アニメ「幸腹グラフィティ」第11話感想。
2015年 03月 25日 (水) 00:27 | 編集
では、幸腹グラフィティアニメ第11話の感想行ってみましょう。

第11話のタイトルは「ジャキジャキ、ずるるっ。」そして「シャクッ、テリツヤ~。」

なんと、第2話以来久々の2本構成です。しかも、今回はAパートBパートそれぞれにタイトルが付くと言う形で、完全に2話独立した形となっていましたね。


まずAパートの「ジャキジャキ、ずるるっ。」

これは原作で言うと単行本2巻31ページからの話。受験勉強に頑張るリョウちゃんの元に海外のお母さんから何やら差し入れが届いて…なんとその中身は日本製のインスタントラーメン(!!)

それを夜食に作って…と言う話なのですが、この話のキモはなんと言ってもリョウちゃんの隠された本音と、手紙にこめられた娘を想う母の気持ちではないでしょうか。

寝ぼけてきりんちゃんに抱きついた時のリョウちゃん。きっとお母さんの夢を見ていたのでしょう…リョウちゃんて普段本当にしっかりしているし見た目も中身も(良い意味で)大人ぽいのですが、でもやっぱりまだ中学生。

本当はまだまだお母さんに甘えていたい、そんな年頃なんだと思います。


そして母からの手紙。海外からの差し入れなのに日本製のラーメン送ってきたり、娘を心配するあまりに(?)ボディガートがどうこう言ったりしちゃうかなり天然なお母さんなんだけど、でも娘のことをしっかり大事に想っているんですよね。

手紙を読んだきりんちゃんにもきっと、お互いを思いやる親子の気持ちが伝わったのではないでしょうか。


一方Bパートの「シャクッ、テリツヤ~。」

原作で言うと単行本2巻の41ページからの話。高校受験直前のお話ですね。この話も良いエピソードなのですが、アニメの進行具合から飛ばされてしまうのでは…と思っていたので、やってくれたのは嬉しい誤算です。

この話のキモはなんといっても椎名さん。

高校受験直前のリョウ&きりんに対して実は椎名さん、一人推薦受験で先に高校受かっていたんですよね。そんな彼女に対して自分らの合格を祈ってよと言うきりんちゃん。

だけど椎名さんは「受験は自分一人の力で戦うものだから」と。

確かにそうなのかもしれないけれど、でも実はその裏で色々な人が支えていてくれるんですよね。椎名さんの場合で言えば、お手伝いの露子さん。

露子さんが作ってくれるカツサンドがあったおかげで椎名さんは受験を一人頑張ってこれた。きりんちゃんやリョウちゃんとの会話、そして一緒にカツサンドを食べたことでようやく椎名さんはそれに気付くことが出来たんですよね。

この作品って、実は登場人物それぞれ皆、人付き合いに対して欠落したものを抱えているんですよね。今回の話ではまさに、椎名さんのそういう部分が浮き彫りになっていたのかな、と。

だけど、そんな欠落した部分を一緒に美味しいもの食べながら色々話したりすることで、なんとなくに解消しあっていく。みんな当然完璧な人間なんかじゃないけど、でもだからいい。だからお互いを支えあうことが出来るし、だから暖かいんだと思います。


あとこの回で特筆すべきはやはりカツサンドの美味しそうな描写でしょうか。原作で読んだ時にも本当に美味しそうに思えたんですよね…。

ちなみに僕は肉が嫌いでほぼ全く食べられないのでカツサンドなんて当然ムリです。だけどこの作品のカツサンドは美味しそうに見えてしまうのだから、ホント困ったものですw


さて、そんな今回なんですが、久々に物凄くシャフトらしい回だなぁと個人的には感じました。

例えば冒頭、アバンのこのシーンだったり。

kohukug40.jpg

この背景と言うか美術がなんだか凄くシャフトっぽい感じがします。


あとこういう表情。

kohukug41.jpg

原作にはない感じの崩し顔ですが、でもこういう表情ってシャフトの作品でしばしば見かける様な…。

他にも今回、久々にいわゆるシャフ度っぽい角度もちらほら観られた様に思います。


それと個人的に気になったのが最後の椎名さんのこのシーン。

kohukug42.jpg

これ、今流行りの(?)「がんばれ♥ がんばれ♥」を思い浮かべた人が多いのでしょうけど、個人的には電気グルーヴを連想してしまいました。電気の「カメライフ」て曲で「がんばれがんばれ…」て延々言ってるんですよね…。


さて、次回予告ではとうとう4人が揃いました。リョウちゃんにきりんちゃん、椎名さんにユキさん。

kohukug43.jpg

となるとラストはきっと、高校に入学して図書室司書となっている内木ユキさんに再会してビックリ…と言う展開になるのでしょうけど、ただこの予告編の内容からはどうもぶり大根の話をやりそうな感じなんですよね。

アニメの方では第一話の冒頭でリョウちゃんがぶり大根を作っていましたし、そういう意味では最初との対比で最後にぶり大根を持ってくるというのも面白いかもしれません。

同じぶり大根でも一人と皆とではこんなに美味しさが違うんだ…的な。


さあ、いよいよ次回で最終回です。一体どんなラストになるのか…楽しみですね。


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