「きんいろモザイクアンソロジーコミック」2巻。
2015年 05月 09日 (土) 00:30 | 編集
では先月発売のKRコミックスより「きんいろモザイクアンソロジーコミック」2巻の感想を行ってみましょう。きんモザのアンソロ、まさか2巻が出るとは思いませんでしたね…。

大体きらら系のアンソロって「1巻」て付くのに2巻以降出ないのが大半なので。


今回のアンソロも色々とかなり、気になる作家さんが参戦されていらっしゃいますね。

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まず何と言っても表紙を飾っているのがあっと先生。ええ、「のんのんびより」のあっと先生です。

きらら系のアンソロコミックに非きららの作家さんが参加されること自体は珍しくないのですが、今回のあっと先生の場合は「のんのんびより」がアニメ化となってかなりのヒット作となっています。

他誌の看板作家クラス(アニメ化作品)の作家さんが表紙を手掛けられると言うのは、これは結構レアなパターンではないでしょうか。


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裏表紙にはきららキャラット連載中「NEW GAME!」の得能正太郎先生が4コマを描かれています。ちなみに裏表紙だけではなくカバーの扉部分にも4コマが載っていますね。

どれもアヤヤの可愛さがたっぷり詰まっているのでアヤヤ好きならば見逃せないでしょう。


今回COMIC ZIN通販で買ったのですが、ポストカードが付いてきました。

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表紙と同絵柄のポストカード。ただ、背景がピンクで桜の花びらが散っていたりと、非常に春らしい雰囲気のものとなっています。

では以下、気になった作品についての感想だとかを。


・巻頭イラスト
巻頭はイラスト集。まずなんと言っても篤見唯子先生の描かれたカレン&アリスが可愛すぎてもうページめくった瞬間に撃沈しました。

篤見先生の描く女の子が可愛らしいのは本誌連載中の「スロウスタート」で充分に知っていたつもりだったのですが…いやいやヤバイ。ヤバイですホントに。可愛すぎてもうおかしくなりそう。

あと、キャラットで「ばーどすとらいく!」連載中のもず先生が描かれたヨーコがやたらとこうむっちりしていて色々な意味でたまりませんでした(おっさん的感想)


・日本でお茶する英国少女
作者はしろ先生。「ヤマノススメ」を描かれている作家さんですね。「ヤマノススメ」もアニメ化されたので知っている方も多いことでしょう。しかし表紙のあっと先生に続いて本編の方でも他社の雑誌の看板級の作家さんを連れてくるとは…。

ちなみにしろ先生、実はきららMAXで読み切り描かれていたことがあるんですよね。もう今となっては知らない方も多いかもしれませんが…「ふたりトラベル」と言う女の子2人の北海道最果て旅行モノで、僕は非常にツボな作品でした。

それはさておきこの話なんですが、アリス×シノと言う定番カップリングの話ではあるものの、話の中心はイギリス式の美味しいお茶の淹れ方と言うもの。

勿論そこには、アリスのシノに美味しいお茶を飲んでもらいたいと言う想いが根本にはあるのですが、お茶の淹れ方を簡潔にしかし丁寧分かりやすく描いているウンチク物として仕上がっている辺り、さすがしろ先生だなぁと言う感じがしました。

しかしオチのアリス…シノには美味しい紅茶を淹れておきながら自身は煎茶にしてしまうと言うそのチョイスがいかにもアリスらしくてニヤリとさせられますねw


・アリスの七日間洗髪
作者はきららMAXで「こみっくがーるず」連載中のはんざわかおり先生。ところでこのタイトルってもしかして「ぼくらの七日間戦争」のパロディなのかしら(そんな古いネタ誰が分かるんだ)

アリスの髪が呪いで(?)その曜日によって色が変わってしまうと言う話。金曜日は輝くばかりの金髪なんだけれど土曜日は土の色、日曜日はお日様の様な輝き…と言う感じ。

そう来れば火曜日は当然火の様に燃えて、とそこまでは分かるのですが、水曜日がそのまんま水色じゃなくってなぜか水菜になってしまう、この捻り具合が良い感じですねw

まあ当然、これは全てシノとアリスの夢の中での出来事だったと言うオチではあるのですが、しかしやはりシノにとってアリスの金髪は本当に特別な物と言うことなんですよね。そしてこのネタはやはり定番と言うか、アンソロでは非常にやりやすいネタなのかもしれません。


・あなたののぞむいろ
作者はきららMAXで「ステラのまほう」を連載中のくろば・U先生。そしてこの話、タイトルに「いろ」と来ているのでお分かりと思いますがやはりアリスの金髪に絡む話。まさかのアリス金髪ネタが2連発ですw

しかしやっぱりこのネタはどの作家さんにとっても使いやすい、かつ描きたいネタなのでしょう。

さてこちらの方はちょっとシリアス目なストーリー。金髪にうつつを抜かしすぎるシノに対して、金髪じゃなくなっても自分のことを好きでいてくれるのか…そんな風に思ったアリスが黒髪にしてしまうと言う話(実はウィッグだけど)

しかしなんと言うかくろば先生はこういう、女の子同士のジェラシーとかやきもきした気持ちを描かせると本当に上手いなぁと思います。前のごちうさアンソロでもくろば先生はそんな感じのストーリーを描かれていましたが、あれも本当に素晴らしかった…。

この話で何気にキーパーソンとなっているのが実は穂乃花ちゃんだったりします。悩むアリスの相談相手となって、アリスの頑なな心を解いてあげる、そんな役割を担っています。

原作中でもアリス×穂乃花と言う組み合わせはなかなか出てこないのでこれは新鮮でした。

しかしこの話…それまでのシリアスで胸にきゅんっと来る話から一転、オチが酷いwwwまあこのオチはやっぱりシノだよなぁと言う感じではありますがw


・烏丸さくらの教育論
以前MAXで「ホームメイド・ヒーローズ」を描かれていた鈴城芹先生によるショートストーリーがこのコミックスの何か所かに渡って掲載されています。

ああ、やっぱり鈴城先生はブレないなぁ…そう思わされるショートストーリーですね。主にメガネっ子好き的な意味合いでw


・アヤヤと秘密の魔法
作者はきららミラクで「ビビッド・モンスターズ・クロニクル」を連載中のキキ先生。アヤヤが怪しげな黒魔術の本で呪い(?)の勉強を…と言う話なのですが、どこからどう見ても黒魔術と言うよりは厨二病に目覚めてしまったとしか思えませんww

でもアヤヤって魔法少女が似合いそうですよね。扉絵の三角帽被ったアヤヤも可愛いです。


・私の妹たち
作者はキャラットで「すわっぷ⇔すわっぷ」を連載中のとめきち先生。勇姉さんにスポットを当てたお話と言うことでこれは結構珍しいパターンですよね。

勇ちゃんは本当にシノのこともアリスのことも大好きなんだなぁ…と、彼女の良いお姉さんぶりがよく分かるお話でした。しかし「すわっぷ⇔すわっぷ」の印象が強いからてっきりアリスとシノがちゅっちゅするお話でも来るのかと思ってたのですが全くそんなことはありませんでしたねw


・大宮忍は金髪少女の夢を見るか?
作者は以前、きららMAXで「みことの一手!」を連載されていた宇城はやひろ先生。シノがなにやら重い病気に…と言うちょっとダークなトーンで幕を開ける物語。と思いきや次のページからオチごとに選択肢があって度肝を抜かれます。

なんじゃこりゃ…これは一体…。ああ、これって昔懐かしのゲームブックってヤツなんですよね。読んでいくと途中途中で選択肢があって、その選択ごとによってストーリーの展開が変わっていくと言う。

言ってみればアドベンチャーゲームのブック版みたいなやつ。しかしそれをまさか、4コマ漫画の手法に取り入れるとは全く思いもしませんでした!!w

正直これは一本取られたなぁと言う感じです。このアンソロにおいて、キワモノ枠(注:褒めてます)は別の作家さんが持っていくと思っていたのですが、まさか宇城先生が持っていかれるとは予想外でした。


・いちまつモザイク
作者は佐古新佑先生。きらら系の雑誌にたびたびゲスト掲載をされている作家さんですね。色々な意味でかなり濃い、変わった作品を描かれるので僕はとても注目している作家さんです。

さてこの話も髪の毛ネタ。と言ってもこちらはアリスの金髪ではなく、シノの黒髪や、黒髪にひかれるアリスの方が主となっています。アリスがある日拾ってきた日本人形、それはその黒髪が勝手に伸びていく呪いの人形…?

人形に取り憑かれてしまったのか、人形の方を「しの」と呼び、本物のシノよりも「しの」の方を大事にするアリスが非常にヤンデレ染みてて、なかなか他では見かけない感じで新鮮でした。

結局それは夢の中での出来事だったのか真実なのかは分からないのですが、でも最後のシノの言葉「嫉妬」に対する考えや自身の黒髪への想いだとか、なかなかに深いものがあるなぁと感じます。

やはり一風変わった作品を描かせると上手いですね、佐古先生は。


と、以上で。

今回の「きんいろモザイクアンソロジーコミック」、作家さんがとにかく気になる方が多かったので楽しみにしていたのですが、読んでみると期待以上だったと言って良いでしょう。

「きんモザ」が好きな人は勿論、お目当ての作家さんがいると言う人は買って読んでみても決して損はしないと思います。


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