2016年2月・瀬戸内の旅(1)
2016年 02月 27日 (土) 07:59 | 編集
- 一日目(前編)・大和ミュージアム -

2月18日(木)から21日(日)まで、広島~周防大島~松山と回る形で瀬戸内の方を旅してきました。これからその時の旅日記を起こしていこうと思います。


今回の旅、まず出発は広島駅から。前回の九州旅行と同様に、前日に仕事を終えたその足で新幹線に飛び乗って現地入りし、一泊してから旅のスタートと言うスタイルですね。

そして広島駅から電車に乗って呉へとやって来ました。

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呉線の電車は黄色い105系。前面の窓周りがブラックフェイスの独特の面構えをしています。この形の顔立ちの車両、かつてはJR東海にもいたんですよね…飯田線の119系。思い出して少し懐かしい気持ちになります。


さて、呉についてまずやって来たのは大和ミュージアム。

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なんか、ミュージアム自体よりも前に立っている兄貴な石像に目が行ってしまいますが…w

元々、今回の旅を計画したのはこの大和ミュージアムに来てみたかったと言うのがあります。実は呉自体は2年ほど前に一度訪れているのですが、その時は大和ミュージアムが休館日で見学出来なかったんですよね。ただ、その時は別にまあ良いか…と思ったのですが…。

でも最近、艦これにハマった影響でどうしても大和ミュージアム行ってみたくなって…それで今回の旅に至ったワケでありますw


さて、まずはミュージアムの館内には入らずに屋外の展示物を見学。

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この長い砲塔の様なもの。一体なんだと思いますか? これ…戦艦陸奥の41センチ主砲なのです。


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他にもスクリューや錨…これら全てむっちゃん戦艦陸奥のもの。ここは大和ミュージアムのハズなのですがなぜか外には戦艦陸奥のパーツが展示されていたりします。


さあ…それではいよいよ館内へと入ってみましょう。

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館内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは戦艦大和の巨大な模型。実艦の10分の1サイズと言うその巨体には圧倒されます…そしてつい、口から出てしまったのが「かっこいいなぁ」と言う一言。

戦艦は当然、戦争の為の船なので「かっこいい」なんて言ってしまうのは不謹慎かもしれないのですが…しかし、この実物を目にするとやはりかっこいいと思わずにはいられなくなってしまいます。巨大建造物と言うのはそれ自体にロマンがありますしね。


展示室は幾つかに分かれていて、それぞれテーマに沿った展示がなされています。「呉の歴史」と言う展示室では呉の船建造の歴史についての展示や大和の生涯についての展示などされています。

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こちらは戦艦金剛のボイラー室の模型。


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こちらは色々な軍艦の進水記念の品。盃や徳利など。軍艦の名前には、水上機母艦「千代田」や航空母艦「蒼龍」などの名前が見られます。


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戦艦「大和」進水記念の盃と風鎮。


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こちらは大和の引揚げ品。海の底に沈んだ大和の潜水調査にて引き上げられたものですね。

長い間海底に沈んでいたこともあり、錆び付いていて痛々しくもありますが…しかしこうして、再び地上で人の目に触れられる様になったと言うのは感慨深いものがあります…。


軍艦達の模型もたくさん展示されています。

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こちらは言わずと知れた戦艦長門。有名な戦艦ですから、艦これをやっていない人でも名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれませんね。


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航空母艦赤城。艦載機を運用するための平たい飛行甲板と、そこに大きく描かれた「ア」の文字が印象的で目を引きます。識別の為に大きく頭文字が描かれていたのだとか。


呉の工廠で造られた艦船の一覧。

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大和は勿論、他にも那智、蒼龍、千代田、最上…聞いたことある名前も随分と見られます。本当にたくさんの船がここで造られたのだなぁ…と、なんともしみじみとした気持ちになります。


さて、展示室を移動。大型資料展示室の方へと移動してみます。模型ではなく、本物の、大戦当時の兵器たちの数々が所狭しと並んでいます。

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零式艦上戦闘機六二型。いわゆる「零戦」の一つですね。なんでもこの六二型は琵琶湖の湖底に沈んでいたのを引き上げたものなんだとか。


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回天。人間魚雷として悪名高い兵器です。艦これ世界でも何人かの艦娘からは「アレ」呼ばわりされて嫌われていますね。人類の作った数々の兵器の中でも最も鬼畜の所業と言えるものの一つではないかな…と個人的には思います。

こういう、「必死」が前提の兵器が生み出されてしまうところに、当時の日本軍の切羽詰まった状況だとか軍国主義の暴走の怖さだとか、なによりも戦争の醜さ愚かしさ…そう言ったものがよく現れていると思います。

そういう意味では、こういう兵器の存在は決して忘れてはいけないものなのかもしれません。


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徹甲弾など様々な砲弾類。


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甲標的の操縦室内部模型セット。こちらだけは本物ではなく、何かの番組で使用された撮影セットらしいです。甲標的って言うと艦これ的には雷巡のぶっ壊れ性能と相まって超強いイメージがありますが、実物は微妙だったとか…。


ここまでの資料室は1Fにあります。展示的には大体ここらがメインとなりますが、3Fへ上がると大和や大戦中の軍艦類等とは別に、現在の造船に関する展示だったり、また大和シアターと称した上映施設があります。

大和シアターの方で戦艦大和に関する映像を観たのですが…なんと言うか改めて、技術的には本当に凄いことをやっていたんだなぁと感心。と、同時に、どんなに優れた技術であってもそれを運用する人次第、時代の流れ次第でどうしようも無いことになってしまうんだなぁ…と。


最後に、上階部分から見下ろした大和の大型模型を。

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館内に入ると同時に圧倒的なスケールで出迎えてくれた10分の1サイズの大和模型、2Fや3Fからもこうして見下ろすことが出来る様になっているんですね。上から見てもやはりその存在感は圧倒的…です。


全体としてこの大和ミュージアム、改めて日本の造船技術の素晴らしさを再確認させられると共に、時代に流されてしまった大和の悲劇的な運命、そして先にも書いた様にどんなに素晴らしい技術も結局はそれを扱う人次第…そんなことを強く考えされられる博物館でした。

あと、大和の運命を考えると…もしかすると日本人は素晴らしい物を造る技術は持っていても、それが時代に合うかどうかを読む能力が無いのでは…と、そんな風にも思った次第。

ただ、大和で培った造船技術が戦後日本の復興の礎となったのは紛れもない事実でしょうし、その技術自体は日本人一人一人がもっと認識して誇りに思っても良いのかもしれません。

そして…その技術を、もう二度と大和の様な形にすることがあってはならないと、そう思います。


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Comment
この記事へのコメント
戦艦大和の資料館なら奈良県天理市にもあります
その名もずばり『大和(おおやまと)神社』です。
http://ooyamatohp.net/

戦艦大和の船内にも、ここの祭神が分祀されていたそうです。

資料館は神社の敷地内にあるプレハブの建物でしたが、冷房は効いていたし(夏訪問しました)、戦艦大和についての詳しい解説があったり(あの当時冷房付きだったとか)色々知らなかった事を知りました。
2016/ 03/ 18 (金) 21: 31: 16 | URL | &oh # dlg/xXMc[ 編集 ]
>&ohさん
なんと…そんな神社があったのですね。情報ありがとうございます!!

奈良自体、まともに観たのが子供の頃の修学旅行だけなのでもう一度行ってみたいと思っているんですよね。

もし、奈良に行くことがあれば是非訪れてみようと思います。
2016/ 03/ 20 (日) 17: 10: 34 | URL | オウジー # -[ 編集 ]
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