2015年7月・九州鉄道旅(6)
2015年 08月 19日 (水) 17:20 | 編集
- 二日目(後編)・宮崎へ、そして宮崎での一夜 -

地獄めぐりを終えて、別府駅に戻ってきました。時間は13時過ぎ。地獄めぐりからの戻りにもタクシーを使って移動したのですが、あとで思えば結構時間に余裕があったのでバスでも良かったのかもしれません…w


別府駅のホームで待つことしばらく。

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初日に乗った「ゆふいんの森」がやって来ました。回送なのか、それともここから折り返しなのか…しかしこの全身緑色の車体と言うのはやはり強烈なインパクトがありますね。


僕が乗るのはまず、別府発13時49分発の特急ソニック21号。ソニックと言えば883系なのですが、近年では通称白いソニックこと885系でも運用されていますね。果たしてどちらがやって来るのか…。

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結果、885系でした…残念!! と言うのも2,3年前に九州旅行した際に長崎からの帰りで885系には乗っているんですよね。なので今回、まだ乗車したことの無い883系に出来れば乗りたかった…。

まあ、どちらにせよ別府→大分のほんの10分間の乗車ではありますが。


さあ、大分駅で乗り換え。ここでは14時06分発の特急にちりん15号に乗車します。

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車両は787系。元々は博多と西鹿児島を結ぶ特急「つばめ」としてデビューし、それこそJR九州の看板特急として走っていましたが、今は九州新幹線も全通し、また九州内各地に色々な観光列車が走っていることもあって、看板からは退いた印象があります。

とは言え、このメタリックな流線型ボディは今見てもなおインパクト充分。やはり九州の車両はどれもこれも日本離れしていると言うか、見る者に強烈な印象を与える車両が多いですよね。


さて、今回はこの787系のグリーン車に乗車します。宮崎まで結構な長旅なので…。

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実を言うと787系のグリーン車、今から10数年ほど前にも一度乗ったことがあります。今回再びの乗車となりましたけど…やはり良いものですねこのグリーン車は。

普通車との半室構造なのですが、それもあって座席数がわずか12席と限られた空間。非常に贅沢、まさにエグゼクティブの為の空間だなぁと言う感じがします(僕はエグゼクティブじゃありませんがw)

座席配置が1+2の3列配置なのは勿論のこと、床も全面絨毯敷き。ただ、久々に腰掛けてみると背もたれの高さは最近の車両に比べてやや低く感じられました…もっとも最近の車両の座席がとにかく大型化しているから、と言うことかもしれませんが。


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とは言え、どっしりとしたシートに腰を落とし、リクライングをフルに倒してみると実にくつろげます。快適のゆとり空間がそこに広がります。

残念なのはJR九州、観光特急以外の通常特急での車内販売を一切止めてしまってるんですよね。昔つばめに乗った時は車内販売を行っていて、グリーン車だとドリンクサービスまであったりしたのですが…今回はそういうのはありません。


さて、この日のグリーン車の乗客は僕とあと1人だけ。その1人も途中の駅で降りてしまったので、もう実質このグリーン車は僕の貸切状態みたいな感じでしたw


大分から宮崎へ向けて日豊本線を走って行く形となりますが、車窓はこんな感じ。

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ひたすらに緑の中を走っていきます。結構山がちで、トンネルも多い感じです。が、そう思うといきなり海に面したところを走ったりもします。海と山とが隣接しているような、そんな地形なのでしょうか?

こまめな停車をしていきますが乗客の乗り降りはほとんどありません。幾つかの大きな駅で見られる程度。また、単線の為か行き違いのいわゆる運転停車も結構多いです。


天候の方は地獄めぐりをしている時は雨がちだったのが列車に乗ってからは降る気配無し。と思いきや宮崎が近づいたところで一度強く降りましたが…でも結局、宮崎に着く頃には雨が上がっていました。


17時21分。大分を出てから3時間20分で宮崎に到着です。結構な長旅でした…この乗車時間であればグリーン車をチョイスしたのはやはり大正解だったと言わざるを得ません。

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やって来ました宮崎!! 駅前にヤシの木が立っていたりと、とっても南国ムードです!!

そして昨日の大分、本日の宮崎と訪れたことでついに僕は日本全都道府県に訪問出来たことになります。長かった…これでようやく日本全国遊びに行くと言う僕の長年の目標が達成された…。


本日泊まるホテルはこちら。ホテルスカイタワー。駅からは歩いて10分弱ほど。

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その名の通りタワーホテル。高い建物なので非常に目立ちます。ビジネスホテルよりもワンランク上のシティホテルと言った様相ですね。

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部屋も清潔で小奇麗、良い感じです。


さて、部屋で少し休んで…そして街へと繰り出します。せっかく宮崎までやって来たのですから、なにか宮崎名物の美味しいものを食べて一杯、と行きたいところですね。


本日向かったお店がこちら。

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「JAPANESE DINING 砦」さん。中へ入るとカウンターがあって、多分その奥に小部屋だとかグループ用の席などが色々とあるのでしょう。僕は一人なのでカウンターへと腰掛けます。


まずは生ビールで乾杯。南国宮崎で飲む生ビールの味はまた格別と言うもの。そしてビールをやりつつまず注文したのがこちら。

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カワハギの活き造りです!! 素晴らしいのがこちら、肝もきちんと一緒に付いているんですよね。カワハギと言えばその大きな肝が美味いのですから、これを一緒に食べられると言うのは本当に嬉しい。

極限まで透き通った身はコリコリの心地好い歯ごたえ。アッサリしているのだけれど、でもなんとも言えない旨味があります。そして添えられた肝を身と一緒にしてポン酢に付けて食べると…また味わいが変わります。肝のとろりと濃厚な旨味が加わって…ああ…。

これには宮崎の地酒が非常に良く合います。綾錦と言うお酒を頂いたのですが、これの吟醸酒がとても香り高くって、カワハギの刺し身との相性が抜群でした。


特大メヒカリの唐揚げ。

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メヒカリは僕の地元の方でもよく食べるのですが、メニューに「特大」とあったので気になって頼んでみたら本当にデカイ!! 普通メヒカリなんて10センチ満たないものが大半ですが、このメヒカリは20センチ近くあります…。

なので、メヒカリの唐揚げと言うと普通は3~5匹くらいで出てきますがこれは当然1匹だけ。いやこんなの何匹も食べられるわけがありませんww

この時、嬉しいサービスだったのが、お店の方がご好意で「メヒカリ唐揚げには焼酎が合いますよ」と言って焼酎を盃に少し入れて出してくれたんですね。確かにメヒカリ唐揚げと焼酎の相性、バッチリでした。これには日本酒よりも焼酎がベストマッチかもしれません。


こちらはちょっと変わり種。西米良サーモンの握り。

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この西米良サーモン、サーモンとあるけど鮭じゃなく、エゾイワナとカワマスの交配種を西米良と言う地で養殖して売り出していると言うものらしいです。こういう、その土地ならではのちょっと変わった名産はやっぱり食べてみたくなりますよねw

そしてこれが、脂はたっぷり乗ってるのに身がコリッコリで、正直鮭よりも美味しいですね。生の握りと炙りの握りと2種出されたのですが、生の方は本当にコリッコリの身の歯ごたえを満喫できて、炙りの方は脂の甘さがとろけて…。

この西米良サーモン、今回はお寿司で頂きましたが、色々と調理法の発展性がある良い食材だなぁと感じます。フレンチやイタリアンの魚料理に使っても面白そうな気がします。


えびの産茄子の田楽。

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野菜もきちんと、地元の物をこだわって使っているところが嬉しいですね。味噌がとろりと甘くって、とてもやさしい味がします…魚物を続けて食べたから、こういう野菜があるとホッとしますね。


あとはカワハギのアラの部分をお味噌汁にしてもらったのですが、これが白味噌なんだけれど生姜をピリっと効かせてあるんですよね。白味噌って、赤味噌文化の人間からすると甘いと言うイメージがあるのですが、抑制の効いた味でとても美味しかったです。

そして締めには白い握り飯。白米と味噌汁と冷酒…日本人なら誰でも好きな組み合わせですよねこれはもう本当に…。


と、散々飲んで食べて大満足。今回訪れた「砦」さん、とても良いお店でした。料理が美味しかったのは勿論のこと、色々と細やかん気遣いをしてくださるお店だなぁ、と。

例えばお酒を頼んだ時に、真っ先にお水を一緒に出してくれたんですよね。チェイサー代わりの水。これがあるとホント楽になるんですよね。お酒飲みのことを考えてくださるお店だなぁ…と、ありがたくなります。


良いお店に出会い、初宮崎の夜はとても良い夜となりました。さあ明日は観光特急「海幸山幸」だ!!


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