2016年7月・北海道「日本最東端」の旅(10)
2016年 09月 23日 (金) 20:49 | 編集
- 四日目(前編)・釧路湿原でカヌー体験 -

旅行四日目の7月22日(金)。天気は曇りがちですが雨が降ったりと言うことは無さそうです。この日は釧路湿原へ足を伸ばしてみることとします。

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ホテルで朝食を済ませ、釧路駅へとやって来ました。


僕が乗るのは釧路を9時03分に出発する快速「しれとこ」。

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車両は根室への往復でも乗車した道東でお馴染みのキハ54ですが、なんとこの「しれとこ」はヘッドマーク着用だったりします。

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車内は転換クロスシート。一昨日の根室へ行く際に乗ったものと同じタイプですね。


さて、出発時には車内は結構な乗車率になっていました。やはりこの列車で釧路湿原方面へ向かう人が多いのでしょうか。さすがにそのまま網走まで乗り通していく人は稀だとは思いますが…。

そして驚いたのがこの「しれとこ」、なんと出発時の車内アナウンスの際にオルゴールが流れます。昔の長距離列車ではよく流れてたあの懐かしい音色…曲は「アルプスの牧場」の様ですね。

それも電子音っぽいやつじゃなく、昔ながらのきちんとオルゴールの音色だったのがもう泣けます…泣かせます。これはおっさん鉄ヲタならもう幼少時分を思い起こして涙モノです…w


列車は釧路を定刻に出発すると快速らしい走りで釧網本線を駆けていきます。道中、釧路湿原沿いに走っていく区間もあるのですが正直景色はほとんどが草の生い茂った原っぱと言う感じでどこまでが湿原なのかよく分かりません。

また、列車の速度もそれなりに速いのもあってやはりどの辺りが釧路湿原なのか分かりません。まあこの辺りに関しては、帰りの列車でじっくり見てみることにします。帰りはきちんと、釧路湿原を楽しむ為に作られた観光列車に乗る予定なので…。


釧路を出て30分ほど。9時32分に塘路駅に到着です。

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ロッジ風の駅舎にはでかでかと「湿原に出会える塘路駅」と書かれています。いかにも大自然の入り口にある駅と言った風情が漂っていますね。


さて、釧路湿原での楽しみ方は色々あると思いますが…僕はどうせならと、カヌー体験をすることに決めていました。カヌーなんてもちろん乗ったことはありませんが、でもせっかくここまで来たのならば他でなかなか出来ないことをやってみるのも良いかな…と。

釧路湿原の観光ではカヌーは結構メジャーな様で、カヌー体験を行っている施設がいくつもあるみたいです。その中で僕は今回「塘路ネイチャーセンター」さんに予約申し込みをしていました。

駅を降りるともう、ネイチャーセンターの方が車でお迎えに来られています。早速挨拶をして車に乗り込んで出発。まずはネイチャーセンターの事務所の様な場所へ連れてこられました。

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駅からここまで車で10分ほど。この事務所の辺りまで来るともう辺り一面うっそうと緑に包まれていて周りはもうホント大自然って感じです。

車の中では迎えに来て頂いたガイドさんから「夏になると運動系の方たちがこの湿原の辺りへ合宿に来ますよ」など、色々と興味深い話を聞かせてもらいました。なるほど…確かにこの釧路も昨日訪れてた根室に負けず劣らず涼しいのでスポーツの夏期合宿に良いのかもしれません。

事務所で書類等に記入をして改めて申し込みをして…そして、出発です。再び車に乗って今度はカヌーを下ろすポイントまで。塘路湖と言う湖の一角からボートを下ろす様ですね。


さて、到着しガイドさんが二人がかりでカヌーを車からおろしてそして湖へ…ガイドさんの一人は再び車に乗って走っていきます。ゴール地点で待っていると言うことなのでしょう。そしてもう一人残ったガイドさんが僕と一緒にカヌーへ乗り込みます。

カヌー体験と言っても一人で漕ぐのではなく、プロのガイドさんが一緒に乗ってくれるので初心者でも未経験者でも安心と言うわけです。実際、ほとんどガイドさんが漕いでくださるので乗っているこっちはあまり真剣に漕がなくても別に問題なかったりします(こら)


カヌーに乗り込んで、まずは湖の真ん中へと漕ぎだしていきます。

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この塘路湖、結構大きな湖です。なにしろカヌーなんて乗るの始めてですし慣れないので、湖の真ん中まで来るとちょっと怖くなってきますね…落ちたらどうしようとか、考えてしまいます。

実際にはガイドさん同行だしライフジャケットも着用しているので何も問題無いのですが…w


そのまま湖を突っ切って対岸へ。

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そして釧路川へと入っていきます。ここからが釧路湿原のカヌー体験、いよいよ本番ですね。


川に入ってすぐ、カモの親子連れに遭遇。

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ちょこちょことを親ガモの後をついで泳ぐ子ガモ達がとてもキュートで愛らしいです。でもこの時ガイドさんが、子ガモの数が何日か前より減ってるとか不穏なことを仰ってた様な…まあ、色々天敵もたくさんいるでしょうしね。


続いて、釧網本線の鉄橋の下をくぐります。

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カヌー自体初めてなのに、更に列車の橋の下をくぐるとかもう初体験てんこもりですよ。


川をずっとカヌーで下っていきます。

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湿原の中の川下りと言っても、あまり湿原と言う実感は沸きません。川の両側には常に木が茂っていて、いわゆる一般的に湿原と言われて想像するものとはちょっとイメージが違うのかも。

湿原にも色々な種類があるみたいなんですよね。この辺り、ガイドさんも色々説明されてましたが…詳しいことは忘れてしまいましたw


そして風景が、一見ずっと同じ様な風景に見えても実は微妙に変化していくんですよね。まず川自体なんですが、基本的に流れは本当にゆるやか穏やかです。だから初心者でもカヌー体験が出来るのでしょう。

ただ、穏やかながらも色々と変化に富んでいて、川幅は場所によってかなり変わりますし、ところどころで支流と合流したりと言うこともあります。合流地点では水の色が違っていたりするんですよね。

そして周りの木や植物。木なんかは場所によって生えている種類が全然変わっていくんですよね。これはホント見ていくとその変化が面白いです。


さて、釧路湿原と言えば動物たちの楽園、でもあります。

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岸辺にはエゾジカ。のんきに草を食べています。そして時折こちらをちらちら見てきたりもするのですが、こちらが危害を加える相手でないと分かっているのかかなり安心、リラックスした雰囲気なのが伺えます。

ガイドさんの話では例えばヒグマなんかは釧路湿原の周りの山々にはいるけれども湿原内にはほとんど入ってこないとのことで、またキツネなどの動物類も同様にあまりいないそうです。

つまり、草食獣のエゾジカにとっては非常に居心地の良い環境だと言えるのかもしれませんね。


そして鳥類。肉食の獣がほとんどやってこないと言うことで釧路湿原内は野鳥たちのパラダイスだったりもします。実際、僕もこのカヌー体験の間にかなり色々な鳥達を目撃しました。

中でも猛禽類の姿が本当に豊富。オオタカとハヤブサとハイタカを1羽ずつ、そしてオジロワシを5羽以上目撃することが出来ました。残念ながら場所が遠くて写真には撮れませんでしたが…。

(1枚、オオタカが木に留まっているのは一応撮れたのですが…判別が難しい写真ですw)

しかしオジロワシなんて本当はものすごく貴重で珍しい鳥のハズなのに、昨日の根室と合わせるとかれこれもう10羽近く見ていることになるので、実は道東ではトビくらいにコモンな鳥なのでは…と思ってしまいますw


あと魚たち。当然、カヌーの上から魚が泳いでいる姿なんかは見られないですが、ガイドさんに伺ったところ塘路湖にもこの釧路川にもやはり色々な魚がいるみたいですね。

塘路湖では冬になるとワカサギ釣りなんかも出来るのだとか。そして北海道の巨大魚として有名なイトウなんかも棲息しているみたいですね。


カヌー体験の途中にはこんな一コマも。

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釧路川沿いに釧網本線が通っていて、ちょうどそこを観光列車のノロッコ号が走っていきました。緑の木々の中を緑色の列車が走っているので保護色みたいになっててちょっと見つけにくいかもですがw

このノロッコ号、後で乗る予定なので楽しみです。


こうして、ゴール地点に到着。

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ゴールに着くと、先程の車で走っていったガイドさんが待っていて、カヌーに乗っていたガイドさんと二人でカヌーを岸へ引き上げ、瞬く間に片付けていきます。

プロだから当然なのかもしれませんが…ホント速いんですよ。あっと言う間にカヌーを車の上へとセットしちゃいます。


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そして僕も車に乗り込み…塘路の駅まで送って頂きました。ここでガイドさん達とお別れ。お礼を言って、向こうからも「良い旅を」とお別れの挨拶…ありがとうございました!!

このカヌー体験、料金は1人だと若干割高になって2万円と決して安いものではないのですが、送迎時間含めて約3時間、その間ガイドさんつきっきりなので釧路湿原を実にたっぷりと堪能出来ます。

カヌーに実際乗ってる時間が大体2時間ちょっと位なのですが、その途中でコーヒーブレイクなんかもあったりします。ガイドさんが船上でコーヒーを淹れてくれるので、ものすごく本格的なアウトドア体験している気分になれますw

釧路湿原の楽しみ方としては、非常にオススメだと思います。特に自然とか、動植物に興味のある人ならば是非やってみる価値はありますね。


ただ、川の上は結構寒い…です。なので服装は結構しっかりと準備した方が良いかもです。風をさえぎるウィンドブレーカー的なものがあった方がオススメですね。

さあ、カヌー体験は終わりましたが…まだまだ釧路湿原を楽しんじゃおうと思いますよ!!


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