アニメ「幸腹グラフィティ」第4話感想。
2015年 02月 03日 (火) 17:48 | 編集
では、幸腹グラフィティアニメ第4話の感想を。

第4話のタイトルは「じんわり、バリリッ。」

原作で言うと第6話の話が元となっていますね。予備校がお休みとなってしまった為にきりんちゃんが上京出来ずにリョウちゃんが一人で週末を過ごすことになって、図書館行ったりコンビニでお昼買ったり…と言う話ですね。


しかしまさか、この話だけでアニメ30分やるとは思いもしませんでした。この回ってこの作品の中では割と異質な回だと思うんですよね。

と言うのも「幸腹グラフィティ」って(中学時代においては)きりんちゃんが毎週末に予備校通いの為に上京してきて、リョウちゃんと一緒にご飯食べたり、椎名さんや明さん達周りの人と触れ合って…。

そんなリョウ&きりんの2人を中心に、周りの人達との暖かな関係性を描く話が大半で、リョウちゃんが一人で過ごす回ってほとんど無いんですよね。

そんな回なので、アニメにする場合はA・Bパートのどちらか片方だけに持ってきて、もう1話は通常のノリのお話で来るかと思っていたので意外でした。


でも、よくよく考えてみるとこの話はそれだけで丸々30分のアニメとして仕立てるだけの、意義のある話だったと言えるのかもしれません。

と言うのもリョウちゃんが幼少の頃によく通ってた図書館へ久々に行って、そこでおばあちゃんの真実を知ると言う回なんですよね。

料理上手だと思っていたおばあちゃんは、実は料理初心者で、幼いリョウちゃんの為に頑張って料理を覚えて作っていた。それだけじゃなくって、リョウちゃんに合わせて味付けも本のレシピ通りじゃなくって色々工夫して…。


そんなおばあちゃんのことを知って、自分自身は相手のことを想いながら料理を作っていたのだろうかと考えて、きりんちゃんの為にもっと美味しい料理を作れる様になりたいと改めて思う、リョウちゃんの内面的な転機とも言える話なんですよね。

また、3話目まででリョウ・きりん・椎名のレギュラー3人をきちんと出しておいて、その後の4話目であえてリョウちゃん一人だけの話を持ってくると言うのは、全体のストーリー構成として考えるとなかなか良い手法の様にも思えます。

ここで一旦リセットをかけることで、次回からのリョウちゃんときりんちゃん、椎名さん達のいつもの日常がどんな感じになるのかに一層の期待を持たせてくれる、そんな感じがします。


話の構成的に、1~3話まではきりんちゃんを見送る駅のシーンで締めと言う形だったのですが、今回はリョウちゃん一人だったのでどうするのだろう…と思ってましたが、やはり最後は駅のシーンでしたね。

原作では一週間後にきりんちゃんにご飯を振る舞ってる描写をオチにしてましたけど、そこは完全にカットして駅で「来週絶対に来て下さいね」と(その場にはいない)きりんちゃんに向かって呼びかけるシーンとなっていました。

今後も恐らく、少なくとも中学時代編においてはラストは駅のシーンで締めると言う構成で描いて行くのでしょうね。


さて、そんな4話だったのですが、この回の特筆すべきことはリョウちゃん一人で過ごす回だったと言うだけでなく、料理がコンビニご飯だと言うところも。

これまでは何かをリョウちゃんが作ってきりんちゃん達と一緒に食べて…と言う風だったのが、今回はリョウちゃんが自分で作るのでなくコンビニでご飯を買って食べると言う話になってるんですよね。

(前半で冷やし中華を作ってはいますが)


しかしコンビニのご飯であっても美味しそうに描くところはさすがと言うところ。原作でも美味しそうに描かれているのですが、アニメの方も原作の描写を基本としながらもアニメならではの手法でとにかく美味しそうに描かれていましたね。

あの、コンビニおにぎりのお米の艶やかさと言ったらもう…!!

実際のコンビニおにぎりがそんなにお米が輝いているかどうかはさておき。


それと何と言っても、久々に食べたコンビニご飯を久々に会った幼馴染みに例えるシーン。原作でもオチのコマとして描かれていて非常にコミカルなシーンだったのですが、アニメになるとなんだかシュールさが凄いです。

kohukug18

いや、幼馴染みにいきなりかぶりついちゃダメでしょwww


更にこのシーン、アバンでもやってたのですがそっちは更にやりたい放題。

kohukug17

「ボクらの頭をお食べよ」

ってどこのアンパ○マンだよそれwww


この、特にアバンの演出とか観てるとやっぱりシャフトだなぁとつくづく感じますね。いわゆるシャフ度みたいのは今回もそんなに無かったけれど、でも演出のそこかしこにらしさが溢れていた様に思います。

全体的にかなりクセのある、アクの強い演出が目立つのだけれど、でもそれが作品本来の個性とあってて良い味わいを引き出していますよね。


あと今回は梅雨の時期の話だったのですが、とにかく背景描写がキレイだなぁと感じました。シャフトの作品って背景描写が現実離れしたものも多いのですが、この作品に関しては非常にリアリティのある背景を描いていますよね。

アジサイの咲いた小路のシーンだとか、本当に綺麗で画面に観入ってしまいました…。


それと今回、なんと言っても極めつけはやっぱり次回予告でしょう。

kohukug20

コンビニ店員の怖い顔のおじさんを大フィーチャーww

まあでもこれは予想はしてましたけどね。なにしろ3話の時の次号予告で、オムライスのドラマの人をフィーチャーしてたので、今回は絶対にコンビニ店員さんで来るだろう、と。


でもこういう遊び心、個人的には大好きです。今後もその話の中に出てきたちょっと目立つモブ的な人をフィーチャーしたりするのでしょうか?

次号予告を毎回こんな形で変えてこられると、次回は何をやってくれるんだろう…と期待せずにはいられなくなりますよね。もしかすると本編よりも次号予告の方が楽しみになりつつある…かも?w


さて、次回の話はどうなるのでしょうか。原作通りに進めば椎名さん家で流しそうめんの話…となるのでしょうが、タイトルから言ってもそれで決まり…かな?


Comment
この記事へのコメント
今になって気付いたことなんですが・・
今回のエピソード、実に良いお話でクオリティも高かったんですが・・。
「おばあちゃんは元々料理下手だった」っていう設定、原作の後のエピソードで無かったことにされちゃってるんですよね。リョウの母親・緑さんが日本に帰ってきて娘との絆を取り戻そうとしたときに、頼りにしたアイテムが「お母さん(おばあちゃん)の手料理」でして、三巻では鍋焼きうどん、四巻では餃子(!)が登場しています。
要するに原作者川井マコト先生のミス(初期設定を忘れていたミスというより後の展開を考えずに初期設定を作っちゃったミス)なんですが、アニメの方で緑さんを登場させるときにどうやって矛盾を解消するのか気になるんですよね・・。
まあ、一期1クールの内に緑さんが登場することは原作エピソード消化のペースからみて無さそうなので、アニメを一期で打ち止めにするのであれば問題は生じないわけですが、二期やらずに終わらせるのは正直もったいない作品だと思いますし・・。
ところで、次回はいよいよ露子さんが登場するようですが、完璧なスペックとクールな性格を備えながら実はお嬢様との関係で悩んでいたりする彼女を小林ゆうさんがどう演じられるのか、非常に楽しみです。

2015/ 02/ 03 (火) 22: 28: 10 | URL | 雲母の奇跡 # -[ 編集 ]
>雲母の奇跡さん
あああホントだ…ホントですね…確かに3巻以降の話読むとおばあちゃんの手料理エピソードが…。

実際、話としては原作のあの回まではいかずに終わるでしょうね。
と言うかこの原作消化率のまま進むと本当に内木ユキちゃん本編に出てくるのだろうかと言う不安がw

露子さん、昨夜の放送で出てきましたね。非常にミステリアスな雰囲気が原作のままで良かったです。
2015/ 02/ 06 (金) 23: 51: 32 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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