2017年9月・レストラン列車乗り比べの旅(13)
2017年 12月 03日 (日) 10:53 | 編集
- 五日目・軽井沢で美術館巡り、そして旅の終わり -

9月21日(木)。いよいよ今回の旅行も最終日となりました。天気は快晴。今回の旅行、出発日と翌日は台風が接近したり乗る予定の列車が運休になったりとかありましたが、それ以降はずっと天候に恵まれました。

朝起きて、まずは朝食。ホテルの朝食会場へと向かいます。

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朝食はハーフビュッフェのスタイルで、左の卵などが乗ったお皿はお店の方で作って持ってきてくれて、あとのパンやサラダ、ドリンクなどは自分で好きなものを取ってくるスタイル。どちらにせよ洋食中心のメニュー。

まあ、軽井沢のリゾートホテルで和食が出てきても場にそぐわない気がしますし、こういう朝食がいかにも軽井沢っぽい様な気はしますw

しかし部屋から朝食会場へ行くのに一旦屋外へ出る必要があるのですが、そうするとかなり寒い。やはり軽井沢は高原だけあって、朝はとても冷え込んでいるんだなぁ…と。

朝食を終えて部屋でしばしのんびり。そして9時半過ぎに出発します。今日は最終日と言うことで当然帰る日なのですが、午前中は軽井沢の美術館巡りをしてみることにします。


まず向かったのは「軽井沢型絵染美術館」。ホテルを出て駅の方へ少し歩き、途中で向かって左側の小道へと入って行きます。

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この小道が、木々に囲まれた閑静な小道で非常に良い風情。緑の中には別荘らしき建物も幾つか建っていて、なるほど、僕の思い描いている軽井沢らしい風景が広がっています。

そんな小道の中に現れる「型絵染美術館」。

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森の中にある小さな小さな美術館と言った感じ。この建物自体も良い雰囲気ですね。周辺の緑にすっかり溶け込んでいます。

まだ朝早く、開館間もない時間なためか閲覧客は僕一人。小林今日子さんと言う作家さんの作品を展示した美術館で、建物の一階には型絵の作品、二階には作者さんが世界各国で集められた民芸品などが展示されていました。

作品の中には「ワルプルギスの夜」なんてタイトルのものがあって、思わずちょっと反応してしまったり…いや別にまあワルプルギスの夜自体は本来はヨーロッパの行事で、別にあの作品うんぬんとかそういうオタク的なアレとは全然関係無いんだけどね…w


小さな美術館なので30分もかからずに閲覧終了。次へと向かいます。再び大通りの方へと戻ってやって来たのが「軽井沢ニューアートミュージアム」。

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軽井沢のこの辺りでは一番大きな美術館で、僕もこの日の観光のメインに考えていました。

が、残念なことにこの日は二階の企画展が入れ替え中で、見学出来たのは一階のフリーギャラリーのみ。まあ、このフリーギャラリーだけでもかなり面白かったんですけどね、前衛的な作品が色々と展示されていて。

なかでも、軽井沢の風景や人々をメッシュで立体的に描いた作品の数々は非常にユニークで興味深かったです。ただ、ギャラリーを兼ねているからか展示作品一つ一つに値段が明記されていたのがなんとも…ww


次に向かったのが「脇田美術館」。行ってみて気が付きましたがこの美術館、僕の泊まったホテルのすぐ裏側に位置していました。

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結構大きな美術館で、ドームみたいな丸い建物が印象的。美術館ってその展示だけじゃなく、建物の外観や内装にも特徴があるものが多いですよね。

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立派な中庭もあります。作品鑑賞の合間にこうして緑の庭が現れるの、良いですよね。

さてこの脇田美術館なんですが、脇田和さんと言う作家さんの美術館で鳥をモチーフにした絵画が多め。ただ、そのどれもがちょっと抽象的過ぎて正直ちょっと僕には難解でした…。

いわゆる現代美術的なものなら難解な作品とか好きなのですが、こういう洋画的な作品で抽象的だったりするのはまだ僕にはちょっと早過ぎると言うか、うん…難しいですw

でも美術館自体はとても広くゆったりとした贅沢な造りで、作品の数も多くて見応えありました。


さて、美術館巡りの最後に訪れたのが「軽井沢草花館」。

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今回訪れた美術館の中では最も駅に近い場所にあり、また最も小さな美術館。なので正直全然期待せずに行ったのですが…でもすごく良かった!! ぶっちゃけ今回行った美術館の中で、個人的には最も良かったです。

石川功一さんと言う作家さんの、草花の絵の美術館。植物や自然に対する愛情がひしひしと伝わってくる、そんなスケッチや油彩画の数々が展示されています。

またこの日は企画展で「軽井沢の美味しい山菜・木の実展」をやっていて、おくやまひさしさんと言う作家さんとのコラボ展示みたいな感じになっていました。

二人の作家さんが描いた野草の絵を見比べつつ、またその作品達の下には描かれた野草の食べ方なども添えられていて、これもとても興味深かったです。この「軽井沢草花館」、小さな建物ながらとても見応えのある面白い美術館でした。


ここで時間もお昼時。軽く昼食にします。

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クレープの看板に釣られて入ったブロンコさんと言う喫茶店。観光客の行くお店と言うよりは地元の人が多く集まる喫茶店と言う感じっぽかったですがw

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頼んだのは勿論クレープ。チョコとアーモンドのクレープ。生地がもっちりとしていて美味しかったです。それにしてもこういうクレープ的なスイーツとかって、いかにも軽井沢って感じがしますよね?


さて、駅へと向かい帰途につきます。

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まずは軽井沢13時22分発の新幹線「あさま」609号。乗車。これで長野へと向かいます。それにしても軽井沢から新幹線乗る人は少ないのか、この時列車到着ギリギリ近くまでホームに乗客が僕しかいなかったんですよね…。

軽井沢から長野まで新幹線だとわずか30分。昨日は「ろくもん」で2時間かけて走ったところをほんの30分で行ってしまうのだから、やはり新幹線は早いと言うかなんと言うか…。


そして長野駅で今回の旅のラストランナー、特急「しなの」16号に乗車します。

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特急しなの自体は今回の旅で一番最初にも乗っていますが…帰りはグリーン車をチョイス。

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と言ってもまあ、しなの用383系のグリーン車っていわゆる横4列シートのグリーン車なので、僕の最も嫌いなグリーン車なんですけどね。普段なら乗らないタイプの車両ですが、まあ旅の最後だし…ね?

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横4列だけど座席自体はかなり大きめ。背もたれは本当に大きく造られています。ただ、4列なので横幅はまあお察しと言ったところ。

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足元にはフットレスト付き。あと、横幅こそ4列ながらシートピッチは1200ミリとJR全グリーン車の中でも実はかなり広めの部類。リクライニング角度も大きいです。でもやっぱり横が4列なのはマイナスだよなぁ…。


さて、僕の乗ったしなの16号は14時04分に長野駅を出発します。自慢の振り子性能を活かして信濃路をぐんぐん加速して走って行きます。

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グリーン車があるのは先頭車両なので、こんな風に前面展望も楽しめます。もっとも、名古屋行きの場合グリーン車は最後尾になってしまうので正確には前面展望じゃなくて後面展望なんですけどねw


途中、車窓に広がる姥捨付近の風景。

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特急しなのは観光列車ではありませんし、むしろ振り子性能を活かして俊足で信濃路を駆け抜ける列車なのですが、それでもこうして景色の良いところでは徐行するサービスを行っているのは良いですよね。車窓を楽しめるのは鉄道の旅ならでは、だと思います。


そして長野を出て3時間。17時01分に終点の名古屋へと到着しました。

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これで今回の旅も終了です。思えば今回の旅、随分色々とありました。特に前半の方はなかなか計画通りに行かない、思うようにいかないことだらけで…でもそんなのも全て、終わってみれば良い想い出なのかもしれません。

ただやはりそうは言っても、台風のせいで目的の列車に一つ乗れなかったことは大きな悔いが残りますし、やはり台風だとかのシーズンは避けて計画するのが懸命かもしれませんね…w


その辺りは今後の課題としつつ、またこれからも旅を続けていきたいと思います。

(終わり)


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