「箱庭ひなたぼっこ」1巻。
2015年 03月 29日 (日) 13:53 | 編集
では、今月27日発売のKRコミックスの中から「箱庭ひなたぼっこ」1巻の感想、行ってみましょう。

この「箱庭ひなたぼっこ」、きららミラク連載中のちろり先生による作品ですが、僕の中では今最も注目している作品の一つだったりします。

今月発売のKRコミックスの中では勿論一番楽しみな作品でした。いやそれどころか、全きらら作品の中で今では「桜Trick」に並んで最も好きな作品だと言っても過言ではありません。


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表紙には2人の美少女。ブラウン系のミディアムヘアーの、ひまわりを手に持ったコがこの作品の主人公の鈴谷陽向ちゃんですね。野草が好きな彼女が高校に入学し、ひょんなことから植物同好会に入るところから物語は始まります。

手前のロングヘアーのコが千堂ゆかりちゃん。彼女も植物同好会へと入るのですが、なんと彼女は華道の家元の娘さんだったりします。


裏表紙にもまた、2人の美少女の姿が。

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右側の、ショートカットの活発そうなコが一之瀬蘭ちゃん。彼女も植物同好会に入るのですが、その理由がなんと植物のそばならたくさんの虫が寄ってくるだろうと言うもの。彼女は虫が大好きな女の子なのです。

そして左側の、おしとやかそうに見えるコが橘翠子ちゃん。彼女だけは他の3人よりも先輩で、植物同好会の会長さんだったりします。


そんな植物同好会に集う4人の女の子達のお話。と来れば、きららには定番のゆるふわ学園部活モノだと、そう思われる方も多いことでしょう。

表紙のデザインを見ても美少女と草花と…なんだか物凄い「癒やし」のオーラが漂っている様に見えますよね。だけど、そう思って読むとかなりビックリさせられるかもしれませんよこの作品。ハッキリ言って「可愛いだけ」じゃないんです。


コミックスの帯にも「かわいいだけの4コマでは物足りないという貴方に」なんて書かれていますが実際その通り。一言で言えばこの作品、かなり飛んでます。ぶっちゃけ頭おかしいです。

(注:勿論褒めています)


その「おかしさ」の片鱗はこの帯を見ても分かるかと。

裏表紙側の方を見ると「植物+女子高生+(虫)=???」なんてありますが、植物同好会が舞台の作品だから植物が出てくるのは分かります。だけどわざわざ虫って、虫って!!w

でも実際、それくらいにある意味で虫が重要要素とも言えるので仕方ないかもしれません。


この作品の「頭おかしさ」は色々な形で散りばめられているのですが、まずは4人のキャラ。ハッキリ言って主役4人のキャラが濃いです。とにかく濃い。

主人公の陽向ちゃんは一見明るくてイイ子っぽいのだけど微妙に面倒なコだったり、植物に対する好き度合いが振り切れ過ぎてて暴走することもしばしば。あとかなりの天然。

千堂ちゃんは典型的なクールビューティ。故に周りの皆に振り回されることも多い様にも思えますが、でも彼女も彼女で色々とズレています。華道の家元と言う家柄のせいなのでしょうか?

一之瀬ちゃんはとにかく虫が大好き。たぶんこのコの頭ん中には虫のことしかありません。こんだけ虫のことしか考えていないきららヒロインなんて初めて見た気がします。と言うかそもそも「虫好き」てきらら作品のヒロインとしてどうなのその属性は!!w

そして橘センパイ…彼女が一番の問題児かもしれません。一見おしとやかで優しいセンパイと言う雰囲気の彼女。確かに連載当初はそんな感じではありました。が、回が進むごとにどんどんおかしくなっていきますこのコ。

魔法少女好きだったりやたらと欲望に忠実だったり、どんどんとおかしな属性が追加されていきます…とりあえず「魔法少女マジカルアミー」のマネをしているコマの衝撃は、きららミラクで連載を追っている人なら誰しも頭に残っているのではないでしょうか。

あとやたら百合いと言うかエロい感じもします…w


そんな4人それぞれのキャラの濃さもですが、そこから織りなされる会話劇が本当におかしい。なんと言うのか彼女たちの会話って、いつも微妙に噛み合っていなかったりするんですよね。

微妙に噛み合わないまま行動だけが突っ走って、それにストーリーが引っ張られていく感じ。そこには独特のリズム感とノリがあります。

大体この作品ってきちんとしたツッコミキャラがいないんですよね。ボケかツッコミかで言えば間違いなく全員がボケの側。そんな4人が会話してたらそりゃ噛み合うものも噛み合わないワケです。どんどん無軌道におかしな方向に話が行ってしまうワケなんです。

それでいていざ突っ込む時はかなり辛辣なツッコミが飛び出したりもします。そのツッコミの被害者となっている(?)のはだいたい陽向ちゃんなので、そう考えると彼女はこの4人の中でも群を抜いた大ボケなのかもしれません。


あとは独特のおかしな語録。とにかく独特の語感、独特の言葉がぽんぽんと飛び出してきます。

「植物の宝石箱」by陽向
「ギャラクシーワイルドグラサー」by一之瀬
「ヤソミン」「ヤザポッコの村」by千堂
「ヤザポッコ陽向」by陽向
「作戦Z」by橘 ※Zは地植えのZらしいw
「愛の蛇口」by橘

文脈関係なく単語だけで抜き出すともう何がなんのことやらサッパリ分かりません。いや実際きちんと文脈の中で読んでてもヤザポッコとか意味不明ですから!!

そして重要なのはこういう独特の言語とか、上に書いたお互いの会話の噛み合わなさとか、これら全てがおそらく計算でやってるものではなく、天然の物なんじゃないかな…と。

きらら作品には頭おかしいと思わされる作品が幾つもありますが、でもその大半はきちんと計算して造られたおかしさだと思うんですよ。が、この作品のおかしさと言うのは人工的なものではなく、天然の狂気を感じてしまうんですよね…。


そしてこの作品をこの作品として独自たらしめている重要な要素が「虫」。

メインキャラの一人、一之瀬ちゃんが極度の虫好きと言うこともあって作中にはかなりの頻度で虫ネタが飛び出してきます。その位ならまあ別にそんなに驚くことはないかもしれません。

が、この作品の場合…その虫がなんだかやたらとリアル!!

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いやこのコマとか…これ物凄い大冒険だと思いますよ? 「萌え」をテーマにしているきらら系の作品において一コマ丸々使ってリアルなイモムシ描いているとか…よく担当止めなかったな!!(勿論よくやってくれたの意味で)


と、ここまで書くとなんだかとんでも無い作品にも思えてきますが、でもそうは言ってもやはりこの作品、れっきとしたきらら系の作品。女のコ達はホントしっかりと可愛らしいんです。

ちろり先生の繊細で丁寧な絵で描かれた女のコ達はみんなとっても可愛くって、彼女たちと植物との取り合わせには確かに癒やし効果があると言って良いでしょう。

彼女たちのどこか噛み合わないやり取りもそれが見ていて微笑ましくって、またどこか暖かいものも感じられます。

そう言えばちろり先生ってこの作品の前に2作品ほどきららミラクにゲスト作品を掲載されていますが、それはかなりハートウォーミングなストーリーだった記憶がありますね。そんな雰囲気がこの作品の根底からも感じ取られます。


また、この作品は植物同好会を舞台にした作品なだけに、植物に関してもかなりしっかりと描かれています。虫だけじゃないんです!!

きらら系にはたまに、こういった園芸をテーマにした作品が出てきますが、僕の記憶にある限りきららの他のそういった作品に較べて植物関連についてかなり突っ込んで描いている様に思います。

第2話では皆が植える花をお互いに決め合ったりするのですが、そうして決まった花については作中の描きおろしでイラストと共に説明がしっかりとなされています。

また、コミックス表紙カバーでは陽向ちゃんと千堂ちゃんの周りに色々な草木が散りばめられていますが、カバー下はなんとそれぞれの草木の名称や簡単な紹介などが描かれています。

作中にも色々な植物が出てきますし、それら登場した植物については巻末にちょっとした植物図鑑が添えられていたりもします。


そして図鑑と言えば…植物だけじゃなくって巻末に昆虫図鑑まで載っていて好きな人なら思わずニヤリとしちゃうかも。個人的に、とある虫だけが物凄くいい加減に描かれていたのがもうツボでしたw他の虫はとても丁寧にデッサンされてるのにww

しかしこうして巻末に植物図鑑やら昆虫図鑑まで載せてしまう辺り、ちろり先生は本当に草花や虫がお好きなんだろうなぁと思います。

まあそれはミラクの連載で読んでいる時からも感じてはいましたが、でもこんな風にコミックスの描きおろしでわざわざ図鑑載せてくる程にガチだとはさすがに思いませんでしたww


そんな「箱庭ひなたぼっこ」1巻。もちろんあちこちで特典色々と集めてきました。

まずはWonderGOOのポストカード。

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絵柄は陽向ちゃんと千堂ちゃんの2人ですね。陽向ちゃんが手に園芸用のスコップを持っていると言うのがいかにもこの作品らしいです。

そして千堂ちゃんが抱きかかえているぬいぐるみの様な妙な生き物の様なこの物体は…ええ、これこそがヤソミンですね。ヤソミンって何?と気になった人はもう、コミックス買って読んでみるしかない!!


続いてアニメイトのポストカード。

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こちらは絵柄は陽向ちゃん1人。手にいっぱいのひまわりを抱えている陽向ちゃん。明るい彼女にはひまわりの花がよく似合いますね。

そしてこのひまわり、作中では彼女が植えることに決めた花だったりもします。
(正確にはミニひまわり)

また衣装が可愛らしいですね。普段の制服姿と違って鮮やかなブルーのワンピース。たくさんの花の髪飾りと相まって、こうして見るとまるで花の妖精の様にも見えますね。中身はアレなコですが。


次にゲーマーズのブロマイド。

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こちらは絵柄は一之瀬ちゃんと橘センパイ。今回の特典絵の中である意味、もっともこの作品らしさのにじみ出ている絵柄と言って良いかもしれません。

なんと言っても一之瀬ちゃんの頭に注目。頭のてっぺんになんとイモムシ載ってますwww

あと、橘センパイの近くにカラスアゲハ飛んでいたりしますよね。こういう虫ネタも絶対特典でやってくれるに違いないと期待してはいましたが…まさか本当にやらかしてくれるとはww


最後にとらのあなの4Pリーフレット。

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表に陽向ちゃんと千堂ちゃん、裏に一之瀬ちゃんと橘センパイと言う構図。広げると4人並んで語らっている絵になってるんですよね。

緑と木漏れ日の中でのんびりとした一時を過ごす美少女たち。ああ…美しい。実に美しいです。だけどこの絵もよくよく見るとさりげなくアゲハチョウが飛んでたりテントウムシが草に止まってたり…w

ちなみに小冊子の中身の方は、彼女たちが通っている高校の制服図鑑となっていますね。これもこれでとても可愛らしいので必見です。


さて、一応特典については現時点では以上ですが、でもまだあと通販や取り寄せで3つ程届く予定です。カラー特典が1つにモノクロ特典が2つ…今回の「箱庭ひなたぼっこ」については特典コンプを目指していますので。

また届いたら改めてブログに記事を起こしたいと思います。乞うご期待…!!


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