2015年7月・九州鉄道旅(15)
2015年 11月 21日 (土) 20:30 | 編集
- 五日目(後編)・熊本での一夜 -

大満足のイルカウォッチングを終え、松島港から船に乗って三角へと戻ります。そして三角駅からは16時20分発の特急「A列車で行こう」6号に乗車します。

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数時間ぶりの「A列車で行こう」。こうして見ると黒く輝く車体がなんとも言えない独特の存在感を醸し出していますね。鉄道車両に黒色って意外と少ないんですよね…SLだとかを除けば。

乗車率は朝の便よりは少し少なめと言った感じ。とは言え、結構たくさんの乗客が乗っています。

ただ、朝の便では窓側席が取れなかったのが今度はしっかりと窓側席。なので車窓もバッチリと堪能できました。三角線の車窓はとにかく海が綺麗ですね。

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車内では行きと同じくバーカウンターでハイボールを買ってしまいました。

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朝とは別の味のハイボール。とても爽やかで甘酸っぱい。ジャズの流れるお洒落な列車の中で飲むハイボールと言うのもまたオツなものですw


さて、今回これでこの日乗った「A列車で行こう」を含め、九州の観光列車3種類を乗り比べることが出来ました。乗ってみた感じ、一番ゆったりとした旅を楽しめたのは宮崎の「海幸山幸」だったかなと思います。

まあ、沿線の関係上他の2つよりも乗客が少なかったと言うのはあるかもしれません。「ゆふいんの森」は言わずもがな由布院・別府がありますし、この「A列車で行こう」も天草巡りと言う観光ルートを持っています。

比べると「海幸山幸」の走る日南線は風景は良いけれど純粋なローカル線と言う色合いが強い様にも思えますね。

しかし3種類の観光列車、その旅はどれも楽しく甲乙つけがたいものでした。車両自体の素晴らしさと言うのももちろんですが、アテンダントさん初めJR九州の皆さんが楽しい鉄道旅を作り上げようとしっかり努力されているからこそ、だと思います。


そして「A列車で行こう」は17時に熊本駅に到着しました。ありがとう、楽しい旅だったよ!!


さあ、まだ旅は終わりませんwまずは本日の宿へとチェックインします。

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この日の宿は熊本駅のすぐ目の前にあるJR九州ホテル熊本。清潔感あふれるシティホテルと言った様相のホテルです。なにより駅の間近と言うのがありがたいですね。


ホテルの部屋に荷物を置いて少し休んだら…さあ、街へと繰り出します。楽しい旅の一日の締めにはやっぱり美味しいお酒とその土地ならでは美味、それが無くては始まりません!!

駅前から市電に乗って出かけます。

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熊本の市電には未だにこういった感じの懐かしい車両がたくさん走っています。外見がレトロなだけじゃなく当然に造りも古く、走りだすと床下から重々しい釣り掛けモータの唸りが響いてくるのがたまりません…!!


市電に乗って数駅。やって来たのはこちらのお店。

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「味の波止場」さん。

実はここのお店、7年か8年程前に熊本へ旅行した時に一度来たことがあるんですよね。せっかく熊本まで来たのだから…と、もう一度訪れてみることにしました。

店内へ入ると昔と変わらない雰囲気。ただ、昔はカウンターの中に板前さんが2人ぐらいでやってたのが、今回は店内に女将さんらしき人もいたりしてちょっと華やかになっているかも。

カウンター席に座り、まずは突き出しと日本酒。熊本の地酒を頂きます。

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そして…まず頼んだのはこちら。イカの活き造り!! 昔この店へ来た時も食べたんですよねこれを。

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呼子直送のヤリイカ。九州でイカと言えばこれですよね。直前まで生簀で泳いでいたので新鮮なのは言うまでもありません。透き通った身を口に入れるとコリコリ、シャキッと良い歯ごたえで上品な甘さがあって…。

ところでイカの刺し身って店によっては生姜醤油で出してくるところも多いのですが、こちらのお店はわさび醤油の様ですね。これは人によって好み分かれるかもしれないけど僕はイカ刺しはわさびでも生姜でもどちらでも美味しいなぁと思います。


イカ活き造りの、ゲソの部分は天ぷらにしてもらえます。

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新鮮なイカって天ぷらにしてもホント美味しいんですよね。柔らかいんだけれどプツッと小気味良い歯ごたえがあって、それが衣のさっくりふわっとした感触と絶妙にマッチして。


こちらはちょっと変わった天ぷら。

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これ、何かと言いますと「真しゃく」の天ぷら。真しゃくと言うのは正式にはアナジャコと言う甲殻類の仲間で、干潟に棲息しているエビとシャコを掛けあわせた様な生き物です。

一般的には釣り餌なんかに用いられたりもしますが、地方によってはこうして料理に用いられたりもします。九州、特に熊本の辺りではよく食べられているみたいですね。

昔この店を訪れた時もメニューにあって、食べたことない物だったので興味深く思って頼んだのを覚えています。そして今回も…この真しゃくの天ぷら、海老なんかに比べるとちょっと独特のクセはありますが、サクサクほっこりとして美味しいです。

エビ・カニなどの甲殻類が好きな人ならば一度は試してみる価値があると思いますよ?


日本酒は地酒の方が常温に近いものだったので冷酒を。「れいざん生貯蔵」の冷酒を小瓶で頼んでみたのですが、非常にあっさり、爽快にして軽快な飲み口のお酒で揚げ物を食べた後にはとても良い感じです。


ここでさっぱりと趣向を変えて。

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熊本名物の一文字ぐるぐる。ネギです。どっからどう見てもネギです。ネギ以外の何者でもありませんw

でも、茹でたネギをぐるぐると丸めただけのものなんだけれどこれが不思議と美味しい。酢味噌を付けて食べるとさっぱりとして後を引きます。


これまた熊本名物の辛子蓮根。

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辛子蓮根って言うとお土産物のイメージが強いのですが、こうして地元のお店で頼むときちんと揚げたてが出てくるんですよね。カリカリとクリスピーな皮の食感が心地よく、辛子の方もそんなにツンとする感じはなくってむしろ甘やか。

こうやって揚げたてを食べてみるとイメージが変わりますね。


締めにはあおさ汁と、それに球磨焼酎の「鳥飼」。

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あおさ汁が海の香りたっぷりでそれでいて優しい味で…最後の締めにはまさにふさわしい一杯でした。吟醸香豊かな「鳥飼」との相性はもう言わずもがな。


今回、数年ぶりに訪れた熊本のお店で、そして頼んだものも実は最後のあおさ汁以外全て前回来た時と同じものを頼んでみたのですが…その時と変わらずに美味しかった。ごちそうさまでした。


こうして、飲んで食べて…熊本での一夜、そして今回の九州旅行最後の夜が更けていきます…。


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