2016年2月・瀬戸内の旅(5)
2016年 03月 25日 (金) 20:57 | 編集
- 二日目(中編)・陸奥記念館 -

さあ、やって参りました陸奥記念館。

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この陸奥記念館、ホテルからはタクシーで約15分。島のかなり先端の方にあります。

この島へやって来る時に通った上陸ルート側とは真逆の方になるので、本州からここまでやって来ようとすると何気に結構大変です。僕はホテルのシャトルバス&タクシーを利用しましたが、公共交通機関(路線バス)の本数も少ないですし…。

いわゆる艦これの聖地と言われている場所の中でも、呉の大和博物館に比べて訪れる人が少ないのはこの辺りの交通の便の悪さが多いに影響しているのでしょう…。


記念館の中へ入る前に、まず建物の真ん前にある物を拝見。

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戦艦陸奥の、大きな錨が置かれています。艦首錨なのだとか。この錨を見るだけでも、戦艦陸奥のスケールの大きさが分かります。

確かに、昨日訪れた大和ミュージアムの大和に比べれば幾分小さな戦艦にはなりますが、それでもやはりかつてのビッグ7の一員だなぁ…と思わされます。


さあ、ではいよいよ中へと入ってみましょう。

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館内は1F建てで、一部区画のみ階段で上へ上がることが出来るようになっています。館内には船体の模型や膨大の数の引揚げ品がずらりと展示されています。


船体の模型。

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手前左側が戦艦陸奥、右側が防空駆逐艦秋月。全ての模型が同一スケールで造られているので、実艦の大きさ比較が出来るようになっています。こうして見るとやはり戦艦と駆逐艦とではかなり大きさ違いますね…。

ちなみに陸奥の後ろが重巡洋艦妙高、一番奥が戦艦大和。大和の右側には航空母艦赤城の半分だけが写っていますねw


引揚げ品の数々。

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圧力計や伝声器、プレートなどの船体部品類、乗組員たちが使用していたスプーンや皿などの食器、それに大工道具などなど…実に様々な引揚げ品が展示されています。

戦艦陸奥はかつて、この地で謎の爆発事故を起こして沈んでいるんですよね。

それからずっと、長らく引き上げられることなく海の底に沈んだままだったのが、1970年ごろから引揚げ作業が始まって、そして船体の一部分や様々な遺品類が引き揚げられてこうして現在、この陸奥記念館で展示されています。


しかしそれにしても…この陸奥に乗り込んでいた方々はどんな心境だったのでしょうか。もちろん、戦時中のことだから常に死を覚悟している状況とは言え、戦地に赴くのではなく、停泊地での突然の爆発事故による沈没…。

乗組員の方々にとっても、陸奥自身にとっても…さぞや無念の死であったろうと思います。


陸奥記念館の展示品、他にも遺族の手紙類や、将兵達の身につけていた衣類など様々なものがあり、決して規模の大きくない博物館ながら非常に見応えがありました。

確かに周防大島の、それも先端部分まで行くのはかなりの労力を要しますが、しかし興味を持った人ならば行ってみる価値はあると思います。往時を偲ぶ…そんな気持ちになる場所かと思います。


さて、陸奥記念館ですが、展示は何も館内だけじゃありません。外にもあるんです。

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記念館の建物を出て、通りの方へ出る途中に小高い丘になっている場所があって、そこにはスクリューや砲塔類などがずらりと並んでいます。

どれも本当に大きい…やはり戦艦陸奥、本当に巨大な戦艦だったんだなぁと思います。

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それにしてもモノ言わぬ砲塔、キミは海を見つめて今、一人何を思うのか…。


そしてこの、スクリューや砲塔の展示されている場所のすぐそばにはこんな碑が。

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戦艦陸奥の感銘碑。その碑の上には「3キロ」と書かれた矢印が。


そうです。この沖合でまさに、戦艦陸奥は沈んだのですよね。


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今もまだ、この沖合の底に、陸奥の船体の一部分は沈んだままです。きっとそれは魚たちの住処となっていることでしょう。そして陸奥は海の底から、この日本と言う国をじっと見守っているのかもしれません。


さて。陸奥記念館を観終わった後は、すぐ隣りにあるなぎさ水族館へ行ってみました。

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このなぎさ水族館、典型的な小さな地方水族館と言った感じですね。しかしこの水族館、魚と触れ合えることを売りにしている様で、国内最大級規模のタッチングプールなどもあります。

まあ、この日はお客さん全くいない感じでしたけど…でも、夏のシーズンともなればもしかすると家族連れで賑わったりするのかもしれませんね。


そんななぎさ水族館ですが、一つだけ。展示物よりもなによりも気になったものが。

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なんだこの萌えPOPは!?


確か「キンチャクダイ」と言う魚の展示水槽に掲げられていたPOPだったと思いますが、それにしてもなぜに萌え萌えなメイドさん…?

いや恐らく「キンチャク」をかけてるんでしょうけど、でもメイドだったり萌えだったりする必要性は全くありません。こんなところにまで萌えが侵食している…改めて日本のビョーキさ加減を思い知った気分なのでありましたw


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