「まんがタイムきららミラク'16年2月号」感想。
2015年 12月 19日 (土) 13:15 | 編集
では、16日発売のきららミラク感想、行ってみましょう。


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・表紙
今月の表紙は「幸腹グラフィティ」。この作品が表紙を飾ること自体は別に珍しくもなんとも無いことなのですが、しかしリョウちゃん×明さんと言う組み合わせはなかなかに新鮮な気がします。

そう言えば明さんって連載初期からずっと出ているキャラなのに、こうして表紙に、それも一番絡みの多いリョウちゃんと2人だけで出てくるって何気に初なのでは?

そして2人の手にはほっかほかの焼き芋。ああ…いいですよね…身も心も寒くなるこれからの季節にはホント美味しそうですよね…。

背景が白と水色でまとめられてちょっと寒そうな感じなのもまた良い感じ。それが逆に、リョウちゃんと明さんだけは焼き芋と笑顔で暖まっている、そんな2人の情景を浮かび上がらせている様にも思います。


では以下、気になった作品の感想とかツッコミとか。


・幸腹グラフィティ
表紙に引き続いて巻頭カラーもこの作品。そして1ページ目からいきなり、何やら酔っ払ってる大人勢と言うなんだかいつもとはちょっと違った様子で始まります。

この酔い方の様子も、黙々と飲みつつなにやらぶつぶつ独り言な露子さんとか、ただもう楽しそうに笑ってる(笑い上戸?)椎名母とか、明さんに酒勧められては泣きそうになってるきりん母とかそれぞれ個性が溢れていて楽しいですねw

と言うことはきりん母は飲めないのか下戸なのか…あれ、でもそう言えば前にきりんちゃんとの大阪旅行編で串かつ屋さんで飲んでなかったっけ? でも多分ビール一杯とかしか飲んでなかったから基本強くないってことなんだろうな…。

さて、そんな始まり方の今月でしたけど、皆できりんちゃん家に集まって宴会…ってことだったんですよね。まあ集まったのはきりんちゃん家なのに、結局料理してるのはリョウちゃんなんですがw

で、集まったは良いのだけれど冒頭の様にタガが外れたかの様に飲み続ける大人達。一日目の夜だけじゃなくって二日目なんてもう、朝起きた瞬間から飲み始めちゃってますし…。

そんな大人達の様子をちょっと心配もするリョウちゃん達なんだけれど…でも大人達の様子がおかしかったのは、彼女達なりに受験生であるリョウちゃん達をしっかり支えようと言う、そんな気合と覚悟の裏返しでもあったんですよね。

どうやら今回の森野家での宴会、単なる宴会ではなくって、大人達にとっては子供達を支えていく覚悟を新たに決める為の決起集会的な側面もあったみたい。

今回の話、冒頭のつかみからとてもカオスな雰囲気がしていましたけど、でも最後まで読み終えてみればやっぱり幸腹グラフィティらしいとても良いお話でした。

この作品ってホント、食事シーン含めてカオス感と良い話感とのブレンド具合、バランス感覚が絶妙だよなぁ…と毎回しみじみ思います。


・桜Trick
前回の話で、まさかの新キャラ登場で驚かされた桜Trick。その新キャラの1人、怜ちゃんからキスの相談を受けた…と言うのが前回のラストでした。

(ところで先月は玲ちゃん表記だったのが今月は怜ちゃんとなってました。どちらが正しいのか分からないのでとりあえず本文中の表記に合わせますw)

今回はそのアンサー編。キスの相談を受ける為に怜ちゃんとお茶しに行った春香ちゃん。でもこの相談はもっと長い展開になるかと思いきや、案外アッサリと片が付いてしまいましたね。

キスまで交わしている春香×優の関係を怜ちゃんは当然恋人同士だと思うのだけど、でもそれに対してアッサリと「付き合っていない」と答えてしまう春香ちゃん。

それに対して「キス友」とか何やらおかしなワードも飛び出してはきますが…wでもとりあえず、自分自身もるなちゃんと友人同士の頃は手を繋いだりすることに意識もしなかった、春香ちゃんが優ちゃんとキス出来るのも友達同士だから…そんな考えに至る怜ちゃん。

そして結局、じゃあ自分もるなちゃんと友人同士に戻ればキス出来るのでは…そんな結論に至って怜ちゃんは自己解決してしまうんですよね。いや本当にそれでいいのか…て気はしますがw

しかしここの怜ちゃんと春香ちゃんの会話を見るに、どうやら怜ちゃんは既にるなちゃんと付き合ってはいたみたいですね。

てっきりるなちゃんとそうなりたくって、それでキス含めての相談なのかな…と思ってたのですが、そうではなくって付き合っているんだけどキスへの一歩が踏み出せない、と言うことだったのでしょう。

さて、今回の話の本番はここから。

怜ちゃんとお茶を終えた後で優ちゃんと会う春香ちゃん。そして先程の怜ちゃんとの会話から、自分達の関係のことを「キス友」だと優ちゃんに言う春香ちゃん。

「キス友って何?」
「キスをするだけの友達…って書いてある」

それに対してもやもやする優ちゃん…ああ、やっぱりこの2人に関しては優ちゃんの方がずっと精神的にオトナなんですよね。

春香ちゃんもここ最近の話の展開でようやく自分の本当の気持ちに気付きかけてきたのかなと思っていたのですが、まだまだ全然そんなこと無いですね!!

春香ちゃんは結局、自分と優ちゃんの関係が「友達同士」であることに何の疑いも持っていないみたいで、だけど優ちゃんはそれは違うと感じてきている…それが優ちゃんのもやもや。ああ、春香ちゃんが本当に気付くのは一体いつになるのでしょうか…。

そして、帰宅した優ちゃんの元へ突然現れるコトネちゃんと言うラスト。どうやらコトネちゃん、何者かに追われている様ですが…?

ここで僕の予想。コトネちゃんを追っている者の正体は?

本命:(恐らくコトネちゃんの絵の先生でもある)森島さん
対抗:コトネちゃんの婚約者
大穴:実はコトネちゃんの婚約者が森島さん(!!)

いやさすがに幾ら桜Trickでもまさか森島さん(女性)がコトネちゃんの婚約者だったと言う展開は無いとは思いますが…でも桜Trickだけにもう何があっても不思議じゃない気もします…w


・うらら迷路帖
前回ラストで一人だけ何者かに引きずり込まれてしまった千矢ちゃん。これどうやら、引きずり込んだ相手は千矢ちゃんのお母さんに何やら怨恨を抱いている者みたいですね。

でも少しだけ、話の核心に触れたような感じがありますね。千矢ちゃんに宿った「赤い瞳」の能力、これが黒いモノノケの力に依るものなのかそれともお母さんの力が瞬間的に乗り移ったのか…ともかくこれは千里眼的な力なんじゃないかな、と。

そしてそんな千矢ちゃんの瞳に一瞬写った、母の姿と街の光景。果たして母の元へたどり着くのはいつの日になるのでしょうか…と言うかとりあえずまずはここから脱出して、皆と合流しないとですねw


・ビビッド・モンスターズ・クロニクル
今回の話のポイントは2つ。まず教室での夢子ちゃんとあんこちゃんのやり取り。あんこちゃんは夢子ちゃんとは平気で喋れる様になったけれど、でもやっぱり他のクラスメート相手だとダメなんですね。

と言うか、あんこちゃんのこの独占欲!! あんこちゃん的には夢子ちゃんが他のコと楽しそうに喋っているのが嫌なんですよね。取られたみたいに思えちゃって、自分が仲間外れにされた様に思えちゃって…。

「ゲームでも学校でも一緒なのは私とボンちゃんだけがいいんだもん」

この一言にあんこちゃんのフクザツな想いの全てが詰まってます…ああ、彼女がきちんと他にも友人出来て喋ったりする、そんな日はいつか来るのでしょうか…?

もう1つのポイントは、突然の光理ちゃん(チェリムたんこと千恵理さんの妹)参戦!!

いやこれはちょっとビックリしましたわ…まさかそう来ますかw そしてやって来て早々、千恵理さんにはバレちゃってますしね…。

しかし一体何の為にやって来たんですか光理ちゃん。そして彼女がやって来たことでいずれ、ヒカリ(光理)⇔キャロ(赤音)⇔チェリム(千恵理)がお互いその正体に気付くと言う日が来るのでしょうね。


・ラストピア
「ハルソラ行進曲」のそと先生の新作連載スタートですね。しかしこれまた…ハルソラとは全然違う方向性、全然違う雰囲気で来ましたね!!

ところどころがぼけている回想シーンからのスタート。そして主人公のリッタが目覚めたのは自然に囲まれた島の小さなホテル…どうやらリッタはこの島へ訪れてきて、そして倒れてしまっていた模様。

果たしてリッタがこの島へやって来た目的は…冒頭の回想が意味するものは…第一話目、導入部と言う感じながらも話が非常にしっかりと造られていて、これからの展開に期待が高まります!!

ところでリッタちゃんが男のコなのか女のコなのか…それが一番の謎なんですがw

いや普通に男のコかなぁって気もするんだけど、でも冒頭の幼少リッタちゃんらしき人物は女のコみたいな感じに見えますし、それに第一、これまでミラクで男主人公の作品って無かったですしね。

え? リビどるなにそれ知らない。


・かんきつパンチ!
なんとこの作品、次回から連載化決定の様ですね。おめでとうございます!! 個人的にかなり好きな雰囲気の作品だったので嬉しいですね。

ところで今回は妹の(そして幽霊の)柚ちゃんが姉の蜜柑ちゃんに代わって学校へ行く話。最初はちょっと誤解もあったけれど、ヤンキーじゃないかと怖がったすずちゃん初め皆とも少し打ち解けることが出来た様ですね。

この作品、仲良し4人組+幽霊と言う、一風変わった学園モノと言う感じになっていきそうですね。学校自体も普通の高校じゃなくって(きららには多いですが)デザイン・美術系の学校と言うことでその辺りも良いアクセントになりそうです。


・アンネッタの散歩道
深い眠りに落ちてしまったアンネッタ、彼女に声をかけたのはビビだと思っていたのですが…今月の話を読むと実はメイヴだったのかもしれませんね。いや、最初に「目を覚ませ」と声をかけたのはやはりビビで、その後のがメイヴと読むべきか。

何にせよ、自らの存在が否定されてしまうことも顧みずに、アンネッタに生きてほしい、ただその想いだけで「彼を信じるな」「妖精はいない」と言うメイヴ。

そんなメイヴに対してアンネッタが出した結論。それは「妖精は信じる、だけど命は奪わせない」「研究者となって学問として妖精を残す」と言うもの。

結果として、アンネッタの瞳にはもう妖精は映らなくなってしまったのだけど…でも妖精たちとの絆はずっと結ばれたままで…。

発達する文明の中で生きる人間と、忘れられていく妖精。その両者の関係性の結論としてはとても良い形だったのではと思います。アンネッタならばきっと、この先本当に妖精の学問の研究家として大成しそうですしね!!

清瀬赤目先生、長い間お疲れ様でした。来年発売の単行本3巻も楽しみにしています。


・しましまライオン
ゲスト掲載2話目。なんと今回は新キャラが登場です!! 新キャラも勿論、動物から人間に転生してきた女の子たち。元ワニの新菜ちゃんに元鳥の千鳥ちゃんですね。

ワニと鳥…と言うことで調べたところ、千鳥ちゃんは鳥の中でもどうやら、ナイルチドリと言う鳥の仲間の様ですね。作中にある様にワニの口の歯を掃除したりと言う習性のある鳥の様です。

(ただし実際にはワニの背に止まることはあれど口を掃除するのは言い伝え…と言う話も)

それはともかくとして、ここで2人加わったことで一気に作中の雰囲気が華やかで賑やかになりましたね。新菜ちゃんと千鳥ちゃんの仲良さ加減も良い感じです。動物時代に共生してた2人だから、人間になっても仲良しってことなんですよね。

それと、4人の間で微妙な力関係が見られるのも面白い。ライオンの女王から転生しただけにいおんちゃんが最強かと思いきや、彼女は新菜ちゃんがちょっと苦手な模様…まあ、そりゃ自然界で考えてもワニって強いもんねぇw

いおんちゃんは人間になっても相変わらず(真意はさておき)元シマウマのまこちゃんを獲物扱いしていたり、千鳥ちゃんにも美味しそうなんて言って絡んだりもしてますけど、新菜ちゃんはそんな素振りは全くないみたいですね。

彼女的にはもう、お互いに人間なんだから食うも食われるも関係無い、と。4人の中である意味一番精神的に成熟してそうな印象がありますね。

千鳥ちゃんと新菜ちゃんが人間になろうと思った理由…それは2人ずっと一緒にいたかったからと言うことなんですよね。自然界では種族が違うから当然寿命も違う2人。だから共生していてもずっと一緒にはいられない。だけど人間になってしまえば…。

そんな2人の様子はきっと、まこちゃんといおんちゃんの2人の関係にも影響を与えていくのではないでしょうか。新キャラが加わったことでますます楽しみになりました。この作品、是非とも連載化して欲しいですね!!


・音無さんは破壊神!
いりすちゃんが風邪引いて弱ってるからこの隙に攻めてやろうと言う発想自体はまあ正しいとは思いますが、その前に自分自身も風邪で死んでるってことをきちんと考えましょうよ神様…。

なんかもうこの作品、回が進むごとに神のバカっぷりが加速してる気がしますねw


・やさしい新説死霊術
今月はいつもとちょっと雰囲気違うなと感じました。ある意味日常回と言いますか。学校での魔術修行の話ではなくって、休日のある日の一コマって感じですね。

そして話が完全にリンリ×ソレイユサイドと、倉子×トアサイドとに分かれていました。倉子×トアはともかく、リンリ×ソレイユの2人の関係性をここまで色々突っ込んで描いていた話って初めてなのでは?

自分のお母さんと仲良くしているソレイユちゃんを見てちょっと妬いちゃってるリンリちゃんが可愛らしかったですねw

そしてソレイユちゃんからリンリちゃんへの一言。「リンリとみんなに会えて本当に良かった」

目的があるとは言え、やはり一人で見知らぬ街へ来て…と言うのは本当に心細い不安なものがあるんだと思います。でも、リンリちゃんや皆がいるから楽しくやってこれた…。

このシーンと、お互いの手を軽く握るカット…とても百合百合しくて良かったです。

一方の倉子×トアサイド…いやこれもうトアちゃん大丈夫なんですかね? 完全に倉子ちゃん(のおっぱい)に陥落されちゃってるじゃないですか…最後のページなんてトアちゃんの瞳にハートマーク浮き出ちゃってますし!!w

リンリ×ソレイユ、倉子×トア、どちらも非常に百合っぽい雰囲気が漂っていて本当にごちそうさまでした。この作品、正直言うと最初の頃はさほど気に留めてもいなかったのですが、ここ最近でぐんぐん好きになってきています。

単行本も2月に発売される様なので、それで最初っから一気に読み直してみたいですね。


・リメインズ・JC
今月で最終回だったのですが…うーん、一体これはどうなんだ…どうなっちゃったんだ。

「この世界」と「もうひとつの世界」の関係は一体何だったのでしょうか。日記帳の記述とか、光と共にいきなり熊と家が消え去ったとか、その辺りがヒントになっているのかもしれませんが、正直さっぱり僕には読めないです…。

最後の、時が経った世界の様子。これが意味しているものは一体…。

ここ最近のきらら作品の中でもっとも理解不能でもやもやしてしまった最終回なのは否めません…来月発売の単行本で何か多少なりとも明かされたりするのでしょうか?

ともあれ、クマノイ先生連載お疲れ様でした。


今月は以上で。

2つの作品が終了し、代わりに3つの連載が新たにスタートしました。その中でも上にも取り上げたそと先生の「ラストピア」は今後の展開に非常に期待大ですね。

あ、無印感想より先にミラク感想を書いてしまいましたが…無印の方はまた後日書いて上げようと思ってますw


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