METAFIVE「METALIVE 2016」。
2016年 01月 26日 (火) 12:52 | 編集
めっちゃめちゃ久々のライブレポですが…(汗)、先週の木曜日・1/21に六本木のEXシアターで行われたMETAFIVEのライブ「METALIVE 2016」に行ってきました!!

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この「METAFIVE」のメンバーですが、「高橋幸宏×小山田圭吾×砂原良徳×TOWA TEI×ゴンドウトモヒコ×LEO今井」と言う錚々たるメンツ。

元々このメンバーでのライブは今からちょうど2年前、2014年の1月に一晩限りのユニットとして行われたんですよね。しかしそれで終わるかと思いきやその後もこのメンバーでワールドハピネスに出演したり、この1月にはアルバムも発売されて…。


2014年のライブは意外にもYMOの曲だったり幸宏さんの過去のソロ曲だったりが多いラインナップでしたけど、果たして今回のライブではどうなるのでしょうか。

発売されたばかりのニューアルバムからの曲が多くなるのではと思いますが、このニューアルバムの「META」がまたかなり良い感じなんですよね。全編に渡って非常にテクノでロック。

これはきっと、2014年のライブとは全然違った雰囲気になるのでは…と期待に胸が膨らみます。


さて当日。東京駅に昼過ぎに到着し、お昼を食べてちょっと街をブラブラした後はホテルでのんびり。夕方にホテルを出て六本木へと向かいます。


今回のライブの会場、EXシアター。

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イルミネーションがやたらと綺麗なのが印象的でした。しかしこのEXシアター、もちろんライブの会場自体は室内なので良いのですが、開場待ちまでの間が屋外での待機になるのでちょっとツライんですよね…w

待つことしばらく。18時半に開場となり、整理券の番号順に会場内へと通されます。まずはコインロッカーへと上着を預け、そしていよいよライブ会場となるホールへ。

EXシアターは地下の方がライブ会場のホールとなっていて、地下3階にステージと立見席(と言うかダンスホール?)があって、地下2階と地下1階が座席の指定席となっています。

立ち見の地下3階へ行くと前の方のステージ寄りの方にはもう結構な人がいましたが、それでもステージ真ん中寄りのそこそこ前の方、割と良い位置をキープしてここで待機。

しかし…この時間が意外とツライんですよね。周りを見ると友人同士で来ているのか、喋りながら楽しく待っている人たちの姿が多いのですが…こっちは独りで観に来てるんじゃい(血涙)


そして待つことしばらく…時間は開演時間の19時半を過ぎました。が、まだ始まる様子は無く…ちょっと押しているのかもしれません。

…と、19時半を5分くらい回ったところで幸宏さん初め、METAFIVEのメンバーがステージに現れました。さあ…いよいよ今日のライブのスタートです!!


まず最初に演奏されたのはインストゥルメンタルの曲でアルバムにも入っていない曲。おそらく、今日のこの為に書き下ろされたイントロダクション的な曲なのではないでしょうか。

そしてステージに大きなスクリーンがあって、そこに映像が色々と映しだされます。なるほど…今日のライブはVJ付きと言うことですね。クラブイベントならばVJがあるのは当たり前ですが、こういうライブでは割と新鮮な気もします。

でも、METAFIVEはある意味テクノバンドとも言えるから、ライブでVJが付くのも当然と言えばそうなのかもしれません。


続いて曲はアルバムより「Albore」。ビートルズ風のコーラスの始まり方がとても印象的な曲です。こういう出だしの曲ってYMOでも例えば「PURE JAM」なんかがそうですし、幸宏さんの曲でも割とあるイメージですが…。

しかしこの曲の作曲者は幸宏さんじゃないんですよね…もしかするとMETAFIVEは、幸宏さん以外の面々も皆で幸宏さん的、と言うかYMO的な音を出そうと言うコンセプトのバンドなのでしょうか。


3曲目にはやはりアルバムから「Maisie's Avenue」。テクノっぽい電子音から始まる曲なのですが、曲自体はテクノと言うよりはちょっと暗めのロックと言うか…ちょっと形容のしようがない独特のスタイルの曲です。

4曲目にもアルバムから「Gravetrippin'」。ロックっぽいナンバーですね。LEO今井さんのボーカルがとても冴えています。ここまで来てやはり今回のライブは出たばかりの新作アルバムからの曲中心なんだなぁと再確認。


ちなみにここまではずっと幸宏さんはドラムにスタンバイ。タイトなリズムで刻むビートがかっこいい。ただ、僕の立ち位置からだとちょうど照明器具が邪魔して、ステージ後方の幸宏さんの姿が拝みにくいんですよね…(涙


ここでようやくのMCタイム。幸宏さんがドラムから立ち上がり、ステージ前方へとやってきます。簡単なメンバー紹介だとか、あといつものMCの様にちょっと面白いことを言って会場を沸かせてくれたり。

幸宏さんって渋くてかっこいいのにMCだととてもお茶目なんですよね。そんなところも幸宏さんの魅力なのかな…と。

ちなみにこの日は皆さんお揃いのシャツをステージ衣装として着用されていました。もちろん幸宏さんもですが、しかし幸宏さんの場合はそこにしっかりとセンタークリースの入ったパンツを合わせていたりするところがやっぱりお洒落だなぁ…と感心してしまいます。


さて、5曲目には…「Luv U Tokio」キター!!

個人的にはこの曲、新作アルバムの中で最も目玉の曲ではないかと思ってます。非常にソリッドでクール、都会的でかっこいいテクノ。また使っている音がところどころYMOっぽい音色があったりで心憎いんですよね。

と思えば、この曲の作曲は砂原さん。なるほど…YMOマニアの砂原さんならばこういう音を使ってきても全く不思議じゃない、と妙に納得してしまいます。

アルバムバージョンでも充分過ぎる程にかっこいいこの曲ですが、この日のライブでは更にソリッドさに磨きがかかって素晴らしいサウンドに仕上がっていました…会場に広がる、浮遊感溢れるシンセの音が気持ち良過ぎます。

途中の「トキオ」のボコーダボイスが入った瞬間は最も会場が盛り上がった一瞬だったのはないでしょうか。

それにしても砂原さんと言う人は、どうしてこんなに気持ちいい音を作れるのでしょうか…。


6曲目には「Split Spirit」。この曲もアルバムの目玉曲の一つかと思います。攻殻機動隊の映画のエンディングテーマとしても使われた曲なので知っている人も多いかもしれません。

幸宏さんの語りかけるようなボーカルが耳に染みます…。


7曲目「Anodyne」。今回のMETAFIVEのアルバムの中では貴重な幸宏さん作曲による曲。そして個人的にはアルバム中、最も幸宏さん「らしさ」が現れている曲だと思います。

あの切なげで儚くどこか物寂しいイントロはまさに幸宏節そのもの。ボーカルの方もこの曲は幸宏さん全面フィーチャー。METAFIVEの曲はLEOさんのボーカルが目立っている曲もありますが、この寂しくも美しい曲には幸宏さんの倍音の多い声がよく似合います。


ここでMCを挟んで、そして幸宏さんは再びドラムにスタンバイ。演奏されたのは「W.G.S.F.」。この曲はゴンドウトモヒコさんによる曲ですが、MCで幸宏さんがきちんとそう言って紹介していたのが良いですね。


そして9曲目…「TURN TURN」来ました!! スケッチショウの「TURN TURN」です!!

スケッチショウのアルバム「AUDIO SPONGE」1曲目に入っている曲で、僕も未だに大好きな曲なのですが、この曲は幸宏さんもお気に入りなのでしょうか。この数年の幸宏さんのライブでは毎回演奏されている様に思います。

幸宏さんソロでのライブだけでなく、YMO名義のライブでも演奏されていました…そして大体、この曲を演奏する時は幸宏さんはドラムにスタンバイしているんですよね。

元々アルバムで聴いた時はこの曲ってかなりピコピコテクノのイメージで、逆にそんなに生ドラムって雰囲気では無かったのですが、実は生演奏のドラムがすごく合う曲なのかもしれません。

最もそれは、幸宏さんのあのタイトで正確なリズムキープがあってこそ、なのかもしれませんが。


10曲目にはなんと…なんと「RADIO JUNK」です!!

この曲ってYMOのオリジナルアルバムには入っていないのだけれど、でもYMOの初期ライブでは頻繁に演奏されてきた曲なんですよね。

それがここ数年での幸宏さん(YMO他)でのライブではまたしばしば演奏される機会が増えてきたように思います。昔のライブテイクも勿論カッコ良いのですが、この日の演奏も本当に素晴らしいものでした…。


11曲目には再びアルバムの曲「Whiteout」。この曲ってまるでドイツテクノ、それもKanzleramtなんかのサウンドを思わせる様なディープなシンセサウンドが印象的なんですよね。

しかしこの日、会場で聴いたこの曲はなんだかアルバムとはちょっと印象が違って聞こえた様な気がします…もしかするとイントロをかなり雰囲気変えていたのかもしれませんね。


12曲目、幸宏さんがドラムを離れて演奏されたのは「Radio」。この曲もアルバムの目玉の一つと言える曲ですね。テイトウワさんによるお洒落で都会的なナンバー。

この曲、2014年のMETAFIVEでのライブでも演奏されているんですよね。でもその時とはちょっと雰囲気が違っていました。と言うのも2014年のはテイさんのシングルバージョン、今回はMETAFIVEバージョンだからでしょうか。

ところでテイさん、この曲だったり「Luv U Tokio」の時なんかはステージで機材をずっと弄ったりしているのですが、ギターサウンド中心のロック系のナンバーの時だとやることが無いのか、機材を離れて観客席の写真撮ったりしていたのが面白かったですw


13曲目には…なんと、YMOの「KEY」!!

今回のMETAFIVEのライブ中、個人的には一番の盛り上がりでした。会場内の雰囲気もかなりヒートアップ。このライブを観に来ている人は色々な層の人達がいますが、しかしやはり高橋幸宏さん、そしてYMOが好きな人が多いでしょうし、ここでの盛り上がりは当然とも言えます。

この「KEY」が、もうなんだか言葉に出来ない位のカッコ良さ…でした。ドラムが幸宏さんではなくあえての打ち込み使用で、YMOのKEYではなくMETAFIVEの「KEY」だと、そう言えるサウンドで心底痺れました…。

この時会場にはYMOとしてのテクノポップではない、2016年の現在進行形のテクノサウンドが確実に広がっていたと、そう思います。


ここでMCを挟みます。この時のMCで、砂原さんに何か民謡(?)みたいのを言わせようとしていたりしていたのが面白かった…この人達、こんなかっこいいサウンド生み出せるのにMCではバカやって笑わせてくれるのが良いですね。


14曲目にはアルバム1曲目の「Don't Move」、15曲目にはアルバムラストの「Threads」で締め。ステージの最後をアルバムの最初と最後の曲を続けて持ってくると言う構成も面白かったですし、この2曲が対照的なのがまた。

「Don't Move」はLEOさんフィーチャーのロックナンバーと言う感じで、「Threads」は幸宏さん作曲のしっとりしんみりした曲。LEOさんの力強いボーカルと幸宏さんのしっとり穏やかなボーカル…なんとも好対照です。


こうしてライブは終了…いえ、まだ終わりません。会場には鳴り止まない拍手。そして、一旦ステージから去った幸宏さん達が再び戻ってきます。

アンコール。まず演奏されたのは「Disaster Baby」。LEOさん大フィーチャーのロックな曲で、個人的には今回のアルバムの中で最も洋楽の匂いを感じさせる曲だと思います。

どうやらLEO今井さんって、ハーフでマルチリンガルらしいですね。道理で英語の曲が自然で、なおかつボーカルが洋楽っぽいと感じられるわけです。

METAFIVEは最初、幸宏さんのバンドだと思っていましたが、今回のアルバム、そしてこのライブでの目立ちぶりを見るに、実はLEOさんが中心のバンドだと言えるのかもしれません。


アンコール2曲目では、女性ボーカルの方がゲストで参加。僕は知らない方だったのですが、モデル等をなされている方の様ですね。この方をフィーチャリングして、演奏されたのはテイトウワさんの曲だったみたい(知らない曲でした)


そして最後はYMOの「CUE」。思えば2014年のライブでは最初に演奏されたのがこの曲でした。それから2年後に同じメンバー、同じ会場でのライブのラストにこの曲。その場に2回とも居合わせ、そのライブを観ることが出来た…そう考えると、なんだか非常に感慨深いものがあります…。


こうしてMETAFIVEのライブ「METALIVE2016」は終了しました。時間にすれば1時間半強くらいのライブでしたけど、物凄い充実感と満足感とを得られた素晴らしいライブでした。

それにしても…やっぱり高橋幸宏さんはかっこいい。幾つになってもお洒落でかっこいい。あんなおじさんに僕もなりたいものだと、そう、つくづく思います。


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