2016年7月・北海道「日本最東端」の旅(9)
2016年 09月 17日 (土) 19:54 | 編集
- 三日目(後編)・さらば根室、そして釧路のワインバー -

根室の定期観光バスのツアーを終え、駅へと戻ってきました。これより列車に乗って釧路へと向かいます。が、列車の出発時刻までまだ1時間ほどあり、ホームも開放されていません。

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実は根室の駅、常時ホームへ入れるのではなく、普段は改札の扉が閉まっていて立ち入れない様になっているんですよね。寒さ対策の為なのか、あるいは列車の本数も少ないのでホームを悪用されない様に…と言った面もあるのかもしれません。


16時位になってようやくホームへと入れる様になりました。改札を抜けるとホームにはもう列車がやって来ています。車両はキハ54型。根室へ来る時に乗ったのと同じ車両ですね。

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ただ、車内の様子が異なります。と言うのも行きに乗ったキハ54は車内が転換クロスシートだったのですがこちらは固定式のクロスシートが真ん中で向き合う集団お見合い式に配置されています。


そしてこの座席なんですが、どうやらこれ、元は新幹線0系の簡易リクライニングシートを転用したものの様ですね。

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これが座ってみると座席がかなり小さいことに気付きます。昔の車両の座席って今になって座ってみると小さいんですよね…。

やはり近年になって日本人の体格がかなり向上したとか、その辺りがあるのでしょうか。

ただ、この座席なんですがシートピッチは意外に広いのでその意味では割と快適ですw

さて、16時8分。釧路行きの普通列車はゆっくりと根室を出発しました。さようなら根室…日本最東端の地。とても楽しい、良い思い出をくれた街でした…ありがとう!!

それにしても、旅先で訪れた地を去る時のこの寂しい気持ち。こればかりは何度旅を重ねても全く馴れませんね…。


次の東根室でかなりの乗客がありました。もしかすると最東端の駅を見学するツアーとか、そんな団体客だったのかもしれません。

ぼーっと車窓を眺めたり、たまにうたた寝したり…そんなキハ54での旅。途中、どこかの川のせせらぎをエゾジカが走っていく光景も見られました。さすが北海道…ホント北海道凄いとしか言えません。


ところで…この帰りの旅で僕はとてつもない失敗をやらかしてしまいました。ええ…どうやら…切符を紛失してしまった様ですw

根室→千歳の片道切符。約7000円と言う痛過ぎる余分な出費をする羽目に…。

僕は旅先で切符を失くすのが怖いので基本、常に財布の中に入れる様にしているのですが、でもなぜかこの時だけ、根室駅の改札をくぐる時にパンツのポケットに入れてたんですよね。

それもその後ですぐに財布に移せば良かったのにそれをしなかったから…だから恐らく、どこかでポケットから落としてしまったのでしょう。完全に自分のミス。

旅に出ると何かしらのトラブルは付き物ですが、それにしても今回のこのトラブルは痛かった…もっともまあ、行きの切符(名古屋→札幌)じゃなかっただけマシだと思うべきかもしれませんww

行きの切符とか新幹線グランクラスの切符紛失してたら…と思うと怖すぎるww


まあそんなトラブルがありつつも、なんとか釧路に到着。

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釧路到着が18時51分と、根室から2時間40分かかっています。往路に乗った快速ノサップよりも30分くらい時間かかってますね…どちらにせよ、根室は遠い…。


時間も遅いので駅を出てそのままホテルへチェックインします。

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本日の宿は釧路ロイヤルイン。駅からとても近い場所にあるのでアクセス抜群。清潔で綺麗なシティホテルと言った感じです。


さて、それでは…飲みに行くとしましょう。

釧路の街は駅前にはビジネスホテルなどが点在しているものの、飲食店があまり無いんですよね。釧路川の方へ歩いて行ったところへ飲み屋街があるみたいなのでそちらへ向かってみます。

何気にホテルから結構遠い…歩いて15分くらいかかります…w


そして本日選んだのがこちらのお店。

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ワインバー・カゼッタ・イーノさん。飲み屋がずらりと立ち並ぶ中にひっそりと佇む、隠れ家的な雰囲気のワインバーですね。

ところでこちらのお店がなかなかたどり着くのに苦労しました…ネットの地図を頼りにして行ったのですが地図に書かれている地点まで行ってもそれらしいお店は無く…最終的にはお店に電話してそれでたどり着くことが出来ました。

後でお店の方に聞いたのですが、ネットのグルメ系サイトなど(ぐ○なび等)に載っている地図がことごとく違っているらしいです。勿論こちらのお店が頼んで載せたものでもなく、どこに苦情を言えば良いかも分からなくて…と困っておられました…。


さて、カウンターへと座り、まずはスパークリングで乾杯!!

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ああ…これこれ、癒やされます~♪

僕が今回こちらの店を選んだのはとにかくもう、ワインが飲みたかったと言うのがあります。昨日一昨日と二日間日本酒が続いていましたからね。

どうしても旅行に行くとその土地の新鮮な魚を日本酒で…と言う食事になることが多くて、それはそれで勿論美味しいし大好きなんだけど、でもやっぱり僕はワインが一番好きなので…なので最近は数泊する旅行ならば一晩はワインの日を設ける様にしていますw


続いてお通しが出てきたのですが…これが洒落ています。

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サラダ風ミラノサンド、とでも言いましょうか?

ところで僕は基本、肉が全く食べられないんですよね。なのでこちらの皿も最初は野菜とパンだけ頂こうかと思ったのですが…試しに生ハムに手を付けてみたらあら不思議、美味しく食べられるじゃないですか!!

不思議なことにこちらの生ハム、全然ケモノっぽさが無かったんですよね…勿論パンや野菜と一緒に食べて中和されたと言うのもあるのかもしれませんが、多分店のご主人が相当に吟味されて良いもの使われているんじゃないかなぁ…と。


昨日一昨日と魚系ばかり食べていて野菜を欲していたのでバーニャカウダを注文。

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ああ…野菜の澄み切った美味しさが身体に染み渡ります。野菜をバーニャカウダソースにつけて食べるだけの単純な料理なのに、どうしてこんなに美味しいんだ…。

魚系が続いた後に食べる野菜の美味さ。人間ってもしかすると動物食よりも本当は植物食の方が本来の食性なんじゃないかなぁと、そんな風にも思ってしまいますね。


ワインは白ワインを続けて2杯。まずボミーノビアンコと言うイタリアの白。サッパリとして果実味豊かでいかにもイタリアらしいワイン。そしてソアーヴェ。これはもうイタリアの白って感じで安心する味ですねw

こちらのお店はイタリアワインを得意とされているようで、メニューを見るとボトルワインにもグラスワインにもイタリアの様々なワインがずらりと並んでいます。


ワインを飲みつつ、チーズ盛り合わせを。

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ブルーチーズに白カビのチーズ…色々載っていますが変わっているのが右のチーズ。一見サキイカみたいに見えるんだけどなんとこれ、ロシアのスモークチーズらしいです。歯ごたえもサキイカみたいで面白い。実にユニークなチーズです。


ここでワインを赤ワインへ。

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カンポフィオリンと言うイタリアの赤。これが最初口に含んだ時は少し酸味が強いかなと感じたのだけれど、でもチーズと一緒に合わせるとふわっと口中に甘さが広がってとても美味しい。


そしてもう1杯。シチリアのバルドリーノと言う赤ワイン。

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すごく果実感に富んでます。ボディはそんなに重くはなく、むしろ軽やかですらあるんだけれど深みのある、そんなワイン。そういう意味ではちょっとピノ・ノワールに近い印象も感じました。


そしてワインを頂きながら…メインディッシュに頼んだのがピザ!!

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ふわっふわ、もっちもち生地のピザ。具はアンチョビ×トマト×チーズと言うごくごくシンプルなピザなんだけれど、シンプルゆえの美味さと言いますか。これ食べながら飲むイタリアの赤ワイン、もう最高としか言い様がありません…!!


こうして飲みながら、カウンター越しにお店の方と色々お話を。なんでも本当は明日、釧路はお祭りがあってそちらを見ていくと賑わっていて楽しいとか、色々と有用な情報も頂けました。

ああ…明日の予定をまだ決めていなければ、あるいは日程に余裕があればお祭り見ていくのも面白かったかもしれません…でも既に明日の予定はきっちり埋まっちゃっているんですね…。


ともかくこちらのワインバー、カゼッタ・イーノさん、隠れ家的な雰囲気ながらもアットホームでくつろげる、とても居心地の良いお店でした。釧路でワインを楽しむのならば是非、オススメしたいお店だと思います。

こうして美味しいワインに酔って…釧路の夜は更けていきます…。


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