アニメ「幸腹グラフィティ」第2話感想。
2015年 01月 21日 (水) 07:45 | 編集
では、幸腹グラフィティアニメ第2話の感想を。

第2話のタイトルは「ふんわり、ゴガガガッ。」

原作で言うと第3話、リョウちゃんときりんちゃん、それに明さんとでお花見に来て、屋台の色々な食べ物を食べまくって…それに椎名さんが初登場と言う回でした。(アニメでは既に出てきていますが)


さて、このアニメ第2話なんですが、アニメ1話が原作の1話と2話を元に構成していたのに対し、この2話は原作の3話のみを元に作られているんですよね。

その為、かなりオリジナルエピソードを入れて話を膨らませた感じになっています。が、その膨らませ方が見事で話が間延びすることも無ければ違和感もまるでなく、すんなりと原作にあったエピソードと溶け込んでアニメならではの話として仕上がっています。


例えばリョウちゃんときりんちゃんとが屋台を回るシーン。屋台の食べ物あれこれも原作と比べて細かく膨らませてありましたし、きりんちゃんのお祭りエピソードが新たに追加されていました。

お花見に持ってきたお弁当も、原作ではリョウちゃんが持ってきただけだったのがアニメではきりんちゃんがサンドイッチ持ってきてますね。それに伴い、きりんちゃんがお父さんと一緒にサンドイッチ作っているエピソードも。

(そう言えばきりんちゃんのお父さん、原作では出てきてないんですよね)


しかし今回、何よりも大きな膨らましエピソードはリョウちゃんの卵焼きだったのではないでしょうか。

原作ではリョウちゃん、きりんちゃん、そして椎名さんとの会話の中に出てきた卵焼き。椎名さんは食べたことがあるけれどきりんちゃんがまだ食べたことの無い、リョウちゃんの卵焼き…。

これがアニメ2話の最も大きな構成要素の一つにまでなっていました。リョウちゃんが作った卵焼き、それはお出汁が染みて甘くってとろとろ、優しい味で…。

きりんちゃんの食べるシーンだとか、あまりにすんなりと話に溶け込んでいたので原作にもあったエピソードだとつい勘違いしてしまった程。

だけどこれ、原作には無いんですよね。つい気になって手元のコミックス1~4巻まで全部めくってみたのですが卵焼きのエピソードは見つからず…。

こういう、完全にオリジナルのエピソードを違和感なく話に織り交ぜるのって、相当に原作を読みこんで理解していないと出来ないことだと思うんですよね。この辺り、この作品の制作スタッフは原作のことをきちんと愛して分かって下さっているのだなぁと思います。

美味しそうに食べるシーンは勿論のこと、卵焼きを通じてリョウちゃんときりんちゃんのお互いの想いやつながりを描く、その話の作り方も見事だったと思います。


さて、そんなアニメ第2話ですが、あとは1話に比べてより一層シャフトらしさが増していたなぁ、と。1話ではさほど出てなかった、いわゆる「シャフ度」が2話ではかなりの頻度で使われていたかと。

とりわけ、Aパートの最後とBパートの最初。

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CMを挟んで入れられた椎名さんと明さんのこのシャフ度連発。ここまでやるともうこれ、狙ってやってるギャグなんじゃないのと言う気がして、観ててヘンな笑いが止まりませんでしたww


あと個人的に非常にシャフトっぽいなと感じたのがこの、トウモロコシの演出とか。

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こういう形で文字入れたりするのって、他のスタジオだとあまり見られない手法な気がします。

他にもきりんちゃんがレジャーシートでごろごろ寝転がったりするシーンとか、きりんちゃんが明さんに挨拶で頭に地面をつけるところだとか、リョウちゃんが座るシーンだとか…随所諸々にシャフトらしさが溢れていたか、と。

(まあそんなに言う程たくさんアニメ観てるワケでも無いので分かりませんが)


あと、1話2話と通して感じたのが、脚本の岡田磨里さん。この方によくあるドロドロした感じは今のところ全くありませんが、でもある種の「湿っぽさ」は確かに感じるかな、と。

ただそれは決して悪い意味ではありません。その湿っぽい感じがむしろ、リョウちゃんときりんちゃんの二人の友情、想い、関係と言ったものをより深く強く描きだしていた様に感じます。


あとは細かいところでは明さんが飲んでた缶ビール、これが原作だとハイネケンらしいものだったのがアニメではアサヒのスー○ードライ風になってましたね。

個人的にはスーパー○ライはあまり好きじゃないのですが、認知度の高さから来る視認性の容易さを考えればまあ仕方なしと言うところでしょうかw


また、このアニメにおいてアバンの部分は1話ではリョウちゃんがおいなりさんを、2話ではきりんちゃんが卵焼きを食べるカットとなっていて、どうやら毎回のテーマとなる食べ物を食べるシーンを入れると言うスタイルになる様ですね。

それと次回予告。1話の時はリョウ&きりんのSDキャラが出ていましたが、今回は更にそこに椎名さんも加わってました。今後話が進めばユキさんも出てきたりするのでしょうか…?


さて次回は恐らく、原作の4話と5話。タケノコご飯とオムライスの話をやる感じっぽいですね。いよいよ椎名さんも本格参戦と言うことでますます楽しみです。


Comment
この記事へのコメント
初めまして
幸腹グラフィティは私にとって初めての「アニメ化される以前から原作が好きだったきらら系列作品」でしたので、アニメの出来映えは非常に気になっていました。で、実際に視聴してみると、所々ひっかかる部分はあるものの、全体として原作の持ち味をきちんと押さえた作りになっていて、一安心といった所ですね。
この作品の最大のウリは飯テロ・・ではなく、人と人とのつながりを繊細かつ緻密に描いている点なので、シャフト節は控え目に、人間関係を丁寧に描いていってもらえたら有難いですね。まあ、原作をご存じない視聴者の方々を継続視聴に引っ張り込む手段として「一話ではシャフト節を抑えて意外感を持たせ、二話でシャフト節全開にしてお約束を感じさせ、じゃあ三話は?と興味を持続させる」という戦略はアリだと思いますが。
ところで、きりんの父は原作にも登場していますね。二巻86ページでエピソードの締めを担っています。このエピソードはきららキャラットにゲスト掲載されたもので、この号では川井マコト先生によるひだまりスケッチ新房監督X蒼樹うめ先生対談レポート漫画も掲載されていました。てことは、このときから幸腹グラフィティのアニメ化プロジェクトは進行していたの、か、な。
2015/ 01/ 24 (土) 04: 52: 14 | URL | 雲母の奇跡 # -[ 編集 ]
>雲母の奇跡さん
はじめまして。コメントありがとうございます。

幸腹のアニメ、ホント良い感じですよね…仰る通りこの作品の最大の売りは飯テロではなく、人と人とのつながりだと思います。
リョウちゃんを中心に、きりんちゃんや椎名さんとの友情、明さんやユキさんと言った大人達との関係、それにそれぞれの母と子の愛情…。
そう言ったつながりの暖かさを今後も大事に描いていってもらいたいですね。

個人的に、シャフト演出も今のところは上手くハマっているのではないかなと感じています。
この作品は割とアクの強い作品でもあるので、無難にアニメ化するよりも個性の強いスタジオが手がける位でちょうど良かったのかな、と。

>>きりんちゃんの父
本当だ…確かに86ページのオチの一コマに出ていますね…完全に忘れていました…w
2015/ 01/ 24 (土) 07: 48: 29 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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