アニメ「幸腹グラフィティ」第1話感想。
2015年 01月 14日 (水) 09:45 | 編集
このブログは別にアニメ感想ブログとかじゃないので書くつもりは無かったのですが…でも「幸腹グラフィティ」のアニメ、第1話がもうあまりに素晴らしかったので感想書くことにします!!

アニメ感想記事書くの、ちょうど去年のこの時期の「桜Trick」以来ですね。そしてそのどちらもがきららミラクの作品で、どちらも原作が大好きな作品。

原作に思い入れのある作品が、素晴らしい形でアニメにされると本当に嬉しいですね…。


さて、幸腹グラフィティ、アニメ第1話(ひとしなめ)は「ほかほか、じゅわっ。」

原作で言うと1巻第1話と第2話の話ですね。この作品の一つのメインとも言えるご飯はお鍋ときつねうどん、それにおいなりさん。

ざっと観た感じ、かなり原作に忠実に造られていたと思います。桜Trickのアニメの時にも思ったのですが、ミラクの掲載ページ数(12~14ページ)と言うのは、30分アニメの1パートを作るのにちょうど良いページ数なのかもしれませんね。

他のきらら誌(8ページ)だとどうしてもそのままだと尺が足りなくなってオリジナルエピソードを追加したり、幾つもの話を分解して再構築…と言ったことが必要になってくるのが、ミラクの多ページ掲載だとほぼそのままの流れでアニメに出来るみたいですね。


とは言え、完全にそのまま原作通りかと言うと勿論そうではなくって、色々と細かい部分での差異はありました。例えばBパート(原作第2話)、きりんちゃんが風邪をひいて…と言うストーリーの大筋はそのままなのですが、舞台が変わっていますね。

原作では週末にきりんちゃんがリョウちゃんを訪ねてきて…と言う時間軸、つまり第1話の翌週で描かれていたのがアニメではAパートの翌日となっています。そして原作では描かれていなかった予備校のシーンも。


しかしここでまさか、原作では名前の無い(と言うか原作出てたっけ…)モブの子達がいきなり出てくるとは思いもしませんでした。

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まあ、予備校とかに通っていれば当然そこでは知り合いや友達だっているわけで、そう考えればここでクラスメートの子達が出てくるのは自然と言えば自然とも言えます。


そして登場と言えば、ここで椎名さんも登場。

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でもセリフはありませんw

ところで椎名さん、原作では結局下の名前が分からないままでしたけど、まさかアニメになっても判明しないとは…大体アニメになる際に改めて名前の設定直したりと言うパターンが多いのでこれは逆に新鮮。

しかし原作では椎名さん出てくるのはもう少し先なのですが、こうやって1話目の段階で主要キャラはあらかた出してしまおうと言うことなんでしょうね。


原作ではまだ出てこない人…と言う意味では内木ユキ先生も登場しました。それもAパートのかなり早めの段階で。

ユキ先生は原作だと2巻の後半-リョウちゃん達が高校生になってからの登場となるのですが、でも元々リョウちゃん達のアパートの1つ下の階に住んでいるハズなので、この時点で登場していても違和感はありません。

でも、リョウちゃん達と絡む様になるのは多分まだ先なのでしょうね。この辺りは原作通りにいくのかそれとも変化させてくるのか…気になるところです。


原作とアニメでの相異は舞台や登場キャラだけではなく、細かいセリフ回しなども色々と変わっている部分はありますね。しかし一番大きな違いは原作1話目のラストのセリフでしょうか。

リョウちゃんが天国のおばあちゃんへ話しかけるセリフ。

「私 料理が下手になったわけではありませんでした」
「誰かと一緒に食べるご飯は美味しいです」
「とてもとてもあたたかいんです」

このセリフそのものはほぼ原作通りで使われているのですが、しかしこれが原作通りのアニメAパートラストに入るのではなく、Bパートのラスト、アニメ1話の締めとして使われています。

このセリフはある意味、この作品を象徴するセリフとも言えるものなので、アニメにするにあたっては確かにAパートの最後よりもアニメ1話自体の締めとして使った方が効果的だと言えるでしょう。この辺り、非常に良い改変だなぁと感じます。


きりんちゃんがリョウちゃんへ「私が家族になる」と持ちかけるシーンも、原作の食事中からアニメでは布団の中に変わっていました。それによって、より印象的なものに感じられました。


さて、幸腹グラフィティと言えばキャラ毎にその個性たっぷりで描かれる、時にコミカルで時に色っぽい食事シーンが最大の見どころの一つなのですが…アニメでも非常に力を入れてしっかりと描かれていました。

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リョウちゃんの食べ方…原作以上に色っぽいかもしれません…エロい!!

また、キラキラした光の当て方だとか、食べ物が喉を通ったシーンのメタファーと思われるカットだとかアニメならではの見せ方が色々と入っていて非常に興味深いです。


1話ではまだ食事シーンはリョウちゃんときりんちゃんのみで、きりんちゃんはまだその本領を発揮してはいないのですが、今後どうなっていくのかが非常に楽しみです。

本領発揮したきりんちゃん、それに椎名さんやユキ先生や明さん…色々な人達のそれぞれ個性に満ち溢れた食事シーン。それがアニメでどう再現されるのか…期待したいですね。


さて、全体として幸腹グラフィティのアニメ。非常に完成度の高い、素晴らしいアニメだったと思います。

制作がシャフト・脚本が岡田麿里さんと言うことで始まる前は正直色々心配もしてたんですよね。シャフトと言うととにかく演出が独特でクセがありますし、岡田麿里さんと言えばどちらかと言うとドロドロした話が得意なイメージがあるので幸腹みたいな暖かい話に向いてるのかなぁ…と。

だけど蓋を開けてみればそんな心配は不要でした。脚本・ストーリーに関して言えば原作の流れを忠実に再現しつつ、アニメならではの視点を織り交ぜ、原作の暖かい雰囲気をしっかりと引き出していたと思います。

この作品はホント、暖かい作品なんですよね。友情だとか家族愛、そう言った人と人との繋がりをしっかりと大事に描いている、そんな作品。アニメの方でもその辺りきちんと描いてくれそうで安心しました。


そして演出。映像や映し方、演出などいかにもシャフトっぽい感じではあったのですが、でもそれが非常に良い方向にハマっていたと思います。

思えばシャフト演出はクセが強いものですが、この作品の原作自体もある意味クセが強い作品なので、そのクセとクセが良い方向へ合わされば非常に力強いものに仕上がる…と言うことなんですよね。

シャフト作品は当たりハズレの大きいイメージもありますが、第1話を観た限り、これは大当たりの方のシャフトだったと、そう思います。


また、劇伴がさりげなく効いています。劇伴がなんとコトリンゴさんと言うことで知った時は正直ビックリしたのですが…これが本当にいい感じ。ピアノ主体の優しげな曲が食事シーンを始め、劇中の様々なシーンを上手に引き立てていました。

坂本真綾さんによるOPも、リョウ(佐藤利奈さん)&きりん(大亀あすかさん)によるEDも良い感じ。

あと、次回予告の歌がじわじわ来ますよね…。

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この可愛らしいSDキャラの映像と相まってこれは非常に中毒性がありますw


ともかく、幸腹グラフィティのアニメ、第1話を観た限りでは期待以上の出来…いやもう手放しで大満足とほめちぎって良い素晴らしいものだったと思います。既に5回視聴したのですが、何度観ても飽きない。素晴らしい。

女の子が可愛くって、映像と音楽が綺麗で美しくて、暖かな人と人との繋がりがしっかりと描かれていて全体の雰囲気が優しく、観ててほっこり幸せな気分になれる…ああ、僕はこんなアニメを観たかったんだと、心底そう思います。


2話以降にも大いに期待したいですね!!


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