2015年7月・九州鉄道旅(8)
2015年 09月 07日 (月) 20:20 | 編集
- 三日目(中編)・日南線の旅と南郷巡り -

10時07分、「海幸山幸」は宮崎駅を定刻通りに出発しました。出発時には駅のホームにたくさんの駅員さん達がやって来て、皆が手を振ってこちらを見送ってくれます。この辺り、さすがに観光列車だなぁと言う感じがしますね。

また、出発時(停車時にも)には車内にオルゴールが流る様になっています。こういうのも鉄道の旅を盛り上げる楽しい演出ですね。


さて、この「海幸山幸」にはアテンダントさんが2名ほど乗車されていて、車内販売も行っています。せっかくなので僕もあれこれと買いました。

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まずは宮崎県・五ヶ瀬のぶどうサイダーで乾杯。せっかくの観光列車なので乾杯しませんと。だけどまだ午前中ですし、酔っ払った状態での初乗車も勿体無いので行きの車内ではノンアルコールでw

このぶどうサイダー、かなりしっかりとぶどうの味がしました。なかなかに美味しいです。

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海幸山幸オリジナルグッズをあれこれと。キーホルダーやストラップ、バッジにクリアファイルにポストカードなどなど…こういうグッズ類って買ったところで使うわけでもなく、結局引き出しにしまいこんで終わり…なことが多いのですが、それでもついつい買ってしまいますw


ちなみに車内販売ですが、先日の「ゆふいんの森」では売店カウンターでの販売スタイルだったのに対し、こちらの「海幸山幸」ではアテンダントさんが客席までカゴに商品を入れて出向いてくれる形となっていますね。


宮崎を出て、列車は軽快なエンジン音を立てて走って行きます。この海幸山幸、結構エンジンの音が車内に響くなぁと思ったのですがそれもそのハズ。デッキが無いんですよね。道理で色々な音が響くわけです。

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沿線の風景はひたすらのどか。緑の里山を走って行く感じ。たまに海沿いの景色の良いところを走って行ったりもします。

海沿いでは幾つかの絶景ポイントもあって、そんな時は列車は速度を落として運行してくれます。宮崎を出て割とすぐのスポットでは「鬼の洗濯板」と呼ばれる場所もあったのですが…ただこの日のこの時間は満潮の為その風景を見ることは出来ず。

(干潮時には波状の岩が海岸線沿いにかなり長い距離に渡って現れる様です)


ビューポイントだけではなく、沿線の中には例えば非常に長いロングレールが敷かれた区間もあったりします。なんでも5キロずっとまっすぐに線路が伸びていて、しかもそのうちの3キロがトンネルと言う区間。

そういう場所なんかも、走る時にアテンダントさんがきちんとアナウンスを入れてくれます。


また、車内では列車名の元となった「海幸彦山幸彦」の紙芝居なんかも上演されたりします。そう言えば冬に乗った山陰線の「みすゞ潮彩」でも車内で紙芝居がありましたけど…最近の観光列車は車内で紙芝居やるのが流行りなのでしょうか?

しかしこの海幸彦山幸彦の物語なんですが、個人的には引っかかる点が一つ。海幸彦が結婚したお姫様はどうなったんですかね…海幸彦が陸に戻ったってことはお姫様は結果的に捨てられちゃったことになるんじゃないか…と。


「海幸山幸」は特急とは言え、結構こまめに停車していく感じです。と言っても途中駅で乗ってくる乗客だとかはほとんどいませんが。この手の観光列車って、乗る人は大体始発から終点まで乗り通しますよね。


途中、飫肥の駅では10分少々停車します。

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この車両にも使われている飫肥杉の飫肥ですね。この駅で降りると城下町があって散策などするにも良いらしいのですが…今日はこのまま、終点の南郷まで乗り通します。

ちなみにこの駅では、地元の方が名産やお菓子などを売りにホームに来ています。そう言えば何年か前に同じく九州のいさぶろう・しんぺいに乗った時もどこかの駅で地元の方が色々売りに来ていたのを思い出しました。


飫肥を出て列車はなおも走ります。終点の南郷近くでは海沿いをずっと走ります。

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この時、列車は橋を渡っているのですが、その橋が囲いの無いタイプの橋なので列車の窓から見ると下の線路なども全く見えず、まるで列車が海の上を飛んでいるかの様な、そんな錯覚を覚えます。

そしてやはりこの時は列車も徐行して、その海の上を飛んでいるかの様な走りを乗客たちにしっかりと楽しませてくれる様になっています。


宮崎を出て約1時間半。11時42分に終点の南郷に到着しました。

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南郷はとても小さな駅で、おおよそ観光列車の終着駅とは思えない駅です。

さて、戻りの海幸山幸の時間まで約4時間ほどあります。たっぷりと南郷を散策出来る時間があるのですが果たしてどうしたものか…。

元々、南郷の観光でメインに考えていたのがマリンビューワと言う水中観光船でした。が、この南郷までやって来て初めて知ったのですがなんとこの日は臨時休業…なんと言うことでしょう。観光のメインが無くなってしまいました…。


とりあえず駅にやって来たバスに乗ります。

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「日南めぐり号」と言うこのバスが海幸山幸の運行時間に合う様に走っていて、南郷の見どころスポットを幾つか回っている様です。

このバスに乗ってまず向かったのが「港の駅めいつ」。

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本来ならここで土産物を見たり昼食を取ったり…と言うところなのですが、朝ごはんを結構しっかり食べたのもあって別にそんなにお腹空いていないんですよね。とは言え、次のバスが来るまで1時間半以上あります。

とりあえずその辺りを散策。なかなかに感じのよい漁港です。

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ちなみにこの漁港、目井津港と言うらしいです。港の駅めいつと言うのも、ちゃんと港の名前にちなんだものだったのですね。てっきり英語のメイツ(MATES)から取ってるのかと思ってました…。


漁港からちょっと歩いたところにはこんな神社もあります。

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霧島神社。霧島「神宮」ではありませんw

鳥居は坂の下にあるのですが、お参りしようと本殿へ行くには階段を登っていく形となります。

港周りを散策しているこの時は、天気は曇りがちでたまに小雨…昨日までの雨天と言うことは無いもののどうにもすっきりとしない天気です。


さて、ぶらぶらと辺りを散策して時間を潰し、やって来たバスに再び乗り込みます。

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次に降りたのはこちら、「道の駅なんごう」。

ここで小腹が空いたのでおやつタイム。

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宮崎県と言えばこれ…そうです。完熟マンゴーのソフトクリーム。非常に香り高いです。しっかりとクリーミィなんだけれどマンゴーのむせ返る様な香りたっぷり!! 美味しかった…。


この道の駅なんごうですが、高台にあるので眺望もバッチリ。

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天気もようやく晴れてきて、なんとも綺麗な海の風景が望めました。しかし海沿いにヤシの木がたくさん生えていて…本当に日本じゃなく、どこか南の国へ来てしまったかの様な気持ちになります。


また、敷地内にはかなり長い散策路があって、色々と景色や植物を見ながら散策出来るようになってます。

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しかしうっそうとヤシやその他木々が生い茂る中にこの、木製の階段が張り巡らされた散策路…これはもう散策路と言うよりはまるで、森林の迷宮と言っても過言ではありませんw


さて、またバスに乗って…最後に訪れたのが「亜熱帯作物支場」。

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巨大な温室。

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中には様々な植物達。ジャックフルーツなど、珍しい果物や木の実も生っています。

この亜熱帯作物支場、観光用の施設ではなく宮崎県の農業試験場なんですよね。それを、一般向けに内部公開している様です。従って入場料などは無料。

ただし、いわゆる観光用の植物園などでは無い為、見せ方に凝っていたり説明書きで楽しませてくれたりと言ったことはありません。それでも色々と珍しい、亜熱帯の植物達を眺めながらの散策は楽しいものです。


こうして南郷めぐりは終了。一番のメインに考えていたマリンビューワがお休みだったのは本当に残念だけれど…でもなかなかに楽しい時間が過ごせました。

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亜熱帯作物支場は道の駅なんごうよりも更に上の高台にある為、帰りのバスからの眺めがとても綺麗でした。日南のこの辺りは海沿いを車や自転車で走ってみる、そんな巡り方も面白いかもしれませんね。


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