2017年3月・特急「しまかぜ」で行く伊勢志摩の旅(6)
2017年 04月 26日 (水) 08:21 | 編集
- 二日目(後編)・旅のラストは伊勢志摩ライナー -

イルカ島、ミキモト真珠島の観光を終え、鳥羽駅へと戻ってきました。ここでお土産品などを買ったりして…そして帰途へとつきます。


帰りに乗車するのは鳥羽を15時02分に出発する特急。

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やって来ました。車両は伊勢志摩ライナーこと23000系。


この伊勢志摩ライナー、現在は黄色いカラーリングのものと赤いカラーリングのものとが運行しているのですが、本日のこの時間は黄色い方が運行されているみたいですね。

さて、僕はこの伊勢志摩ライナーも実は乗ったことが無かったので楽しみ。そう言えば近鉄特急って名阪特急のアーバンライナーなんかは割とよく利用しているんですが、伊勢志摩方面はあまり乗ったことがないんですよね。

それにしても伊勢志摩ライナー、登場から20年以上経っていますが、このシャープでスマートな前面フォルムは今見ても新鮮でかっこいいですね。


さて、乗り込んでみるとします。

今回、僕が乗車するのは名古屋寄り先頭車両のデラックスカー。近鉄の伊勢志摩ライナーとアーバンライナーには編成中に1両、デラックスカーがあるんですよね。通常の特急料金にプラス特別料金が必要にはなりますが、せっかくならばこちらに乗ってみたいものですw

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デラックスカーの室内。1+2の配置で大きなリクライニングシートがずらりと並びます。普通車両のレギュラーカーは2+2の座席配置なので、比べるとこちらは随分ゆったりとした印象。

床には全面絨毯が敷き詰められ、天井は間接照明。荷物棚下にも照明がありますね。

壁面の化粧板は木目…と言うか、ガチに木材を使用しています。

ちなみにこの伊勢志摩ライナー、近年で大幅なリニューアルを受けているんですよね。なので、この車内もリニューアル後の車内となっています。

リニューアル前は座席のカラーが鮮烈な赤系の色だった様ですが、ベージュ系と随分落ち着きのあるカラーへと変更されています。

壁面に木材を使用しているのはやはり近年のトレンドでしょうか。JR・私鉄問わず、各地の特急車両や観光列車では最近、列車内装に木材を多用するのが流行っていますよね。

また、車端部壁面には真珠のオブジェが飾られていたりするのが、いかにも伊勢志摩へ走る特急車両と言った趣きです。


実際に座席へ腰掛けてみるとしましょう。

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さすがに1+2の横3列配置なので横幅はゆったりとしています。でもシートピッチの方は1050ミリなのでさすがに「しまかぜ」の様なゆとりはありません。

いや、普通に考えれば1050ミリでも充分に広いのですが…なにぶん「しまかぜ」は1250ミリと破格のシートピッチですし、従ってリクライニング角度も大きく更にはマッサージ機能まで…。

その「しまかぜ」につい昨日乗ったばかりのことを考えると、どうしてもこちらの伊勢志摩ライナーのシートは見劣りしてしまうことは否めません。いや、普通に考えれば相当に高レベルな座席なんですけどねこちらも…。

座席の差異としては、「しまかぜ」はレッグレストがある代わりにフットレストが無かったのが、こちらは逆にフットレストあり・レッグレスト無しとなっていますね。

そう言えばアーバンライナーは近年のリニューアルで座席が新機構のゆりかご型の物に換装されていますが、伊勢志摩ライナーの方は座席の造り自体は従来のものと変わってはいない模様。


さて、せっかく初乗車の伊勢志摩ライナーなので他の車両も覗いてみることにします。

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こちらがレギュラーカー。いわゆる普通車扱い。2+2の4列配置でリクライニングシートが並ぶ室内はオーソドックスな特急車両と言った雰囲気ですね。

ブルーの座席がなかなかに鮮やかですが、登場当初はもっとカラフルだったんですよね。4色の座席がランダムに入り乱れている、そんな室内だったのを当時の鉄道雑誌とかで見た記憶があります。

近年のリニューアルでブルー一色となったみたいですね。


こちらはサロンカー。

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伊勢志摩ライナー独特の設備で、4人用・2人用のセミコンパートメント席が並んでいます。座席横に仕切りこそ無いものの、背もたれの後ろが各区画高く仕切られているのでそれなりのプライバシー感はありそう。グループ客で利用したら楽しそうな座席です。

ちなみにこのサロンカー、登場当初は喫煙車だったのですが、今回足を踏み入れてみた時にはタバコの匂いはまるで感じられませんでした。

タバコの匂いって染み付くので後で禁煙車にしても臭かったりすることが多いのですが…これには感心。リニューアルの際によほど丁寧に車両洗浄したのではないか、と思われます。


さて、伊勢志摩ライナーなんですが、鳥羽駅を出てから結構停車駅が多いです。主要停車駅には大体停まっていく感じで、いわゆる甲特急乙特急と言う区分けで言うと乙特急に近い感じなのでしょうか。

また、鳥羽を出た時にはガラガラだったデラックスカー車内ですが、宇治山田・伊勢市辺りで結構な乗客があって、いつの間にやら8割位の乗車率に…平日の昼間だと言うのにこの乗車率。なかなか凄いと思います。


伊勢志摩ライナー、実は前面展望もあったりします。僕の乗っているデラックスカーが名古屋寄り先頭車両なのでまさにその、前面展望が楽しめる車両。

と言っても客席からは見えず、デッキまで出ないといけませんが。

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運転室後ろのデッキへ行くと、こんな簡易パイプ椅子の様なものがあって、ここがフリーの展望スペースとなっています。


運転室との仕切りはガラス張りになっていて視界は良好。展望自体はむしろ「しまかぜ」よりもこちらの方が前面ガラスの形状上、良いかもしれませんね。

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運が良ければアーバンライナーなど、特急車両とのすれ違いを運転室越しに見れることも!!


伊勢志摩ライナーはこまめに停車していきます。元々は伊勢志摩の観光用として生まれたこの車両ですけど、こうして見ているとビジネス利用客も多いですね。四日市からの乗車など、短距離利用客の姿も見かけました。


そして16時37分。終点の名古屋に到着しました。

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これにて今回の旅の日程、全て終了です!!


元々、特急「しまかぜ」に乗りたいと言うことで急遽計画した今回の旅行でしたけど、「しまかぜ」は予想以上に素晴らしい列車でした。あれはいつかまたもう一度乗ってみたいですね。と言うか、今後伊勢志摩へ列車で行く際にはもう「しまかぜ」以外に考えられない様な…w

あと、今回みたいな1泊2日の旅と言うのも気軽で良いですね。もちろん、連休を取ってちょっと遠出して…と言う旅も良いのだけど、こういう割と近場での一泊旅と言うのも、もう少し色々とやってみようかな…と、そんな風に思ったりもします。

(終わり)


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