アニメ「幸腹グラフィティ」第12話感想。
2015年 04月 01日 (水) 01:09 | 編集
では、幸腹グラフィティアニメ第12話の感想行ってみましょう。

ええ…第12話。最終回です。とうとうこのアニメも最終回となってしまいました。その最終回のタイトルは「しみしみ、むぎゅっ。」 原作では単行本2巻の52ページからのお話ですね。

リョウちゃんの卒業式の日のお話。

このお話には色々な要素が詰まっているんですよね。まず、卒業と言う一区切り。そして実はきりんちゃんが同居することになる…と言う回でもあります。

東京の高校に受かったきりんちゃんが上京してきて、リョウちゃんと一緒に暮らすことに…と言うことなんですが、これがきりんちゃんと明さんの連携不足なのか何なのか、肝心のリョウちゃんに伝わっていないと言うことにw


そしてこの回の料理はぶり大根。アニメにおいては第1話目でリョウちゃんが一人ぶり大根を作って、「美味しくない…」と嘆くシーンがありました。

そこと対比になっているんですよね。同じように作ったぶり大根。それはやっぱり、一人で食べるとどこか味気なくって…だけど、きりんちゃんに食べて貰えるととても嬉しくって、きりんちゃんと一緒に食べるととても美味しくって…。

リョウちゃんにとってもはや、きりんちゃんはいなくてはならない大切な存在になっていたんですよね。そんなきりんちゃんと共に暮らしながら、たくさんの想い出を作っていく…そんな新しい生活の出発を感じさせるお話でした。

そして想い出と言えばもう一つ。この回の大事な要素として、おばあちゃんのエプロンと言うのがあります。明さんがおばあちゃんから託されていたエプロン。それがリョウちゃんに卒業祝いとして渡されます。

おばあちゃんが自分で渡すのではなく明さんに託していたのはきっと、おばあちゃんはもう自分の余生が長くないことを悟っていたからなのでしょう。そう考えるととても寂しく切ないものがあります。

が、ここでのきりんちゃんの一言が良いんですよね。

「これで、おばあちゃんとの想い出も増えるね」

おばあちゃんから貰ったエプロンを身にまとって料理を作れば、おばあちゃんとの新たな想い出を築くことが出来る。想い出って振り返るだけじゃなくって増やしていくものでもある。そういうことなんですよね。

このきりんちゃんの考え、前向きでとても素敵な考え方だと思います。彼女のこの一言できっと、リョウちゃんは物凄く救われたでしょうし、前向きに生きていこうと言う気持ちになったのではないでしょうか。


さて、そんな最終回なんですが、大体の流れは原作通りとしながらも、原作よりも賑やかな感じに仕上がっていましたね。

と言うのも登場人物がこの回、原作ではリョウちゃんときりんちゃんと明さん(とおばあちゃん)だけなんですが、きりんちゃんの引っ越しに際して椎名さんが駆けつけたり、きりんちゃんの両親までやって来たりと、ちょっとしたパーティみたいになってます。


それにしてもきりんちゃんのお父さん、原作だと何話目かのコマにちょろっと出てるだけとかでしたけどアニメだと結構出番があった様な…しかしきらら系のお父さんキャラってこんな人ばっかりですよね。娘溺愛し過ぎみたいなw

きりんちゃん母の得意料理(?)の野菜炒めとか、それに椎名さんが持参した露子さん特製のエビカツサンドなんて食べ物も出てきました。

これらは原作には無いアニメオリジナルなのですがとても美味しそう…特にエビカツサンドは本当にすごく美味しそうでしたよね。劇中、それらを食べながら明さんがビール飲んでましたけど、実際あのエビカツサンドにはビールが凄くよく合いそう…(ゴクリ)


また、原作ではこの話の前に合格発表のエピソードが入っているのですが、アニメでは今回のアバンで合格発表のシーンが入っていましたね。

そしてここでちらりと内木ユキさんが登場。

kohukug44.jpg

しかし意外だったのは内木さんの登場シーン。このワンシーンのみなんですよね。セリフも一言だけ。てっきり入学式で内木先生が紹介されてリョウちゃん達がビックリ…で終わるのかなと思ってたのですが…。

これ、僕ら原作を読んでる人間としては別に良いのですが、アニメで知った人からすると内木さんは一体何だったの…と言う風に見えてしまわないかなぁと、ちょっとだけ心配ですw

うん、なんだか序盤からサブリミナル風にちらほら出てくるけど結局メイン回は一回だけだったじゃん…って言うね。


あとは今回の話。上記で書いた様におばあちゃんとの想い出と言うのもひとつの大きなファクターなんですが、おばあちゃんの写真が実に効果的に映し出されていましたね。

おばあちゃんの写真、これまでの回でも何かとよく画面に写ってはいたのですが、今回はただ映るだけじゃなくて色々と動いていました。

kohukug46.jpg

うん、このおばあちゃん。ノリノリであるw

でもそのシーンの情景、リョウちゃん達の気持ちに合わせて写真のおばあちゃんのポーズが変わるのはユーモラスで良い演出だったと思います。


そして最後。

リョウちゃんときりんちゃん、これからの新生活を送るにあたって、改めて「よろしくお願いします」と挨拶をするのですが、このシーンは百合的には結構たまらないものがありました。

ああ、二人の新婚生活がこれから始まるんだって言う(違)


ラストはいつも通り駅のシーンで締め。駅で行き交う人の流れを映し出しながら、リョウちゃんのナレーションで締めると言う形になっています。ラストシーンは毎回必ず駅のカットと言う構成には非常に強いこだわりを感じました。

最後は皆でごちそうさまでした。

kohukug45.jpg

観終わったこちらも本当に「ごちそうさま…良い作品でした!!」そう言いたくなる、良い最終回でした。

「幸腹グラフィティ」は原作もかなりアクの強い作品だとは思いますし、一歩間違えればキワモノアニメになってしまうのでは…と言う危惧もあったのですが、これだけ暖かみのある良い作品に仕上げてくれて、本当にアニメ制作スタッフの方々には大感謝です。

原作の持つ人間関係の暖かさをしっかり、細やかに描きつつ、原作の見どころの一つである食事シーンも毎回しっかりと力を入れて描いてくれて…制作スタッフはこの作品のキモが何たるかをきちんと分かっていらっしゃったなぁとつくづく思います。


きらら作品のアニメ化に関しては僕は両手を上げて賛成とは言えないスタンスですし、だからましてや二期がどうとかなんて気軽に言いたくは無いのですが、でもこの作品に関しては二期も希望したいですね。

二期ではきっと、内木ユキちゃんの出番も増えるはず…ですし…ね?w


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