「ハナイロ」2巻。
2016年 04月 09日 (土) 09:30 | 編集
では、先月発売のKRコミックスの中から、アカコッコ先生の「ハナイロ」2巻の感想行ってみましょう。この作品、きららMAXの16年4月号まで連載されていた作品ですね。従ってこの2巻が最終巻となります。


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表紙には3人の美少女たち。1巻の表紙と同じく、茉乃花・沙里・うるみの魔女トリオですね。1巻の時は働いているお花屋さんにちなんでそれぞれじょうろや植木鉢などを手にしていましたけど、今回は3人で一本のリボンを持っています。

そして帯には「女の子って、みずみずしい。」の煽り文句。1巻の時は「女の子って、かぐわしい。」の文字があったんですよね。この文章って一体誰が考えているのでしょうか。

おそらく作者さんご自身ではなく、担当の編集さんなりが考えているのでは…と思うのですが、1巻のも2巻のも、実にこの作品の本質を的確かつ簡潔に表している、素晴らしい謳い文句だと思いますw


裏表紙にはいち子&陽の2人と言う構図も1巻と共通していますね。

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そして2人の手にもリボン。仲良しの5人で1本のリボンを手にして…と言うことでしょうか。


さて、この「ハナイロ」2巻ですが、基本的には1巻の流れとそんなに変わることはありません。お花屋さんで働く3人の魔女っ子の毎日を中心に友人の陽ちゃんいち子ちゃんとのやり取りなどが描かれていきます。

お泊り会だったりプールだったり夏祭りだったり…そんなきらら系には定番のイベント回も盛り沢山ですね。


そして1巻に比べると、クラスメートの陽&いち子ちゃんの出番がかなり増えたように思います。とりわけいち子ちゃん。彼女はいい感じにストーリーを引っ掻き回すキャラであることは1巻の時点でも分かっていましたが、2巻になってますます本領発揮してきたと言いますか…。

彼女はいわゆる百合脳な人で可愛い女の子を眺めたり弄ったりするのが好きなのか、魔女っ子3人がとにかくいじられます。とりわけ茉乃花ちゃんと沙里ちゃん…と言うか沙里ちゃんが主な被害者になってる気がw

沙里ちゃんが茉乃花ちゃんのことを(百合的な意味で)大好きなのはもう周りにもバレバレなのですが、いち子ちゃんはそれを応援してくっつけようとしているのかはたまた反応を楽しんでいるだけなのか…やたらと沙里&茉乃花が2人っきりになる様に仕向けたりする描写が多いです。

そしてその度に困って戸惑いながらも内心嬉しい沙里ちゃん…だけど彼女ってこういう作品の百合キャラのお約束なのか、肝心なところでヘタレなので結局何も進展せず…。

と言うかまあ、茉乃花ちゃんがあまりに純粋すぎて全く何も分かっていないお子ちゃまなので、多分沙里&茉乃花の仲は一生このままの様な気もしますがw


あと、陽ちゃんがとんでもない大金持ちのお嬢様だと言うのもこの2巻で明らかになります。作中でうるみちゃんも言ってましたが、むしろお嬢様オーラを出していたのはいち子ちゃんの方だったのに…陽ちゃんはただのお馬鹿さんキャラだと思っていたのにまさかのお嬢様w

そんなところもひっくるめて、この2巻は陽&いち子のクラスメート2人組がストーリーを引っ張っていた様にも感じられますね。


さて、そんな2巻ですが、ラスト近くで話が少しだけ急展開します。茉乃花ちゃん達に急遽課せられた「人間界適応試験」。花屋さんへやってきた女の子(実は正体は店長)にお仕事を上手く教えてあげられるかどうかをテストすると言うものだけれど…。

だけどその試験の最中に事件が。陽ちゃんからの突然の電話で、なんといち子ちゃんが誰にも言わずにいきなり引っ越してしまったことが分かります。

茉乃花ちゃん達3人は試験を放り出し、陽ちゃんと合流を果たしていち子ちゃんの後を追う皆。茉乃花ちゃんの魔法でいち子ちゃんの行方を突き止め、そして最後は沙里ちゃんの魔法で花言葉に全てを託し、それを陽ちゃんの手からいち子ちゃんへ…。


まあ、結果的にはいち子ちゃんの引っ越し自体は本当だったけれど別にすぐ近所だったので転校等でいなくなるワケじゃあなく、今までと何も変わらないよってオチだったのだけど、ただ一つ大事なことが。

3人は陽&いち子の前で魔法を使ってしまったことで魔女だとバレてしまいます。その結果、彼女達は魔法界へ戻らないといけなくなることに…。

だけどそれで終わりじゃないのが良いですよね。文化祭を間近に迎えながらもあまり気乗りがしないままに生活している陽&いち子。その前に3人は帰ってきて大団円と言う、いかにもきらららしいハッピーエンド。

店長が3人を魔法界に戻したのも、それはきっと陽&いち子の2人が信用に足りるか、彼女らとならばきちんとやっていけるかを見極めるためだったんですよね。そしてその店長自身も、実は人間界に自分の正体を知っている親友がきちんといたんですよね。

まさかしかし、あのスマイフォンのお姉さんがそんな重要な役どころとは思いもしませんでしたが…w


この「ハナイロ」2巻、描きおろしで魔女3人の初期設定だったり、花の魔法についても触れてあったりするのがまた読んでいて楽しいですね。

単行本化した時に、おまけや描きおろしにどんなページを入れてくるかと言うのは作者さんの個性が出るところだと思いますが、こんな風に作中で語られなかった部分の補足だとかが入ってくるとより理解が深まって興味深いです。


さて、今回もやはりと言うかなんと言うか…特典集めてきました。と言っても1つだけ。

COMIC ZINのイラストカード。

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絵は描きおろしじゃなく2巻51ページからのプール回のものですが、しかし元々はモノクロのイラストだったのがきちんとカラーになっているのが嬉しいところ。

カラーで見る5人の美少女達の水着姿…なんとも素晴らしいじゃあありませんか。それにこの優しい色のタッチが良いですよね。コミックスの表紙を見ても分かりますがアカコッコ先生のカラー絵って色使いがとても優しいんですよね。

しかしそれにしても…こうして改めて見ると茉乃花ちゃんはホント犯罪的ですね。うん…このロリロリ童顔フェイスにあの純真無垢なキャラクター、それなのにこのおっぱいってどうなんだホント…犯罪以外の何者でもないw


今回、カラー特典がこの1つだけだったんですよね。モノクロ特典の方も3種類集めるとそれで1つの絵として繋がるみたいなもので惹かれたのですが、行ける範囲or通販やってるところも無かったのもあってカラー特典だけで…。

1巻の時は5つ位のショップでカラー特典あったんですよね…(涙


そんな「ハナイロ」ですが、個人的には非常に雰囲気の良い作品だったなぁと思います。

元々きららMAXと言う雑誌は百合度の高さとちょっと頭のおかしい作品が多い誌面作りをしていた印象がありますが、それプラス、可愛らしい女の子が織りなす日々をなんとも言えない雰囲気の良さでまとめた作品がしばしば載っていたんですよね。

僕の記憶にあるところでは「放課後せんせーしょん!」然り「√中学生」然り…そんな雰囲気の良い作品の系譜に連なっていたのがこの「ハナイロ」だったのだと、そう思います。


色使いの優しさもそうなのですが、作品全体に流れる空気がとても穏やかで優しいんですよね、この作品は。

裏表紙の帯には「ハナイロな日々はまだまだつづく」とありますが、その通りにきっと、茉乃花ちゃん達の優しく穏やかな日々はこれからもきっと、ずっと続いていくのでしょう。5人のいつまでも変わらない友情と共に。


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