「まんがタイムきららミラク'15年3月号」感想。
2015年 01月 19日 (月) 00:00 | 編集
では、16日発売のきららミラク感想、行ってみましょう。


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・表紙
今月の表紙は「幸腹グラフィティ」。アニメもいよいよ放映が始まりました。第2話まで観ましたが非常に良い出来で毎週の楽しみになっています…!!

さて今回の表紙。リョウ・きりん・椎名の3人組が仲良く寄り添って寝そべっているカットなんですが、注目すべきは彼女たちの手にある料理。

リョウちゃんが抱えているのはきつねうどん、そして3人の横にあるのはおいなりさん…つまりこれ、原作で言うところの2話、アニメ1話のBパートで出てきた料理なんですよね。

アニメ放映に合わせて、アニメ1話で取り上げられた料理をこうして表紙に載せてくる。なかなかに心憎い演出をしてくるなぁと、そう思いませんか?

しかしそれにしても、可愛い女の子と美味しい料理の取り合わせって本当に良いものですね。


では以下、気になった作品の感想とかツッコミとか。


・幸腹グラフィティ
巻頭カラーも勿論この作品。今回はリョウちゃんとお母さん、そして明さんと言う町子家の三人にスポットを当てた話でした。彼女たちが集まって久々のドライブ…ではなく、皆でお婆ちゃんのお墓参りにと言うエピソードですね。

お婆ちゃん、お墓参り…となれば泣きの入った話になることは分かっていましたが…ああもうホントなんでこの作品はこういう話を読ませてくるんだ…!!

リョウちゃんのお婆ちゃんを思い出すくだりとか、本当に切なく苦しかったです。近しい人だからこそつい苛立ってしまって当たってしまって…謝りたかったけどつい謝れないまま時が過ぎてしまって…そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか。

そしてそれって、相手が身近にいる間はさして感じもしないことなんだけれど、でも永遠に会えなくなってしまったその時になって初めて、物凄い後悔となって気付いてしまったりするものなんですよね。

この辺り、大切な人を亡くした経験のある人ならばきっと、誰しも共感を覚える話だったのではないでしょうか。

だけどお婆ちゃんは本当に誰にでも優しくっていつも笑顔で…リョウちゃんだけじゃなくってお母さんや明さんも同じ様な想いを抱いていて。そんな3人でお婆ちゃんのことを思い出す時間は寂しくもあるけれど、でも暖かみに溢れた、そんな特別な時間だったのだと思います。

こういう、胸につまる切なさを感じさせつつもじんわりと暖かみのあるエピソードを描かせたら川井先生は本当に上手いなぁとつくづく思います。今きららで一番、感動的な話を描ける作家さんなのかもしれません。


・桜Trick
今月はコトネちゃんの誕生日会…のつもりが風邪をひいてしまって…と言う話でした。

と言うワケでコトネちゃんを看病するしずくちゃんとの、2人きりのイチャイチャがたっぷりと堪能出来た回でもあります。コトしず派にとってはたまらない回だったのではないでしょうか?

熱で寝ているコトネちゃんにキスしようとするしずくちゃんに「うつっちゃう」と言うやり取り。最後の本当にうつっちゃったと言うオチまで含めてベタでしたけど良かったです。

コトネちゃんのしずくちゃんに「言えてないこと」「そのうち絶対言う」と言う気になるキーワードも出てきましたし、今後の2人の動向がますます気になるところですね…。


が、今回の話の最大のキモはそこでは無く別のところにあったかと思います。

まず、しずくちゃんのお母さん(なぎささん)が初登場。なぎささんすごく若くて綺麗だし、おまけにコトネちゃんにやたらとひっつくし朝からお酒飲んで酔っ払ってるし…フリーダム過ぎる!!w

そして山田さんの登場。まあコトネちゃんが体調崩したとなればこの人が心配して出てくるのは当然と言えば当然の流れではありますが…でも山田さんってコトネちゃんのことを本当に心の底から想っているんですよね。

コトネちゃんが幸せになることを本当に願っているし、その道が険しいことも分かっている。コトネちゃんとしずくちゃんの将来のことを真剣に考えているんですよね。

そんな山田さんとなぎささんとの、大人2人のやり取りが今回の話の最大の見どころだったのではないでしょうか。

コトネちゃんとしずくちゃん2人のことを真剣に考え、そして「自分の娘のことを分かっているのか」となぎささんに訴える山田さん。

それに対してなぎささんは分かっているのか分かってないのか一見はぐらかしてる様な感じなんだけれど、でも多分きちんと全てを分かっている。そんな気がします。

一見頼り無さげななぎささんだけれど、自分の娘のことはきちんと見ていて他の誰よりもきっとよく分かっているんですよね。しずくちゃんが自身で思っている以上に行動できる子と言うのはまさになぎささんの言う通りだと思います。

それは最近でしずくちゃんが自身の将来を考えてアルバイトを始めたり…そんなエピソードにもしっかりと表れていたのではないでしょうか。

一見放任だけれど、本当に困った時は手を差し伸べるなぎささんと、やや過保護にも見えてしまうけれどでも本当に相手のことを思いやってる山田さん。保護者として対照的ではあるけれど、どちらもきっとしずくちゃん、コトネちゃんにとって良い保護者なんだと、そう思います。

そして最後、山田さんに声をかけるなぎささん。

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どうやら2人で一杯飲みに行くことになった様ですが…ああっもうなんだか色々と妄想せずにはいられませんよこれ!! オトナな2人が飲みに行ったらもう、飲むだけで終わるわけがありませんしそれはもうきっと色々とイケナイ大人のあれこれを…。

と言うかなぎささん。コトネちゃんに対するくっつきぷりもそうですけど漂っている雰囲気がなんかもうとにかく百合百合しいんです。

そう言えばしずくちゃんにはお父さんいると言う話が出てないですし、もしかするとなぎささんってY染色体の力を借りずに単為生殖でしずくちゃんを産んだんじゃとか色々と妄想が暴走してしまいます。

山田さんも山田さんで、なんだかんだで満更でもなさそうですし…。

ここに来てこんな形で新たな百合キャラ・百合ップルを爆誕させてくるだなんて…本当に本当にタチ先生恐ろしいとしか言い様がありません。

高校生百合ップル(×2と未満)に大学生百合ップル(未満+片思い)と来て、更にオトナの百合ップルまで登場させてとうとう本当に百合的な死角が無くなりましたよこの作品。ホント恐ろしい。


・アンネッタの散歩道
今回8ページ掲載とちょっとページ数少なめだったのは来月発売の単行本作業の為でしょうか。しかしよくよく考えてみれば8ページってきららのスタンダードな掲載ページ数なのにそれを少ないと感じてしまう辺り、ミラクの怖さを感じます…。

それはそうと今回メイヴ達の登場出番無し、アンネッタ側のみに焦点を絞った話でなおかつ新キャラ登場と言う回でした。結局新キャラの子、名前も素性も分からず終いでしたけど…。

だけどアンネッタの方にも新たな繋がりが出来たと言うことで世界がちょっと広がる予感。ただこれが実際にメイヴ達と遭遇した時に一体どう影響を及ぼすのか…今時点ではまだ想像も予想も出来ないですね。


・うらら迷路帖
冒頭の千矢ちゃんにおっぱい揉まれてるカットで佐久隊長が女性だと再認識した人も多いのではないでしょうか?w

それはそうと今回は千矢ちゃんが風邪引いてしまって…と言う話だったのですが、風邪→初体験だからお赤飯とか、千矢ちゃんにマツコさんを貸す→千矢ちゃんと寝ても私のこと忘れないでねとか、いちいち小ネタがいかがわしかったのは気のせいでしょうか?


・ハルソラ行進曲
皆でお泊り勉強会な話。しかし勉強ネタに回路図記号とか「バイポーラ」「ユニポーラ」とかそんな専門用語が飛び出す辺り、いかにも工業高校モノなこの作品らしいなぁと感じました。

それにしてもやなぎちゃんは一体なぜこの学校に入ったのでしょうね。回路図記号が分からなくても五線譜の上に載ってたら覚えられるとか…彼女はどう考えても工業高校ではなく音楽系の高校へ行くべきだったのでは?w

あとサヤちゃんの相変わらずなブレ無さっぷり(百合的な意味で)が素晴らしいです。


・春色グラッセ
初登場ゲスト作品。鍋からウサギの妖精(?)が出てきて…と言う話だったのですがとにかく絵がとても可愛いですね。その可愛い画風がキャラと作品の雰囲気にも非常によく合ってます。

話的にはまだまだよく分からない部分が多いですが、次号にも続きが載ると言うことで期待したいですね。


・箱庭ひなたぼっこ
今月はセンターカラー!! そしてなんと、単行本1巻が3月に発売決定とのことです!!

今きららミラクで一番推している作品なのでこれは本当に嬉しい限り。特典コンプします。喜んで複数買いさせて頂きます!!(宣言)

今月は陽向ちゃんが自らのアイデンティティを失ってそれを取り戻す為に皆で…な話でした。と言うとなんだか壮大でイイ話っぽいのですが全然そんなことありません!!w

要するに陽向ちゃんのアイデンティティ⇒野草好きなのだけど、実は野草が好きだったのではなく単に草が好きなだけと皆からツッコまれ、その草好きを言い表す良い名称を考えましょう的な流れに…と言う話。

このストーリーの流れの根幹に漂うくだらないバカバカしさが実に良いです。そして皆のボケとツッコミの応酬。冒頭の陽向ちゃんに対する一之瀬さんのツッコミの容赦無さも凄まじいですが、傷口に塩を塗りたくる千堂さん…w

基本的にこの作品って皆のやり取りが結構辛辣と言うか酷いんですよね。普通に考えて容赦無いことをあっけらかんと笑顔で言ってのけてしまってるのが凄い。またそれをちろり先生のこの可愛らしい絵柄でやるから余計にそのツッコミの酷さ(褒めてます)が際立ちます。

そして陽向ちゃんの為に皆が考えた呼び名の数々も本当にアレ。

「どうやら私は野草も雑草も好きらしい件」⇒ラノベな響きがいかにもオタクな先輩らしい
「ギャラクシーワイルドグラサー」⇒かっこいいからとギャラクシー付ける一之瀬さんのセンス()
「ヤソミン」⇒思いつきで言った為にこの後千堂さんが大変なことに…

そして結局決まったのがこれ。

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「ヤザポッコ陽向」

うん…まあ本人嬉しそうだしいいんじゃないかな…w

しかしこの、陽向ちゃんへの命名騒動から始まる一連の流れ。まだ先輩や一之瀬さんの命名は一発的な小ネタで済んでますけど千堂さんの「ヤソミン」から「ヤザポッコ」への話の展開。バカバカしい中にも物凄い狂気を感じます。

この話のぶっ飛んだ展開の流れ、これって恐らく計算でやってるのではなくって全て天然だと思うんですよね。きらら作品には頭のネジのぶっ飛んだおかしな作品って幾つもありますが、でもその大半はきちんと計算された頭のおかしさだと思うんです。

だけどこの作品は違う。この作品には天然モノの狂気を感じずにはいられません。これ絶対計算とかじゃ出てこない。マジものの頭おかしさだよ(注:物凄く絶賛してます)


・青春過剰Sisters
作者のぼるぴっか先生が事前にツイッターで「新連載・魔法少女PS山田始めました」みたいに呟いてたので「!?」て感じでしたがなるほど…そういうことでしたか。まあ想像はつきましたが…w

と言うワケで今回は尾花ちゃんが日アサの魔法少女アニメにハマってオタク化してしまったと言う話でした。オタク化していった尾花ちゃんの女子力低下っぷりと逆にPS値の上がりっぷりとのその対比が非常に面白かったです。

と言うか御形さんのメガネってスカウターだったんか…w

しかし全編通して基本はギャグなのに、要所要所ではきちんと百合的な見せ場を作って来るのが本当に心憎いですよね。

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尾花×御形のキスシーン。

これ、魔法少女アニメにハマり過ぎてしまった尾花ちゃんの心を取り戻そうと、そのアニメのシーンを再現して説得しようと言う御形さんの作戦なワケなんですが、まさかこうガチなキスをやらかしてくるとは…。

しかも尾花ちゃん、この後なんか陥落しちゃってますしね。これはこの作品、桔梗×芹菜だけでなく本当に姉妹全員くっつくエンドが来てしまうかも?


・ゆずりはコーポレーション
どうも話がまとめに入っている様に見えるのが怖いんですよね…話的にもう次回が最終決戦の舞台とかそんな感じっぽいですし…でもまだ最終話の告知出てないですし、単行本2巻分まできちんと話続きますよね?

(きらら読者としてはもうこれが本当に心配なのよ。単行本未完結で終わるの嫌…)


・シロクマと不明局
序盤は不条理ギャグ…と見せかけておいて徐々に意味深な世界観とシリアスなストーリーが片鱗を見せてくると言うのは前作の「月曜日の空飛ぶオレンジ」もそうでしたけど、これがあfろ先生の作風ってことなのでしょうか。

しかしシリアスになりそうでも完全シリアスではなく、基本は不条理ギャグのままと言うバランス感が良いですね。トキコさんから局長への「復讐」も後味あっさりしてて良いです。(マヨネーズだけど)


今月は以上で。

やはりミラクは読み応えありますね…感想触れた作品数は少なめですが、でもここで触れてない作品も基本全て楽しく読んでいます。個人的にはやはり今のきらら誌の中で一番満足度が高い雑誌だと、そう思います。


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