勝沼町の「柑橘香甲州辛口」。
2017年 08月 11日 (金) 20:46 | 編集
では、先日・火曜の夜に開けたワインの感想日記、行ってみましょうか。

前回のワイン日記では日本産のワインを開けましたが、今回も日本産ワイン。偶然にも2回、日本産のワインが続く結果となりました。


山梨県勝沼町・盛田甲州ワイナリーさんの「柑橘香甲州辛口2016」

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地元の酒ゃビックで買ったもので値段は1,598円。甲州種のワインと言えば本場は勝沼と言うイメージありますが、このワインはしっかりとラベルに「勝沼産甲州種葡萄100%使用」と記載がありますね。

そして「限定本数5544本」とあります。限定品と言うことなんでしょうか? ただ、こういうワインの一般的な生産ロット数がどれ位か分からないので、この5544本と言う数字が多いのか少ないのかなんともw


さて、このワインですが「柑橘香」と謳われています。今まで何本か甲州種のワインを飲んだ個人的な感想として、確かに甲州種ワインには柑橘系のアロマ、フレーバーを感じるものが多い様に思います。

それをこのワイン、わざわざ「柑橘香」と謳うということは、他の甲州種に比べて一層柑橘系のニュアンスを強めた造りをしている、ということなのでしょうか。まあ、何にせよ飲んでみなければ分かりませんね。


さて、まずは抜栓。栓は成形コルクを使用しています。抜いた栓を嗅いでみると、青リンゴや柑橘などいかにも甲州らしいニュアンスの香りがあります。

グラスに注ぐと、色はごく薄め。レモンイエローと言うよりもほぼ無色透明に近く、まるでワインと言うよりも日本酒みたいな色合い。甲州種ってこれくらいに淡い色合いのワインが多いんですよね。

香りはなるほど…「柑橘香」とわざわざ謳っているだけあって、すっと胸のすくシトラス系のアロマがまず飛び込んできます。その奥に甲州種独特の、どこかツンとした雰囲気。

グラスの中で馴染ませてやると、ふわっと香りが広がって奥行きも感じられますが、どちらにせよ柑橘系のニュアンスが主体ですね。


飲んでみると…うん、かなり酸を強く感じます。カッチリとした酸があって、なおかつ甘みが極めて少ないので相対的に酸が強く感じられるんですよね。まるでブルゴーニュのアリゴテみたいな酸味だなぁと最初に感じました。

かなりレモン系の味わいをしっかりと感じ、それが柑橘系主体の香りと合わさってとても清涼感のある飲み口に仕上がっています。キリリと引き締まった、超辛口の甲州種と言った雰囲気ですね。


飲み進めると後口に少しずつピーチ系の風味が出てきますね。味の方にも徐々にピーチ系の甘い雰囲気が出てきます。これは時間経過で出てくるものなのか、それとも食事と合わせたりすることで味が広がってくるのかな…?


さて、甲州種と言えば和食との合わせ。この日のメニューは手巻き寿司。一度やってみたかったんですよね、手巻き寿司に甲州種。

魚の方が白身がカレイ、赤身にカンパチが用意してあったのだけど、まずはカレイ。これは全く問題なく合いますね。カレイって独特のクセのある魚なんだけれど、そのクセも、醤油の風味もまるで触りません。

勿論、日本酒みたいな合い方ではないけれど、でもこれが他の西洋種のワインだったら魚の臭みが出たり醤油と合わなかったりとかするのだけれど…甲州種だとそれが無いんですよね。

海苔とか酢飯とも全く問題なく合ってくれます。寿司の全てを受け止め、それをふくらませると言うよりはサラリと受け流すと言った感じでしょうか。

カンパチの方も全く問題ありません。青魚特有の臭みとかクセとか、そういうのが出ることもなく、脂をサラリと流してくれます。さっぱりとした後口になるので、これ、人によっては日本酒との合わせよりも好きかもしれませんね。

なるほど…例えばイクラやウニなどの魚卵系と合わせるとどうなるのかは分かりませんが、少なくともオーソドックスな魚のお寿司には全く問題なく甲州種のワインは合いますよ。

寿司は寿司、ワインはワインと言う感じで、お互いに干渉することなく、どちらの味も美味しく楽しめる、そんな組み合わせが甲州ワインと寿司なのだなと感じました。


甲州種ワインの可能性、また一つ見た気がします。他にも色々な和のものと合わせて楽しんでみたいですね。


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