アニメ「幸腹グラフィティ」第7話感想。
2015年 02月 24日 (火) 23:00 | 編集
では、幸腹グラフィティアニメ第7話の感想行ってみましょう。

第7話のタイトルは「ジュー、プシーッ。」

原作で言うと第9話の話が元となっています。季節は秋。サンマの塩焼きが題材となっている回ですね。皆で椎名さん家に集まってサンマパーティ…と言う話です。

この回って、ある意味きりんちゃんと椎名さんがリョウちゃんへ「恩返し」をする回なんですよね。いつもリョウちゃんにご飯作ってもらってばかりの椎名さんときりんちゃんが、たまにはリョウちゃんを休ませてあげようと馴れないながらもサンマを焼いて…。

その裏にはなんとなくリョウちゃんが寂しそうにしていたのを察して、彼女を少しでも元気づけてあげたかったとか、そんな2人の友情の気持ちもあったりします。


さて、今回の話もおおよその流れは原作通り。ただ、色々と細かい部分は異なってます。

とりわけ、一番の違いを感じたのは一生懸命にサンマを焼いてくれる2人を見た時のリョウちゃんの心の中の想い。

原作では2人の作った料理がおばあちゃんの味に似ていたと言うところから始まり、自分自身がこういう心のこもった料理を最近作れていなかったのではと呟き、それを露子さんに「2人はそんなことを言いたかったのではないと思いますよ」と返される流れでした。

アニメの方は誰かにご飯を作ってもらうのが久しぶりと言うところから始まり、それに対して嬉しいけど気持ちと申し訳ない気持ちがあって…と呟いています。それに対して露子さんは「2人はそんな風に思ってほしくはないはずですよ」と返していますね。

その後の流れはほぼ同じ。どちらにせよ、露子さんがリョウちゃんに言いたいのはもっと他人を、椎名さんやきりんちゃんを頼っていいんだよと言うことなんですよね。

リョウちゃんは中学生と言う年にも関わらず甘え方が下手過ぎるんですよね…ホントこのコは凄くいいコなんだけれど、もっともっと年相応に甘えて良いのに…と、原作読んでもアニメ観てても思わずにはいられません。


しかしこのエピソードでおばあちゃんの味うんぬんを変更したと言うのには何か意味があるのでしょうか。思うに、おばあちゃんの件をカットして「誰かにご飯を作ってもらうのが久しぶり」と替えたことによって、より一層3人の繋がり・関係性を描き出そうとしたのかなと言う気がします。

原作ではリョウちゃんはきりんちゃんや椎名さんと言う友人達は勿論なんだけど、明さんや海外のお母さん、亡くなったおばあちゃんなど、色々な大人達とのたくさんの繋がりが描かれています。

アニメでも大人達とのつながりは勿論描かれているのですが、それ以上に3人の友情関係をクローズアップして描こうとしているのかな、とそう感じました。


原作と多少の違いはあれど、例えどんな形で、どこに重点をおいて描くにせよ、原作の持つ「繋がりの暖かさ」をきちんと描いてくれているので安心して観ていられますね。


あとは今回の見どころはなんと言っても露子さんでしょう。露子さん、原作でも相当にインパクトのあるキャラでしたけどアニメで動きと声が付くと本当にいいキャラになってますね。とりわけスパルタっぷりが5割増し位になってた気がしますw


それと今回、ストーリーの大筋には特に関係の無いところなのですが…まずは公園でのカット。

kohukug29.jpg

リョウちゃんときりんちゃん、どっからどう見てもキスする寸前にしか見えません。


そしてラストの駅でのシーン。

kohukug30.jpg

きりんちゃんをがっしりと抱きしめるリョウちゃん…。


まあこの2つのシーン、前者に関して言えばこれ、リョウちゃんが手前できりんちゃんはその向こうにいるのでキスする様に見えるのは完全に目の錯覚なんですよね。

後者の方も単にきりんちゃんの服にサンマの匂いが染みついていないかどうかを確認する為にリョウちゃんがきりんちゃんをぎゅっとしたと言うだけですし。

…なんですが、どうしてこう、百合百合しく誤解をされる様な描き方をするのだww


いやはや…やっぱりどっからどう考えても幸腹のアニメ、制作スタッフは百合を狙ってますよね。まあ原作の方もリョウちゃんときりんちゃんの仲の良さは単なる友情以上のものがあるので百合と言えばそうなんですが、でもアニメの方は絶対にそこを強調してらっしゃるw

まあ、個人的には勿論ウェルカムなんですけどね。いいぞもっとやれ!!


あと今回の次回予告。

kohukug31.jpg

途中まで動くことなく構えていた露子さんが最後の最後でノリ出して扇子出して踊っちゃってるのがいいですね。そして椎名さんのお母さんw何やってんのww


さて、次回はお弁当のお話ですね、きっと。しかしホント予想以上にゆったりしたペースで進みますよねこのアニメ。内木ユキちゃんがまともに本編に出てくるのか、それだけが本当に心配ですw


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この記事へのコメント
過去に閉じこもるか、今を生きるか、
原作でのリョウの台詞は、彼女が未だに「おばあちゃんとの楽しかった日々」という過去を引きずっている印象を与えるんですよね。きりんや椎名と付き合いだしてから随分経っているのに、過去にしがみついたままで今を生きようとしていない感じがしてしまう。
岡田麿里さんとしては、さすがに内向き思考なリョウでも今となってはきりんや椎名と共に今を生きようと気持ちを切り替えているはずだと考えていて、そこで、きりんと椎名がしてくれたこと自体に対しての思いを述べる台詞に変えたのではないでしょうか。時間の経過と心境の変化を考慮した適切な改変だったと思いますね。
さて、今回のエピソードを視てつくづく思うのは、椎名ママさんの器の大きさですね。流しそうめんの時は自分も参加して、娘への過保護っぷりを見せていた彼女が、今回は露子さんに任せて秋刀魚を焼いたり皿を洗ったりする現場には立ち合っていないんですね。
ママさんは、娘を甘やかすだけでは駄目で時には厳しくしつけないといけないことを分かっている。でも自分が娘と相対してしまうとついつい過保護になってしまうことも分かっていて。だからしつけが必要な場面では露子さんに全て託して、自分は邪魔しないように引っ込んでいるんですね。
こういう、娘への深い愛情と、露子さんに全幅の信頼を置く度量を見るにつけ、椎名ママさんが母親としても雇い主としても実に立派な人だったんだと再認識させられました。
あと・・・内木ユキさんは最終回まで引っ張って、最後にドーンと正体を明かすって算段なんじゃないですかねぇ。で、エンディングで「二期制作決定!!」と・・・。どうかな・・・。
2015/ 02/ 25 (水) 03: 01: 57 | URL | 雲母の奇跡 # -[ 編集 ]
>雲母の奇跡さん
確かに原作のリョウちゃんは(最近はそうでも無いですが)割と後ろ向きな印象ありますよね。
今回の改変は僕も全然アリな改変だと思っています。

椎名さんのお母さんに対する視点は僕は全く抜けていたのですが、確かに仰る通りかなりの有能人物かもしれません。
だからこそ露子さん程の人間が従っているのかもしれませんね。

内木ユキちゃんは僕もまともに出てくるのは最終回だろうなぁと思ってます。まあ二期やるかどうかはともかく…w
2015/ 02/ 25 (水) 17: 55: 58 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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