2015年7月・九州鉄道旅(4)
2015年 08月 07日 (金) 20:49 | 編集
- 二日目(前編)・別府に向かってローカル鉄道旅 -

九州旅行2日目の7月22日(水)。残念ながら天候の方は昨日の夕方から降り出した雨が降り止まないまま…この日は一日ずっと雨がちな日になりそうです。

さて、前日に結構たくさんお酒飲んだりもしましたが朝はすっきりと起きられました。と言うか無駄に物凄く早起きしてしまった様な…まあ、旅先だと早めに目覚めてしまうことが多いですが。


部屋でのんびりと過ごして、そして朝食を頂きます。

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いかにも日本の宿の正しい朝食と言ったメニューが並びます。お味噌汁に白いご飯、おつけものにお豆腐に焼き魚、明太子に焼き海苔…。

定番過ぎるぐらいに定番なメニューですが、でもそれが逆にありがたいんですよね…こういうのを旅先で頂くとなんだかしみじみ、ああ日本人で良かったなぁ…なんて思ってしまいますw


再び部屋に戻ってのんびりとして…そして身支度を整えてから出発。元々は8時半過ぎに由布院を出る列車に乗るつもりだったのですが、宿での朝食が8時からと言うことと、それに雨が降ってるので急いでも仕方ないな…と言うことで出発を遅らせて、9時過ぎに宿を出ました。

雨が降っているのでタクシーを呼んでもらおうとしたところ、なんと女将さんが車を出して駅まで送ってくださることに…そして出発前には何枚も宿の前で記念写真を撮ってくれたりと、良い旅の想い出が出来ました。

今回お世話になった「牧場の家」ですが、とてもアットホームでくつろげる良い宿でした。部屋が全て離れなのでプライベート感覚で過ごせると言うのは勿論のこと、宿のスタッフの皆さんが本当に親切で優しくて…。

昨夜の夕食の時なども、本当に心からお客をもてなして楽しい時を過ごして貰おうとしているんだなぁ…と言うのがひしひしと伝わりました。


「牧場の家」、由布院に泊まるのならオススメの宿だと思います。全室離れ・家族風呂完備と言うことで家族向けにも勿論良いのですが、僕みたいな男一人旅の客にこそ、是非ともオススメしたい宿ですね。


さて、由布院の駅に着いてホームに行ってみると何やら派手な列車が停まってます。

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車両自体は普通のキハ200系っぽいのですが一体なんぞこれ…?


僕の乗る車両はこちら。キハ220形200番台。

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今回の旅、実を言うと普通列車に乗るのはこの日だけだったりします。なにしろ他の日は全て観光特急もしくは都市間移動で特急に乗ることになっているので…w

そして普通列車に乗るのならば、是非とも乗ってみたいと思っていたのがこのキハ220形200番台でした。

なぜか? この車両自体に乗ったことが無かったから…と言うのも勿論あります。

が、それより大きな理由として、この車両が僕の好きなとある漫画作品に登場しているから、と言うのがあったりします。

かつてまんがタイムきららキャラットで連載されていた、「あまゆる。」と言う漫画があるのですが(作者はマウンテンプクイチ先生)、その作品内に明らかにこの車両と思しき列車が描かれているんですよね。

登場人物の方言からしても舞台が九州なのは間違いないですし、また作中で描写される都会との距離感からして、舞台は恐らくこの久大本線沿いではないかな…と、そんな風に僕は考えています。

つまり、作中に出てくるキハ220形200番台に乗って久大本線を旅する、これはもう「あまゆる。」聖地巡礼をしていると言っても過言ではないワケです!! ああ…まさか今回の九州旅行で好きな漫画作品の聖地巡礼が出来てしまうとは!!


…それはさておき(苦笑)、車内へと入ってみましょう。

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キハ220形200番台、座席配置がちょっと特殊な感じになってます。セミクロスシートなんだけどいわゆる千鳥配置みたいな感じ。室内は壁面・天井等全て白色系でまとめられて明るく開放感のある雰囲気。


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天井照明はカバー無しの蛍光灯を基調としながらも、部分的にダウンライト使っていたりでオシャレ。


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クロスシートは転換クロスシートで枕部分は革貼り、肘掛けは木を使用しています。ロングシートの方も一人分ずつがきちんと区分けされていて、2つ置きにやはり木製の肘掛けが備え付けられていたりと、ちょっと普通じゃない高級っぽいロングシート。

座席モケットの柄と言い、あちこちに木を使っているところと言い、やはりここにもしっかりと水戸岡イズムを感じますね…しかしホントどうしてJR九州の車両はローカル線の普通列車までこうも凝っててオシャレなのか!!w


さて、普通列車の大分行きは9時25分に由布院を出発します。車窓はずっとローカル、緑の中を走って行く感じですね。せっかくの鄙びた良い風景なのですが、天気が雨がちでいまいち眺望が良くないのが残念。写真も上手く撮れないですし…。

時折雨足は強くなったりもします。思えば僕は昔は晴れ男と言っても良い位、旅先では天候に恵まれることが多かったのですが…それがいつの間にか、旅先で雨に降られることが多くなってしまった気がします…。


キハ220形200番台、走行時のエンジンはいかにも近年のハイパワー気動車と言った感じの、勇壮で気持ちの良い音ですね。後で調べたところ、コマツのSA6D140HE積んでいるとか…道理で良い走りなワケですw


道中、珍しい列車とすれ違いました。

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雨がちな天候で反射しまくりでロクな写真では無いのですが…一応列車プレートみたいなのが写っているかとは思います。「或る列車」とあります。

JR九州が新たな観光列車として走らせ始めた車両ですね。なんでもスイーツ列車として走っている様ですが、他の観光列車とは違って運賃と特急券(指定券)で乗れるとかではなく、ななつ星みたいなツアー企画列車っぽいですね。

(もちろんななつ星よりは値段はお安い様ですがw)

ネットで内装等の写真を見たところ非常に良い感じですし、一度は乗ってみたいですね…。


さて、由布院を出て約1時間。終点大分が近づいてきました。

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車窓はそれまでの里山の緑の風景から、都会の街並みへと一気に変化します。こうして見ると…大分の駅周辺ってかなりの都会なんですね…。


そして大分駅で降りてこのまま、向かいのホームの列車へと乗り換えます。

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この列車で別府へと向かいます。車両は815系。3扉の近郊用車両ですが、メタリックでシャープな外観が非常に都会的でスタイリッシュ。


そしてスタイリッシュなのは外見だけじゃあありません。中身の方も非常にクール。

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外観だけじゃなく、内装の方もシルバーメタリック中心となっています。こういう内装って、ヘタすると単に無機質で冷たいだけの印象にもなりかねないのですが…それを都会的な洗練さへ持っていくところがまさに水戸岡マジック。

また、無機質な中に運転台後ろやトイレユニットなど部分的に警戒色のイエローでアクセントを加えているところもポイント。


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この座席も凄い。銀色の金属の上に1人分ずつ区分けされた座布団と背もたれ。座ってみる分には全く違和感はありませんが、座布団の合間から金属質が丸見えと言うのは非常に思い切った造りだなぁ…と思います。


そんな都会的・クールな815系に揺られること10分ほど。別府へとやって参りました。さあ、これから有名な別府の地獄めぐりへと出発しようと思います。


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