アニメ「幸腹グラフィティ」第5話感想。
2015年 02月 11日 (水) 11:36 | 編集
では、幸腹グラフィティアニメ第5話の感想行ってみましょう。

第4話のタイトルは「ぢゅるるんっ、ごくん。」

原作で言うと第7話の話が元となっていますね。夏休みらしいことをしてみたいと話から、椎名さん家にお邪魔することになって流しソーメンや七夕の短冊、花火など色々と楽しんで…と言う話ですね。

原作でも椎名さんの家が初登場で椎名さんのお母さんや露子さんと言う、インパクトのあるサブキャラ達が登場する美味しい回だったのですが、アニメの方は更に色々と盛り込んできたなぁ、と。


まず椎名さんのお家。原作でも相当に立派な旧家として描かれていましたが、アニメではスケールが物凄い大きなことになってましたね。

まあ構造的には庭に畑があったり、裏に竹林があったり、そういった基本要素は原作通りなのですが、やはりアニメだと空間を広くつかって描かれるのでとても大きく感じられます。

(いわゆるシャフト空間的なものも要因の一つ、かもしれない)


椎名さんのお母さんは原作通りに可愛らしい(と言うか子供っぽい?)ノリのいいお母さん。で、声がどうやらひだまりスケッチの吉野家先生と同じ方の様ですね。

そのせいもあって余計にキャラがはっちゃけて見えましたw


そして問題の露子さん。

原作でもミステリアスでクールな雰囲気でありながら超ハイスペックな仕事のこなしを魅せる謎キャラではありますが、今回のアニメ版ではとにかく登場のさせ方が凝っていたなぁ、と。

まずきりんちゃんが庭の畑で遭遇してトマトを貰います。この、きりんちゃんがトマトを貰うエピソード自体は原作にもあるのだけれど、そこでは誰に貰ったと言うことは明言されていません。

アニメではここで露子さんをしっかりと登場させてきりんちゃんとの遭遇。そして露子さんの雰囲気が椎名さんとあまりに似ているのもあって、ここできりんちゃんは露子さんを椎名さんのお母さんだと思いこみます。


だけどその後に椎名さんのお母さんが登場してまるで別人→じゃあさっき畑でトマトくれた人は一体誰だったのだろうと言うことに(畑でもすぐに姿消していますし)



そしていよいよ裏の竹林へ。ここでいよいよ露子さんの本格登場となるのですが…。

kohukug21.jpg

ぎゃあああ出たああああ!!


このシーンなんですが、また直前にお墓のカットを入れてあるんですよね。原作にはない設定なのですが、竹林の中にお墓まである→もしかして先ほどトマトくれたのはご先祖様の幽霊では…なんて思ってしまったところにこの登場。

いやでもこの辺りの話の膨らませ方は上手いなぁと思いました。露子さんと言うインパクトのあるキャラの登場をよりインパクトのあるものにして、視聴者にとって印象深いものへと変えています。


まあ僕は原作読んでるので、ここで出てきたのが露子さんだと言うことはすぐに分かったのですが、初見の人は結構ビックリしたんじゃないでしょうか。ミステリアスな美女(いつの間にか消えた)、お墓と来てこの登場…実際に幽霊と言われても納得してしまいそう。


そんな感じで今回はもうすっかり露子さん回だったと言っても過言ではない回だったのではないでしょうか。でも露子さんは非常に美味しいキャラですし、原作でも度々登場していますし、アニメの方でも今後たくさん出て来てくれると良いですね。


しかし「幸腹グラフィティ」のアニメ、てっきり1話目の様に原作2話分を30分アニメで消化するパターンでやるのかと思いきや、原作1話をアニメ30分にあてる構成の方がむしろ主体っぽいですね。

12~14ページの原作を30分アニメにするとなると、ヘタに作ると間延びしちゃったりテンポがおかしくなったりしちゃいそうですが、そういったことがまるでなくスッキリと見せてくれているのは本当に制作スタッフさんの努力のたまものなんだなぁ、と。

当然オリジナルのエピソードも挟まないと間がもたなくなってしまうのですが、そのオリジナルエピソードの挟み方やチョイスも良いですよね。

今回の露子さん登場みたいに、原作のストーリーに大きく関わる部分でもなく、ただキャラのインパクトを増やす為だけと言う、こういうやり方は本当に上手いなぁと思います。

(原作のストーリー改変とかは荒れる要因にもなりますが…こういうオリジナルなら問題ないですよね)


ところで今回は夏休み期間と言うことできりんちゃんが実家へ帰って行く必要は無かったのですが、それでもやはりラストは駅のシーンで締めていました。

「お見送りしなくてもいいんですよね」のリョウちゃんの言葉と共に。

毎回を必ず駅のシーンで締めると言う構成も良いなぁと思います。アバンタイトルでその回の主となる食材を味わうシーンを魅せてから本編、最後は必ず駅のシーンでしんみりした一言と共に締め。

構成がまとまっていて綺麗ですよね。ただ、この構成は話が高校生編へ進んできりんちゃんがリョウちゃんと同居しちゃうようになると使えなくなっちゃいますが…。

と言うかそもそも高校生編まで話が進むのでしょうか。この原作消化率だと話がどうもそこまで行かなさそうな気もします。でもそうなると内木ユキちゃんの出番が…ああ、それだけが幸腹のアニメの心配点ですねw


今回の次回予告。

kohukug22.jpg

うん、まあ椎名さんのお母さんと露子さんが出てくると言うのは完全に予想通りでしたよww

それにしてもノリノリで踊ってるお母さんとそれを模写してる椎名さん…その一方で表情一つ変えない露子さんと言う、この三者三様の対比がなんとも面白いですね。


さて、次回の話は予告から察するに原作8話を元にやる感じでしょうか。となるとこれはサービス回になりますよね…多分、幸腹の中では貴重なサービス回のハズ。

しかし予告どうするんだろう…その話であれば新キャラも美味しいモブキャラもいないので、そうなるとオーソドックスなバージョンに戻るのかな? その辺りも含めて次回も楽しみです。


Comment
この記事へのコメント
異分子の重要性
椎名家っていうとどうしても露子さんの印象が強くて、私もそちらに注目しながら視ていたんですが、実は椎名のお母さんが想像以上に魅力的なキャラだったんだと再認識させられたエピソードでした。
この作品の登場人物は、リョウを筆頭に後ろ向き・ネガティブな人が多くて露子さんもそういう性格であることが後のエピソードで明かされる訳ですが、椎名母は対照的にポジティブな性格で、娘のことで悩んでいてもあくまで前向きに対処しようとしているんですね。
こういうポジティブなキャラの存在が人間関係を過度に重くしないバランサーの役割を果たしているお陰で、幸腹グラフィティの作品世界に救いが与えられていることを実感させられる秀逸なエピソードだったと思います。
ところで、すっかりサブリミナルキャラクターと化している内木ユキさんなんですが、アニメ公式ホームページの登場人物紹介を見てみると「リョウと同じアパートに住んでいる。内気。」としか書いてないんですよね。アニメオリジナルキャラの予備校クラスメート3人の方が解説が充実しているという・・。
そこまでシークレットにして一体アニメスタッフは何を企んでいるのか・・、楽しみにしていて、いいんです、よ、ね・・。
2015/ 02/ 12 (木) 02: 06: 56 | URL | 雲母の奇跡 # -[ 編集 ]
>雲母の奇跡さん
確かに言われてみればこの作品、割とネガティブ思考なキャラが多いですよね。リョウちゃん家にしてみれば彼女だけじゃなくてお母さんもそうですし…。
そう言う点では椎名さんのお母さんのキャラは貴重ですね。仰る通り、良いバランサーになっていると思います。

内木ユキちゃんの本編での登場と扱い…楽しみでもありますし怖くもあります…w
でも、きららミラク誌上では主役三人と並んでキャストさんのコメントが載ってた位ですし、多分期待して良いんだと思います…思いたいです…。
2015/ 02/ 13 (金) 00: 29: 08 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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