2015年2月・山口鉄道旅(4)
2015年 02月 27日 (金) 07:35 | 編集
- 二日目(前編)・みすゞ潮彩の旅 -

旅行2日目となる2月15日(日)。天気はなんとか晴れの模様。この日は「みすゞ潮彩」に乗って仙崎へと向かいます。

ホテルで軽く朝食を取って、朝9時半位に新下関の駅へ。


「みすゞ潮彩」の発着するホームへ行ってみると、こんな看板が建っています。

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「みすゞ潮彩」をイメージした駅標と、それに路線沿線の観光マップ。他にも駅構内のあちこちに「みすゞ潮彩」の乗り場案内が掲げられていたり、かなり力を入れているのがうかがえますね。


ホームで待っていると色々な列車がやって来ます。こんなのもやって来たので慌ててパチリ。

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荷物用車両を旅客用に改造した、珍車中の珍車クモハ123です。今回の旅行、後々この車両にも乗るつもりでいるのですが、まさかここでこうして出会うことが出来るとは…。


他にも、回送列車ですがキハ40系列の5連なんてものが。

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気動車の混結・長大編成は昔は当たり前でしたけど、今となっては本当に珍しいものとなりました。この編成は全てキハ40系列なので混結とは言えないかもしれませんが、それでも5連と言う長さで色々な塗装…今では充分に貴重でしょう。


待つことしばらく、9時55分ごろ、派手なカラーリングの2両の列車がホームへやって来ました。

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本日のメイン、いや今回の旅のメインその(2)と言って良い「みすゞ潮彩」です!!


ホームでゆっくり写真を撮る間もなく、9時59分に「みすゞ潮彩」は新下関を出発します。

が、10分程で次の下関に到着し、ここで13分もの間停車してくれるので改めて撮影タイム。

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これが「みすゞ潮彩」。昨日乗った「瀬戸内マリンビュー」と同様キハ47改造の車両ですが、アール・デコ調の車体デザインがなんとも独特で印象的ですね。

ですが、前面デザインなんかは「瀬戸内マリンビュー」と比べると種車の面影をよく残していると思います。テールランプ周りに飾りが付いていたり、「みすゞ潮彩」と書かれたヘッドマークらしきものがあったりする以外はほぼキハ47の顔立ちのまま。


サイドビューはなかなかに攻めてます。

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車体全体に描かれた模様やカラーリングがとにかく派手で目立ちます。ですが、嫌な派手さではなくってどこか上品な雰囲気なのが良いですね。


さあ、車内を見てみましょう。これが指定席車の全景。

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白色系基調で優しい雰囲気の室内。全ての座席が窓側を向いています。そして「瀬戸内マリンビュー」と同じく、海側と山側とで色々と造りが異なっています。


まずは海側。

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2人掛けの座席が幾つも海側を向いて並んでいます。窓の下には小さなテーブルが。ちなみにこの座席なんですが、実は回転させることも出来る様になっています。

窓は大きな固定窓で横引きカーテンが付いています。場所によっては窓と窓の間にお洒落な照明が備え付けられていて、気分を盛り上げてくれますね。


一方の山側。

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こちらの座席も全て海側を向いていますが、こちらは回転させることは出来ません。座席の前にはちょっと大型のテーブル。窓は二段式ですが、カーテンはやはり横引きカーテンとなっています。


床の意匠がなかなかに印象的。

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外装だけでなく、車内もアート風にと言うことなのでしょう。


一方の天井部分。

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照明は間接照明を主体に白熱灯風の優しい光がともされて暖かい雰囲気。

なんだけどやっぱりごつい冷房装置が目立つ…wこれは「瀬戸内マリンビュー」と同様ですね。どうしてこの辺りで手を抜いてしまうのかJR西は…ww


扉部分もアール・デコな雰囲気の装飾が。

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また、窓ガラスも変わっていて、場所によってはこんな三角形の窓も。

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しかしこれ、意匠としては面白いのですが、当然眺望は悪いです。なのでこの窓の座席に当たったらハズレ席と言うことでw

まあこの窓の席に関わらず、窓と座席の配置がバラバラなので座席によって当たりハズレはかなりあると思います。当たり席は12のADか16のAD。実際、僕が取った12Aは大きな窓に面した海側座席で大当たりでした。


さて、今度は自由席車の方を覗いてみましょう。

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これが「みすゞ潮彩」の自由席車。ほぼオリジナルのキハ47のままですね。座席配置もですが内装などもほぼ手は加えられていません。窓ガラスなどもそのまんまですし、カーテンもオリジナルの巻きあげカーテン。

「瀬戸内マリンビュー」が自由席車の方もそれなりに手を入れてあったのと比べると対照的。こちらの方は指定席車を改造した時点で予算が尽きてしまったのでしょうか…。


どうも車両改造と言う点では、言い方は悪いですがこの「みすゞ潮彩」の方が「瀬戸内マリンビュー」と比べてやや中途半端な気もします。でもそこがいかにもJR西ならではの「魔改造」ぽくて愛おしくもありますw


とは言え、こちらの「みすゞ潮彩」、観光列車としてはかなり力を入れている様で、車内には車販コーナーがあったりします。僕もついつい記念品を購入。

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「みすゞ潮彩」のチョロQとストラップ。鉄道グッズは基本でしょう。


また、観光ガイドさんと思しき方も乗車されていて、道中ではこんな紙芝居も。

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これから向かう仙崎の、またこの列車の名前の由来ともなってる詩人・金子みすゞさんを題材にした紙芝居ですね。列車内で紙芝居を観るだなんてなかなかに無い体験ですが、これもまた面白いと思います。


そのガイドさんからは、こんな記念乗車券も頂きました。

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「瀬戸内マリンビュー」の記念券と比べるとこちらの方がより、切符らしい感じになっています。何にせよこういう記念品がもらえるのは嬉しいですね。他にも金子みすゞさんにちなんだポストカードなんかも頂きました。


さて、列車は下関を出るとずっと山陰本線を走って行くのですが、全線に渡って景色はかなり良いです。海に程近い部分を走って行くんですよね。

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途中何か所かのビュースポットでは、列車は徐行したり止まったりしてくれるので、写真も撮りやすいしじっくりと車窓を堪能することが出来ます。

また、車内では沿線紹介のパンフレットが無料配布されているのですが、そちらにも車窓の良いところが色々と記載されているので、実に分かりやすくて便利。


こうして流れる車窓を楽しみつつ、グッズを買ったり軽食を買ったり、紙芝居を観たり…そんな感じで揺られているうちに12時31分。終点の仙崎に到着しました。

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2時間半ほどの乗車時間はあっと言う間でした。それと言うのもやはりこの「みすゞ潮彩」がしっかりと乗客を楽しませる列車だったからこそ、なのだと思います。

昨日の「瀬戸内マリンビュー」と今日の「みすゞ潮彩」と言う、今回の旅で乗り比べたJR西日本のキハ47改造のジョイフルトレイン。両方とも素晴らしいものでした。


どちらの車両も末永く、沿線を盛り上げる観光列車として走り続けて欲しいものですね。


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Comment
この記事へのコメント
キハ40……
キハ40系列の5連は非常に珍しいですねー。
宮城では4連が最大ですから………回送でも珍しい編成ですね。
キハ40オリジナルの改造列車は
「ふるさと」(仙ココ)
「びゅうコースター風っこ」(仙ココ)もあります。残念ながら2編成とも臨時:団体用なので
マリンビューやみすゞ潮彩のように簡単には乗れません。
2015/ 02/ 27 (金) 18: 00: 09 | URL | 銀河鉄道管理局 # -[ 編集 ]
>銀河鉄道管理局さん
気動車の5連、昔は日本全国あちこちの非電化ローカル線で見られたんですけどね…それも例えばキハ58+キハ28+キハ52+キハ40みたいな混結編成とか…。
今となってはもうこんな編成を見ることは難しいですよね…。

なるほど、ふるさととびゅうコースターは共に臨時・団体用なのですね。乗りたくてもなかなか乗れませんね…。
2015/ 02/ 28 (土) 13: 26: 15 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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