2016年7月・北海道「日本最東端」の旅(1)
2016年 07月 27日 (水) 10:06 | 編集
- 一日目(前編)・グランクラスの旅 -

7月19日(火)~7月23日(土)までの間、北海道へ旅していました。北海道へ行ったのはこれで三度目となるのですが、今回は最東端の地・根室を目指す旅。最北端の稚内は10年以上前に訪れていますので、最東端も行ってみよう、と言うわけです。

では、その時の旅日記をこれから綴っていこうと思います。


今回の旅行、出発は東京駅から。

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ここ数回の旅行でずっとそうしているように、今回も前日入りです。前日の夕方に仕事を終えたその足でそのまま新幹線に飛び乗って東京へ→東京駅前のビジネスホテルに一泊して翌日早朝、東京駅へとやって来ました。


新幹線のホームで待つことしばらく、ホームには北陸新幹線の「かがやき」がやって来ました。

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北陸新幹線用のE7系(W7系)実にかっこ良いです。このシャープな顔立ちが良いですよね。もうこのままこの列車に乗って北陸の方へ行きたくなっちゃいますw


「かがやき」をホームで見送り、更に待つことしばらく。

僕が今回乗る北海道直通の新幹線「はやぶさ1号」がやって来ました。

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見て下さいよこのロングノーズ!! すごいインパクト!!w

かつての500系新幹線や、今東海道で主力となっている700系シリーズなんかも先頭部が長いイメージありましたけど、これはもうそれを遥かに凌駕しちゃっていますね…。

そしてこの鮮烈なカラーリング。アイスグリーンの様な爽やかな緑を主体としたカラーリングが目を引きます。そこにピンクのサイドラインをあしらって車体の下半分はホワイト系。先頭部はちょっとグレーがかった色になっていますね。

と言うかこのカラーリング…どこからどう見ても初音ミクさんです本当にありがとうございましたww

さて、北海道直通の新幹線には東日本所属のE5系と北海道所属のH5系とが使われていますが、今回乗るこちらはE5系ですね。見分け方としては車体のライン。E5はピンクなのに対してH5はラベンターとなっています。


さあ、それでは乗りましょう。


今回僕が乗るのは…なんとグランクラスであります!! ええ、せっかくの北海道旅行。そして初めて乗る北海道直通新幹線だからもう奮発してグランクラス取っちゃいましたw

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間接照明の照らすデッキ部分。そこには「GranClass」と書かれた黄金の扉…さあ、この向こうに日本の鉄道界の中でも最高クラスの空間が待っています…!!


これがグランクラスの全景…どうでしょうこの光景。一見して従来のグリーン車とはまるで違います。

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間接照明に包まれた暖かみのあるインテリア、床面は勿論オール絨毯敷き。荷物棚は飛行機の様なハットラック式。そして室内には1+2配置でゆったりと配置された、アイボリー色調のオール革張りの大きなリクライニングシート。

そもそも、新幹線車両って車体の幅が在来線よりも大きいんですよね。なので普通車は2+3の横5列配置でグリーン車が2+2の横4列配置となっているのですが、それがこのグランクラスは1+2の横3列配置。

横だけじゃなく前後間隔も実にゆったりと取ってあるので、もう見るからにゆとりのある、くつろぎの空間だと言うのが分かります。


本当に大きな座席。

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特徴的なのがこの座席、シート全体を後ろからカバーが覆う様な形になっていて、一つ一つが完全に独立したスタイルとなっています。このカバーまで引っ括めてがシート一つのエリアとなっているので、つまり背もたれを倒す時も後ろの人に気兼ねしなくて良い、と言うわけです。

実際に腰掛けてみると…広い。本当に広いです。横幅の広さがとんでもないのは勿論だけど、シートピッチも物凄く広い。いやもう何考えてるのこの座席…て言う位に広いですw


座席手元には操作パネル。

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座席のリクライニング操作も全てこちらで行える様になっていますが、特徴的なのはこの座席、背もたれ部分と座面とレッグレスト部分とが分かれて可動出来る様になっているんですね。つまり、それぞれを微調整して自分の好みの座り心地に出来ると言うわけです。

座り心地もゆりかごの様に身体全体にフィットして包み込むような感じで実にグッド。

あと、操作ボタンの中には「客室乗務員呼び出し」ボタンも。グランクラスには専用のアテンダントさんが乗務していて、飲み物などを持ってきてくれるのですが、飲み物の追加注文などしたい場合はこのボタンで呼び出せば良いというわけです。


窓周りにも間接照明。

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室内全体が間接照明で照らされているグランクラスの車内ですが、こんなところにまで照明があるのには驚きました。

あと、各座席に読書灯が付いているのですが、ただ1人がけ座席の場合だと読書灯が窓寄りに付いているので風景の邪魔になるのが少し気になります。

(もっとも読書灯は可動出来るので大した問題ではありませんが)


そして各座席にはメニュー表が置かれています。

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和か洋から1つ選べる軽食、おつまみかお茶菓子のチョイス、そしてここに書かれたアルコール含めた飲み物類…これら全て、グランクラスに付帯のサービスとなっています。つまりタダ!! 無料で飲み放題出来ちゃうと言うわけですww


さて、僕の乗った「はやぶさ1号」は6時32分に東京駅を出発しました。グランクラスの乗車率は4割くらいと言ったところでしょうか。平日の朝一番と言うことを考えればまずまずの乗車率なのではないかな…と思います。

列車が走りだしてすぐにアテンダントさんが各座席にやって来ます。お客さん一人一人におしぼりを手渡しし、そして軽食のチョイスや飲み物などを聞いて回っていきます。

そしてしばらく…僕の手元にも色々と運ばれてきました!!

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軽食とお茶菓子、そしてドリンク…これから北海道まで4時間超の長旅となりますから、これらでのんびり楽しみながら行くとしましょう。


さあ…まずは旅の始まりを乾杯!!

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乾杯に選んだのは青森県産のりんごで作られた「青森シードル」。せっかくならば沿線にちなんだ飲み物で乾杯したい…と思い、こちらをチョイスしました。

この青森シードル、飲んでみると口の中に炭酸の心地良さとリンゴの甘酸っぱい香りとが広がり、まるで初夏の青森の風の様に爽やかな味わいで食前酒に実に良いです…!!

シードルなんて甘くてジュースみたいなもんでしょ…と半ばバカにしていた部分もあったのですが、どうしてなかなか…確かに甘いのですがベタッとした嫌な甘さじゃなくってリンゴの果実本来の自然な甘み。舌の上に広がった後はいつまでも残らずにサッと消える感じで実に潔いです。

それにしても早朝のこの時間(まだ7時ぐらい)から飲むのなんて随分久々です…w


シードルを開けて次にチョイスしたのは日本酒「金滴 純米吟醸」。

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北海道、新十津川町のお酒ですね。最初ワインにしようか迷ったのですが、ワインの方は山梨産と言うことで沿線に関係無いのと品種が不明、逆に日本酒は純米吟醸でなおかつ北海道のお酒と言うことでこちらにしました。

先程のシードルもそうだったのですが、きちんとグランクラスのロゴ入りのグラスが出てくるのが良いですよね。このグラスは当然、飲み物をチェンジするごとに取り替えて頂けます。

こちらのお酒ですが、飲んで最初にまずアルコールの辛さの方が先に来るのですが、その後にふわりと良い吟醸香が鼻に抜けて行きます。そして飲み口どっしりとした辛口の味わい深い酒…美味しいです。


日本酒を飲みつつ、軽食にも手を出します。

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お品書きを見ると「銀ひらす漬焼」「卵焼き」「ゴーヤ磯辺揚」「チーズ風味あられ揚」「煮物」「明日葉ごま和え」「季節御飯」などなど…確かに量は多くはないけど、品数はバリエーションに富んで目にも舌にも美味しいです。

日本酒との相性も最高…ああ、昨夜東京のビジネスホテルでビール飲みたくなったのをぐっとこらえて、昨晩酒断ちしておいてホント良かったですよ。早朝の酒が身にしみる…!!


さて、軽食を食べつつ日本酒を飲み終えて…アルコールはこれで終わりにします。もう一杯飲みたいところではありますが…今回の旅、まだまだ始まったところですしね。

と言うわけでデザートの茶菓子とハーブティーをチョイス。

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ハーブティーはきちんと目の前で淹れてくれるのですがとても良い香り。胸のすく、さわやかな香りがします。そしてそもそも他の列車内のドリンクでハーブティーと言うのは見かけないので、これはグランクラスオリジナルのメニューかと。

お茶菓子の方も美味しいです。こちらもグランクラスオリジナルのもので、富良野メロンのバウンドケーキ。メロンの香りが口いっぱいにたっぷりと広がって…ああ…。


更にドリンクでホットコーヒーを追加。

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このホットコーヒーも、他の列車で提供されるものとは違うらしいと聞いたので頼んでみました。なるほど…非常に香り高く香ばしいです…。そもそも他の列車みたく紙コップじゃない時点で何もかもが違って見えますね。


さて、こうして車内でドリンクサービスを楽しみながら、各座席に備えられたトランヴェール等の車内誌を読んだりしながら過ごしているうちに列車はもういつの間にやら東北へと入っていました。

8時45分、盛岡に到着。ここで併結していた秋田行きの「こまち」と切り離しをします。

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この時、切り離し作業を外で観ていてびっくりしたのですが、切り離された「こまち」が先に出発していくのだけど、連結面を開けたままに走りだして行っちゃうんですね…走りながら次第に閉じられていくみたいです。


さて、車内へと戻り、なおも新幹線「はやぶさ」での旅は続きます。アテンダントさんにお願いしてグッズを持ってきてもらって購入したり…そんなうちに青函トンネルへと突入!!

思えば列車で青函トンネルくぐるのもこれで4度目でしょうか。1度目は今は無き特急「はつかり」、2度目はこれも今は無き寝台特急「北斗星」、3度目は「カシオペア」…。

そして今回は新幹線での通過。こうして見ると時代が移り変わっていることをひしひしと感じます。それに伴って失われていくものも多々…でも逆に、今回の新幹線の様に新たに生まれてくるもの達もあります。

ならば、無くなってしまったものをいつまでも懐かしみ悔やむだけではなく、新しいものを全力で楽しむ旅をした方が良いかもしれないな…と、最近はそんな風にも思います。


そして時間は10時40分過ぎ、列車はとうとう北海道へと入りました。

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北海道に入った瞬間に見る風景と言うのは、何度見ても良いものですね…こう、心の奥底からこれからの旅に対してのワクワクした高揚感の様なものが湧いてきます。

ただ、新幹線だと防音壁が邪魔なのがちょっと残念…ですね…w


時間は10時58分。終点の新函館北斗へ到着しました。

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さあ、2016年夏の北海道の旅、いよいよ幕開けです!!


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