「まんがタイムきららミラク'16年7月号」感想。
2016年 05月 22日 (日) 12:43 | 編集
では、16日発売のきららミラク感想、行ってみましょうか。


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・表紙
今月の表紙は「うらら迷路帖」。アニメ化も決定していますし、当面はこの作品表紙で行くことになるのでしょう。来月も表紙飾るみたいですしね。

そして今月は千矢&紺と言う組み合わせ。2人お揃いの衣装が可愛らしくて良いですね。しかし紺ちゃん…こうして見ると黒いリボンが長い黒髪と同化しちゃって、本当にケモミミみたく見えます…いやこの子本当に狐の使いか何かじゃないの?w


では以下、気になった作品の感想とかツッコミとかあれこれ。


・うらら迷路帖
千矢ちゃん達の仲間に加わった謎多き天才少女・臣ちゃん。そのキャラクターが色々と判明する回だったのですが…臣ちゃん、予想外に打算的で即物的なコだったのでビックリしました。いやまさか好きな言葉が「富と名声と権力」ってwwそれきららヒロインが言っちゃダメなセリフでしょw

ただ、彼女の背景を考えると致し方ないとは思うんですよね。元々は貴族の名家だったのに没落してしまって極貧生活…そこから抜け出すために一番占になると言う目的で動いているのだから、そう考えるとその行動原理にも一貫性があるとも言えます。

しかし、「寝ながら占えるから一石二鳥」と言ういい加減な理由で夢占いをマスターしてしまっているのだから、おそらく彼女の才能は本物なのでしょう。本人の努力も勿論ありますが、生まれつき天性の才に恵まれているのでしょうね。

そして彼女が千矢ちゃんを探していた理由も分かりました。臣ちゃんの夢占いに出てきた憧れのうらら、その姿が千矢ちゃんとソックリだったと言うんですよね。

これはどう考えても、その人こそ千矢ちゃんのお母さんではないかと。まあ、その真相が判明するのはまだまだ当分先のことだとは思いますが。


・桜Trick
今月の話を読んで、いよいよこの作品も話の佳境、終盤に入っているのだなとひしひし感じました。

いや、ここ最近の話でもコトネ×しずくの背景にある重い物についてまとめにかかっているのは感じていましたし、少し前に「将来の夢」なんてキーワードも出てきていましたが…しかし今月の話はそれ以上に、「終わり」を強く感じさせるものがあったと思います。

優ちゃんの進路の希望に具体的に「コックさんになりたい」「調理師専門学校に行く」と言うのが出てきたんですよね。将来に対してここまでハッキリと具体的に「何になりたい」「何をしたい」と言うワードが出てきたのはこの作品ではもしかして初めてなのではないでしょうか。

それに対して春香ちゃん、当然の様に優ちゃんと同じ大学へ進むものだと考えていたものだからこれはもう…ビックリなわけですよね。そりゃ春香ちゃんの性格、そして優ちゃんへの依存っぷりを考えたら気を失って倒れてしまうのもムリはないってもんですw

春香ちゃんとしてはずっとずっと優ちゃんと一緒にいられると、そう思っていたのに…だけどずっと一緒じゃいられない。別々の道へと歩んでいく、その日が必ず来てしまうと、そう気付いてしまったんですよね。

果たしてこれが2人の関係性にどういった影響を与えるのか。もしかするとこれで春香ちゃんも今まであやふやだった自身の気持ちをしっかりと見つめ直し、そして自分がどうしたいのか。優ちゃんとどうしたいのか。答えを出すキッカケとなるのかもしれません。

この2人の行く末…それをきちんと描くことこそがきっとこの作品の、最大にして最後のテーマとなるのでしょう。勿論まだそれは今すぐの話では無いのかもしれないけれど、でもそこへ向けてもう時は動き出しているのだと、そう思います。

それはさておき、今回の話は皆で集まって鍋パーティと言う、久々に日常回(?)っぽい話ではありました。そして美月×理奈が久々に登場と言うのがファンにとっては嬉しいポイントかと。

しかし理奈ちゃんのキャラが…なんか物凄くパワーアップしている気が。と言うかこのコ、登場する度にガーリック中毒っぷりが酷くなってやいませんかね? 鍋にガーリックも美味しいとは思うけど、でも限度ってものがありますよ。そんなに入れたら何鍋か分からなくなる気がw

それにしても理奈ちゃん…最初の頃は美月会長の横でただおとなしく微笑んだりおろおろしているだけのコだったのに…いつの間にどうしてこうなったw

まあでもやっぱり、こうして皆揃っての回は賑やかで良いですよね。久々の美月×理奈…と言うか理奈ちゃんの登場も良いスパイスでしたし。そのおかげで、話の終わりを感じさせる部分がありながらも寂しい気分になることなく楽しく読めたと思います。


・幸腹グラフィティ
ここ最近でリョウ・きりん・椎名の進路とそこから来る3人の心のもやもやを描いていましたけど、先月の展開から少しずつもやが晴れていくのかと思いきや…そうでもなく、むしろ3人の関係性がおかしな感じに悪化してしまっていた様ですね。

しかしその3人の関係性を戻したのが…まさかのユキ先生!! いやはや、そう来るとは思わなかったです。まあそりゃ確かにユキさんは3人よりも年上だし一応(図書室司書だけれど)教員と言う立場だから3人にアドバイスすることがあってもおかしくは無いんですけどね。

だけど普段のユキさんのキャラクターとか見ていると、とてもこういう展開になることが予想出来なかったんですよね。この辺りの意外性と言うか、読んでるこちらの虚を突いてくるような感じ、ホント上手いなぁと思います。

今回の話を読んで思ったのは、実は幸腹グラフィティって登場人物たちの成長物語でもあるんだなぁ、と。主役の3人は勿論ですが、今回の話で言えば内木ユキと言う人物の成長を見事に描いていると、そう思うんですよ。

ユキさんって元々は引っ込み思案で人見知りでいつもうじうじおどおどしていて…とても教師なんて務まりそうにない、それどころか普通に社会人として生きていくことすら難しいんじゃないかと、そんな風に感じさせるキャラクターだったんですよね。

それがリョウちゃん達との出会いで少しずつ変わっていって、これまで上手く行っていなかった妹との関係性も少しずつ良い方向へ変えていくことが出来て…。

そして今回。その方法こそ突飛でハチャメチャな部分はあるものの、でもしっかりとリョウちゃん達へ人生の先輩として、教師として…そして大切な友人としてアドバイスをすることが出来ています。

3人に対して真摯に向き合って、率直に、心に訴えかける…そんなユキさんらしい良いアドバイスだったと思います。その後の差し入れのカツも良いですよね。受験生にはカツ、もはやこの作品では定番となっていますがこういう時には欠かせない小道具ですね。

ともかくこれで3人の心のもやも晴れて、あとはもう受験へ向かってまっすぐに進むのみですね。いよいよこの作品も本当に話のクライマックスに近付きつつあるのだと思います。


・ビビッド・モンスターズ・クロニクル
夏休み前にテストで赤点がうんぬん…て話、きららでは定番のネタの一つかとは思いますが、しかしこの手の話が来ると必ず勉強会ネタで一話丸々やるものですが、勉強&テスト部分はさっくり飛ばしてなおかつ赤点無事回避と言う展開が非常に新しく感じられましたw

そして夏休みと言うことで海&水着回でもあったのですが、しかし水着回と言っても「中の人」達がリアルに会うわけではなく皆でいつもの様にビビモン内に集まって、水着装備で水辺のマップで狩りをしていると言うのもまたこの作品らしいところ。

ある意味でこの作品って、きららで定番のネタを色々と取り入れながらも非常にひねくれた形でそれをアウトプットしている作品だと、そう言う見方も出来ますよね…w


・カラフル・マキアート!-魔法少女は戦わない。-
魔法少女モノと言えば定番とも言えるマスコットキャラ。この作品にもそんなマスコットキャラ・トコがいたんですけど、最近ずっと出てきてないしもう作者さんも読者もすっかりその存在を忘れているんじゃないかと思ってたんですよね。でもそんなことは無かった!!

前回の話の中でも千波ちゃんのセリフに「最近トコを見てない気がする」とありましたが、今回は本格的にトコがいないことに皆が気付いて…と言う話でした。

しかしこのコ達、飼育小屋のうさぎが増えた件とトコとの関連性にどうして気付かないんでしょうかねぇ…いや普通に考えれば飼育小屋にいきなり1羽増えたうさぎの正体がトコだって容易に想像つくでしょうに。ホントにアホのコ達ばっかだわ…w

今回に関してはむしろプラムブロッサムこと会長さんの方が賢いコだったと言えるかもしれません。だって彼女は飼育小屋のうさぎがトコだって気付いてたワケですから(トコのことを単にカラフル・マキアートが飼ってるうさぎだと思ってた様ですが)


・しましまライオン
お風呂回・皆で銭湯へ…と言う話でしたけど、千鳥&新菜抜きの3人のみと言うのもなかなかに珍しいパターンな気がします。

そしてお風呂でハダカを見たことで昔の(動物時代の)傷が身体に残っていたりすることが判明したワケなんですが、しかしまこちゃんに背中の傷を見られた時のいおんちゃんの反応「まこちゃんが舐めてくれれば治るかも」って…もうこのコただのダメなレズキャラになっちゃってるじゃないですかw


・音無さんは破壊神!
前回、神様と天使がまさかの喧嘩で一体どうなるの…て思ったのですが、意外と思ったよりも早く仲直りしちゃいましたねと言う感じ。まあでも、仲直りに至るまでは色々紆余曲折はありましたが…とりあえず鳥居ちゃんが良いアドバイザーになった、のかな?

それはそうと天使さんのこの落ち込みっぷりを見るに、彼女はなんだかんだで本当にあの神様のことが大好きなんですね。単にイジって遊んでいるだけなのかと思いきやそうでもなかったみたい。大好きだからこそずっと側にいたんですよね。

そしてそれはきっと、神様の方もそうなんじゃないかな…と。

この辺りがもしかしたら今後の話の解決の糸口になっていくのかもしれないなぁ、なんて思ってみたり。つまり、音無さん×すーちゃんの関係も、神様×天使の関係も、どっちもつまりお互いに好きってことなんだからそこで相互理解がうんぬん(百合的発想)


・ラストピア
そう言えばこの作品、舞台となっているホテルの各部屋の様子だとかが出てきたことって今までなかったんですよね。そして少しだけ、作品の謎に近づけた…そんな話だったんじゃないかと思います。

鍵がかかったままの謎の開かずの部屋、その鍵をなんとか探しだして開けてみたところ、どうやらその部屋はオーナーさんが昔家族と暮らしていた部屋だったみたいですね。

オーナーさん自身、記憶喪失のせいかそのこと自体を忘れてしまっていたみたいだけど…でも、家族がいたんだと分かってホッと涙ぐむオーナーさん。

そうなると、オーナーさんが記憶を無くしたのは一体いつ頃からになるのでしょうか。今回、ホテル内の開かずの部屋を開けたのも元々、リッタきゅんが記憶喪失の原因は近場にあるのではと考えて調査しよう…とのことだったんですよね。

結局記憶喪失の原因自体は分からないままですし、一つの謎を解くことで更に深まる謎、そんな気もします。

あと今回、オーナーさんが涙ぐんだ時に見せたマノちゃんの表情が地味に怖い…実際、マノちゃんが何者なのかと言うのもこの作品においては大きな謎の一つですよね。ホント何者なんだろうこの幼女。


・かんきつパンチ!
今月号センターカラーなのに、いきなりの終了フラグ立ってないですかこれ…いやだって、柚ちゃんが成仏したいうんぬんって、こういう幽霊モノで成仏なんて話が出てきたら明らかに終了フラグじゃないですか。

それに蜜柑ちゃんの方もいつもなら途中でうとうとしちゃってるハズの課題をしっかりとやり遂げようとしていて、それを「一人だからってへこたれてたら」「柚が安心してくれない」…幽霊が案じている相手が、幽霊が成仏出来る様に安心させようと頑張る…この上無い終了フラグですよね…。

そして最後、課題をやり遂げた蜜柑ちゃんを見たことで安心したのか柚ちゃんの身体がキラキラと輝いています。ああ、果たしてこのまま成仏してしまうのか…このまま話が終了へと進むのか、それとも大どんでん返しの新展開が来るのか。

来月が楽しみでもあり非常に恐ろしくもあります…。


・ハートオブtheガール
イクラちゃんの中に芽生えた、モトちゃんのおっぱいへの感情。これって絶対おっぱいへの執着とかだけじゃないだろうと思ったら案の定、恋心とかそういう感じでしたね。

そして分かったのは、宇宙人達は進化によって恋愛感情を失ったのではなく、どうやら予防接種的なもので恋の病を抑えていると言うことみたいですね。

しかし恋の病にかかることで第二次性徴・胸の発育も始まる…うーん、てことは宇宙人は貧乳つるぺたロリばかりと言うことですか。そう考えると捗りますなww

それにしても今月のイクラちゃん、最後のモトちゃんへ告白して…のくだりとか見てるともう、登場当初とは別キャラみたいですね。

最初はもっとこう、ただゲームを楽しんでいるだけの、無邪気さ故の何を考えているのか分からない怖さのある宇宙人て感じだったのが…もうこれ完全に恋する乙女そのものじゃないですか。

しかしそうなると、作中に登場している宇宙人勢で恋の病にかかっていないのはしぃちゃんだけですね。彼女が恋に落ちると言う展開はちょっとなかなか想像しにくいものがありますが…w


・やさしい新説死霊術
薄々分かってはいましたが…ソレイユちゃんが死霊術師になった理由、何を目指しているのか、それが判明した回でした。

しかし僕はてっきり、既に亡くなった妹がいてそれを生き返らせるために死霊術を学んでいるのかと思ったのですが、どうやら妹さん、まだ生きてはいるみたいですね。ただ、病弱でいつ亡くなるかが分からない…。

そんな妹を必ず蘇らせるから、だから安心して死んで良いよ、と。しかしそれってどうなんでしょう…生き返らせるから安心して死んでいい、じゃなくってやっぱり今を大切に生きるべきだと。そう思うのは僕自身が健康だから、そう思えるだけ…なのかなぁ。

そしてソレイユが死霊術を志すキッカケを作った伝説の死霊術師・黒滅のメイプリーフ…いよいよ話が核心へと迫りつつありますね。

しかし話の大筋自体はシリアスに盛り上がる一方で登場人物達皆百合脳的煩悩は相変わらず全開と言うのがまた…。

まあ倉子ちゃんはいつものことだから仕方ないとしても今回、地味にリンリちゃんがヤバイです。常に妹の方ばかりを思ってるソレイユちゃんに対して「今隣にいるのは私なんだよ」とジェラシーを隠せない模様。

リンリちゃんって明るくお馬鹿なイメージありますけど、何気に実はヤンデレ依存百合キャラの素質がある様に思います。


今月は以上で。

やはり僕にとってミラクはきららで最も面白い、最も大好きだと言える雑誌の様です。キャラット無印の感想を簡潔にしてしまったのにミラクだけはこの分量…w

それはそうと今月のミラクなんですが「桜Trick」「幸腹グラフィティ」と二大看板作品が共に話の最終盤へとコマを進めつつあるのをひしひしと実感しました。

話の展開的におそらく2作品とも主人公たちの卒業をラストに持ってくるでしょうし、そのストーリーの進み具合から行ってヘタすると全く同じくらいの時期に2作品揃って終了、と言うことも有り得そうな気がします…。

今のミラクのラインナップなら、仮にその2作品が無くなったとしても僕自身は面白く読めそうな気はしますが、しかし2作同時に終わったりしたら雑誌としてのダメージはでかいよなぁ…などと色々心配はしてしまいます。

とは言え、まだ当面は両作品とも続きそうな感じではありますけどね。


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