「スイート マジック シンドローム」3巻。
2015年 01月 29日 (木) 16:15 | 編集
では、先月の12月発売のKRコミックスの中から、きららミラクに連載されていたCUTEG先生の「スイート マジック シンドローム」3巻の感想行ってみましょう。


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表紙には主人公の甘子ちゃんとプリンちゃんの2人。プリンちゃんが甘子ちゃんにぴったりと抱きついて、一つのマフラーを2人で仲良く首にかけて…この2人の親密性がよく分かると言うものです。

そう言えばこの作品の表紙って1巻から3巻までずっと甘子&プリンの2人のみで描かれてきたんですよね。何気にこれって割と珍しいパターンな気がします。巻が進んで新キャラが出てくるにつれ、他のキャラを表紙に…てパターンがきらら系には多いですしね。

思えばきらら中随一の百合度を誇る桜Trickにしたって表紙は主役カップルのみかと言うとそんなことは無かったワケで…逆にだからこそ、このスイマジの表紙が全巻通して甘子&プリンのみと言うのは新鮮さと特別さとがある様に思えます。


帯には「甘くて、可愛らしくて、いい匂い。」の文句。この作品の特性を端的に、非常に上手く言い表してるなぁと思います。ホントこの作品は読んでるだけでいい匂いが漂ってきそうな、そんな作品なんですよね。

甘いお菓子の美味しそうな匂いと、おんなのこ達の優しくて甘い良い香りと…。


裏表紙はこちら。

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主役2人以外のレギュラーキャラ達が描かれていますね。


さてこの「スイート マジック シンドローム」と言う作品は、きらら系の作品の中でも非常に登場人物の多い方の作品だったのではと、そう思います。

主役は表紙の2人・甘子&プリンなのですが、他にも裏表紙に載っているプリンちゃんの姉妹のクレーム姉さんとショコラちゃん、お目付役(?)のキャラメルさん、そして2巻から登場の甘子ちゃんのペンフレンドでもある由梨ちゃん。

ざっと、出番多くて物語によく絡んで来るキャラだけでもこの6人がいます。


他にも小さくて可愛いコンペイ糖ちゃんや、キャラメルさんに惚れてるメガネっ娘のワッフルちゃん、探偵のジンジャーちゃんに居眠りアイドルのマシュマロちゃん、魔法使いのロクムちゃん…。

実に色とりどりの美少女達が数多く登場します。そのキャラクターも属性もてんでバラバラで、様々な方面の「萌え」に対応出来る作りとなっているんですよね。


また、百合度の高さも特筆すべき点かと。いや実際、この単行本3巻を読み直してて、この作品ってこんなに百合百合してたんだ…と改めて思いました。

これには、2巻から登場してこの巻で本格的にストーリーに絡む様になってきた由梨ちゃんの存在も大きい様に思います。由梨ちゃんが何かと甘子ちゃんを意識しているそぶりがあちこちに垣間見られるんですよね。

勿論それは意識していると言っても露骨に恋愛感情だとかそう言ったものではなく、あくまでほんのりほのかな微百合と言う感じではあるのですが…幼い頃からのペンフレンドと言う特別な間柄故に生まれるこの微妙な感情・関係性と言うのが何ともたまらないんですよね。

そして由梨ちゃん⇒甘子ちゃんにちょっとジェラシー抱いてしまうプリンちゃんが見られるのも百合的には美味しいところです。もっとも彼女は甘子ちゃん大好きなのに最終的には食べ物に傾いてしまうダメなコではありますが…w


百合と言う意味ではこの作品、カップリングの組み合わせも多種多様、自由自在と言って良いかもしれません。

甘子×プリン、甘子×由梨と言うのが鉄板どころかと思いますが、他にもキャラメル×プリン、キャラメル×甘子、甘子×ショコラ、キャラメル×ワッフル、キャラメル×ショコラ、甘子×コンペイ糖、由梨×ワッフル、由梨×コンペイ糖、ロクム×キャラメル…。

作中で可能性が提示されてる組み合わせだけでもざっとこれ位はあるかと思われます。

更にそこにクレーム姉さん的百合脳な視点を加えればもうその組み合わせは無限大に…w


さて、この3巻、物語終盤ではプリンちゃん達が突然、お菓子王国へ帰ってしまうことになります。

その帰ってしまうこと自体も突然のことながら、最終回に甘子ちゃんへ戻って来る時もいきなりと言う感じで、この辺りきっと他の作品ならばもっとドラマチックな理由づけや展開をさせて感動的に盛り上げようとしたところでしょう。

が、敢えてそうせずに普段通りの描写で、いつもの日常の出来事の一コマとして描いたことにこそ、この作品らしさ、この作品ならではの意味があったのだと思います。

あくまで普通に、当たり前の様に帰って来て、当たり前の様におしゃべりを楽しんで当たり前の様にお菓子を食べて…。その当たり前の中にある幸せ。

そして淡々と、当たり前の出来事として描くことで、彼女たちの楽しい日常はこれからもずっといつまでも続いて行くんだろうな…と、そんな予感と余韻を感じさせてくれる、素晴らしいラストに仕上がっていました。

最後の、プリンちゃんと甘子ちゃんとが一つのお菓子を半分こに分け合って食べると言う締めも、非常にこの作品らしい良い締め方だったと思います。


さて、そんな「スイート マジック シンドローム」3巻。当然のごとく特典集めしてきましたw

まずはゲーマーズのブロマイド。

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絵柄自体は描きおろしではなく、単行本3巻33ページからのお話の扉絵で使われているのと同じカットですね。しかしチョコまみれのプリンちゃん…改めて見るとなんだか実に色々と大変なことになってますよね…。

これまだ普通のチョコだから良いものの、ホワイトチョコでやったらきっととんでも無くいかがわしい図面になってしまってアウトなことにww


続いてアニメイトのイラストカード。

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こちらも描き下ろしではなく、3巻101ページからのお話の扉絵に使われているカット。イラスト自体はモノクロなのに作品タイトルがカラフルなカラーとなっているのがなんだか可愛らしいですね。

しかしアニメイト特典なので例によって例のごとく紙質がぺらぺらな残念ペーパー…スイマジ2巻のアニメイト特典はきちんとポストカードだったんですけどね。アニメイトさんの特典はもう少し紙質に気を使って頂けるとありがたいなぁ…。


次にCOMIC ZINのポストカード。

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こちらは描き下ろしのカットで、カップケーキ持ってるプリンちゃんと言う構図。やっぱりプリンちゃんは食べ物持ってる時が一番幸せそうな顔してる様に思えますね。この嬉しそうな顔と言ったら…!!

しかしそれにしてもプリンちゃんのこの格好は一体どうなってるんですか? 上半身がゆったりタートルネックニットなのは分かりますが、下半身これどう見てもはいてませんよね…ぱんつはいてるかどうかはさておき、スカートその他は何もはいてませんよね…。

そう言えばスイマジ2巻の時はとらのあなの架け替えブックカバーがプリンちゃん裸ワイシャツと言うとんでも無いシロモノでしたし、CUTEG先生は何気にフェティッシュでとんでもないものをぶっ放してきますよね。


今度はとらのあな特典のポストカード。

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こちらも絵柄は特典。ゆったりニットの甘子ちゃん。と言うかこれ、上のプリンちゃんと何気にお揃いのニットっぽいですよね。同じ形の色違い。

と言うことはやっぱり…甘子ちゃんもはいてないと言うことに…はいてないのに、ニーソックスだけははいているだなんて、なんと言うフェティッシュな…恐ろしい、CUTEG先生本当に恐ろしい…。


いや、よくよく考えてみれば上のプリンちゃん含め、ニットではなくニットワンピなのかもしれません。であれば別に下半身はいてない(下着は履くとして)のは当然のことですねw


最後にメロンブックスのクリアファイル。

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絵柄はこれ、最終回の扉絵のカットなんですよね。仲良く微笑み合うプリンちゃんと甘子ちゃん。ああ…やっぱりこのコ達はこうやって楽しそうに微笑んでいる姿が一番良く似合います…。

いつまでも、いつまでもずっと…こうやって楽しそうに笑っていて欲しいですよね…。


特典については以上で。

この「スイート マジック シンドローム」、きららミラク創刊号からずっと連載されてきた作品で、思えば僕もミラクの中で大好きな作品の一つでした。

いつの頃からか、ミラク読む時は毎月この作品を最後の楽しみにとっておく様になってました。この作品って読後感がとても良いんですよね。なので、この作品をラストに読む様にしておくと雑誌自体の読後感や余韻もとても良くって…。

今回、この3巻を通して読んでみて、その読後感の良さと言うのを改めて感じました。暖かみがあって優しくって…読んでると多幸感を覚えて笑みがこぼれてしまって、それが読んだ後もしばらく続くんですよね。


この作品ってきららの中でもとりわけ先鋭的な作品揃いのミラクにおいては珍しい位に可愛さ特化型の作品だったと思うのですが、こうして見るとやっぱりただ可愛いだけじゃなかったんだなぁ、と。

たっぷりの可愛らしさの中に優しさとか暖かさとがぎっしりと詰まってて、それがなんとも言えない読後感の良さと心地良い余韻を産み出してたんだと思うんです。


願わくばこの作品、きららミラク創刊号からの連載作品として、もっともっと、ずっと末長くいつまでも読んでいたかった…そう思ってしまいます。でも、話としてはこれで終わってしまっても甘子ちゃんやプリンちゃんの楽しい日常はこれからもずっと続いて行くのでしょう。

ふとした時に読み返して、そんな彼女たちの日常に想いを馳せてみるのも良いかもしれませんね。


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この記事へのコメント
ぶっちゃけ初期の頃はファンタジー版きんいろモザイクかと思ってました。こう、女の子達がかわいいことをやるだけ、の話としては同じなんだけど、そこから一歩抜け出して異なった決定打は…。
きんモザが笑いと毒を兼ね備えた「ビタースイート」なら、本作は温かい繋がりを特化させた「ひたすらな甘さ」が楽しませてくれたのだと。
2015/ 02/ 10 (火) 00: 52: 52 | URL | YOU_NA_RING # -[ 編集 ]
> YOU_NA_RINGさん
仰る通りこの作品は「暖かい繋がりを特化させたひたすらな甘さ」そんな作品だったと思います。

この作品、毎月のきららミラクの中では最高の癒し枠でした…。
2015/ 02/ 11 (水) 16: 18: 53 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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