2015年2月・山口鉄道旅(9)
2015年 03月 21日 (土) 06:32 | 編集
- 四日目(前編)・珍車クモハ123 -

いよいよ今回の旅行も後半戦となりました。旅行4日目の2月17日(火)。天気は昨日の様な雨模様では無いもののあまり芳しくはありません。

さて、この日はまず、午前中は小野田線へと向かってみることにします。目当ては勿論、小野田線を走っている珍車中の珍車、クモハ123系ですね。

荷物用電車を旅客用に改造したと言う大変な珍車クモハ123。それがまだ山口県のこの辺りでは走っていると聞いて、今回の旅では是が非でも乗りたいと思っていました。


ホテルで軽く朝食を済ませ、チェックアウト。新山口の駅へと向かいます。

駅に来て気がついたのですが、新山口の駅在来線ホームにはこんな看板が立っていますね。

201502yamaguchi121s

「おごほり」とあります。

そうなんです。ある一定の年齢以上の人ならば知っていると思いますが、この新山口駅。昔は新山口ではなく「小郡」と言う駅名だったんですよね。

その頃は新幹線もこだましか停車しない様な駅でしたが、それがいつの間にかのぞみが停車する様な駅になっていたんですよね…。

(新横浜や新神戸も同様ですが)


また、こんなのもありました。

201502yamaguchi135s

これは蒸気機関車の車輪でしょうか…?


ホームで待つことしばらく。7時54分発の山陽本線普通列車に乗り込みます。

201502yamaguchi122s

車両はオーソドックスな3扉の113系(115系?)なのですが、車内は転換クロスシートに取り替えられているので実に快適です。

この車両に揺られること30分弱。8時22分に小野田駅に到着。ここで小野田線へ乗り換えます。さあいよいよお目当てのクモハ123とのご対面です!!


小野田線のホームには…停まっていました。これです…これに乗りに来たのです!!

201502yamaguchi123s

ああ…これですよこれ。これに乗りたかったんだ…。

この無骨な面構え、実に良いと…そう思いませんか? なんと言うかもう「国鉄」って匂いがぷんぷんと漂ってきますよね?

このクモハ123も以前はJR東海や東の管轄区でも走っていましたけど、今となっては乗れるのは西日本のこの辺りだけなんですよね。実に貴重な存在です。

だけどこの小野田線まで来れば、ほぼ間違いなく確実に乗ることが出来るんですよね。


乗り込んでみます。車内はこんな感じ。

201502yamaguchi124s

2扉ロングシートなので、妙に座席が長~く感じられますよね。また、車内にはトイレがあるのですが他の車両みたく車端部にあるのではなく、扉よりも内側にあるので唐突に飛び出している様にも見えます。


天井近く、荷物棚周り。

201502yamaguchi125s

この荷物棚がいわゆる本当に文字通りの「網棚」です。ああ…この辺り実に年代を感じさせますね。


さて、小野田線・宇部新川行きの普通列車は8時27分に小野田を出発します。乗車率はまあまあと言った所で座席はほぼ埋まっている感じ。

列車は最初は住宅街っぽいところを走って行くのですが、そのうち段々と、臨海工業地帯っぽい風景が増えて来たりもします。

201502yamaguchi126s

大きな川を渡ると、岸の向こうの方には工場の煙突が何本も立っているのが見えます。


小野田を出て30分、終点の宇部新川に8時57分に到着です。

201502yamaguchi127s

宇部新川の駅は意外と大きな駅でした。駅の構内が広く…ただその割に列車はそんなに来ない感じなのでちょっとがらんとした印象も受けますね。


そしてこの宇部新川の駅ではとんでもない光景が見られます。

201502yamaguchi128s

なんとクモハ123が2両並んでる!!


いやはや…今となってはこんな光景が見られるのってホントこの駅位じゃないんでしょうか…?

ちなみに奥の方がこの駅まで乗ってきたクモハ123、そして手前が宇部方面行きのクモハ123ですね。せっかくなので今度はこちらに乗ってみることにします。


そして面白いのがこのクモハ123、改造の元となる車両が何種類かあるせいか、同じクモハ123でも微妙に差異が見られたりするんですよね。


これから乗るクモハ123がこちら。

201502yamaguchi129s

一見、先程まで乗ってきたクモハ123とそんなに違いは見られない気もします。


が、サイドビューを見てみるとどうでしょうか。

201502yamaguchi131s

扉が片開き式で2段式の窓ガラスと言う仕様になっています。


一方、先ほどまで乗ってきた小野田線のクモハ123がこちら。

201502yamaguchi130s

ドアは両開き式、窓ガラスの形も異なっていますね。


車内に入るともっと違いがよく分かります。

201502yamaguchi132s

オールロングシートなのは一緒ですが、注目すべきはその座席。

201502yamaguchi133s

先ほどのものとは異なり、ロングシートがバケットタイプのものとなっていますね。


また、荷物棚の形状も違います。

201502yamaguchi134s

先ほどの小野田線で乗ったクモハ123が網棚だったのに対しこちらの宇部線の車両はパイプ形状のものとなっています。どうも全体的にこちらの方が新しそうな雰囲気ですね。


宇部線のクモハ123は9時18分に宇部新川を出発。宇部まではほんの数駅、乗車時間わずか10分少々の旅です。


しかしこうして見るとクモハ123と言う車両、元は荷物用車両を改造したとは言え、乗ってみれば特段おかしなところはありません。ごく普通の電車と言った感じです。

まあ、一般の利用客であれば元が荷物車だとか気付くこともないでしょうし、そもそもそんなこと考えもしないことでしょう。


終点の宇部には9時30分に到着。小野田線・宇部線まで足を伸ばしてクモハ123に乗ってみたのですが、なかなかに良い乗車体験となりました。

やはりこういう、ちょっと変わりダネの車両に乗ってみると言うのはなんともワクワクした、楽しい気分になりますね。


さて、今日はこれから新山口へ戻り、そして岩国へと向かいます。


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