「Yukihiro Takahashi Live 2009 "OUT OF HERE"」。
2009年 06月 06日 (土) 23:13 | 編集
6月6日(土)。この日は待ちに待った、高橋幸宏のライブの日。前日からずっと悪かった天気も、昼過ぎには上がり調子になり、いい感じのライブ日和となってきた。と言ってもまあ、ライブ自体屋内なので天気関係無いんだけど。

16時過ぎに家を出て、渋谷に16時半に到着。ここから会場のSHIBUYA-AXまで歩いて行く。以前ここには、スケッチショウのライブで行ったことがある。もう5年以上も前だっけか。



しかし…いきなり道に迷う。

ああ…これだから方向音痴はイヤなんだ(汗


散々あちこち歩いて探し回ったがとても自力でたどり着けそうにも無く、近くにあったコンビニに駆け込んで道を尋ね、ようやく到着。会場に着いたのは17時頃。今日のライブ、18時開演の17時開場。なんとか開場までには間に合ったか、と言う感じか。

20090606_01

開場待ちの人でいっぱいのSHIBUYA-AX前。しかし開場が遅れているらしく、結局ここで10分かそこら待たされる。

うーん、道に迷って時間ロスしたからと、ここまで焦って走って来たんだが…別にもっとゆっくり来ても大丈夫だったかw



会場に入ると、入口付近でグッズ販売。売られているのはTシャツなど。パンフレットの類は無さそうでちょっと残念。

と、その隣ではCDやDVDなどが売られていて、そこにはなんと、幸宏作品お買い上げの方にサイン色紙プレゼント!!の文字。


ああっサイン凄く欲しい…でもCDならこないだの再発で全部買っちゃったしなぁ…うーん、2枚持ちになっちゃうけど気に入ってる「EGO」あたり買うか?などと考えていたら、DVDの方で僕がまだ持っていない「新青年」があったのでこれを買ってサインも無事ゲット!!

20090606_02

いや、この「新青年」って、なんかジャケットが気持ち悪くって(笑)、だから買ってなかったんだよねぇ。


さて、入場と同時に強制的に500円で買わされるドリンクチケットでジンジャーエールをあおり、そして会場ホール内へと突入。
え? ビール? 飲みませんよ? せっかくの幸宏さんライブなんだから。


このSHIBUYA-AX、場内は1Fと2Fに分かれていて、2Fは椅子席。1Fはオールスタンディング。2Fでゆったり観るのもイイかな…とも思ったが、やっぱりライブならではの臨場感を味わいたいと思い今回は1Fにしたのだ。

1F前方のステージ近くにはもう結構な人だかり。でも、なんとかステージから10メートルくらいの、それもほぼ真ん中付近を陣取ることが出来た。ここで後は開演を待つばかり。


18時を少し回った頃、スピーカからは大音量でミニマルなリズムが流れ、そして幕が開き、ライブのメンバーが一人一人ステージへと入って来る。その度に客席からは歓声が上がり、そして最後、ひときわ大きな歓声に包まれながら幸宏さんの入場。

今日の幸宏さん、ダークグレーのセットアップに蝶ネクタイ、それにハットが凄く決まっている。そして顔には黒ブチのメガネ。ニューアルバムのジャケットでも掛けていたし、ここ最近のお気に入りなのだろうか。


と、幸宏さんの姿が舞台後方に引っ込み、見えなくなる。が、演奏が始まり、ステージが明るく照らされると、そこにはなんと、ドラムセットに囲まれている幸宏さんの姿が!!

曲は何の曲かちょっと分からなかったが(新作アルバムに入っている曲では無い?)、幸宏さんのタイトなドラミングが冴えわたっている。ああ…何と言うか、この人って、いわゆる普通の「ドラマー」とは対極的なイメージ、だよなぁ。あんな細身で、しかもお洒落にスーツ着こなしたままドラムを叩くだなんて…。そして、その見た目のイメージ通りに、ドラムの音もとてもスタイリッシュ。


続いて2曲目。今度は幸宏さん、ステージ前方の真ん中へと出てくる。そしてギターを持ち、始まった曲はニューアルバムの9曲目「You’ve Got To Hide Your Love Away」。確かビートルズのカバー曲だ。歌声はもちろん、幸宏さんの手から奏でられる、ギターのクリアなサウンドも場内に暖かく響き渡る。

しかしこの人って、本当に多才だよなぁ。ドラムはもちろん、ギターにシンセにとリズムマシーンと何でも弾けて…この日はこの後、何かの曲では電子バグパイプみたいなものまで演奏していたし。

MCなど交えながら、新作アルバムからの曲を何曲か演奏。そして5曲目だか6曲目に来たのは、前作「BLUE MOON BLUE」からの曲だ。確か、アルバム1曲目の「SOMETHING NEW」だったろうか。…正直、ちょっとうろ覚えだw だが、しかし、この次にかかった曲はしっかり覚えている。

ギターのアルペジオの音が響き渡り…。

そう、「 I LIKE WRIGHT BROTHERS,BUT NO AIRPLANES」だ。この曲、アルバムの6曲目で、この曲自体が歌の無いインストで、かつあの「STILL WALKING TO THE BEAT」の直前に入っている曲だから、アルバムの中ではちょっと影の薄い曲だった様にも思う。

正直、僕はあまり何とも思っていない曲だった。


が、今日のこの日聴いたこの曲は、なぜだか分らないが僕の心の琴線に触れて仕方が無かった。自分でも信じられないことだが、曲が始まり、アルペジオが場内に響き渡り出したその瞬間、胸が熱くなり、目からボロボロと涙が溢れて止まらなくなってしまったのだ。

何かは分からない。しかし、この曲の何かが僕の心に訴えかけたのだろう。こんなことってあるのだ。…「感動」? ちょっと違う。音に心が「震えた」のだ。


このあとは、「PAGE BY PAGE」と「BLUE MOON BLUE」の曲とを織り交ぜながらステージが展開されていく。途中ではゲストで小山田圭吾やヴァレリー・トレベルヤーを迎え、それぞれとのコラボ曲が演奏される。どちらも、新作アルバムに入っている曲だ。

途中MCでは、幸宏さんが何度もお茶目なジョークを言って会場を沸かせてくれる。曰く、「コンタクトが片方ズレちゃった」とか。しかもこのあと、何度か直そうとしたけど直せなかったらしい(笑

どの曲だったかは忘れてしまったが、幸宏さんがドラムを叩きながら歌を披露していた曲もあった。昔のYMOのライブ映像なんかではよく観たけれど、そのドラミングしながらの歌唱、生で観るとその感動もひとしお。しかし、ドラム叩きながら歌とか、よく歌えるよなぁ。普通ならリズムの方に歌が釣られてしまうだろう。


僕の陣取った場所はなかなかの好位置だった様で、幸宏さんがドラムポジションに入った時も、舞台中央に立った時も、どちらもその姿がハッキリくっきり見える。これだけ近くで見えるのだから、やっぱり1F席にしておいて正解だった。

しかしやっぱり、幸宏さんは本当にカッコいい。ドラムを叩く様も、歌う姿も、どちらも本当に絵になっている。多分、ステージを眺めている僕は恋する乙女のまなざしだっただろうw

…あ、いや、僕は別にノーマルですよ。それだけ憧れてるってだけで。
つぅかそもそも三次元に興味ねぇし。


盛りあがりを魅せたライブ、〆の曲は「PAGE BY PAGE」から「Meteor Rain」。アルバムのラストの一つ前に入っている曲だ。ヴァレリーの澄んだ声と幸宏さんの暖かい声とが絡まって、会場内に心地良く響き渡って行く。そう…とても、心地の良いひと時、だった。


ステージが暗くなり、一旦、ライブのメンバーは退場していく。が、まだまだ終わりじゃあ無い。


再びステージにメンバーが集まり、ここでちょっとしたサプライズ。今日の6月6日は実は幸宏さんのお誕生日と言うことで、ステージ上にはロウソクがたくさん乗ったケーキが運ばれてくる。それを幸宏さんと、他にも誕生日が6月6日のメンバーがいて、3人でロウソクの火を消して…。

そんな度に会場からは「ユキヒロー!!」の声援が飛び、それににっこり笑って応える幸宏さん。何と言うか、すごくアーティストとの「距離の近い」ライブだよなぁ、なんて思ったりもする。

アンコールで演奏されたのは「WHERE ARE YOU HEADING TO?」だったか。…正直、これもちょっとうろ覚えだ。でも「BLUE MOON BLUE」からの曲だったのは間違いない。


メンバーは再び退場。…が、実はまだあるのだ。


再度メンバーがステージに集い、最後に2曲、これが本当にラスト。

まずは「STILL WALKING TO THE BEAT」。この曲、なんとなく今回のライブではやるんじゃないかと思っていたのだが、最後に来たか。この曲では幸宏さんはドラムをたたきながらのボーカルを披露。途中では、原曲には無いハードなギターソロなんかも加わり、そこに幸宏さんのハードながらもタイトでスタイリッシュなドラミングが加わり、踊れるダンスでロックなトラックへと変貌していた。

もしこれが、こういうライブじゃあなく、クラブや野外だったらきっと僕、我を忘れて踊り狂ってただろうなぁw


そして最後。最後に持ってきた曲はバカラックのカバー。

「WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE」。

どこかで聴いた覚えが…と思えばそう、「BROADCAST FROM HEAVEN」のラストを飾っている曲だった。

前回の「BLUE MOON BLUE」のツアーの時は、「MURDERED BY THE MUSIC」なんかの古い曲をアンコールでやってくれたのだけれど、今回は無しか…と思いきや、こんな形で来るとは。

幸宏さんはステージ中央でボーカルを務め、しっとりとした雰囲気で曲は演奏されていく。が、曲の途中で幸宏さんはドラムの方へと移り、最後に素晴らしいドラミングを披露。こうして、今日のライブは本当に終わった。


メンバーがステージから去った後、ステージ上のスクリーンには今日のメンバー紹介が映し出され、そのバックには新作アルバムラストの「Valerie」が流れ、会場を暖かでどこか爽やかな余韻で包んでいた。


今回のライブ。アルバム「PAGE BY PAGE」のライブと言うことで、正直、前回のライブに較べると新作の聴き込みが不十分なままだったから、楽しめるだろうかと言う不安が少しだけあったのだけれど、でも結局そんな心配は無用だった。

そもそも、本当にいい音楽なら、曲名なんて知らなくたって、聴いたことない曲だって、それでも楽しめてしまうものなのだ。


それにしても、やっぱり幸宏さんはかっこいい。僕もいつかはあんなおじさんになれたら…心からそう思う。


Comment
この記事へのコメント
レポ楽しませていただきました
このLiveには参加できませんでしたので、検索していて、こちらへ来ました。

とても、落ち着いた、あたたかな記事だなぁと思いましたので、ご挨拶まで…
 
2009/ 06/ 08 (月) 22: 27: 24 | URL | Cacao # nXFwp9yU[ 編集 ]
いらっしゃいませ。
>Cacaoさん
はじめまして、コメントありがとうございます!!

今回の幸宏さんのライブ、観客との距離の近い、とても暖かみのある雰囲気に包まれたライブでした。
僕のこの記事に「あたたかさ」を感じて頂けたのは、きっと、そんなライブの空気が僕自身にも暖かい「何か」をくれたから、なのかもしれません…。
2009/ 06/ 09 (火) 01: 15: 36 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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