印で最もお気に入りなのがこの作品です
なんといってもこの絵柄がとにかく可愛くて、これだけでも非常に価値があると言えましょう
たまに仄かな感動を感じるエピソードもありますが、無印の中だとこれが近年流行のゆるふわ萌え路線を一番意識してのではないでしょうか。ひだまりやAチャンネルやごちうさといい小学生にしか見えないキャラもいますし
それだけに唯一の希望として応援していきたいです
しかし瓶詰妖精とここに登場するたまちゃんは姿も名も似ていますが同人物なのでしょうかね?
2014/ 08/ 30 (土) 22: 07: 14 | URL | maruta # -[ 編集 ]
読みました。普段後回しに読む派なんすけど、なぜか読みによんで一気に読んでしまった。原作もちろんしっています。

これはきらら無印の貴重な新星です。話がふんわりしてて、まともにおもしろい作品でした。志音さんの「コマからはみ出るおっ〇い」はもはやいままで思い付かなかった破壊力が満ちてます。

最初は裏があるかとヒヤヒヤしてました。ですけどゆっくり、ゆっくりと成長する花名ちゃんに癒された。2巻も楽しみですね。
2014/ 08/ 31 (日) 10: 36: 53 | URL | ヘイホー # -[ 編集 ]
>marutaさん
やはり例の回は単行本2巻に掲載されるのですね。とりあえず一安心です。
スロウスタート本当に良いですよね。仰る通りゆるふわ路線かなり意識してると思います。
でもそれだけじゃないのが魅力ですよね。背景にある「重い」ものが今後どんな風にドラマに絡んでくるのかが見どころだと思います。

>>瓶詰妖精
これ、結構あちこちで言われている様ですね。スターシステム的な感じなのかもしれません。

>ヘイホーさん
スロウスタートはホント、無印きららの希望の星だと僕は思ってます。
今後どんな風にドラマが展開していくのか、花名ちゃんや他の皆の成長が楽しみです。
2014/ 09/ 02 (火) 23: 06: 25 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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