2016年7月・北海道「日本最東端」の旅(7)
2016年 08月 28日 (日) 08:32 | 編集
- 三日目(前編)・ああ納沙布岬 -

旅行三日目の7月21日(木)。天気は晴れ。この日は根室観光に行ってみます。

ところで根室の、特に今回泊まった照月旅館の辺りは海が近いせいでしょうか、カモメが非常にたくさんいるみたいで…夜中の3時頃にあちこちから聞こえる得体の知れない鳴き声に目が覚めたのですが、どうやら全てカモメだった様ですw

あと、やはり北海道も東の果て、根室まで来ると非常に涼しい…部屋に冷房なんて入っていないのですが、それでも一晩中ずっと布団にくるまって眠ってました。布団すっぽりかぶっててちょうど良い位の、そんな気温。


さて、まずは宿で朝食を頂きます。

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いかにも正しい、日本の旅館の朝食と言ったメニューですね。焼き魚はサンマ。ここの白い御飯と、それにカニの入った味噌汁とが付いてきます。

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カニの味噌汁。カニはもちろん花咲ガニ!! しっかりと身の詰まった花咲ガニの足が入っています。

花咲ガニ、昨夜の夕食ではお腹が一杯で食べきれなくて悔しい思いをしたのですが、こうして味噌汁で再び食べることが出来るなんて…と、なんだか朝からとても嬉しくなりますw

これがホント、カニの香りたっぷり滋味たっぷりの、とても美味しいお味噌汁でした…それにしても飲んだ翌朝の味噌汁と言うのは本当にありがたい、良いものです。


食後にはコーヒー。

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このコーヒーが普通のコーヒーじゃないんです。なんだかとっても甘~い香りなんですよね。一体なんだろうこれは…気になって宿のご主人にお聞きしたところ、ハワイのフレーバーコーヒーとのことで。それもバニラの風味のものだそうで、それであんなに甘い香りがしたんですね。

こういうちょっと変わったものを食後の飲み物に出してくると言うところにも、ここの宿の食に対するこだわりが見えると言うものです。本当に美味しい宿でしたよ。照月旅館。


朝ごはんを食べ終わって…その後は宿の方が車を出して駅まで送ってくださいました。今回根室でお世話になった照月旅館、食事が美味しくて宿の方も親切でとても良い旅館でした。

お世辞にも建物は新しいとは言えないですが、それを補って余りあるだけのおもてなしがこの宿にはありました。根室で泊まる際にはぜひ、オススメしたい宿だと思います。


さて、根室駅に着いて…今日はこれから、定期観光バスのツアーで根室のあれこれを見て回ろうと思います。予約無しで乗れる定期観光バス、色々な観光地で見かけますがこれって実は僕みたいに一人旅で、それも列車で回る人間にとっては非常に力強い味方なんですよね。

路線バス等が発達している都市ならば良いですが、旅で訪れる土地はそんな場所ばかりでもないわけで…そうした土地でも、定期観光バスを利用すれば交通の便とか気にせずにその地の主要スポットを網羅できる、と言うわけなんですよね。

なので僕みたくレンタカーを利用しないで回る旅行客にはとてもありがたい存在なわけです。

さて、根室の定期観光バスなんですが、納沙布岬を中心に回るAコースと風蓮湖の方へ行くBコースとがあって、更にAとBと続けて乗り通す一周コースとがあります。当然一周コースで申し込みます。

ちなみに根室の定期観光バスは夏季のみ(今年は9月下旬まで)の運行みたいなので、その辺りは注意が必要ですね。


これが今回お世話になる定期観光バスです。

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さあ、バスへと乗り込みます。大きい荷物もバス床下の荷物室に預かってもらえるので便利です。

バスは8時15分に根室駅を出発。車内の乗客は10人ちょっとと言ったところでしょうか…ちょっと少ない様な気もしますがまあ、平日なのでこれ位なのかもしれません。


さて、バスは出発してすぐ、ほんの5分ほどで最初の目的地・明治公園に到着。

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目の前には大きなサイロが3つも!! いかにも北海道らしい風景の、そんな公園です。

どうやらこの明治公園、元々は明治時代に出来た牧場地らしいですね。その跡地を整備してこうして公園としている様です。ちなみにサイロは昭和に入ってから造られたもの。と言っても歴史は古く、戦前に造られたものの様ですね。

この公園、非常に牧歌的な風景を見せていますが、ガイドさんの話ではクリスマスなどにはイルミネーションで飾られたりもするのだとか。一体どんな風景になるのでしょうか。


明治公園での滞在時間は10分ほど。再びバスに乗り込み、そして納沙布岬の方へ向けて走っていきます。途中、ガイドさんが色々と車窓の案内などしてくださいます。日本で最東端の郵便局だとか、そんなものも車窓に見えました。

さて、明治公園を出てから30分ほど。このコースの目玉、納沙布岬に到着しました!!

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「本土最東端」とあります。そう…そうなんです。ここが日本の一番東の最果てなんです。

正確にはもっと東にある離島だとかも存在しているのですが…しかし一般の民間人が何の許可もなく自由に立ち入り出来る場所としてはこの納沙布岬が紛れもなく一番東の端っこなんですよね。


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岬の先端には白い灯台も見えます。


さて、この納沙布岬での滞在時間は50分ほどとゆったり時間があるので、あれこれ色々と回ってみてみることにします。

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上が「四島のかけ橋」、下が「希望の鐘」。どちらも北方領土返還を祈って造られたモニュメントなのでしょう。やはりどうしてもこの地に来ると北方領土の存在を強く意識せずにはいられないですね…と言うか、岬からもその姿が見えますしね…。

ちなみに四島のかけ橋の下には点火台があって、年中常に絶やさずに火が灯されている様です。


「北方館」「望郷の家」と言う資料館。2つの建物が並んで建っています(中で続いています)。

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こちらも北方領土問題にちなんだもの。歴史的な経緯などが分かるように展示がされています。


資料館内にいたゆるキャラ「エリカちゃん」。

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エトピリカをモチーフにしたゆる可愛いキャラクターなんだけれど…でも北方領土問題が背景にあるキャラクターと考えると、あまりゆるくは無いかもしれません…w


さて、せっかくなので岬の先端、灯台の方へも行ってみましょう。

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岬の先の方へ向かって歩いて行くと、なんだか良い感じの景色になってきます。


下を見ると昆布漁をされている方々の姿が。

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採れた昆布を天日で干したり…そんな作業をされている様ですね。


そして灯台へ到着…!!

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残念ながら灯台の中へは入ることが出来ませんが、すぐ近くまで立ち寄ることは出来ます。納沙布岬にある灯台ですから、当然、一般人が自由に行ける灯台としては日本最東端にある灯台と言うことになるのでしょう。


さて、納沙布岬での観光を終えてバスに戻ると…乗客全員にこの様な証明書が配られました。

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「北方領土視察証明書」

本来は先程訪れた資料館で配られている証明書の様ですね。定期観光バスの場合はガイドさんが乗客全員分を預かって、バスに戻ってから配布、と言う形を取っているみたいです。

ここにも「返せ!北方領土」の文字…添えられたアザラシのイラストはゆるいんだけれどでもやっぱりゆるくない…そんな納沙布岬訪問でありました。


ところで冒頭でも根室は涼しいと書きましたが、この納沙布岬のある海辺あたりまで来るともう涼しいというよりちょっと寒い位です。僕は念の為にゴアテックスのウインドブレーカを持参してきてたのですが大正解でした…7月と言う真夏の盛りでも道東は侮れませんね。


さて、納沙布岬を後にしてバスは次に北方原生花園へと向かいます。海沿いにずっとバスは走っていく形となるのですが、この時ぼーっと車窓の風景を眺めていてびっくりしました。

と言うのも道沿いに建っている電柱を眺めていた時のこと。ああ…なんだか大きな鳥が1羽停まってるな…トンビかな…いや、違う。もっとずっとでかい…尾っぽが白い…うわあああああオジロワシだああああ!!

いやホント…マジでびっくりしました。北海道はそういう生き物がいると言うことは勿論知っていましたけど、でもまさかこうもあっさり簡単に目撃出来てしまうとは…。


こうして、納沙布岬から10分少々で原生花園に到着。

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だだっ広い敷地内に遊歩道が設けられていて散策出来る様になっています。入り口付近には紫色のハマナスの花が咲いていました。

また、奥の方へ行くとポニーが群れている姿も見られました。かなり奥の方なので時間的にその場所近くまでは行けませんでしたけど…。


原生花園を出発し、そして20分ほどで金比羅神社へ到着。

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なかなかに風格のある神社です。併設の資料館には立派なお神輿が展示されていました。


そして金比羅神社を後にして…10分ほどバスを走らせて根室駅へと戻ってきました。戻る途中根室駅に着く直前には車窓にこんな建物の姿も。

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これ、昨夜宿で飲んだ「北の勝」を作っている酒造会社、碓氷勝三郎商店さんの建物なんですね。バスで通り過ぎるだけなので写真もブレてあまり上手く撮れてないですが…w

でもともかく、飲んだお酒の酒造会社さんを外からでも眺めることが出来て満足。


これで根室の定期観光バスツアーのうち、納沙布岬を回るAコースは終了です。

8時15分に出発して10時50分に到着。2時間半くらいのコースですね。さあ、引き続き風蓮湖方面へ行くコースへ乗車しますよ!!


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