2015年2月・山口鉄道旅(3)
2015年 02月 23日 (月) 19:28 | 編集
- 一日目(後編)・下関の一夜 -

瀬戸内マリンビューでの楽しい鉄道旅を終え、先へと向かいます。

広島からはまず、16時27分発の新幹線「さくら561号」に乗車。

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さくら用のN700系、外見的には東海道新幹線のN700系とよく似ているのですが、塗装が微妙に違ってたりするんですよね。写真だと分かりにくいけど全体的にほんのり青みを帯びていたりとか。


そして何より異なるのが車内。

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指定席車は2+2の座席配置なので非常にゆったりとしています。なおかつ、座席そのものの造りも良いんですよね。ふかふかのモケットで肌触りが良く、形状も身体にぴったりフィットするバケットタイプで座り心地抜群。

車内の雰囲気も壁面に木目調を使用していたりと高級感と落ち着きがあって、東海道新幹線のビジネスライクな雰囲気とは全く異なります。

座席のシートピッチも広いですし、実質、床が絨毯敷きじゃないのとフットレストが無いことを除けばグリーン車とほぼ変わらないと言っても良い位のレベル。

こういうの乗ってしまうとホント、JR東の一部の特急にある在来線2+2のグリーン車の存在意義とかつくづく分からなくなりますよね…w


広島を出て30分ほど。16時58分に新山口に到着。ここで山陽本線の普通列車に乗り換えます。

と、やって来たのはなんと117系!! それもグリーンの帯の車両!!

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ああ117系…懐かしい…。僕の地元の東海圏ではもう走っていないのですが、JR西のこの地区ではまだまだ現役で走っているのですね。


車内へと乗りこみます。

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車内はデビュー当時のオールクロスシートではなく、1/3くらいがロングシートに取り換えられてしまってはいますが、それ以外の雰囲気はほぼ昔のままですね。

木目調の壁面だとかゴールド系のシートモケットとか…何もかもが懐かしい…。


さて、117系の普通列車は17時11分に新山口を出発。のんびりとした列車旅です。山陽本線の車窓は緑が多い感じですね。

途中ではなんと、同じ117系の、それも茶色帯の車両とすれ違ったり…他にも色々と古い車両が多く走っていて、もしかすると山陽本線のこの辺りは懐古趣味の鉄道ファンにとっては天国と言えるのではないでしょうか?


18時09分、列車は新下関に到着しました。今日の旅はここまでです。

さて、新下関の駅を出てホテルへと向かうのですが、この新下関駅。初めて降りたのですが出口間違えると大変なことになりますね。一度誤って在来線口から出てしまったのですが周り見事なほどに何もなく、更に新幹線口の方へ道路伝いに向かう手立てもなく…w

再度駅へ戻り、改札を通って新幹線口の方へと抜けます。新幹線口から出ると、今夜の宿は駅からほど近い場所にあるのが分かりました。


本日の宿は「ビジネスホテルはやし」。

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部屋はごくオーソドックスなビジネスホテルと言った感じですね。でも駅からとにかく近いですし、新下関の宿としてはなかなか良い感じだと思います。


さて、荷物を置いて早速飲みに行くことにします。向かったのはこちらのお店。

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「いけす創作千彩」。活きの良い魚を色々と食べさせてくれるお店の様です。

ちなみにこのお店、駅からは割と離れた場所にあります。と言うか新下関の駅の近くには数件のホテルを除くとほぼ何もないんですよね…。

最初歩いて向かおうとしたのですが地理感が全く分からないので結局タクシーで向かいました。


さて、店に入ってまずは飲み物を注文。

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山口県に来たからにはやはり、有名な日本酒の「獺祭」を飲みたくなると言うもの。それもこのお店、珍しいスパークリングの「獺祭」があったので頼んでみました。

ハーフボトルで2600円となかなかに良い値段がしますw

しかしこれが飲んでみると…実に美味い!! スパークリング日本酒って最近流行りなのかしばしば見かけますが、その大半はどちらかと言うと甘口・フルーティに仕上げてあるものが多いんですよね。女性的と言うかワインっぽいと言うか、そう言ったものが大半。

なんだけどこの獺祭スパークリング、確かに炭酸の爽やかさこそ感じられるものの、味わい自体は骨太のしっかりとした日本酒なんです。香り高く、芳醇で、それでいて骨格のきちんとした日本酒。

こんなお酒があったとは…山口県の日本酒、そして獺祭恐るべしです。


料理の方はまず、予約時に予め頼んでおいた刺し身盛り合わせが。

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この日の内容はヒラメにボタンエビ、サーモン、そして珍しいところでは下関のタコ。

タコは僕の地元の方の島でも有名ですが、でも刺し身で食べることはほとんどありません。タコの刺し身と言うのは実に珍しいものに思います。

このタコの刺し身、皮…と言うか吸盤に近い部分は少しクセがあるのですが、半透明な白い部分は何のクセも無く、味があるのかどうかすら分からない、なんとも不思議な食べ物。

くにゅくにゅ、コリコリとした食感で、味があるのかどうか…無味無臭に思えるのだけれど、しっかり噛んでいると次第に味が出てくる、そんな食べ物ですね。

それとヒラメ。なんと肝が付いていました。このキモの刺し身がまた実に濃厚でとろりとして…。


このお店、変わってるのがテーブルごとに小さな鉄板が置いてあるんですね。基本は活きの良いお刺し身なんかをウリにしているお店なんだけど、好みに応じて刺し身を鉄板で焼いて食べて下さい、と言うことなんです。

ヒラメやタコ焼いちゃうのは勿体無いので、試しにサーモンを焼いてみると…これが実に旨い!! 当然当然生でイケるサーモンなので表面だけをさっと焙って口に入れると、トロリととろけて脂の甘さが…ああ…。

あとはボタンエビの刺し身を食べた後に残る頭の部分も鉄板で焼いてみましたけど、こちらはしっかりと焦げ目が付くほどにじゅーじゅー焼いて食べるとカリッとして香ばしいお煎餅の様でまた美味しいものです。


刺し身盛り合わせを食べてしまい、もう一品お刺し身と言うことでサザエの造りを。

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たった今まで水槽の中にいたサザエなので新鮮なのは言うまでもありません。身の部分はコリコリとして噛むと磯の風味がふわっと口に広がって…そしてまた、キモが濃厚で美味しいんですよね。


他にも揚げ物を少し頼んだり、また飲み物を獺祭飲み終えてフグのヒレ酒頼んだりしつつ…最後に締めで注文したのがこちら。

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手造り焼きおにぎり。基本、飲みに行ってご飯ものを注文することはほとんど無いのですが、どうもこの日はお腹が落ち着かずご飯がどうしても食べたくなってしまい注文。

でもこれが本当にめちゃくちゃ美味しかった…刻みシソの入ったおにぎりを醤油味で香ばしく焼き上げて、そこに麦味噌が乗っかって…素朴なんだけれどじんわりと美味しくて、本当に涙が出そうな、まさに滋味と言うべき味わいでした。


散々飲んで食べて大満足。こうして下関での一夜は更けて行きます…。

さあ、明日は「みすゞ潮彩」乗車です!!


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Comment
この記事へのコメント
おお、サザエの刺身!
先日、神奈川県の三崎港近くの店で食べました。あのこりこりした食感、いいですね。固さは、ナマコの刺身より少し柔らかい感じで。あと、肝の苦い部分も生で食べるのは、新鮮味がありました。

伊勢の『おかげ横丁』では、サザエは壷焼きしかないので、刺身は珍しく思えて、注文してみました。
2015/ 04/ 28 (火) 20: 17: 27 | URL | &oh # dlg/xXMc[ 編集 ]
&ohさん
サザエの刺し身、磯の風味たっぷりって感じで美味しいですよね。
また肝が美味しいんですよね…あれは新鮮だからこそ味わえる、そんな味覚だと思います。
2015/ 04/ 29 (水) 16: 46: 31 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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