2016年7月・北海道「日本最東端」の旅(11)
2016年 09月 28日 (水) 08:15 | 編集
- 四日目(中編)・くしろ湿原ノロッコ号 -

釧路湿原をカヌーの川下りでたっぷり楽しみましたけれど、まだまだ時間はあります。と言うわけでまずは駅に隣接しているお店でレンタサイクルを借りて、これで釧路湿原の周りをちょっとサイクリングしてみます。


自転車でちょっと走って行くとこんなものを発見。

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看板が2つ。右の看板には「ウライヤ遺跡越善地点」とあります。遺跡の発掘場所か何かでしょうか。しかし個人的にはそれよりも左の大きな看板の方が気になって仕方ありません。

「塘路終末処理場」

うん、「終末処理場」って言う文字とか言葉の響きがすっごく怖いよね。いやまあ終末処理場って要は下水処理施設のことなんだってのは分かってるんだけどさ、でも「終末」て言い回しにしちゃうのがすごく怖いですw


さて、更に自転車を走らせます。この釧路湿原には湿原を見渡せる展望台が幾つかあると言うことで、その中でも最も駅から近いサルボ展望台と言うところへ行ってみました。

駅から自転車で10分少々。そこから細い山道を更に10分ほど歩いて登っていくと展望台があって、目の前にパッと景色が開けます。

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一段高いところから見下ろす釧路湿原の風景、それは見事なものでした。

ただ…この展望台まで登るための山道。それが本当に細いけもの道と言う感じで、辺り一面がうっそうと木々に覆われていて、いわば山の森の中を歩くような感じになるので…ぶっちゃけ怖いです。

いや何が怖いって…もしヒグマとか出てきちゃったらどうしようとホント気が気じゃありませんでした。なので山道を駆け足で登って展望台に着いたら風景を急いで眺めて写真にささっと収めて再び駆け足で降りると言う…w

ちなみに、勿論ヒグマには出会いませんでしたけどキタキツネには会いました。山道を登っていく途中で目の前20メートル程先に赤茶色の、ふわふわしたしっぽの動物が横切っていったんですよね。やはり北海道は自然の動物たちがたくさんいますね。


さて、そんな感じで展望台で風景眺めたり、サイクリングを楽しんだ後は再び塘路の駅へ。ここから釧路へ戻っていくことになるのですが、ただ戻るんじゃあ面白くありません。これより釧路湿原を走る観光列車・くしろ湿原ノロッコ号へと乗車します。

駅で待っている間に近くのお店で買ってきたいも団子で軽く昼食。

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北海道ならではのジャンクフードと言った感じが楽しいです。甘辛いタレの味はみたらし団子なんかによく似てるんだけど、そこに胡椒が効かせてあるのがちょっと変わってました。


そして時間が14時をちょっと回ったくらいでしょうか。塘路駅のホームにくしろ湿原ノロッコ号がゆっくりと入線してきました。

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塘路駅は駅のすぐ隣にちょっとした展望スペースがあるので、こんな感じに塘路駅に停まっているノロッコ号の全景を見渡すことが出来たりします。


下に降りて見るとこんな感じ。

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グリーンに塗られたDE10ディーゼル機関車が、同じくグリーンに塗られた客車を牽引しています。機関車の先頭には勿論ヘッドマークが!!


駅のホームへと入り、そこからノロッコ号を見てみましょう。

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ディーゼル機関車に引っ張られる側と逆側、釧路方面の先頭車両には運転台が付いています。釧路へ向かう際には動力は最後尾のディーゼル機関車を使用しつつ、実際の運転制御はこちらの先頭車で行うと言う形みたいですね。


さあ、列車に乗り込みましょう。このノロッコ号、使用車両は50系客車の5両編成で、塘路寄り先頭車両はほぼオリジナルの面影を残した自由席車両、残りが大改造された指定席車となっています。勿論、指定席車両をチョイス。

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木製のベンチシートがずらりと並んだ車内。床も全て木製となっていて、天井のライトの造りと合わさってどこかレトロで懐かしいイメージの車内となっていますね。


座席は通路を挟んで配置が大きく分かれています。

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片側は大きなテーブルを囲んだ向かい合わせの座席で、もう片側は窓の方を向いた座席。ちなみに窓を向いた座席は背もたれの位置を逆転させて逆方向を向くことが可能になっていますね。

そしてこの配置だと一見、窓を向いた座席側の方が景色が良さそうに思えるのですが、実はメインで釧路湿原の良い風景を眺められるのはテーブルの付いた向かい合わせの座席側なので注意が必要ですw

あと、客室を見ると窓がやたらと大きいのが分かりますが、この窓は全開に近いくらいに開けっ放しにすることが出来ます。そうするといわゆるトロッコ列車みたいな風情が味わえるんですね。


さあ、時間は14時45分。僕を乗せたくしろ湿原ノロッコ3号はゆっくりと塘路駅を出発しました。さっそく窓を全開にしてやると風が気持ちいいです。

勿論この釧路湿原の辺りは夏でも気温が低いので、これが列車のスピードが上がると寒く感じてしまうのでしょうけど、ノロッコ号はその点安心。その名の通り非常にのろのろとゆっくり走るので、風が冷たく感じることはありません。湿原の空気をたっぷりと味わえます。


車内には車販コーナーもあります。ちょうど僕の乗った車両が車販のある車両だったのでグッズだとか色々と購入。

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あと、ノロッコ号特製のミルクプリンを買ったのですが、これがとても濃厚で甘くて美味。やっぱり北海道は乳製品が美味しいですねw


そうしているうちに列車は釧路湿原の中でも最も景色の良いところへとさしかかります。

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釧路川に線路がちょうど沿うようにして走っている部分ですね。先ほどカヌーから線路を走っているノロッコ号を眺めましたけど、今度は逆にノロッコ号から川を見る形となります。

そう言えば、朝塘路へ向かう際に乗った快速しれとこはスピードも結構出していたので、こんな風に釧路川に沿う部分があったかどうかも分からず終いでしたけど…その点ノロッコ号はゆっくりと走ってくれて車窓をじっくり楽しめるのが良いですね。


そして15時33分。塘路を出て45分ほどで終点、釧路へと到着しました。

201607hokkaido194s

くしろ湿原ノロッコ号の旅、釧路湿原の風景と空気を存分に味わえる、実に楽しいものでした。釧路観光の際には是非乗ってみる価値がある列車かと思います。


さあ、この日の日程はここで終わり…ではありません。これより千歳へと向かいます。


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