「青春過剰Sisters」2巻。
2015年 05月 03日 (日) 10:58 | 編集
では、先月発売のKRコミックスの中からぼるぴっか先生の「青春過剰Sisters」2巻の感想行ってみましょう。


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この「青春過剰Sisters」、きららミラクで14年5月号まで連載されていた作品ですね。めでたく大団円を迎えて完結し、先月に単行本2巻が発売となっています。


さて、この表紙でまず目を引くのは主人公の桔梗ちゃん、それにお相手の芹菜ちゃんと言う2人の花嫁姿!!

更に帯には「私たち結婚します!」と言うとんでもない文字が。

二人共女の子なのに結婚…どうやって…とか色々と考えてしまいますが、でもそんな小さなことはこの作品の前ではもうどうでも良くなってしまう、そう言っても過言では無いかもしれませんw


そして2人の周りには彼女たちの姉妹達が。彼女たちもまた、この作品の主役だと言えます。元々はこの作品、桔梗ちゃんとその姉妹達の話と言う感じで始まったのですが、桔梗ちゃんの想い人・芹菜ちゃんの家も実は桔梗ちゃん同様の5人姉妹で…。

桔梗&芹菜のカップルが主軸なのは勿論ですが、七草家・川崎家両家の姉妹同士それぞれのカップリングがまた大変に個性的で見所の一つなんですよね。

一応きちんとカップルとして成立しそうな2人もいれば厨二的な強敵(とも)関係の2人もいて、更にはフランソワさん(ぬいぐるみ)を巡る恋敵同士と言う2人もいたり。


あと、帯を外すとそこには姉妹以外の脇役が載っていますが、この脇役さん達がこれまた結構強烈なインパクトを与えてくれるキャラだったりします。まあ、この作品の登場人物で強烈じゃない人なんてほとんどいないのですが…w


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裏表紙はこちら。芹菜ちゃん初めとした川崎家の姉妹全員集合なカットとなっています。実はこれが単行本1巻の裏表紙と対になっているんですよね。

1巻の裏表紙は桔梗ちゃん初めとした七草家姉妹全員集合だったのに対して今回は川崎家。そしてまた帯の方も、1巻は七草家姉妹の紹介だったのが、2巻では七草家&川崎家の姉妹カップリング紹介となっています。


さて、この「青春過剰Sisters」なんですが、一言で言えばハッキリ言ってかなりお馬鹿ですw

身も蓋も無い言い方してしまいましたが、相当にぶっ飛んだお馬鹿百合ギャグ漫画だと、そう言って良いでしょう。きららには百合をテーマにした作品は結構たくさんありますが、その中でもこの作品は相当にギャグ寄りの作りをしています。


それプラス、この作品は「姉妹」の物語でもあるんですよね。元々、作品がスタートした当初は七草家の姉妹の物語と言う感じでした。中だるみの時期「2年生」をこじらせた姉妹たちの物語。

ただそれが5話くらいから桔梗ちゃんの想い人・芹菜ちゃんが登場してからは2人の百合的なラブストーリー(?)主軸へと移って行ったのですが、更に途中から芹菜ちゃんの姉妹たちも登場。

そして七草家&川崎家それぞれの姉妹模様と、姉妹たちのカップリングを描いた物語へと変化をしながらストーリーは進んでいきます。


その真ん中にあるのは当然、桔梗ちゃんと芹菜ちゃんの2人の話。元・厨二病でちょっと人付き合いの苦手な桔梗ちゃんと、クラスの人気物で一見完璧な美少女・だけどヘンタイな芹菜ちゃんとの2人のラブストーリー。

芹菜ちゃんのとても残念美少女なキャラクターもあって、基本的にはお馬鹿でギャグ全開のノリで突っ走って行くのですが、でもたまに、ところどころできちんとシリアスな百合を入れてくるのがニクいんですよね。

ええ、この作品。上で「お馬鹿」と書きましたが、でもそれだけじゃあないんです。お馬鹿なギャグ漫画と見せつつもしっかり百合モノラブストーリーとしても読むことが出来る作品に仕上がっているんですよね。


それが一番顕著に現れているのはやはり、最終回手前の話。この作品のクライマックスと言っても良い、この巻95ページからの話ではないでしょうか。

ひょんなことから(と言うか姉妹の策略で)桔梗ちゃんと芹菜ちゃん2人きりでのお泊り。相変わらずいつものノリで桔梗ちゃんにえっちなことしようとしては鼻血出して自爆したりの芹菜ちゃん。

なのですが、そこから一転してシリアスモードに。隣同士で眠る寝室、相変わらずえっちなことを考えている芹菜ちゃんですが、そんな彼女に対して桔梗ちゃんの方から「大好きだよ」と言って…。

そしてキスをかわそうとするのだけれど、逆に今度は芹菜ちゃん「~の先は恋人同士じゃないとだめなんでしょ?」と返すんです。これ、連載初期に芹菜ちゃんが桔梗ちゃんにキスしようとして言われたことの返しなんですよね。

それを踏まえて、きちんと芹菜ちゃんから「好きです。付き合ってください」と告白とキス。2人がようやく、本当に結ばれた瞬間でした。

しかしホントこの作品、それまでのお馬鹿ギャグから突然こんな感じになってしまうんだから本当に卑怯なんです!! そしてシリアスかと思いきやその後すぐにまたいつものギャグに戻って酷い(褒め言葉)オチで〆たりしますし…w


でも、その落差具合が全然不自然じゃなくって、それどころかそのバランス・ミックス具合が非常に良いんですよね。それに加えて周りを固める姉妹たちの濃過ぎるながらもしっかりと立ったキャラクター達。

百合モノ・姉妹モノ・ギャグ…それら全ての美味しいところを取って上手く詰め込んだ、唯一無二の作品に仕上がっていたと言えるのではないでしょうか。


さて、今回もまた特典集めしてきました。と言っても2つだけですが。

まずはとらのあなのポストカード。

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お姫様風の芹菜ちゃんと、メイド風の桔梗ちゃん。ある意味この2人の関係性をよく表していると言えなくもない…? そして桔梗ちゃんの持っている2人のぬいぐるみがなんだかやけに可愛いですw


次にCOMIC ZINのポストカード。

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桔梗ちゃんにセクハラしようと迫る芹菜ちゃん。うん、いつもの光景ですねwww

ホント芹菜ちゃん、見た目だけなら完璧な美少女なのに、中身がセクハラ好きのおじさん過ぎて残念過ぎますね。でも何気に彼女は付き合うとなったら桔梗ちゃん一筋になりそうな気はしますが。

実際作中でも、他の女の子に迫る姿は無かったですし(おっぱいやぱんつに喜んだりはしてますが)

何気に彼女よりも、七草家長女の萩乃姉さんの方が浮気症と言うか天然ジゴロ過ぎて色々と将来が心配な気はしますね…w


特典は以上で。カラー特典については恐らくこの2種類しか無かったハズです。1巻の時は小冊子があったりもしたので、今回イラストカードが2種類のみと言うのはちょっとさびしい気もしますが…。


さて、この「青春過剰Sisters」、最終回では桔梗ちゃんと芹菜ちゃんが結婚!?なんてとんでもない展開になったりもします。まあ安定の夢オチと言うヤツではあるのですがw

でもこの作品のことだから、それは単なる夢では終わらない…のかもしれません。

と言うのがカバー下を見てみると…七草家・川崎家の家系図が載っているのですが、これがまた本当にヒドい(褒め言葉)んです。

まあ、作品最後まで読んだ人ならば七草家の両親については分かっていると思いますが、どうやら川崎家も同じっぽいです。更にこの家系図、桔梗&芹菜で続いていますし…。

実はもしかすると、七草家・川崎家の両親はどっちも女性の婦婦なのかもしれません…いやもうこの作品の世界ならそれぐらいあっても不思議じゃない気がしてきましたww

(1巻の話中で「夫婦」とはありましたが2巻カバー下ではぼかされていますしw)


果たしてその真相はいかに…それは作者のぼるぴっか先生の頭の中のみに存在する…のかもしれませんね。


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