2017年9月・レストラン列車乗り比べの旅(10)
2017年 11月 18日 (土) 06:11 | 編集
- 四日目(前編)・特急「ゆけむり」の旅 -

渋温泉の宿でのんびりと一夜を過ごし、9月20日(水)。天気は晴れ。今回の旅ももう4日目となりました。本日は昼前に長野へ出て、午後からはしなの鉄道の観光列車「ろくもん」に乗車予定となっています。


さて、まずは宿での朝食。昨夜と同じ個室の食事処へと案内されます。

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朝食も色々と出てきました。面白いのは焼き魚。奥にある七輪で自分で炙って食べるのですが、なんとそれがあまごの一夜干し。

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川魚の一夜干しを自分で炙って食べると言う体験、なかなかにそうあることではありません。山の宿に来たんだなぁと言う実感が湧いてきてなんだか楽しくなってきますねw


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あとは野沢菜の入ったおやき。こういうものが出てくるといかにも信州らしいなあって感じがします。これはそのままでも食べられるのだけど、七輪で軽く表面を炙ってやるとぱりっと香ばしくなってなお美味しいですね。

他には…お味噌汁が白味噌ベースなんだけれど、具に根曲がり竹とサバ缶が入っているのがとても変わっていて面白かったです。サバの缶詰をお味噌汁に入れると言う発想は全くなかったですね…!!


ご飯を食べた後は再び部屋でのんびり。布団に寝転がって持参した漫画雑誌を読んだり…温泉宿でひたすらごろごろしていると、なんだか非常にダメな旅行って感じがします。まあ、たまにはいいよねこういうのも…w


さて…のんびりしているうちに時間は10時半。名残惜しいですが、そろそろ出発します。部屋を出てフロントでチェックアウト…すると、宿の方がこんな折り鶴をプレゼントして下さいました。

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宿の方が折った折り鶴をこうやって宿泊客皆に向けて渡しておられるのでしょう。こういうちょっとしたプレゼント、なんだか心がこもっていて良いなぁって思います。

とにかくこの「春蘭の宿さかえや」さん、心尽くしのこもった、手作りのおもてなしが嬉しい良い温泉宿でした。渋温泉に行かれる方、とてもオススメだと思いますよ?


宿でタクシーを呼んでもらい、湯田中の駅へとやって参りました。

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そう言えば湯田中駅って昔は構内にスイッチバックがありましたけど、いつの間にか無くなってしまってたみたいですね。

調べたところスイッチバックが無くなったのは2006年9月、僕が前に湯田中温泉を訪れたのはその同じ年の5月だったので、ギリギリでスイッチバックを実際に見ているハズ、ですね…。


湯田中駅の改札前でホームが開放されるのを待ちます。周りには同じ様に並んで待っている観光客が何人かいますが、外国人の姿が多かったのが印象的でした。彼らの目にはこういう田舎の温泉街はどんな風に見えるのでしょうか?

列車が到着し、そして開放されたので改札を抜けてホームへ。


僕が乗車するのは湯田中を11時半に出発する特急「ゆけむり」。

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小田急のロマンスカー…ではありません。長野鉄道ご自慢の特急車1000系「ゆけむり」。

まあ、元は小田急のHiSEこと10000形なんですけどねw

外観は4両編成と短編成化された以外はほぼ、小田急時代のままですね。

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ただ、ドア横には元々はなかったエンブレムが。なにやらゆるキャラが描かれています。


さあ、車内へと入ってみます。

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先頭車の先頭部寄りのドアから入るとこんな感じに。向かって左側が展望室、そして右側が通常の客室となっています。通常客室はハイデッキ構造となっていて、その為客室へ上がるのに段差が生じていますね。

思えばこのハイデッキ構造が仇となってしまった部分はありますよね…昨今のバリアフリー対応の関連でハイデッキ構造のこの車両は小田急を追われて長野電鉄へやって来た、そんな一面はあるかと思います。


車内全景。

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客室内にはずらりと回転式クロスシートが並びます。ちなみにこの車両のクロスシートはリクライニング機構は備わっていないんですよね。

さて、この車両で一番の特徴はなんと言っても両先頭車に設けられた展望席。せっかくなので僕もそちらの座席へと移動してみます。

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こちらが展望室の全景。右側手前は運転士さんが運転室へ上がるためのステップですね。

同じ様に二階に運転席がある構造の車両でも名鉄のパノラマカーは車体の外側に運転室へ上がるステップがありましたけど、小田急の場合は車内にそれを設けているみたいですね。


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展望室の座席。座席自体は通常の座席と同じくリクライニングしないタイプのもの。ただ、リクライニングはしないと言っても最近の新幹線車両やJR東の特急車の様に直角な背もたれではなく、ほどよい傾斜が付いているのでなんら問題はありません。それにシートピッチも意外に広くて快適。

さて、本音を言えば展望席の最前列に座りたかったのですが…鉄っぽい3人組が最前列に先に座っていたので僕は2列目に。と言ってもこの「ゆけむり」の展望席、ゆるやかに傾斜があって後ろの座席からでも前面展望が問題なく眺められる様になっています。


定刻通りに列車は湯田中温泉を出発します。もっと展望席にお客が集中するかと思ったのですが…湯田中出発時に展望席にいたのは最前列の3人と僕、それにあとは外国人観光客が1人の計5人。まあ、平日ですしこんなものなのかもしれませんね。

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列車は信州の緑の平野を走っていきます。





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途中、確か信州中野の駅だったかな…駅に車庫があって、ゆけむり、スノーモンキー、それに通勤車両達と長電の車両が勢揃いしているのが見えます。


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思えばこういう前面展望の列車に乗るのも久々ですが、やはり良いものですね。時間が経つのを忘れて景色に見入ってしまいますw

あとは道中、車内にやって来た車掌さんにお願いしてグッズを買ったり…行きのスノーモンキーの車内でもグッズ買いましたけど、帰りのゆけむりでも当然買っちゃいますw


湯田中を出て40分かそこら。目の前にはトンネルが見えてきます。

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そしてそのまま地下に飛び込んで…ずっとそのまま地下区間を走っていきます。長野電鉄の長野駅近郊の数駅は地下区間になっているんですよね。

前面展望の列車でこういう地下区間を走っていくのはなかなかに貴重な体験。そして、個人的には幼少の頃に乗った名鉄のパノラマカーを思い出してしまいました。パノラマカーの前面展望席で景色を眺めながら、名鉄名古屋(当時は新名古屋)の駅に入っていく時のあの感覚…。


湯田中を出て50分弱。12時17分に「ゆけむり」は終点の長野に到着しました。

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思えば以前、東京に住んでいた頃に小田急のロマンスカーには乗ったことありますが、その時に乗ったのは確かEXEとRSEで、どのみちHiSEには乗れていなかったんですよね。

その時から数えて…随分と何年か越しにHiSEに乗ることが出来たことになりますね。それにしてもこの車両、こうして見ると可愛らしいマスクをしていますし、長野電鉄沿線のひなびた風景にもとても似つかわしいように感じます。

出来ればこの先も…末永く特急車として走り続けてくれると嬉しいですね。

小田急のHiSE改め長電のゆけむり…ありがとう!!

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