「まんがタイムきららミラク'17年6月号」感想。
2017年 04月 19日 (水) 09:25 | 編集
では、15日発売のきららミラク感想、行ってみましょうか。今月は16日が日曜だったのでいつもよりも1日早い発売日だったんですよね。


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・表紙
今月の表紙は「うらら迷路帖」。しかし今月の表紙、ミラクらしくない…と言うかこの作品らしくない表紙だなぁと見た瞬間に感じました。

多分それは千矢ちゃんの服装に起因するのでしょう。この作品って和モチーフの世界観で、千矢ちゃん初め登場人物も全員和装っぽい服装が多く、こんなオーバーオール着ている姿なんてまず作中ではお目にかかれないですからね…。

しかしこういう、現代的なファッションに身を包んだ千矢ちゃんも良いものですね。他のキャラでもこういう服装しているところ見てみたいです。

では以下、気になった作品の感想とかツッコミとか。


・うらら迷路帖
ニナ先生の暴言が…この人、こんなに暴言吐くキャラだったっけと言う位に今月は暴言吐きまくってた気が。まあそれだけ、ニナ先生にとって椿先生は気の置けない友人と言うことなのでしょうね。

まあ、ニナ先生の暴言はともかくとして、今月のこの作品とても良い話だったと思います。ノノちゃんが先生を目指して、それでニナ先生を助けるからその分ニナ先生には自分の修行を…と言う展開はほぼ予想通りでしたけど、それでもホント良い話でした。

姉思いなノノちゃんもですし、さりげなく友人に気を使っている椿先生もいい。ノノちゃんの成長が感じられるのも良かったです。

そしてオチに使われる佐久隊長…w


・桜Trick
ゆず×楓編クライマックス。と言うことで先月の続き、楓ちゃんの告白から…。

楓ちゃんのゆずちゃんへの告白、それは大体予想通りのものでした。彼女がゆずちゃんへ片思いしていると言うもの。ただ、その告白が「別れ」と言うのは予想外でした。

楓ちゃんはゆずちゃんのことが好き、だけどゆずちゃんが自分をそういう目で見られないことは分かっている。だから、気持ちを伝えて別れよう…。

でもゆずちゃんがそんなの、許すわけないんですよね。今回のゆずちゃんはこれまでの残念みかんさんじゃなくって男前でした。きちんと楓ちゃんの気持ちを受け入れてあげたんですよね。ただ、受け入れるとは言ったものの付き合うとまではいかなかったみたいで…。

その辺りはまだゆずちゃん、照れなのか抵抗があるのか。まあ、彼女はどう考えても桜Trick作中で唯一完全にノーマルな子ですし、親友だと思って接してた相手から好意伝えられて、受け入れることは出来てもそれ以上に…と言うのはなかなかすぐには難しいですよね。

とは言え、受け入れたと言うことは楓ちゃんの気持ちは薄々察していたと言うことでしょうし、そもそも気付いていたからあんな映画を作って見せたと言うことでしょうし、多分これ、ゆずちゃん落ちるの時間の問題じゃないのかな。

実際、最後のページのキスにしたって、楓ちゃんがほっぺじゃなくって唇にしちゃったらもうその時点で落ちていた様な気が…もっともその辺りは逆に楓ちゃんが意外にヘタレなので(ほっぺキスの後固まってるし)、そんなにすんなりとは行かないのかもしれません。

あとはゆずちゃんの学力、受験ですね問題は…果たしてゆずちゃん、楓ちゃんと同じ大学へ進学することが出来るのか。

それにしてもこのゆず×楓編。本当に上手にまとめたなぁと思います。ゆずちゃんのこれまでを考えてみるとすんなり付き合いだしてしまうのは流石にちょっと不自然ですし、かと言って楓ちゃんが不幸になるのは勿論避けたいところ。

楓ちゃんの告白を受け入れつつも付き合うのは保留、とりあえずはこれまで通りの2人の関係なんだけれど多分そう遠くないうちに付き合い始めちゃうんだろうなぁ…と読者に思わせる、実に上手い落とし所だと思います。

さあ、あとは今回の話。受験や進路と言うのが大きなテーマとして出てきました。中でも春香ちゃんの進路。

皆がそれぞれ、お互いの大事な人と同じ進路を選んだと言うことで何やら春香ちゃん、思い立った様なんですけどこれって…まさか、優ちゃんと同じく調理師専門学校を目指すとかそんなつもりなのでしょうか。

さすがにそれは周りから止められそうな気がしますし…おそらくなんですが、最終的に春香ちゃんは優ちゃんと違う進路を目指すことになりながら、その中で本当の自分の気持ちに向き合っていく。今後のこの作品の大きな話の流れとして、そんな感じになっていくのではないでしょうか。


・サイエン テイスト/science taste
「ミソニノミコト」のPAPA先生の新作ゲスト読み切り。全体の話の流れ、そして最後のオチと最初が繋がっていると言うこのループ…上手い構成しているなぁと感心しながら読んでいました。

これ、連載を意識した作品と言う感じではないけれど、逆に一話限りの読み切りとして考えると物凄く良く出来ていると思います。4コマ各話毎のサブタイトルが上ではなく下に付いていると言うのも変わっていて面白いですね。

何から何まで風変わりで、ミラクの読み切りゲストならこういうのを是非やってもらいたかったんだ…そう思える作品だったと思います。


・お願い!ロイヤルニート
先月の話では打倒・久遠寺さんに燃える皆を見て困惑していたハズの桜花ちゃん、今月の話で皆の意見が変わってくると逆に拗ねたり一人で打倒に燃えたりとか割と面倒くさい子ですねこの子w

まあ、皆の手のひら返し様見てたら気持ちは分からなくもないですが…しかしこうして見るに久遠寺さん、本当に超絶スペック高いしイイ子ですね。まあ、桜花ちゃん大好きっぷり部分を見るとどうしようも無いヘンタイさんな気もしますが。

そしてまさかのオチで出てくる桜花ロイド…今月はさすがにもう引っ張らないかと思いきやこんな形でオチに使うとかホントずるい!! 桜花ロイドまで引きこもったと言うこのオチはズル過ぎます!!


・がんくつ荘の不夜城さん
「やさしい新説死霊術」の鴻巣覚先生の新作ゲスト読み切り。女性漫画家さんと女性編集者さんのやり取り…と言う作品なのですが、そう言えば無印きららの「〆切ごはん」なんかもそういう組み合わせの作品ですよね。

でも現実にあり得るのでしょうか、作家さんも編集者さんも可愛らしい女の子って。可愛い女の子二人がきゃっきゃうふふしながらの打ち合わせって。こらそこ、ファンタジーだから気にしないとか言わない!!

しかし漫画家の不夜城さんと編集の羊ヶ丘さん、良いコンビですよね。メガネで長身、おっぱいぼよーんで引きこもりな不夜城さんとロリっ子で丁寧口調かつちょっと無礼な羊ヶ丘さん、見た目的にもキャラ的にもとても良いバランスです。

あと、60ページのネクロマンサーネタには笑いました。ネタがあまりにもメタ過ぎるww

今回は前作と違ってファンタジー界ではなく現実世界のお話でしたけど、しかし背景描写の無駄なまでの丁寧さは相変わらず。絵も内容も全般的に非常にハイクオリティーだったと思います。是非とも続きを読みたいですね。


・ビビッド・モンスターズ・クロニクル
うーん、さすがにライアさん仲間にはならなかったか。とは言え、やはり親衛隊の皆さんはライアさん置いて逃げたりはしなかったですし…と言うか成り行き上結局一緒に戦っちゃってますし、またどこか別の場所で再会しそうな、そんな気もしますね。

しかしライアさん…ミスって一度ドラゴンにやられてますよね。これ、親衛隊いなかったらアウトだったんじゃ…w


・まちとびカルテット
奏ちゃんが「まちとび」になるための選定の儀に合格して水の能力を得たりと結構な急展開。これは連載化を見据えた展開…てことで良いのでしょうか。個人的にはミラクに実によく合う作風なので是非とも連載で読んでみたいですね。


・また教室で
ゲスト作品。作者の吉北ぽぷり先生は何かのアンソロだったり同人誌だったりでよく名前お見かけする方ですね。僕も艦これの天津風ちゃんの同人本(全年齢)だとか持ってますw

さてこの作品、学校に初登校した芸能人の少女と、友人になった少女とのお話。主人公の設定こそ少し捻ってあるものの、あとはきららによくある学園日常モノと言った雰囲気ですが、逆にそれが良いですね。

僕はミラクの王道作品は他誌にあまり無いちょっと捻ったファンタジー系だと思っていますが、その中でこういうオーソドックスな学園モノがあると箸休め的な感じでホッとします。連続掲載とのことなので次月にも期待したいですね。


・広がる地図とホウキ星
ファンタジー系の世界観に丁寧な作画と、いかにもミラク正統派と言う感じのこの作品ですけど、今月は妖精さんまで登場したりで更にファンタジー度が増した感があります。

それにしても屋外での実技試験最中にこんなアクシデントにまきこまれての大冒険…以前の遺跡の件と言い、どうも彼女らは何か「持っている」としか思えません。なにか凄い事に巻き込まれて大発見をしてしまう、そんな運の様な何かを。

これは先生ならずとも今後が「本当に楽しみな子たち」ですよね。


・となり暮らしのねこめがね
まえじま先生、新作ゲストで再登場…うーん、なぜに新作なのでしょうか。前作「きのあす日和」も前々作「拝啓、かしこ」もどちらもとても良かったのに…。

と、まあそれを言っても仕方がありません。さて今作は割と年齢層近めの2人の少女が主人公、隣人同士みたいですね。前作までと比べればかなりオーソドックスな設定にしてきたなぁと感じます。もしかして、前作までのあの捻った設定が一般受けしなかったのかしら…?

それにしても今作も、全編にそこはかとなく漂う百合っぽい空気感が良いですね。お互いに無いものを少しうらやましがったりしている様だとか…なんだろう、まえじま先生って、女の子同士の距離感と言うか絶妙な空気を描くのが凄い上手だなぁと思います。

とりあえず今作も連続掲載と言うことなので、次月も楽しみですね。


・ラストピア
雑貨屋さんについては、記者さんの先輩さんが察しが良いと言うよりも、雑貨屋さんから禍々しいオーラが出まくっているんではないかなと思いますw

それにしてもこの作品舞台の島って本当に何も無い島って感じなんですね。まあもっとも離島なんて大体どこもそんな感じかもしれませんが。でも、他に何も無くとも美しい景色に美味しい食べ物があれば、それって最高の贅沢だと思いませんか?


・あじさい*プラネット
前回の話で小春×秋乃に少し動きが見られましたけど、今回は晴奈×雨音…雨音さんの家庭の事情、一度実家に帰ってみることを勧める晴奈ちゃんと、その話は今度にしようとはぐらかす雨音さん。

水族館で、水槽の魚達を見ていた時の雨音さんの「こんな狭いところに閉じ込められて…」と言うセリフは自分自身の姿を投影しているのではないかな、と言う気がしました。

ともかくこの2人の関係性にも動きがありそうで、いよいよ作品が締めに向かって動き出しつつあるのを感じます。


今月は以上で。

ゲスト作品が非常に多い月だったのですが、しかしそのゲストのうち2つがミラクで連載経験のある作家さんの作品、なおかつ非常にハイクオリティと言うことで、全体的に満足度のとても高い号だったと思います。


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