アニメ「幸腹グラフィティ」第3話感想。
2015年 01月 28日 (水) 01:00 | 編集
では、幸腹グラフィティアニメ第3話の感想を。

第2話のタイトルは「ショクショク、トロッ。」

原作で言うと第4話のタケノコご飯の話と、第5話のオムライスの話とを元に作られています。Aパートが原作の4話で、Bパートが原作の5話。


Aパートのタケノコご飯のお話はほぼ原作通りの作りとなっていますね。

美術予備校での実技力診断テストのシーンから始まって、テストで上手くいかずに落ち込んでいるリョウちゃんをきりんちゃんと椎名さんとで励まそうとして…と言う話の大筋もですし、宇宙人だとかの小ネタも原作通り。

ただ、オリジナルのエピソードとしてリョウちゃんのお母さんからお米が大量に送られてきた…と言うのが追加されています。これによってリョウちゃんとお母さんとの絆、離れたところにいる父母への想いと言うのが描かれていますね。


さて、このAパートでの最大の見どころ。それはなんと言っても、椎名さんの本格的な参戦と言ったところではないでしょうか。

第2話でも椎名さん登場してきましたけど、まだ自己紹介に過ぎないと言った感じでした。でもこの3話では大きく話に関わって来ます。そして椎名さんの食事シーンも初公開!!

原作でもやたらと大人っぽい食べ方を魅せる椎名さんでしたけどアニメでは一体どうなるのか…。


kohukug16.jpg


ちょwリアル顔www

まさかこう来るとはね…まあ原作でもこの食べるシーンの表情は他のコマとは違うタッチで描かれてはいるのですが、アニメにするとこうなるワケか…w

しかしこの、ちょっとアクの強い位の演出・描き方がこの作品にはよく合っている様に思います。


そして後半のBパート。こちらも原作の5話と基本の流れは同じなのですが、細かい部分で色々と変えてきているところがありますね。

原作の4話と5話は全く別の日のエピソードなのですが、このアニメ3話の中ではAパートBパートが連続した2日間の出来事として描かれています。

原作でも第4話のラストできりんちゃんと椎名さんとがリョウちゃん家へ泊まっているのですが、このアニメでは更にそのまま、泊まった日の翌日にオムライスのエピソードへ繋がると言う流れになっていますね。

細かいところでは作中に出てくるオムライスも。原作に出てきた昔ながらのオムライスやお好み焼き風オムライス、それにこの話のメインとも言える「伝説の半熟オムライス」はそのまま出てきますが、中華風オムライスやドリア風オムライスのくだりがカット。

(ドリア風オムライス、椎名さんが食べて一応触れられてはいますが)

その代わりにタケノコご飯の残りを使った和風オムライスが新たに加えられています。これは話の時間軸をつなげて再構成したから出せたものだと思いますが、それにしても本当に美味しそうでした…正直、この話のオムライスの中で個人的に一番美味しそうだと感じました。


あと、ラストの話の締め方が違うんですよね。原作ではリョウちゃん達3人がワイワイ喋ってて終わる感じだったのが、アニメではきりんちゃんが実家へ帰るシーンで終了となっています。

1話、2話共にアニメのラストはきりんちゃんが帰って行く駅のシーンになっていますし、恐らく毎回このパターンで締めて行く感じになるのではないでしょうか。


個人的にこのBパートの見どころはきりんちゃんの服装。

kohukug15.jpg

この、妙なサボテンみたいなものが描かれているきりんちゃんのTシャツなんですが、実はこのサボテンって原作者の川井マコト先生の自画像(?)なんですよね。

そして実はこのTシャツ、原作でもきちんときりんちゃんが着ていたりします…。

彼女が毎回持ってくる肉みたいなボストンバッグも実は原作から出ているアイテムですし、こういう細かいところで原作を再現しようとする辺りに制作者のこだわりと原作愛を感じられて良いですね。


あと今回の第3話ではエンディングの映像が今までと変わってました。1話、2話のエンディングは劇中のシーンを再構築して流している感じだったのですが、今回のエンディングはきちんと別映像が新たに起こされていましたね。

と言うことは、1話2話のエンディングはシャフト恒例(?)の未完成EDだったってことでしょうか…w


それと今回、最後の最後で予告編が予想外でした。

kohukug14.jpg

いやまさか…予告編でこの人を大フィーチャーしてくるとは全く思いもしませんでしたわ…オムライスの話で出てきたドラマ「オムライスを求めて三千里」の主人公さんww


でもこういう、ちょっとした小ネタをこんな形で膨らませて来るのは楽しくて良いですよね。

話の本筋に関わるキャラでは無いので、物語の中であまり大きく取り上げてしまうとそれは話そのものを台無しにしてしまうことにもなりかねないけれど、こういう形ならば話を壊すことも無くて良いなぁと思います。


さて次回は原作のどのお話を持ってくるのでしょうか。順番通りだとコンビニご飯の話だけれど、あれだとリョウちゃん一人で食べる話になってしまいますし…まあ、何にせよ楽しみに待ちたいですね。


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この記事へのコメント
黒いマリーの舌打ち
今回はシャフト演出が一話と二話の中間くらいで、ちょうど良いバランスだったと思います。今後はこの加減を維持していくんでしょうか。個人的にはそうして頂けるとありがたいですが。
さて、リョウの母親から大量の米が送られてくるくだりは、原作二巻33ページの「箱一杯のインスタントラーメン」というネタをアレンジしたものですね。実は一話の冒頭に登場したブリ大根も二巻58ページに登場したものだったり。
こういうネタのパズルを、機械的な入れ替えではなく結構綿密な考慮の下に行っていて、脚本家岡田麿里さんの丁寧な仕事ぶりに好感が持てます。が、切り離された残りのエピソードはアニメでは採用しないのか気になる所でもありますね。「寝ぼけたリョウがきりんを母親と勘違いして本音を吐露してしまう」「おばあちゃんの割烹着を仕立て直した形見のエプロン」といったエピソードは是非アニメにも取り上げて欲しいんですが・・。
一方で、アニメオリジナルの「椎名の舌打ち」には、岡田麿里さんの"闇"が垣間見えた気がしました。原作では百合嫉妬ネタはさらっと流す程度にとどめているのに対し、アニメの方は結構念入りに描写していて・・。もしかすると今後"マリーの本気"に戦慄させられることに・・ならないとは思います、が・・、まさか、ね・・。
2015/ 01/ 28 (水) 19: 43: 53 | URL | 雲母の奇跡 # -[ 編集 ]
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2015/ 01/ 28 (水) 20: 43: 23 | | # [ 編集 ]
> 雲母の奇跡さん
確かに今回はシャフト演出が(2話に比べれば)押さえ目でしたね。と言うか2話はさすがにちとやり過ぎだった感もw

今回のお米のエピソード、仰る通りインスタントラーメンのエピソードネタのアレンジかもですね。でもそうなると確かに切り離された後のエピソードがどうなってしまうのか…やらないとなるとそれはそれで勿体ない気がします。

>>原作では百合嫉妬ネタはさらっと流す程度にとどめているのに対し、アニメの方は結構念入りに描写していて・・。

これ、僕も感じていました。今のところ岡田さんっぽいドロドロした感じこそありませんが、でも原作よりも確かにある種の「湿っぽさ」を感じるんですよね。この位の加減のままでやってくれれば言うこと無しなんですが…w
2015/ 01/ 28 (水) 23: 45: 49 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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