2017年3月・特急「しまかぜ」で行く伊勢志摩の旅(4)
2017年 04月 13日 (木) 06:48 | 編集
- 二日目(前編)・マコンデ美術館 -

旅行2日目の3月23日(木)。天気はやや曇りがちと言った感じで、昨日の様な快晴とは行かない模様。とは言え、雨が降るようなことも無さそうなので別に構いません。

この日は鳥羽の辺りを色々と回ってみることにします。と言うわけでまず、ホテルをチェックアウトして、鵜方から近鉄電車に乗って鳥羽へ。

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鵜方から鳥羽までは近鉄の普通電車で大体40分くらい。少し早めに鵜方を出たこともあって、8時ちょっと過ぎには鳥羽に到着。


さて、この日はまず、「マコンデ美術館」へと向かってみることにします。マコンデ美術館があるのは二見の辺り。鳥羽からはバスで行くことが出来ます。

で、僕もこの時現地に来てから初めて知ったのですが、鳥羽の周辺のバスは普通の路線バスだけでなく、伊勢・鳥羽・二見の観光スポットを結ぶような形で走ってる「CANばす」と言うのがあるんですね。

時間的にも普通の路線バスよりもこちらを利用した方が便利そうなので、乗ってみることにします。

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派手なブルーのカラーリングが特徴の「CANばす」に乗って鳥羽から10分。池の浦のバス停へとやって来ました。ここが、これから向かうマコンデ美術館の最寄りのバス停となります。


池の浦バス停から歩くこと数分。やって来ましたマコンデ美術館!!

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インパクト抜群のでっかい看板が立っていますw

さて、このマコンデ美術館なんですが、何かと言いますと…アフリカの、タンザニア~モザンビークに住んでいるマコンデ族と言う部族の美術品を収集・展示している美術館なんですね。

実を言うとこのマコンデ美術館、僕は訪れるのはこれが初めてではありません。今から15年以上前に一度行ったことがあります。大変にインパクトのある、面白い美術館だったので今回、再度訪れてみよう…そう思ってやって来ました。


こちらがマコンデ美術館の建物。

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建物自体は小さな会社かあるいは事務所と言った趣きで、とても「アフリカ美術」なんてちょっと怪しげなものが展示されている美術館には見えませんw


さあ、中へと入ります。

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館内へ入るとすぐに、こんなインパクトのある彫刻が目に飛び込んできます。これ、外にあった看板に載っていた彫刻ですね。なんとも言えない、インパクトの有る造形。一度見たら忘れられそうにありませんw


館内は2F建てで結構広々としています。そしてずらりと並んだマコンデの彫刻品達。

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マコンデの美術品は黒壇を用いて創られた彫刻品が主流の様で、黒光りする彫刻品達が大小形も様々に館内には展示されています。

(美術館ですが館内は撮影OKです)


彫刻品だけでなく、こんな仮面が並ぶコーナーも。

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正直言って、ちょっとこわいw


マコンデの彫刻は黒壇が主流ですが、一角にはこんな鮮やかな彫刻も展示されていました。

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非常にユーモラスで独特な造形をしています。


また、2階展示室の一角にはマコンデではなく、パプアニューギニアの民俗品なども。

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仮面や神像などが展示されています。


では、この美術館貯蔵品の主流である、黒壇の彫刻をもう少し色々と見てみましょう。

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「チョースケ」と名付けられたこちらの彫刻は、なんでもこの美術館のオーナーさんが一番最初に入手したマコンデ美術の作品だとか。この美術館にとって記念すべき品、と言うことですね。

ちなみに名前の由来は故・いかりや長介さん。この彫刻品のユーモラスな表情がどことなく似ているから、そう命名されたのだとか。


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こちらの像なんかもそうですが、ユーモラスな表情の男性像と言うのはマコンデ美術の一つの特徴なのかもしれませんね。


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かと思うと、こちらは写実的な若い女性の像。非常に西洋美術的なエッセンスを感じます。


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同じ女性像でもこちらはとてもシンプル、かつ抽象的なイメージ。この辺りは作家さんの個性、目指す芸術の形によって異なってくるところなのでしょうね。


たくさんの男性が一つになった様な形の像。

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こういう、群像的な作品もマコンデの彫刻品には多いみたいですね。


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無数の人のタワー。これ、シン・ゴジラの尻尾かと思いましたわw


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シェタニ彫刻。シェタニの語源はサタンで、マコンデに伝わる妖精の様なもの。シェタニもマコンデ美術にはよく用いられるモチーフの様で、様々な形のシェタニの彫刻が展示されています。


他にマコンデの彫刻のモチーフに多いのが飢餓や骸骨…この辺りはアフリカの厳しい気候、食糧事情を反映しているのでしょうか。あとは、愛とか性をモチーフにした作品も多いです。

例えばこちら。

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なんと「自慰をする骸骨」なんだそう。どうやったらそんな発想が出てくるのか。日本人にはまず思いつかないセンスではないでしょうか。


こちらの彫刻。

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「丸いシンボル」と名付けられてはいますが、もうどう考えてもアレです。モロにアレ。

全くこれじゃ、マコンデ美術館じゃなくてマンコデ美術館になっちゃうよ!!

性をテーマにした彫刻品の中には他にも、結構表現が分かりやすいと言うか直接的と言うか…そんな作品が多いのですが、でも不思議とあまりいやらしかったり下品だったりと言う印象はありません。

むしろユーモラスだったりどこか微笑ましかったり…そんな作品が多いように思います。この辺りは民族性だとかによるのかもしれませんね。


15年以上ぶりに訪れたマコンデ美術館でしたけど、前に訪れた時と変わらずに独特でマニアックで面白かったです。鳥羽の観光スポットとしてはマイナーですが、他とは一味違った鳥羽・伊勢観光をしたいと言う方には是非オススメしたいスポットですね。

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