2016年7月・北海道「日本最東端」の旅(3)
2016年 08月 01日 (月) 20:08 | 編集
- 一日目(後編)・特急北斗で札幌へ、そして札幌の美味 -

大沼公園での観光を終え、これより札幌へと向かいます。

201607hokkaido035s

僕が乗車するのは大沼公園を14時21分発の特急「北斗13号」。車両はキハ183系気動車。国鉄末期に製造されたこの気動車、今となってはやや旧式の部類に入る車両ですが、北海道ではまだまだたくさん走っています。


今回、僕はこの北斗のハイデッカーグリーン車をチョイス。ええ、今回の旅は特急での移動は全てグリーン車を使うと言う贅沢三昧で行く所存ですw

201607hokkaido036s

大きなリクライニングシートが1+2の横三列でずらりと並んだ室内。荷物棚の造形なんかにやや時代を感じさせはするものの、オール絨毯敷の室内と言いゆったりどっしりした座席と言い、グリーン車としての風格は充分です。


座席は本当にゆったりとしてかなり大型のサイズ。肘掛けにはドリンクホルダーも付いていて、また枕部分横には読書灯が内蔵されています。

201607hokkaido037s

201607hokkaido038s

テーブルは背面式のタイプ。そしてこのテーブルに座席の説明なんかが書かれていますね。

この座席なんですが、どうやら元々のこの車両に備わっていたものではなく、近年のリニューアルによって交換されたものの様ですね。

しかし座ってみると…充分に広くてものすごく快適なことこの上無いハズなのに、朝に乗った新幹線のグランクラスと較べてしまって物足りなく感じてしまったりします…ああ、人間贅沢を覚えると上ばっかり見てしまうからホント良くない!!w


ところでこの車両、ハイデッカーグリーン車と言うこともあって床のすぐ下がエンジンと言うわけではないからでしょうか、エンジン音がそこまで客室に響かない様な気がしました。まあ、勿論時折重低音が聴こえてはくるのですが、その響き方が若干おとなしい気がします。

あと、ハイデッカーと言ってもそこまで高い位置から景色を観ていると言う感じではありません。まあダブルデッカーではなくあくまでハイデッカーなのでこの位の高さ、なのでしょう。


さて、大沼公園では天気は晴れていたのですが、列車が走りだすとすぐに曇りに。

201607hokkaido039s

曇空の原野の中をひたすらに進んでいきます。海沿いを走る区間も割と多いのですが、ただあいにく海側が臨めるのは2人掛けの方で、僕の座っている1人掛けは山側なので正直景色はあまり面白くありません。

お客さんも結構たくさん乗ってるので海側座席へ景色を観に移る…と言うことも出来ませんしね。車内を見たところ8割位は座席が埋まっている様に見えます。平日の昼下がりでこの乗車率…北海道はグリーン車の稼働率がかなり高いみたいですね。

車内では景色をのんびり眺めたり、車販でアイスクリームなんか頼んで食べたりして過ごします。この時車内で食べたのがリンゴのアイスクリームなのですがこれがなかなか美味しかった!!

口に入れると最初にまずリンゴの爽やかな風味が広がるんだけど、後でミルク感が追いかけてきます。果肉もしっかりと入っていてかなりよく出来たリンゴアイスでした。


こうして車内でのんびりと過ごし…17時41分に札幌へと到着しました。

201607hokkaido040s

列車を降りると早速車両の清掃作業をしていました。これから折り返しでしょうか?

ところでこの特急北斗で大沼公園→札幌が約3時間20分の乗車時間。函館からだと3時間50分かかります。もう少し早いスーパー北斗でも3時間40分ほど。

昔、10年以上前に北海道に訪れた時はスーパー北斗の最速だと函館⇔札幌が3時間を切る位の超俊足だったのですが、今は安全重視で速度を下げてしまっている様ですね…。


さて、駅を出て早速ホテルへと向かいます。本日の宿はホテルリブマックス札幌駅前。

201607hokkaido041s

201607hokkaido042s

このホテル、いわゆるビジネスホテルではあるのですが部屋がかなり広いです。そして変わってるのが部屋になんと、マッサージチェア(無料)が置いてあるのです!! 僕も試させてもらいましたが実に快適。旅の疲れがほぐれて癒やされますw

ちなみにこのホテル、一昨年の夏に両親と北海道へ旅した時も宿泊しました。ただ、その時は札幌クレセントホテルと言う名前でした。どうやら経営母体が変わったみたいですね。


さて、ホテルに荷物を置いて早速飲みに出かけます。向かったのは札幌駅にほど近い場所にあるこちらのお店、味百仙と言う居酒屋さんです。

201607hokkaido043s

雑居ビルの地下にあるのでちょっと分かりにくいです。と言うかよそから来る人は予め調べておかないとまず辿りつけないと思われますw


カウンターへと座り、まずは生ビールで乾杯!!

201607hokkaido044s

たっぷりの泡で蓋をされた生ビール、美味いです。お通しの冷奴もしっかりとした豆腐で口いっぱいに大豆の風味が広がります。


続いて出されたのがこちら。これがここの名物料理「じゃがいものバター煮」。

201607hokkaido045s

これこれ…これを目当てにこのお店に来たんですよ!! この料理、グルメ漫画「美味しんぼ」の67巻に載っているんですよね。じゃがいも嫌いの刑事でも平気で食べられる料理…とかで。

熱々ひたひたのスープで時間をかけてじっくりと煮こまれたじゃがいもはホロリと口の中で溶けてとても澄み切った味わい。なんでしょう…じゃがいもって本来は土臭い匂いのするものなのですが、それが全くありません。

それにこのスープが良い…バターのコクとカツオだしとが絶妙にマッチしています。そこにじゃがいもの旨味が溶け込んでいるんですよね。いやこれは美味しい…優しい味ですっと胃に染み渡ります。

ちなみにこの料理、お値段はほんの600円とかそれくらいなのですが、作るのに時間がかかるので予め事前に予約が必要と言う料理なのです…でもホント美味しいので、札幌へ行かれる際には是非試してみる価値ありますよ!!


続いてお刺身。北海道らしいものを…と言うことでチップ(ヒメマス)をチョイス。

201607hokkaido047s

201607hokkaido046s

お酒も日本酒を。北海道・札幌の「北世界」の純米大吟醸。

ヒメマスの刺し身は見た目は同じサケ科のサーモンなんかに近いけど、もう少し小ぶりな感じ。そして口に入れてみるとトロリとして、サーモンなんかよりもずっと甘くて濃厚、だけど生臭さが無くて澄んだ味わい。

北世界の純米大吟醸はとってもフルーティで飲みやすくって…ヒメマスとの相性は言わずもがな!!


このお店、お酒のアテになるものが色々と置いてあるので何品か頼んでみます。

201607hokkaido048s

こちらはカキとゴルゴンゾーラのオイル漬け。他で見かけない非常に変わった一品。濃厚なカキの旨味とゴルゴンゾーラが意外にもベストマッチング。フルーティな吟醸系の日本酒が非常によく合いますね。


身欠きニシン。

201607hokkaido049s

自家製のネギ味噌を付けていただくと言うもの。これはもう、日本酒を飲めと言わんばかりの食べ物ですよ。いやこれで日本酒飲まずしてどうするのって言うね。

しかしこれを食べて実感したのが、数の子は確かにニシンの卵なんだなぁ…と言う。この身欠きニシン、魚の身なのに噛んだ時に確かにあの数の子の風味が口の中に広がるんですよね。


大きなししゃも(メス)の焼き物。どうしても北海道らしいものばかり頼んでしまうw

201607hokkaido050s

これも卵たっぷりで実に美味しい。

そして日本酒の方は札幌の「十一州」、長野の「大信州」と頼んでみましたがどれもフルーティな吟醸香たっぷりで甘やかで飲みやすくって…このお店はもしかするとこのタイプのお酒を多く取り揃えているのかもしれませんね。


締めにはおにぎりを。

201607hokkaido051s

ああ…やっぱり日本人には白米ですよ。握りたての暖かいおにぎりと、キンキンに冷えた冷たい日本酒との相性がまたどうしようもなく最高なんですよね。それに付け合せの漬物がとても美味しいのが地味にポイント高過ぎる…。

こちらの味百仙さん、元々はどこか札幌駅に近いところで飲み屋を…と探して見つけ、更に上記のじゃがいものバター煮を出しているお店だと分かってそれで予約して訪れてみたのですが、実に美味しかったです。

たくさん飲んで食べて…こうして札幌の夜は更けていきます。さあ、明日はいよいよ根室です。


2016年7月・北海道「日本最東端」の旅(4)へ→


Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
comment :
password :
secret : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) 酒と音と鉄旅と。 all rights reserved.
designed by polepole...