「まんがタイムきららミラク'15年12月号」感想。
2015年 10月 22日 (木) 20:15 | 編集
では、16日発売のきららミラク感想、行きましょう!!


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・表紙
ミラクの表紙、「城下町のダンデライオン」のアニメが終わってどうなるかと思えば…「桜Trick」キタキタキマシタワー!! ああ、これですよ…これです。ミラクの表紙はやっぱり桜Trickが飾るのが一番しっくり来るんですよ…うん(感涙

さて今回の表紙ですが春香&優の二人組に、その真ん中にスミスミ会長と言う構図。ああ…かわいい。三人ともすっごく可愛い…。

そして背景がピンク系で彩られて三人の頭にもピンクの花飾り…一瞬「桜」かなと思ってしまうのですが実は秋桜(コスモス)なんですよね。

桜Trickと言う作品のタイトルにちなみつつ、また作中の時期(春)にちなんだ形にもしつつ、それでいてきちんと実際の季節にも沿った形になっています。

ああ…それにしても久々の桜Trickの表紙、ホント嬉しい…またこの作品をこうしてミラクの表紙として見られると言うのが本当に心の底から嬉しいです。

そして表紙にある通り、単行本6巻がいよいよ今月末に発売です…全力で買わせて頂きます!!


では以下、気になった作品の感想とかツッコミとか。


・桜Trick
表紙に引き続いて巻頭カラーも桜Trick。久々の巻頭カラー、もう見開き扉の美麗さで悶ました…素晴らしい。本当に素晴らしいです…(うっとり)

それはそうと本編の方、いきなり冒頭から飛ばしてきますね。春香ちゃん曰く「今日は抹茶のしまぱんなんだね」といきなり優ちゃんの下着事情を告白してきやがりますww全くこのコは!!

しかし優ちゃん…ぱんつも抹茶カラーってホント一体どんだけ抹茶が好きなんでしょうかこのコは。そう言えば美月会長も抹茶好きでしたよね…と言うことは美月ちゃんのぱんつも抹茶…?

話的には今回、スミスミ会長達3年生の卒業式と言う回でした。スミスミ会長と言えば前々回のラスト、突然の告白(恋愛的な意味ではなく)から前回のアンサー回とありましたけど、今回もそれを受けたエピソードが。

春香ちゃん、前回の話で自分の髪飾りをスミスミ会長にあげてしまいましたけど、今回の話でも髪飾りが無いままなんですよね。それに対して優ちゃん、何も言わなかったけどきちんと気にしていたんですよね。

そして春香ちゃんの方からいきさつを優ちゃんに話して…優ちゃんは春香ちゃんがきちんと話してくれるのを待っていたんですよね。

また、優ちゃんの「どんな髪形でも春香は春香だよ」と言う返しも良いです。この2人の間には確固たる信頼関係が生まれつつあるのだなぁ…と、そんな気がします。

そして卒業式。せっかく咲いた桜が春嵐で全て散ってしまったことを受けて、じゃあ造花を蒔こうと言う優ちゃんの心意気が良いです。それを受けて春香ちゃんがたくさん持ってきた造花。

この造花って連載初期の頃にあった、プール倉庫で春香ちゃんと優ちゃんがキスした時に見つけたものなんですよね。まさかここに来てそのエピソードが生きてくるだなんて…これはとてもニクい演出。

僕みたいに昔からこの作品のファンでいた読者にとっては嬉しいファンサービスと言えるかもしれません。

また、この卒業式周りのエピソードでは他の面々もそれぞれの個性が見られて良いです。とりわけ涙もろい楓ちゃん…彼女が涙もろいと言うのは美月会長達が卒業していく時のエピソードにもありましたけど、やはり今回も…。

さりげなくそれを気遣うゆずちゃんも良いです。いやゆずちゃん、イタズラしようなんて言ってるけどこれ絶対、周りの皆の言う通り楓ちゃんを元気づけてあげたいだけだよね?

皆の撒いた造花もあって、スミスミ会長にとってはとても心に残る卒業式となったのではないでしょうか。

そして最後は春香ちゃんと優ちゃん2人だけの帰り道。ここでまさかの、優ちゃんから春香ちゃんへのプレゼント。スミスミ会長へあげてしまったリボンの代わりにと、優ちゃんは造花でアクセサリーを作ってきてくれてたんですよね。

(ちなみに今月の表紙だったり扉絵だったり、また今月末発売のコミックス表紙においても春香ちゃんの髪飾りが今までのものではなく、この優ちゃんからプレゼントされた花飾りへと変わっています)

それに対して優ちゃんをぎゅっと抱きしめる春香ちゃん。この時彼女が口にした「大好きだよ」それは今までとはちょっと違うものに感じました。

春香ちゃんの周りで美月会長とのことだとかスミスミ会長とのことだとか色々あって…その過程で多分彼女自身、優ちゃんに対する「好き」の意味を理解出来てきたのではないでしょうか。

さあ、スミスミ会長達が卒業して…これでいよいよ春香ちゃん達が3年生。彼女達の高校生活の、美里西高校の最後の1年がスタートします…これからの1年を、しっかりと見守っていこうと思います。


・音無さんは破壊神!
とうとう神側の方にも新キャラが出てきましたね。神に仕える天使。なんだけど、単純に神の部下だから音無さん達の強敵になるかと言うとそんなことは決してなく、むしろ神のアレっぷりを眺めて楽しんでいるだけっぽいですねw

他の天使達が神の元を離れた後も彼女だけの残ったのも、神に対する忠誠心とかそんなんじゃなく、単に神を見てるのが楽しいから残ったとかそんな感じなのでしょうね。

そういう意味ではこの天使さん、そのうち音無さん達とも打ち解けてしまいそう…と言うか今回の話の中でも既になんだか馴染んじゃってますしね。

あとふと思ったのですが30ページのカットとか見ると神の服装がアレなだけにこの作品、色々と描くのが大変な気がします。神の後ろ姿とか描く場合はとにかくあれこれ隠さないとw


・ゆるキャン△
これまでミラクでも2作品の連載を描いてきたあfろ先生が現在、フォワード誌で描かれている作品の出張ゲストですね。フォワードはこれまで未読でしたけど、タチ先生の新連載目当てで最近買って読んでます…そのおかげでこの作品についても事前に知っていました。

この作品、ネーミングの通り「キャンプ」をテーマにした作品なんですよね。あfろ先生と言えばカオスでシュールな世界観とギャグが特徴でしたけどこの作品はうって変わってかなり真面目にアウトドアしてるなぁと言う印象を受けました。あと、良い意味で「ゆるい」。

で、フォワードでは当然ストーリー形式のスタイルなのでミラクのゲスト出張はどうするんだろう…と思ったのですが、さすがにストーリー形式ではなく4コマ形式で来ましたねw

4コマであるが故か、フォワードの方で読んだ時よりも一層ゆるい印象を受けました。でもこういう、大自然の中でのんびりゆるゆるとした時間を過ごすのってとっても気持ち良さそう…ああ、いいなぁ。


・幸腹グラフィティ
今回久々にリョウちゃんにスポットが当たる話が来ました。先月と先々月が内木姉妹、その前2ヶ月程はきりん母子の話だったので実に久しぶりです。

一応この作品の主人公ってリョウちゃんなんだよなぁ…でもそのリョウちゃんがほとんど出てこない話がこの数ヶ月ずっと続いていたのか…なんかそれもそれで凄いw

さて、今回はリョウちゃんとお母さんの話でした。お母さんが久々に日本の実家で年末を過ごせることになって帰ってきたと言う話。

しかしこの母子って2人とも凄く良い人で、内木姉妹みたく性格の不一致があるわけでも無いのになんだか妙にすれ違っちゃう感じなんですよね。

今回の話もずっとそんな感じでもどかしくって…でも、これってお母さんの方がある意味で考え過ぎちゃってた部分もあるんですよね。

彼女が自分の母(リョウちゃんのおばあさん)に昔言われた言葉。

「緑は人の顔色うかがいすぎて」「言わないとずっとお互い分からない事もあるのよ」

なんだかちょっと分かるなぁ…僕もそういうところありますし。他人がどう思っているのが気になってしまう一方で、自分の言いたいことはすんなり言えなかったりとか…。

結局のところリョウちゃんのお母さんはリョウちゃんに対して親らしく接したかったのではなく、娘のことが大好きなのに怖くて近づけなかったんですよね。だけどもっときちんと話をして、もっと娘のことを知りたいと思って…。

そんなお母さんが勇気を絞って本音を打ち明けて、それに対してリョウちゃんも受け止め…いや、なんだかリョウちゃんの方は処理能力を超えちゃったみたいでパンクしちゃってますwああもう、本当にこの母子は!!

次回、リョウ母子後編の様なんですが一体どうなるのか…きりん母子の方は旅行編だったのもあって色々楽しみだったのですが、なんかこっちの母子は心配しかありませんw


・うらら迷路帖
いよいよ九番占試験が始まったワケなんですが、試験会場の「呪われた大蛇の胃袋」を描いた見開きとか見るとやはりこの作品のビジュアル的なクオリティって本当に凄いなぁと思います。

思えば、きららミラクって創刊当初はビジュアル面重視の4コマ誌みたいなのをウリにしていたかと思いますが、その中でもやはりはりかも先生の画力ってずば抜けていた感がありますよね…。

ところで九番占試験自体はチーム戦と言うことなのでとりあえず千矢ちゃん達が皆で争い合う必要は無いのですが、でも欄外にさりげなく八番占からは個人戦ってありますよね…てことはいつかは皆が敵同士で戦う日が来るのか…。


・ドリーの調査報告書
連続ゲスト第一話。作者は以前「魔法のマホ学」をゲスト掲載されてた村上メイシ先生ですね。

性別が無い惑星への調査潜入と言うかなりぶっとんだ設定の話。いや、これくらいにぶっとんでいるのがミラクらしくって良いですよ、うんw

で、その潜入先の惑星なんだけれど、性別が無いと言っても住民は皆見た目は可愛らしい女の子ばかり。そして生まれた時から15歳前後の少女の見た目で、そこから見た目が変化しないのだとか。

更に…お互いが手を握ると子供が出来てしまうって…いやそれってなんか凄いんですけど!!

で、主人公のドリーさん、「どうせなら子供が出来る瞬間を生でみたい」とか言ってますけど、確かにそりゃ興味は物凄く湧きますし研究資料としても重要ですけど、でも地球人に置き換えるとなんだかその発言ってすごく凄く危ないですww

まあそれはともかく、ぶっ飛んだ設定でこの先の話もとても楽しみなゲスト掲載ですね。次回が一体どんなことになるのか、期待したいです。


・ミソニノミコト
アマテラスとかタヂカラオとかまた色々な神様が出てきましたね…神様ネタの作品と言うとMAXに連載中の「神様生徒会部!」なんかもそうですが、出てくる神様も被ってる…wまあ、日本神話で有名どころの神様出そうとするとそうなっちゃいますよね。

しかし「神様生徒会部!」はタヂカラオも美少女だったのが、さすがにこちらはごつい男性だったのは、より実際の神話に忠実と言うかなんと言いますか。アマテラスがロリ少女の姿だったのも式年遷宮で若返ると言われればなるほど、と納得してしまいますw


・ビビッド・モンスターズ・クロニクル
ボス戦で他のパーティと共闘とか、(ネットゲーム中のことではあるけれど)非常に世界が広がってきたなぁと言う気がします。でも実際、連載当初から比べれば本当にかなり世界が広がってきてるんですよね。

それはゲーム中での冒険で動く世界の大きさと言う意味でもそうなんだけど、夢子ちゃんが一人で始めてみたゲームで出会ったキャラの主がリアルでもクラスメートで仲良くなれたり、他にも仲間が2人出来たり(更にその2人がお互い知らないままリアルで会ってたり)

こんな感じで色々な出会いを繰り返すうちに夢子ちゃんの当初の目的も果たされる日が来るのかもしれませんね。


・かんきつパンチ!
初登場ゲスト作品第一話。主人公の名前が「蜜柑」ちゃんと言うのにまずツボりましたwだって「みかん」と言えば桜Trickのゆずちゃんに付けられたアダ名(?)がみかんさんですよね。

そしてこの作品、なんと蜜柑ちゃんには双子の妹がいて、その名前が柚ちゃんと言う設定に二重でツボりましたwwもうこのネーミングセンスだけで一気に気になる、応援したくなる存在になってしまいましたよ。

それはそうとこの作品、きらら系にたまに出てくる美術系・デザイン系学校を舞台とした話の様ですね。しかし変わっているのが主人公の蜜柑ちゃん、普通科と間違えてデザイン科を受けて入学してしまったというところ。いや普通受からないから…w

デザイン科のオリエンテーション合宿の話だったのですが、色相環とかそういうテーマが出てきたのが個人的にまたちょっと懐かしく感じたり。何年か前に色彩検定と言う資格を取ったのですが、その時に色相環とか勉強したんですよね…。

ところで話の後半、色相環の宿題を仕上げる為に急遽覚醒(?)した蜜柑ちゃん。これは一体どういうことなのか…実はこれ、彼女の言うところの双子の柚ちゃんと入れ替わっているんじゃないのかな、と予想。

柚ちゃんは単なる双子ではなく、彼女の中にいるもう一人の人格…とか。まあその辺りは次回以降に明らかになるでしょう。


・ハートオブtheガール
えっこのゲームって何、攻略した女の子のデータはデフォルトだとハダカってマジ!?

なにそれすっごくやりたい…ぐへへへ(最低の笑み)


・やさしい新設死霊術
先月の飛行シーンの絵的な見せ方にはとても感服しましたが、今月の花火のカットもとてもとても良かったです。先月の感想にも書きましたが、ミラクは創刊当初はビジュアル重視を謳っていましたし、こういう見せ方してくれる作品の存在はとても嬉しいです。

ファンタジー寄りの作風と確かな画力で魅せる迫力たっぷりの絵。なんだかミラク創刊当初の作品達を読んでいるかの様な錯覚に陥って懐かしくなりますね…。


・リメインズ・JC
ちょっとこれ一体何がどうなってやがるんでありますか…元々、この4人って知り合い同士だったってこと? 宮田も知り合いだった? え…桐島とるいって交流あったの? 前回と話の食い違いが…そして突然現れた桐島の妹って…。

前回の話辺りからそろそろ作品の核心・この世界の謎について触れていくことになりそうな気がしていましたが、これまたよく分からない感じに…しかし気になるのが197ページのるいのセリフ「私は学校のない世界に行きたいね」

もしかしてこの世界ってやっぱり、皆の望みが生み出した世界とかそういうことなのでしょうか…一体ここからどう話が収束していくのかが楽しみです。


・箱庭ひなたぼっこ
改めてこの作品って本当にセンスが独特だなぁと感じました。今月、冒頭の陽向ちゃんの「狩り」と言う言葉に対しての千堂さんの返しが「マタギ」って一体どうなんだそれはw普通にハンターとか狩人と言えばいいのにマタギってw

更に皆で秋らしいイベントをやろうと言って橘センパイが出してきた案が「芋煮」…そう言えば芋煮にしろマタギにしろ東北にちなんだものなので、もしかすると作者のちろり先生はあちらの方ご出身だったりするのでしょうか?

そう言えば以前に桜Trickでも芋煮の話がありましたけど、全国的に見て決してメジャーではないであろう芋煮と言う食べ物が2作品でネタにされるとか、なんかそう考えるとミラクって雑誌ちょっとニッチ過ぎて凄いですねw

しかし今回、お外で芋煮で陽向ちゃんがきのこ取ってきたりしてますけど、これ実際にやったら絶対に危ないですwきのこ類ってなかなか素人目には見分けつかないらしいですしね…。

もっともこのコ達なら毒キノコにあたった位じゃ死なない気もしますが。

後半の皆で俳句を読むくだりは独特のテンポがあってとても良いですね。陽向ちゃんと橘センパイの句は相変わらずにアレな感じですが、蘭ちゃんの句が意外にもすごくマトモだったのがなんとも。

…なのですが、彼女の句は一見寂しげな秋の虫の音を謳っている様で、実は虫捕り道具を忘れてしまって虫捕り出来ない自身の悲しみを謳ったものだと言うのがやはりらしいと言えばらしいですw

そしてこの作品…なんと来月が最終回とのこと。実はミラクを買う前にその情報自体は知ってしまってたんですよね…あとはただ、単行本2巻が出るのかどうかがとても気がかりだったのですが、きちんと本編扉上にも12月に発売とあったので一安心。

一体どんなラストで締めるのか…大好きな作品が終わってしまうのはとても寂しいですが、きちんと終わりを見届けたいと、そう思います。


今月は以上で。

1ヶ月のブランクを経て読んだ桜Trickの満足感と充足感が本当にすごかった…けど、その他の連載陣やゲストもそこに負けない充実した面白さで本当に内容が濃いなぁと、そう感じます。

こんだけ濃厚で面白いのに何故、きららミラクを扱っている書店が少ないのか…それが疑問でなりませんよ全くもう!!


Comment
この記事へのコメント
アニメが3作とも成功してないからじゃないですかね(名推理)
まぁ今はうららやビビモンといった良作も出ているのでいずれここからもヒット作が出てくれることを祈りたいです
2015/ 10/ 24 (土) 09: 34: 02 | URL | 静岡 # -[ 編集 ]
>静岡さん
まあ、確かにアニメ3作とも(売上的には)成功とは言えないのかもですね。
ただ、個人的には「桜Trick」「幸腹グラフィティ」のアニメは非常に好きで円盤も買いましたけどねw

元々、ミラクはアニメとかそういうのとは関係無い立ち位置にある雑誌だと思っているので、世間の流行だとかに惑わされることなく今後も良作を生み出していって欲しいなぁと思います。
2015/ 10/ 27 (火) 22: 08: 10 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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