2017年1月・能登半島「観光列車と美食」の旅(7)
2017年 02月 17日 (金) 05:31 | 編集
- 三日目(前編)・ 再びの観光列車「のと里山里海号」 -

1月23日(月)。天気は朝から良い感じに晴れています。今回の旅も三日目となりました。

朝起きて、まずはホテルで軽く朝食を済ませます。それから輪島の街へ。輪島は朝市が有名とのことなので、せっかくなのでそれを観に行ってみることにします。

ところで外に出てみると、昨夜降っていた雪が路面で完全に固まって、カチンカチンに凍っていて道路がつるつる滑る…普通に歩いているだけでも転びそうでヒヤヒヤしましたw

さあ、やって来ました輪島の朝市。

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この時点で時間は8時を回ったくらい。朝市の賑わいを楽しむにはまだ少し早かったのかもしれません…一応道路の両側に露天が並び、営業始めているところもちらほらありますが、お客さんの通りもまばら…。

大体の店が8時に始まるとのことなので、始まってから1時間、9時前後くらいにやって来た方が賑わいが楽しめて良いのかもしれませんね。まあ、この後のスケジュールだとかもあるので致し方ありません。


朝市を観終えた後はホテルへ戻り、そして荷物を持ってタクシーで輪島の駅へ。輪島のバスが出発するところは元々、のと鉄道の輪島駅があったところで、今はバス停と道の駅や観光案内所などがあるのですが…。

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一角にはこんな風に線路と踏切、それにホームまでが残されていて、今でも向こうからのと鉄道のディーゼルカーが走ってきそうな、そんな錯覚に囚われます。

それにしてもこのホームにある駅票、輪島の次の駅が「シベリア」って一体…?w


輪島からバスに乗って40分ほど。昨日も降りた穴水駅へとやってきました。

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今日はこれからのと鉄道に乗って和倉温泉へと向かうのですが、まだ列車の発車まで時間があるので駅構内などをあれこれ見て回ります。この穴水駅、実は構内に鉄道好きなら見るべきものがあるんですよね。


それがこちら…のと鉄道にかつて走っていたパノラマカー「のと恋路号」!!

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穴水駅の0番線ホームには、かつて…もう今から15年も前に急行「のと恋路号」としてのと鉄道を走っていたNT800形気動車が静態保存されているんですね。

この車両、生で観たのはもちろん初めてです…窓から車内の様子も観たのですが綺麗に手入れされていて、未だに現役でも走れそうな、そんな印象を受けました。


NT800形の前にはNT100形気動車の姿も。

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こちらも昔、のと鉄道を走っていた車両ですね。こちらは一般車両として走っていました。


一方、営業列車が発着するホームの方に目をやると…。

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「花咲くいろは」ラッピング列車!!

このアニメ、観てなかったんですよね…だけどこうやってラッピング列車が来るとついつい写真に撮っちゃいますねw

そう言えばこの北陸の地って、このアニメを作成した制作会社ゆかりの地なのか、例えば富山県の城端駅なんかにも同じ制作会社のアニメのポスターが貼ってあったりしましたね…。


さて、僕が乗るのはこちら。昨日に引き続き、再度「のと里山里海号」に乗車します。

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ちなみに、この列車の向こう側には何やらデビルマンがラッピングされた列車の姿が…全くもって花咲くいろはとかデビルマンとか一体のと鉄道はどうなってやがるんでありますかww


さあ、それでは乗車します。昨日は乗客がいっぱいであまり車内の様子だとかを写真に撮れなかったので今日はじっくりと撮るとしましょう。

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のと里山里海号は2両編成で里山車両(NT301)と里海車両(NT302)で内装が異なっています。上のオレンジ色系が里山車両、下のブルー系が里海車両ですね。共に木材・木目調を多用し、レトロな天井照明などが良い雰囲気を出しています。

また、里山の方には売店等のサービスカウンター、里海の方にはトイレが設置されています。


里山、里海共に座席は3タイプのものが設置されています。まず、オーソドックスなボックスタイプ。

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向かい合わせの座席の間には木製のテーブルが設置されています。この机が引き出してやるとかなり大きくなるので、グループで何か飲食を楽しむのにもピッタリと言うわけです。

本日はこの、ボックスタイプの座席に座ってみましたが、なるほど…同じボックスシートと言っても旧国鉄形のボックスシートと違って造りがゆったりしていますし座り心地も良いです。さすがに改造車ではなく新造車だけのことはありますねw


海側を向いて設置された座席と、ソファータイプの座席。

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海側を向いた座席は、昨日僕が座ったタイプのものですね。ソファータイプの方は4~6人で座れるのでグループ客がわいわいやるのに良さそう。実際、昨日の列車ではここで酒宴をしているグループの人もいましたw


そしてこの「のと里山里海号」車内の随所に、能登半島の工芸品などが展示されています。

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輪島塗の漆器など色々と飾られています。

パーテーションも田鶴浜の建具が使用されているのだとか。

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蒔絵と思しき、美しい絵も描かれています。こちらはヤマセミでしょうか。

それにしても一昨日のべるもんた、昨日の花嫁のれんもそうでしたけど、最近の観光列車はこういった沿線の伝統工芸品を飾るのに力を入れていますよね。色々な意味で沿線との結びつきを大切にしようとしている、そんな姿勢が伺えます。


さて、僕の乗った「のと里山里海」52号は定刻通り10時46分に穴水を出発。これから和倉温泉へと向かって走ります。

ところで昨日乗ったのと里山里海号はゆったりコース、平日の今日はカジュアルコースとのことで、カジュアルコースの場合は普通運賃にプラス300円で乗れるのでてっきり何のサービスも付帯しないのかと思っていました。

が、これが違っていました。カジュアルコースでもきちんとアテンダントさんは乗車されていますし車内販売も行っていますし、ビュースポットでの一旦停車、それにアテンダントさんによる観光ガイドなんかもきちんと入るんです!! これには正直驚きました。

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昨日も眺めた、沿線随一のビュースポット・深浦漁港の風景。今日の方が空が晴れてより一層キレイな風景に思えます。ちなみにこの深浦漁港をこの位置からこうして臨めるのは列車ならではの特権、らしいです。


能登中島駅では昨日と同様に10分程の停車。なんと、アテンダントさんの案内で郵便車見学も昨日同様にやってもらえるんです。

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昨日も見学した郵便車ですけど、せっかくなので本日も見学。それにしてもこの見学ツアーまでやってくれるとは…これもうカジュアルコースと言いつつもゆったりコースとあまり変わらない気が…。

実際、ゆったりコースとカジュアルコースの違いはオプショナルの食事サービスがあるかどうかの違い位しか無いのかもしれませんね。

ちなみにこの郵便車のある能登中島駅、以前、缶コーヒーのBOSSのCMにも使われたことのある駅なんだそうです。


戻った車内ではあちこちを見学したり、アテンダントさんと雑談で盛り上がってしまったり…なんだかこの時、色々なことを話してしまいましたよ。なんでも昨夜訪れたフレンチのお店が実はアテンダントさんの知り合いのお店だとかなんとか…。

それとこの時、なぜか僕はアテンダントさんに同業者(鉄道関係者?)と思われたらしく…曰く、同業者の人は車内で観たり写真を撮ったりするポイントが違うんだとか。

そう言えば僕、昔山形鉄道乗りに行った時は駅の人に雑誌関係者か何かだと思われたらしいし…なんか素人っぽくないオーラでも漂ってるんですかねぇ?w


こうして車内を楽しみ、車窓からの風景を楽しんでいるうちに11時40分。のと里山里海号は和倉温泉駅へと到着しました。

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1時間弱の乗車時間でしたけど、濃密で楽しい時間を過ごすことが出来ました。

昨日・本日とこの「のと里山里海号」に乗車したわけですが、昨日はお客さんも多く観光列車ならではの賑わいを感じることが出来、また今日は僕を入れてもお客さんが4人くらいと少なかったのでゆったりと車内を観て回って楽しむことが出来ました。

結果的には日を変えて往復で乗ることで違った表情が観られて良かったなぁ…と。

この「のと里山里海号」も「べるもんた」や「花嫁のれん」に負けず劣らず、車内アテンダントさん達の暖かなおもてなしが伝わってくる良い観光列車でした。

改めて…のと里山里海号、ありがとう!!

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