「恋する小惑星」1巻。
2018年 03月 30日 (金) 13:35 | 編集
では、今月27日発売のKRコミックスの中から、Quro先生の「恋する小惑星」1巻の感想っぽい記事行ってみるとしましょうか。


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この「恋する小惑星」、きららキャラットに連載中で、今のキャラットの比較的新し目の作品の中ではもっとも要注目な作品の一つだと、個人的にはそう思っています。

ちなみに作品名ですが「小惑星」は「アステロイド」とルビが振られています。なので略称は「恋アス」となるらしいです。

表紙に描かれているのは2人の美少女。望遠鏡をかかえた茶色い髪の子が主人公の木ノ幡みらちゃん、双眼鏡を首に下げた黒髪ツインテールの子がもう一人の主人公、真中あおちゃんですね。

それにしてもこの作品の表紙、なかなかにインパクトがあると思いませんか?

普通、きらら系作品のコミックス表紙ってパステルカラー調でまとめられたものが多い中、この作品は宇宙をイメージした黒色系統でまとめられ、更に帯も銀色。他のきらら作品ではまず見かけない組み合わせでかなりの異彩を放っています。


裏表紙はこちら。

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裏表紙にも2人の美少女の姿。主人公達が入部する地学部の部長、モンロー先輩こと森野真里ちゃんと桜先輩こと桜井美景ちゃんですね。

2人の周りにはパラボラアンテナや人工衛星、化石や鉱物などが描かれていて、これで大体この作品の主題が何なのかが分かるようになっていますね。


さて、話はまず、高校に入学したみらちゃんが天文部に入ろうとしたところから始まります。が、なんとお目当ての天文部は廃部してなくなっていた…代わりに地質研究会と合併して地学部となっているのですが、そこで運命の出会いを果たします。

先に天文班希望で入部していたあおちゃん、彼女こそがみらちゃんが幼い頃に参加したキャンプで出会い、星を見る楽しさを教えてくれた、そして新しい小惑星を見つけようとそう誓いあった相手だったりするんですね。

もっとも幼い頃のみらちゃんはあおちゃんのことを男の子と勘違いしていた様ですが…w


さて、ここまでなら題材こそ「小惑星を見つける」と言うちょっと変った、そして大きな目標こそあるもののきららによくあるガール・ミーツ・ガールなお話、そしてこれまたきららによくある部活モノで終わってしまうのですが…この作品はそうじゃなかった!! それだけじゃなかったんです!!

確かに始まって数回はいかにもきらら系らしい、女の子仲良しゆるふわ部活モノといった感じでお話が描かれていくのですが…気が付くといつの間にやら天文やら地質やらのマニアックな雑学がたっぷり!!

まず手始めに、新入部員歓迎会と称して行われた河原でのバーベキュー。そこでは地質班の桜先輩が河原に落ちている小石に関して色々と知識を披露してくれます。

続く新入部員歓迎会第二部の天体観測では天文班の子達が星についての色々な話をしたり…。

まだまだこの辺りは序の口で、回が進むごとに天文やら地質やらの雑学披露っぷりがどんどんディープにマニアックになっていきます。

きららではサービス回とも言える温泉回ではきっちりと温泉の成分についての話が描かれていたり、そもそも温泉の水がどうやって出来ているか…なんてことまで描かれていたり…。

「飛び地」なんてマニアックなものを取り上げた話もあったりします。別の自治体の中に他の自治体の一部が分離して入っているという土地ですね。

地質班の一人、イノちゃんこと猪瀬舞ちゃんが飛び地に興味を持っていてそれで彼女が(成り行き上)皆と飛び地を観に行ってみたり…他の作品ではまず見たことありませんよね、飛び地なんて言うテーマ。


そして極めつけはこの1巻ラスト3話使って描かれている夏合宿の話。きららの部活モノで合宿は定番ですが、大体の合宿モノが練習とか活動そこそこに女の子たち同士きゃっきゃうふふして終わるのがこの作品、めっちゃきちんと合宿しています!!

まず合宿1日目に訪れたのは産総研の地質標本館。茨城県つくば市に実在する施設です。ここで、みらちゃんが河原で拾った、もしかしたら化石なのでは?と言う石を見てもらうことに。

この過程でも化石と間違えやすい忍石についての説明だとか、お話の中で分かりやすく解説されていますね。

続いて2日目に訪れたのはJAXA筑波宇宙センター。ここでは天文班が大はしゃぎ。そしてモンロー先輩の夢が明かされる話でもありました。なんと彼女、宇宙飛行士になるのが夢とのことで…。

小惑星を見つけたいあお&みらと言い、天文班の子達はみんな夢が大きいですね。でもこの夢と言うのももしかしたらこの作品の一つのテーマなのかもしれません。

合宿3日目にはイノちゃんの希望で国土地理院を訪れます。彼女はどうやら、地図を作ると言う夢をこの合宿を通じて得たみたいですね。


そんな感じでこの作品、かなりきちんと地質・天文学に真面目に向き合った作品だと思います。とにかく読んでてテーマがブレないんですよね。どんな内容の話をやるにしても必ず地質や天文に絡めたネタを出してくる。この辺りの徹底ぶりにはただただ凄いと頭が下がります。

この作品って、例えば昔きららMAXで連載されていた「ふわふわ科学」なんかと同じ系統の、きらら正統派薀蓄モノ作品の系譜に連なる作品だと、僕はそう思うんですよ。

可愛らしい絵柄と女の子同士の微笑ましいやり取りを見せつつも、その合間合間にマニアックな雑学的知識を入れて、それがストーリーにきちんと違和感なく溶け込んでいるものだから、読んでいる読者の頭の中にも自然に入ってくる、そんな作品なんです。


女の子の可愛らしさ、やりとりと言う点でもなかなかに特筆すべきことがあって、全体に漂っている微百合感がかなり良い感じです。主人公のみら&あおは共通の目的があると言う点でも鉄板カップルですが、他にも色々と美味しいカップリングが見られますね。イノ×桜とか…。

キャラクター的にもみんなそれぞれキャラが立っていて美味しい。個人的には桜ちゃんのあのテンプレなまでにツンデレなキャラクターとか好きですね。ツンデレもあそこまでテンプレにされると逆に清々しくて良いですw

キャラが立ってると言えばなんと言ってもみらちゃんの友人のスズちゃん(鈴矢萌ちゃん)。女の子大好きと言う子なので彼女が出て来る話はピリリと百合的なスパイスが効いています。彼女、可愛い女の子なら誰でも好きっぽいですがとりわけイノちゃんのことが気に入っていそうですね。


そんな「恋する小惑星」、地質や天文に興味がある人ならば勿論、そうでない人も可愛らしい女の子同士のやりとりを眺めているだけで楽しめて癒やされる(そして気がつけば色々な雑学が身についている)作品ですね。


さて、今回もあちこちで特典集めをしてきましたので以下に。

まずはゲーマーズのブロマイド。

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絵柄は制服姿のみらちゃん。星に囲まれて、そして両手でそっと星を差し出すのがいかにもこの作品のテーマに沿っている感じで良いですね。


続いてとらのあなのイラストカード。

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こちらも絵柄は制服みらちゃん。夜空の下、星型のクッションを後ろ手に抱えていると言うのがこれまたこの作品っぽい雰囲気で良いです。特典でもきちんと作品のテーマを外さない、この辺りの徹底ぶりには非常に好感が持てますね。


次にアニメイトのイラストカード。

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こちらの絵柄は制服のあおちゃん。寝そべって、手に抱えているのは星型のクッション。このクッションって上でみらちゃんが持っているのと色違いなんですよね。こういう、特典で何気ない部分をお揃いにしてくるの、凝ってて良いなぁと思います。


今度はCOMIC ZINのイラストカード。

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絵柄はあおちゃんなんだけど、制服姿ではなく紺のワンピース。髪の色調が青っぽい黒髪だからと言うのもありますが、彼女には紺色系統の服がよく似合いますね。

そしてまた、作中ではめったに見せない、髪を下ろした姿と言うのが良いです。こうして見るとまさに正統派美少女って感じがしますね(幼少の頃は男の子に間違えられましたけどw)


最後に、メロンブックスの大判イラストカード。

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こちらの絵柄はみらちゃん。着ているのがワンピースと言い、背景の絵柄と言い、上のコミジン特典と対になっている感じですね。

こちらもまた、みらちゃんが普段は見せないおさげの髪型にしているのが可愛らしくて良いです。しかし元々どちらかと言うと幼く見える彼女なので、おさげにするとより一層子供っぽくなった感も…w


特典は以上で。カラー特典は全部集めました。

さて、今回の特典、全てがみら&あおなんですが、作者さんのツイッターの呟きによるとみらちゃんとあおちゃんを覚えてもらいたかったので特典がみら&あおばかりになったみたいですね。

個人的にはモンロー先輩や桜先輩、イノちゃんの特典絵も見たかったのですが…その辺りはまた2巻に期待ってことで!!


そんな「恋する小惑星」ですが、果たしてみら&あおは最終的に自分たちだけの小惑星を見つけることが出来るのかどうか。でもその夢に向かって少しずつですけど進んでいますし、彼女らの地学にかける青春模様、これからもずっと眺めていたいですね。


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